紅蓮の獣

仁蕾

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紅蓮の章

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 言い淀むマツバに代わり、トラスティルが進言する。
「わたくしが申し上げます。帝王が眠りに就かれた後、動いたのは元老院のジジイ共です。自分たちの『駒』となる様に仕向けているのでしょう。…我等、一介の兵が口出しは出来ますまい…」
「…あいつらか」
「ええ。そこで、一つ」
 つ、と人差し指を顔の前に持ってくる。口元には、企みの笑み。
「まだ、正式に申し出は致しておりませぬが…」
「よい、申せ」
「はっ。僭越ながら、わたくし…トラスティル・アイル・シュウは、更紗龍馬を『花嫁候補』として推薦致します」
 トラスティルの言葉に、帝王は艶やかな微笑みを浮かべた。
「それは良い。マツバ、聞き届けたか?」
「…御意。書面にして、元老院へ提出致します」
「トラスティル…この子を『スカルラット』へ」
「…ご子息のお部屋ですが?」
「ああ…我が室、『ネルンビオ』に一番近いからな」
 くつくつと笑う様は、無邪気と言うに相応しい。
「よく…あの部屋が無人とお分かりに…」
「フェニーチェ…私の精霊も、目を覚まし始めたからな」
 ヒガディアルの精霊、〈不死鳥〉の名を持つフェニーチェは城を覆う結界の源でもある。その為、城内全ての気配を感知する事が出来る。
「多少の反感は、ご覚悟を」
「…私よりもこの子が心配…だな。頼んだぞ」
「御意。世話役には、イシュバイル・ティーン…私の弟をつけますが、宜しいですか?」
「よい。イシュバイルならば、信頼できよう」
「では、サラを部屋へ運びます。こちらへ…」
 ヒガディアルが腕を差し出したトラスティルへ龍馬を預けようとしたが、何かが彼の長い髪を引っ張った。引かれた髪の先。何処か縋る様に握られた龍馬の手があった。
「あー…如何致しますか?」
 トラスティルに浮かぶのは苦笑い。ヒガディアルには穏やかな笑みが浮かんでいる。
「名残惜しいが…離すほかあるまい…」
 そっと龍馬の手に触れれば、握られた手がゆるりと開き、するりと髪が解放される。
 トラスティルは龍馬を受け取り、起こさぬよう抱え直す。目礼をすると、帝王の間を後にした。
 マツバは、帝王を見上げる。
「もし、彼が…『花嫁』でなかったら、如何されるのですか?」
「愚問だぞ、マツバ。…あの子は私の半身…間違える筈もない」
「っ、ですが!」
「マツバ、お前が何を焦るか解せぬが…案ずる事はない。あの子には、何やらまだ秘密がありそうだ…」
 龍馬を抱えたトラスティルが出て行った扉を見つめたまま、ヒガディアルの双眸が眇められ、マツバは小さくが息を吐き出した。
「そう言えば…今宵は、貴方様の為の宴が開かれるかと…」
「ふ…面倒な事よ」
「致し方無き事。…いずれ他の『候補』も現れましょう。サラは…嫌がるとは思いますが、竜だけでもお見せ出来ればと…」
「あい、解かった。私も本調子ではない。…宴の時分まで、休んでもよいか?」
「はっ。では、失礼致します」
 マツバは一つ礼をして、その場を後にした。
閉ざされた王の間で、ヒガディアルは深く息を吐き出しながら玉座へと腰を下ろす。主以外、誰一人居らぬ王の間。
 ―タシタシタシタシ…
 軽快な犬の足音が聞こえてきた。仄暗い闇に、二つの紅い目が光って見える。ヒガディアルは音がする方に目を向ける事無く、天井を見上げたまま口を開いた。
「…『ククルカン』か」
 不愉快そうに問い掛ければ、更に不愉快極まりないと言った声が響いた。
《この姿の時は、アグニだ》
「ふん、どちらでも良かろう。火の神の名に変わりはない」
《…横着者め》
 鼻で笑うアグニに対し、ヒガディアルも薄らと笑みを浮かべる。
「で?私に何か用か?」
《……アレは…思いの外、脆いぞ?》
「出来得る限りの事はする」
《もし、アレが潰れたならば……重い》
 アグニは、敢えて『何が』とは言わなかったが ヒガディアルは察していた。
「アレが、真に『紅蓮の花嫁』なれば造作もあるまいて…」
《ふん》
 それを最後に紅い目は闇に溶け、ヒガディアルは一人になった。見上げたのは豪奢な燭台が吊るされている天井。
 其処に見たのは、天国か…はたまた…―…‥。 

