紅蓮の獣

仁蕾

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紅蓮の章

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  ***

 不意に何かを感じ取り、望は窓の外を睨み付けた。
 現在、彼が居るのは大広間。柔らかな絨毯に身を横たえ、 クッションのような物に寄り掛かって読書に興じていた。傍では、康平が果物を食している。
「どうした?」
 眉間に深い皺を刻む望に、指に付いた果汁を舐め取りながら康平が声を掛ける。
「今の気配…何者だ?」
 虚空を睨み、小さく呟いたその時。
《妾の声を聞く者よ…―》
 女の声が部屋に響き渡った。その声は、何処か切羽詰った声にも聞こえる。
「誰」
 望の眉間に深い皺が刻み込まれ、唸るよう吐き捨てた。
《妾は彼のお方に宿りし精霊『王国』を担うマルクトと申す》
 望が睨み付ける空中に漆黒の炎が灯る。瞬きの合間。ほんの刹那の瞬間に、小さな炎は美しい女性の形を成していた。
《主殿の友と見受ける。妾たちの主殿を助けてたもれ…!》
「は?」
「主、友…?ノン様、俺らのダチって…龍馬の事か?」
はよう、早う。主殿の体が持たぬ!》
 そう叫んだ瞬間、漆黒の炎の女性が大きく揺らめき掻き消えた。望は呆然とし、康平は深い笑みを顔に貼り付ける。
「ノン、行くぞ」
「…ああ」
 二人は急いで大広間から出ると、龍馬の元へ駆け始めた。 

  ***

 龍馬は真っ白な空間の中に立ち尽くしていた。何もない白い世界。上下左右、全ての感覚を無にするようなそんな世界。
 ―誰も居ない。
 冷たく感じる空間は、その予想を裏切るが如く、不思議な安心感と温もりを与えてくれる。
「何…此処…」
 ポツリと呟く。呟いた筈の言葉は、反響を繰り返し、空間の中に広がり染み渡る。
《此処は、お前の心の部屋だ》
 求めていなかった答えの声が背後から聞こえ、誰かと振り返れば一人の男が佇んでいた。
 深紅の長い髪はきっちりと一つに結われ、金色の切れ長の双眸が龍馬を射貫く。しかし、その迫力に威圧感、若しくは恐怖を覚えるどころか、何処か懐かしく感じている自分がいる。
「アンタ…誰?」
 恐る恐る声を掛けてみる。
《我が名は、ケテル。白き焔司りし者》
「ケテル…さん?」
 名を復唱すれば、無表情の男…ケテルの口角がやんわりと持ち上がり、ほんの僅かに微笑まれた。
《汝は我が主。ケテルで構わぬ》
「あ、主!?」
 素っ頓狂な叫びが白の空間に響き渡るが、ケテルは構う事無く話を進める。
《いかにも。だが、汝の力は赤子同然。『我ら』も思うように現実世界と精霊界を行き来は出来ぬ》
 己の解らぬ次元の話をされ、フリーズ状態。つられてケテルの言葉も止まる。ハッと龍馬が覚醒した時には、ケテルが顔を逸らして肩を震わせていた。
「ぁう、あ、うぅ…」
《くくっ…やはり、似ておるよ…汝とアヤツは…》
 目元が和らぎ、慈しむ様な優しい眼差しを向けられ居心地が悪い。要するに、恥ずかしいのである。
《更紗龍馬》
「はぃ?」
《汝は我等の精霊力と、クレアートの特殊な気に板ばさみにされ、所謂、極度の過労で倒れたのだ。…力を付けよ。この世界で、生きられるよう。我等の力に押し潰されぬよう》
「……はい」
《我とアヤツは、遙か高みにいる。そこまで、登り詰めてみよ。それが、お前が『王』となる為の試練だ》
 薄れ行くケテルの表情は、何者にも侵される事のない不敵な笑みを浮かべていた。最後の言葉に深く頷きながら、龍馬の視界は漆黒の闇に呑み込まれた。 

  ***

 朧げな意識の中、額に冷たい感触を感じた。背中は柔らかな物に支えられている。
 瞼を開こうとするが上手く開かない。その時、話し声が聞こえた。
「…目、覚ましますかね」
「ま、大丈夫だろ」
「はぁ…根拠のない事をしゃあしゃあと…」
「テメーが聞いてきたんだろうがよ」
 望とトラスティルの間で声を荒げるでもなく、静かに交わされる言葉の応酬。互いに冷静なのが逆に怖い。
「二人とも、病人の周りでごちゃごちゃと言うのはお止めなさい。迷惑です」
「はい……」
「…すいません…」
 寧ろ、一番怖いのはマツバだったりした。
「ん…?」
 ようやっと開いた龍馬の目が映したのは。
「てんじょ…?」 
「龍馬…!?」
「サラ、大丈夫か?」
「望さん…たい、ちょ…?」
 大丈夫…そう言おうとした時、龍馬の思考は停止した。彼の見つめる先には。
 トラスティルの背後に炎を纏った紅い虎。
 望の背後に深紅のドラゴン。
 マツバの背後に炎の蝶。
 倒れる前までは見えていなかったこれ等は、各々の契約精霊及び竜である。目を見開いたまま放心状態。
 三人は不思議に思いながら龍馬を見ていたが、ふとマツバが何かに気付く。龍馬に歩み寄り、ジッとその目を見つめていると、小さく声を上げた。不思議に思ったトラスティルが声を掛けた。
「どうかしたのか?」
「…目に、『陽』が燈ってます…」
 これまた不思議な言動に今度は望が口を開いた。
「ヒ…?って何ですか?」
「詳しくは、調べなければ解りませんが…特殊なモノと言う認識はあります」
 マツバは、龍馬の額に乗せていた濡れタオルを回収し、水につけて扉へ向かう。
「二人とも、部屋から出て下さい。恐らく、今、私たちがここに居ては尚更混乱させる事になるでしょう」
 その言葉により、室内にはベッドに横たわる龍馬だけになる。そして、マツバたちは『金の目に陽が燈る』の意味を調べに、城の最深部にある蔵書室へ向かった。 

