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青藍の章
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《今、『花嫁』は来客中ゆえ、しばし寛いで行け》
「…あの子は、一人で傷付いている」
《傷付いているのは、あの子だけではなかろうに》
「それでも、だ」
《…お前はあの子に甘過ぎるのだ》
やれやれと息を吐き出しながら言えば、ヒガディアルの眉間に皺が刻み込まれる。その目は、誰のせいだと言いたげだ。
「お前が素直にあの子を招いていれば、リオッタに傷を見せずに済んだのだ」
《この部屋の鍵を開けるのは、精霊王と『真血』を身に宿す『花嫁』のみ。招く事は容易いが、それで万事が治まるほど世界は甘くない。解っていてそれを言うのだから。まったく…お前がさっさと話をせんから、あの子は最後の問いに答える事が出来ずに踵を返すしか無かったのだぞ?》
龍馬は未だに知らない。自分の本当の両親の事を。
―あの子は、自分の両親を愛していた。それが例え偽者であろうと、あの子にとっては実の親…
その時、ククルカンが口を開いた。
《あの子は何かを感じ取っている。…己が内に眠りし『魄霊』を統べる白き焔の者と、それに寄り添う儚き焔の者に対してな。…ハア…何にせよ、あの子が真実を知らねば『答え』は手に入らぬと言う事だ》
優しいそよ風がヒガディアルの頬を撫で、焔色の髪を弄んで去って行った。
***
ふわふわと体が漂っている。声だけが、龍馬の五感を刺激した。
『お願い致します。どうか、あの子に平穏を…』
―この声…―
いつか聞いた優しい声。
誰…?
『しかし、アレが選んだ時は、私ですら覆す事は出来ぬぞ』
―この声…ククルカン…?
『それは存じております』
『弥兎…』
―弥兎……?
『それでも、あの子には俺のように辛い思いはさせたくないのです』
『…汝も同じ思いか…?アザゼル帝王』
―アザゼル…
『ああ。妻でさえ辛い目に合ってしまったのだ。…もし、あの子が選ばれた時、更なる苦難が待ち受けているのは必須…』
―この声は…ケテル…?
『全く…お前らは心配性と言うか、過保護と言うか…。あい、解った…出来うる限りの手は打とう』
『ククルカン…!』
『しかし、あの子は将来選ばれるであろう。これは予知でも予言でもない。紛れもない真実。それが『真血』の宿命ぞ』
『私からも頼みがある』
『は?お前が?私に?………槍が降るな』
『茶化すな』
『…それで?何だ』
『私たちがこの世界より身罷った時、その魂を精霊へと変換してくれ』
―魂を、精霊に…?
『…精霊へと変換してしまえば…もう二度と、人として転生できぬのだぞ…?』
『構いません。二人で決めた事』
『既にあの子には九の『魄霊』が居るが…出来ぬか?』
―九の『魄霊』……
『…解った。…だが、条件がある。その日が訪れた時、人の名は捨てよ。そして、あの子に素性を明かしてはならん』
『…承知しました』
―安堵と寂寞の声…あの子って…誰だろう…?
夢にしてはあまりにもリアルなやりとりだ。ぼんやりとそんな事を考えていると漂っていた意識はふつりと途絶えた。
うっすらと上げた瞼。始めに視界に入ったのは美しくも不思議な紅の髪。
「起きたか」
笑みを含んだ優しい声。耳に心地よい声は頭上から響き、覗き込むように伺ってきたのは。
「ひ、ヒガ様っ!?」
龍馬の顔は瞬く間に真っ赤に染まった。その様を見て、ヒガディアルは可愛らしいと笑みを深めた。
頭が少し持ち上がっている感覚に、膝枕をされているのだと判断した龍馬は、更に顔が熱くなるのを感じた。少し、否、かなり恥ずかしい。
「す、すみません…」
「ふふ…気にするな」
どこか楽しげなヒガディアルの声に、龍馬は居た堪れない。
そう言えば、と寝る前の状況を思い出して自分の腹部に目を向ければ、未だに白い鳥がスピョー…スピョー…と気持ち良さそうに寝息を立てていた。
起き上がるに起き上がれない。困った表情でヒガディアルを見つめると、ヒガディアルは苦笑を滲ませた。
「もうしばし、そのままで居ておくれ…」
「ヒガ様は…この子の事知ってるんですか?」
龍馬が聞けば、ふむ…と少々考える素振りを見せた。
「端的に言えば…ククルカンの同類、か?」
「…………はい?」