  ***

 遠くから、雅やかな曲が聞こえて来る。その音に呼び起こされるかのように、龍馬の意識が浮上した。
 外は既に夜なのだろう。闇が、室内を侵していた。頼りになるのは、サイドテーブルに灯される小さな炎。
そっと手を伸ばしてみると、薄らとした半透明の小さな人が龍馬の指に触れてきた。
『だれ…?』
 驚きつつ問えば、小人は小さな苦笑を浮かべる。
《申し訳御座いません…下等精霊のアタクシには、異世界の言葉は解からないのです》
 小さくとも綺麗な赤い肌をした女性は、礼儀正しくお辞儀をした。
《お初にお目に掛かります、レジーナ様。アタクシ、この燭台に住むクリオスと申します》
 ふわりと微笑む様は何とも可愛らしい。しかし、意味の掴めない言葉に首を傾げた。
「レジーナ?」
《『王の妃』様と言う意味で御座います》
 クリオスの言葉に龍馬の目は点となり、しばしの沈黙の後。
「違うし!」
 即否定。次は、クリオスが驚いた。
《あ、あら?このお部屋にいらっしゃいましたから、てっきり王后レジーナ様になられる方かと…では、お名前をお聞きになっても…?》
「ぇ、あ、ああ。俺は更紗龍馬」
《では、サラ様ですわね?》
 クリオスはパム、と嬉しそうに満面の笑みで手を叩いた。反して、龍馬は脱力する。結局、何処へ行こうとも「サラ」と呼ばれるのは運命か。
「あ、そう言えば、この部屋って何?」
《このお部屋は『スカルラット』と申します。帝王様の嫡子として生まれた方のお部屋ですわ。此処の斜め前のお部屋は、王后様のお部屋の『ニンフェーア』。最奥の一番豪華な扉のお部屋は、帝王様のお部屋の『ネルンビオ』で御座います》
 説明を受けたものの、新たなる疑問に首を傾げる。
「嫡子…じゃ、王妃様じゃなくね?」
《王后様が正式にお后様になられる前は、このお部屋でお過ごしになられるのです。ですからてっきり…。勘違いをしてしまい、申し訳御座いませんでした…》
 ぺこり、と頭を下げる仕草が何とも愛らしい。龍馬は微笑むと、クリオスの小さな頭を人差し指でそっと撫でた。
「気にしないでいいよ。誰でも、間違う事はあるし」
《…アタクシ、サラ様の事は好きになれそうですわ!》
 何だか興奮した様子のクリオスは、拳を握って力説した。何故、そこまで彼女が力説するかは解らなかったが、他人から好意を持たれるのは初めてに近かった為、龍馬は嬉しく感じていた。
自然と頬が緩んでくる。龍馬は不意にある出来事を思い出した。
「あのさ、クリオス…」
《はい》
「ちょっと聞きたいんだけど…」
 そこまで言って、龍馬は躊躇した。果たして彼女に言って解るものなのか。
―あの温かくて優しい腕の持ち主は誰…?
龍馬はそれを聞きたかったが、誰だって他人に抱き締められれば温かいと思い至り、眠りに落ちる前に視界に入れたものを聞いてみる。クリオスは 言葉を続けない龍馬を不審に思い、声を掛けてみる。
《サラ様?》
「あ、あの、さ。赤い髪の人って誰?」
もそもそと言葉を紡いだ龍馬に、クリオスは首を傾げて見せた。
《サラ様、此処は火神族サラマンダーの国。皆様が赤に近い色ですわ?》
苦笑混じりにクリオスが言えば、龍馬は頭を抱えてしまった。
「赤は赤…なんだけど…。うー…何て言うか…」
あの髪の色は何と言えばいいのか。悩みに悩んでいるその時、脳裏を過ぎったのはアカ。
様々なアカ色に姿を変えるあの色は。
ほのお…―…‥?」
《焔…ですか?それでしたら、簡単ですわ。焔の色を纏う方は、この世界で只一人。火神族帝王であるお方です》
「帝王…名前は?」
《お名前で御座いますか?そんなっ、アタクシがお呼びして宜しいお方では御座いません!》
 クリオスはあたふたと焦り出し、拒否の姿勢だ。龍馬はクリオスのそのあまりの必死さに、強く聞く事も出来ずに礼と謝罪を述べた。
 それから色々と小話をしていると、室内の空気がビリビリと震え出した。
「な、なんだ?」
《…きっと〝候補〟の方々が竜をお喚びになられているんですわ》
「候補、って…花嫁候補ってやつ?」
《はい…ですけど、アタクシはあの方々の事…嫌いです。何て傲慢で常識知らずの愚か者なのでしょう。…あの様な方々が、精霊王の〝花嫁〟なんて許せませんわ!》
 ゆらり…とクリオスの感情に呼応するように、 燭台の炎が揺らめいた。不意に「そういえば…」とクリオスが声を上げた。
《サラ様も竜を喚べますの?》
 クリオスの質問に、龍馬は頭を悩ませる。
「喚んだ、訳じゃないよなぁ…。それに、手順とか知らないし」
《確かに、手順を取るにはご期間が短過ぎですわね》
「手順知ってるの?」
 龍馬の問いに、クリオスは「はい」と微笑んだ。
《まず、最高位の僧侶若しくは、それに近い精霊力を持つ方の画かれた魔法陣の中央に立ち、そこで 手や指を切って血を垂らします。次に、僧侶の後を追って呪文を唱え、その後にまた新たに傷を作り、血液を垂らす。…という手順だった筈です。そして、名前を付ければ契約完了ですわ。およそ一週間掛けて工程をこなして行くんですの》
 どうやら竜を召喚する為には、面倒臭い手順を追わなければならないようだが。
(ぅおーう…色々手順を端折っている気が…)
 クリオスの説明に、龍馬はげっそりと凹んでみる。
龍馬は手順など一切関係なく。手を切って、血が落ちて、勝手に竜登場。というのが一連の流れである。
「んー…まぁ…一応、契約はしてるけど…成り行きと言いますか…致し方ない流れと言いますか…」
 途端、クリオスの目が煌いた。
《まぁ!既にご契約をされているなんて!是非、 アタクシに見せて頂けません!?》
「うぁちっ!」
 クリオスの小さな炎が、興奮のあまり大きく揺らめいて龍馬の指に当たった。
《ああっ、申し訳御座いません!》
「はは。大丈夫、大丈夫。でも…俺の竜、ちっちゃいよ?」
《構いませんわ》
「そか。琥珀、出ておいで」
 ゆるりと契約をした竜の名を呼べば、龍馬とクリオスの間に現れた黒鱗金眼の竜。
《まぁ、綺麗…》
 クリオスの目が、うっとりと細まった。竜…琥珀は機嫌良さそうに小さく一鳴きして、龍馬に擦り寄った。 
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