  ***

 漆黒の気が漂う中、女が一人、淡く光を放つ特殊な陣の中央に立っていた。暗い眼をしたその女は、龍馬を目の敵にする日比谷水城である。
「更紗龍馬…!絶対に…始末してやる…―!」
 水城の憎しみに導かれるまま、陣が漆黒の光を 放った。

  ***

 蔵書室。何十万と言う脅威の冊数を納める此処は、     クレアート創世の時からの書物が存在する。恐らく、何十万以上あるだろう。
 そんな室内の奥深くに、最重要書物が眠る『機密書庫』という場所がある。そこに在るのは歴代帝王の詳細や精霊王の歴史、そしてその『花嫁』についての書物である。クレアートで唯一、そのような  書物が存在する場所だ。勿論、厳重な警備があり、決められた者しか入れない。王の側近、最高武官、最高文官、そして王と『花嫁』だ。
 マツバは帝王の側近、トラスティルは最高武官、望は『花嫁候補』だが特別に許可を貰い入室した。
 室内を見渡していた望の視界に、ある豪奢な本が入り込み、それに吸い寄せられるかのようにそっと手を伸ばす。
「…すご…」
「望、それに触れてはいけません」
 望が触れようとしたのは、《火神族サラマンダーの守護神》という本。
「それは、火神族の精霊王しか触れる事は出来ません」
「もし、触れてしまったら?」
「…魂すら残らず燃やされます」
 過去に何人か居ましたから。と、サラッと言ってのけるマツバは、目ぼしい本を数冊取り、中央のテーブルへと向かった。望は引き攣り笑いをしながら、ゆっくりとその本から離れた。
 その間もトラスティルは、どんどん本を選んで積み上げて行く。三人がそれぞれ十冊単位の山を四つ程築き、本を読み漁り始めた。
 黙々と読み続け、機密書庫に篭って早くも四時間が経とうとしている。しかし、何の手掛かりも掴めず終い。マツバに至っては宰相としての仕事もある為、何度も何度も王の間と蔵書室を行き来しており、疲労困憊である。
 そして、現在はトラスティルと望の二人きり。
「これ…見付かるんですか?」
 見終わった本をパタンと閉じて、溜息混じりに望が呟けば、天井を仰いで伸びをするトラスティルも溜息混じりに返した。
「どうだかなー…」
 二人とも肩が痛くなり、目も疲れている。マツバ程ではないにしろ、四時間も小さい文字と睨めっこしていれば感覚も狂う。
「これさ…帝王に聞いたほうが早い気がしません?」
「帝王が知っておられるのかも解らんのにか?」
 同時に吐き出された深い溜息が、書庫内に響いた。
「私に何か聞きたいのかい?」
 突如響いた声に驚いた二人が、バッと座っている場所の正面を見れば、ヒガディアルが頬杖をついて微笑んでいる。
「て、帝王…いつからそこに…」
「二人とも集中すると周りが見えんのだな。一時間くらい前から居るぞ」
「っ、それは無礼を…」
「ふふ、気にするな。して?何を調べておる。マツバも右往左往しておるようだが?」
 楽しそうなヒガディアルの声に、この際だと思ったトラスティルが口を開いた。
「帝王は『陽が燈る』の意味を知っていらっしゃいますか?」
「ああ」
 間。問いに対し即答されてしまい、逆に対応が出来なくなる。硬直する望とトラスティルを見ながら、ヒガディアルは満面の笑みを浮かべている。
「それは、かなり特殊な事でな…《火神族(サラマンダー)の守護神》にしか載っておらん」
「―では………」
 まさか…そんな嫌な予感を胸に、トラスティルが問えば、ヒガディアルは満面の笑みを張り付け一言。 
「残念ながら、此処に篭っていた時間は無駄…と言う事だな」
 嫌な予感ほど当たるもの。望とトラスティルがガクッと項垂れるのも仕方がない。何しろ、探した所で見付かる筈もないのだ。特定の人物しか見れない書物にしか載っていないのであれば。
「陽が燈る…無神族アルケーの王にしか現れぬ特徴だ。『陽』とは、太陽を示す。この太陽は異世界の女神『天照大御神』の事と言われている。つまり、『無神族の王の目に天照大御神が宿る』と言う事だ。端的に言えば『花嫁の目に神が宿る』だな」
「神が…宿る…?」
「本来、契約精霊はどうやれば他人が見る事が出来る?」
「契約者が呼び出すか、精霊の意思次第でしか…」
「そう。だが、神が宿ると言う事は、『神の眼に変ずる』と言う事だ。神の目は万物を見通す。故に、『陽が燈った』者が契約済みの人物を見れば、その者が契約した精霊を見る事が出来る…と言う事だ」
 それは、神の力。精霊は契約者の全てを解している。精霊を見る者は、その精霊と会話が出来る。つまり『陽が燈った』無神族の王には、善行から悪行の隅々までが知られてしまうと言う事。精霊が話せば…の話だが。
「力が強い精霊であればある程、その姿を見る事は難しい。だが、『陽が燈った』無神族の王にその様な事は関係ない」
 あまりに常識を逸脱した話に、問答を繰り返していたトラスティルも、黙って聞いていた望も一言も発する事が出来ずにいた。 

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