珍しく言い淀むヒガディアルに首を傾げて聞き返せば、彼は笑み口元に浮かべて口を開いた。
「風神族の守護神…だな」
ヒガディアルの言葉に、龍馬の表情が一気に硬直する。
「本来、守護神は自分の領土からは離れないが、種の王が『花嫁』を認めた時に挨拶に来るのだ」
「あ、アポなしで、ですか?」
「大体はな。挨拶に来たら、その後は自由に訪問しに来る。守護神は精霊以上に気ままゆえ、いちいち気にしていたら身が持たぬぞ」
嗚呼、なんて自由なの。と、脱力していると、腹の上の鳥がモゾモゾと動き出した。ヒッ、と反射的に龍馬は息を呑む。
―モゾモゾモゾモゾ…ムク…
起き上がった鳥の寝ぼけ眼が、龍馬とヒガディアルを行ったり来たり。
ピタッと止まった先には、ヒガディアル。
《あれ、ヒガくんじゃん》
若い男の声だ。しかも、軽そう。しかも、『くん』付け。
色々な事が衝撃的で龍馬はまばたきも間々ならない。
「その呼び方…いい加減止めてくれませんかね…」
至極迷惑そうなヒガディアルの声も表情も珍しい。
《いやー、君が子供の頃から呼んでいるからねー。もう直せないよねー》
「…とりあえず、早く龍馬の上から退いて下さい」
鳥の目の前に腕を伸ばせば、彼は人間臭くやれやれと息を吐き出し、その腕に飛び移った。龍馬がやっと身を起こせると身じろいだ瞬間、ヒガディアルがヒョイと龍馬を抱き上げて己の立てた片膝に凭れさせる格好で座らせる。その時、ヒガディアルの腕に移っていた鳥は落ちた。鳥なのに、落ちた。
「ああ、スミマセン」
《心の篭ってない謝罪どーも》
地面にぶつけた頭を器用に翼で撫でながら、鳥はよたよたと起き上がる。
《嫉妬に燃える男は醜いよ、ヒガくん。ま、嫉妬で醜くなるのは男に限った話じゃないけどね》
大きく羽ばたいた鳥は、龍馬の立てられた膝に降り立った。
「戯れ言は結構ですので、早急に挨拶をすませて、早急にご自身の領土へお帰り下さい」
微笑んでいても、絶対零度の冷気を放つ。冷や汗を掻きつつ、鳥は咳払いをした。
《初めまして、『紅蓮の花嫁』殿。僕は風神族の守護神、ルドラと申します。勿論、本名ではないけどね》
ふふ、と軽く笑うように述べた猛禽類は鋭い目をふっと和らげる。
《本当は、今日挨拶に来る予定じゃなかったんだ。もう少し先にしようかなって思ってたんだけど…ヒガくんは別として、貴方に感謝の意を伝えようと思ってさ》
「感謝?」
《…『始まりの子』を愛してくれて有難う》
その言葉は衝撃だった。礼を言われる事はしていない。寧ろ責められる事をしてしまった。
それを感じ取ったのか、ルドラはクゥと喉を鳴らした。
《確かに、精霊としての命は途絶えたけれど、そうやって精霊玉を身に付けてくれている》
それが嬉しい。
優しく微笑むルドラに、龍馬の胸中には複雑な思いが込み上げていた。『始まりの子』が亡くなったのが悲しい。現に、今なお自責の念に苛まれている。
それでも、先程のルドラの礼の言葉に僅かながらも心が軽くなった気がする。俯いた視線の先が、歪んでいく。
《それに、要因となったのはうちの馬鹿だ。どれだけ謝罪しようとも、謝罪しきれない》
穏やかなルドラの微笑みが、ほんの僅かに歪められる。
龍馬は堪え切れずにホロリと涙を落とした。それに気付いたヒガディアルが、その頭をそっと引き寄せる。
《泣くがよい…精霊の母たる『花嫁』殿。しかし、その涙で仕舞いにしておくれ》
凛としたルドラの声。
はらはらと零れ落ちる涙を優しく拭う手。しかし、それはヒガディアルの手ではない。
《いつまでも泣いておると、あの子が心配してしまうえ?》
ハッと顔を上げると、美しい青年が淡い光の中で微笑み、風となって掻き消えた。
「今の…」
驚きのあまり止まった涙。
ヒガディアルは小さな笑いを零した。
「お前はもう少し私に甘えなさい。一人で抱え込み過ぎだ」
そう言って、龍馬の額に唇を落とす。
「十分甘えさせて貰ってます。あの…聞いてもいいですか?」
「ん?」
「…さっき、夢で見たんですけど…アザゼルとヤトって…誰ですか…?」
思いも寄らなかった名前が出て来て、ヒガディアルは少なからず動揺を示した。勿論、龍馬には察知されない程度ではあるが。
今言うべきか否か。
一瞬迷うが、未だ時に非ずと結論を出し、緩く首を振る。
「過去の帝王であろう。後で文献を調べておこう」
文献なぞ見なくとも、全てを夢で見て把握している。が、今の所、真実は伏せたままで。
龍馬が頷くのを確認すると、和やかな時間が流れ出した。
「…あの子は、一人で傷付いている」
《傷付いているのは、あの子だけではなかろうに》
「それでも、だ」
《…お前はあの子に甘過ぎるのだ》
やれやれと息を吐き出しながら言えば、ヒガディアルの眉間に皺が刻み込まれる。その目は、誰のせいだと言いたげだ。
「お前が素直にあの子を招いていれば、リオッタに傷を見せずに済んだのだ」
《この部屋の鍵を開けるのは、精霊王と『真血』を身に宿す『花嫁』のみ。招く事は容易いが、それで万事が治まるほど世界は甘くない。解っていてそれを言うのだから。まったく…お前がさっさと話をせんから、あの子は最後の問いに答える事が出来ずに踵を返すしか無かったのだぞ?》
龍馬は未だに知らない。自分の本当の両親の事を。
―あの子は、自分の両親を愛していた。それが例え偽者であろうと、あの子にとっては実の親…
その時、ククルカンが口を開いた。
《あの子は何かを感じ取っている。…己が内に眠りし『魄霊』を統べる白き焔の者と、それに寄り添う儚き焔の者に対してな。…ハア…何にせよ、あの子が真実を知らねば『答え』は手に入らぬと言う事だ》
優しいそよ風がヒガディアルの頬を撫で、焔色の髪を弄んで去って行った。
***
ふわふわと体が漂っている。声だけが、龍馬の五感を刺激した。
『お願い致します。どうか、あの子に平穏を…』
―この声…―
いつか聞いた優しい声。
誰…?
『しかし、アレが選んだ時は、私ですら覆す事は出来ぬぞ』
―この声…ククルカン…?
『それは存じております』
『弥兎…』
―弥兎……?
『それでも、あの子には俺のように辛い思いはさせたくないのです』
『…汝も同じ思いか…?アザゼル帝王』
―アザゼル…
『ああ。妻でさえ辛い目に合ってしまったのだ。…もし、あの子が選ばれた時、更なる苦難が待ち受けているのは必須…』
―この声は…ケテル…?
『全く…お前らは心配性と言うか、過保護と言うか…。あい、解った…出来うる限りの手は打とう』
『ククルカン…!』
『しかし、あの子は将来選ばれるであろう。これは予知でも予言でもない。紛れもない真実。それが『真血』の宿命ぞ』
『私からも頼みがある』
『は?お前が?私に?………槍が降るな』
『茶化すな』
『…それで?何だ』
『私たちがこの世界より身罷った時、その魂を精霊へと変換してくれ』
―魂を、精霊に…?
『…精霊へと変換してしまえば…もう二度と、人として転生できぬのだぞ…?』
『構いません。二人で決めた事』
『既にあの子には九の『魄霊』が居るが…出来ぬか?』
―九の『魄霊』……
『…解った。…だが、条件がある。その日が訪れた時、人の名は捨てよ。そして、あの子に素性を明かしてはならん』
『…承知しました』
―安堵と寂寞の声…あの子って…誰だろう…?
夢にしてはあまりにもリアルなやりとりだ。ぼんやりとそんな事を考えていると漂っていた意識はふつりと途絶えた。
うっすらと上げた瞼。始めに視界に入ったのは美しくも不思議な紅の髪。
「起きたか」
笑みを含んだ優しい声。耳に心地よい声は頭上から響き、覗き込むように伺ってきたのは。
「ひ、ヒガ様っ!?」
龍馬の顔は瞬く間に真っ赤に染まった。その様を見て、ヒガディアルは可愛らしいと笑みを深めた。
頭が少し持ち上がっている感覚に、膝枕をされているのだと判断した龍馬は、更に顔が熱くなるのを感じた。少し、否、かなり恥ずかしい。
「す、すみません…」
「ふふ…気にするな」
どこか楽しげなヒガディアルの声に、龍馬は居た堪れない。
そう言えば、と寝る前の状況を思い出して自分の腹部に目を向ければ、未だに白い鳥がスピョー…スピョー…と気持ち良さそうに寝息を立てていた。
起き上がるに起き上がれない。困った表情でヒガディアルを見つめると、ヒガディアルは苦笑を滲ませた。
「もうしばし、そのままで居ておくれ…」
「ヒガ様は…この子の事知ってるんですか?」
龍馬が聞けば、ふむ…と少々考える素振りを見せた。
「端的に言えば…ククルカンの同類、か?」
「…………はい?」
珍しく言い淀むヒガディアルに首を傾げて聞き返せば、彼は笑み口元に浮かべて口を開いた。
「風神族の守護神…だな」
ヒガディアルの言葉に、龍馬の表情が一気に硬直する。
「本来、守護神は自分の領土からは離れないが、種の王が『花嫁』を認めた時に挨拶に来るのだ」
「あ、アポなしで、ですか?」
「大体はな。挨拶に来たら、その後は自由に訪問しに来る。守護神は精霊以上に気ままゆえ、いちいち気にしていたら身が持たぬぞ」
嗚呼、なんて自由なの。と、脱力していると、腹の上の鳥がモゾモゾと動き出した。ヒッ、と反射的に龍馬は息を呑む。
―モゾモゾモゾモゾ…ムク…
起き上がった鳥の寝ぼけ眼が、龍馬とヒガディアルを行ったり来たり。
ピタッと止まった先には、ヒガディアル。
《あれ、ヒガくんじゃん》
若い男の声だ。しかも、軽そう。しかも、『くん』付け。
色々な事が衝撃的で龍馬はまばたきも間々ならない。
「その呼び方…いい加減止めてくれませんかね…」
至極迷惑そうなヒガディアルの声も表情も珍しい。
《いやー、君が子供の頃から呼んでいるからねー。もう直せないよねー》
「…とりあえず、早く龍馬の上から退いて下さい」
鳥の目の前に腕を伸ばせば、彼は人間臭くやれやれと息を吐き出し、その腕に飛び移った。龍馬がやっと身を起こせると身じろいだ瞬間、ヒガディアルがヒョイと龍馬を抱き上げて己の立てた片膝に凭れさせる格好で座らせる。その時、ヒガディアルの腕に移っていた鳥は落ちた。鳥なのに、落ちた。
「ああ、スミマセン」
《心の篭ってない謝罪どーも》
地面にぶつけた頭を器用に翼で撫でながら、鳥はよたよたと起き上がる。
《嫉妬に燃える男は醜いよ、ヒガくん。ま、嫉妬で醜くなるのは男に限った話じゃないけどね》
大きく羽ばたいた鳥は、龍馬の立てられた膝に降り立った。
「戯れ言は結構ですので、早急に挨拶をすませて、早急にご自身の領土へお帰り下さい」
微笑んでいても、絶対零度の冷気を放つ。冷や汗を掻きつつ、鳥は咳払いをした。
《初めまして、『紅蓮の花嫁』殿。僕は風神族の守護神、ルドラと申します。勿論、本名ではないけどね》
ふふ、と軽く笑うように述べた猛禽類は鋭い目をふっと和らげる。
《本当は、今日挨拶に来る予定じゃなかったんだ。もう少し先にしようかなって思ってたんだけど…ヒガくんは別として、貴方に感謝の意を伝えようと思ってさ》
「感謝?」
《…『始まりの子』を愛してくれて有難う》
その言葉は衝撃だった。礼を言われる事はしていない。寧ろ責められる事をしてしまった。
それを感じ取ったのか、ルドラはクゥと喉を鳴らした。
《確かに、精霊としての命は途絶えたけれど、そうやって精霊玉を身に付けてくれている》
それが嬉しい。
優しく微笑むルドラに、龍馬の胸中には複雑な思いが込み上げていた。『始まりの子』が亡くなったのが悲しい。現に、今なお自責の念に苛まれている。
それでも、先程のルドラの礼の言葉に僅かながらも心が軽くなった気がする。俯いた視線の先が、歪んでいく。
《それに、要因となったのはうちの馬鹿だ。どれだけ謝罪しようとも、謝罪しきれない》
穏やかなルドラの微笑みが、ほんの僅かに歪められる。
龍馬は堪え切れずにホロリと涙を落とした。それに気付いたヒガディアルが、その頭をそっと引き寄せる。
《泣くがよい…精霊の母たる『花嫁』殿。しかし、その涙で仕舞いにしておくれ》
凛としたルドラの声。
はらはらと零れ落ちる涙を優しく拭う手。しかし、それはヒガディアルの手ではない。
《いつまでも泣いておると、あの子が心配してしまうえ?》
ハッと顔を上げると、美しい青年が淡い光の中で微笑み、風となって掻き消えた。
「今の…」
驚きのあまり止まった涙。
ヒガディアルは小さな笑いを零した。
「お前はもう少し私に甘えなさい。一人で抱え込み過ぎだ」
そう言って、龍馬の額に唇を落とす。
「十分甘えさせて貰ってます。あの…聞いてもいいですか?」
「ん?」
「…さっき、夢で見たんですけど…アザゼルとヤトって…誰ですか…?」
思いも寄らなかった名前が出て来て、ヒガディアルは少なからず動揺を示した。勿論、龍馬には察知されない程度ではあるが。
今言うべきか否か。
一瞬迷うが、未だ時に非ずと結論を出し、緩く首を振る。
「過去の帝王であろう。後で文献を調べておこう」
文献なぞ見なくとも、全てを夢で見て把握している。が、今の所、真実は伏せたままで。
龍馬が頷くのを確認すると、和やかな時間が流れ出した。
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