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青藍の章
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***
「精霊王、失礼しても宜しいでしょうか」
白銀の冑を身に纏い、腰に細剣を佩いたブロンドの女性がヒガディアルの執務室の入口を叩いた。
「シエラか。どうした」
入室を許可されたシエラは、室内に入ると一度頭を下げ、執務机の前へと歩み寄る。
「守護神殿を呼んで頂いても…?」
シエラが言えば何処からか黒い犬が現れ、その足元へ座った。
《呼んだか?》
その声にシエラは頭を下げ、口を開いた。
「我が諜報部隊から報告があり、少々キナ臭いものが…」
「…申してみよ」
「はっ。元老院及び民衆の一部に、王の意に反する者が在るとの情報に御座います」
シエラの報告に、黒い犬こと、ククルカンが「やはり…」と息を吐き出した。
《王の支持が大きくなり過ぎたか…?》
「私は民の為に、より良い国の為に動いているだけ。己の意に沿わぬと言うなら、早急に院を辞せばいいものを…」
《それも仕方あるまいに。甘い蜜が吸いたいだけの愚か者共ゆえにな》
呆れて物も言えん、とククルカンは床に伏せた。
「いかが致しますか…?」
シエラの困惑した声は珍しく。王と守護神に相談を持ち掛けるのもまた珍しく。
大概の事は彼女が判断を下すが、今回の件は本当に彼女の手に負えぬと判断したのだろう。
《目星は付いておるのだろう?我々の前に引っ張り出せ》
どこか自棄気味にも聞こえるククルカンの言い方に、ヒガディアルもシエラも苦笑を禁じ得ない。
「あまり民に手は出したくない…と言うのが私の本音だな」
《お前…まだそのように甘ったれた事を吐かすか。王に反逆の意を持った時点で、そやつはお前の民ではないのだぞ》
ククルカンは身を起こし、ヒガディアルをきつく睨み付けた。最もなククルカンの言葉にヒガディアルが浮かべたのは愁いの笑み。それは儚くも美しく。
ククルカンはヒガディアルのそんな表情に弱い。我が子同然に長い年月を可愛がって来た。ある種、ヒガディアルも確信犯。
今回もまた…―。
《だー!ったく!解った!お前の意に従う!……だが、後の憂いは残すでないぞ?》
「…恩に着る、守護神殿」
《ふん…お前も年々イイ性格になっていくな、精霊王殿?》
深いため息を吐き出しつつ、ククルカンの姿は消えた。
「…さて…我が近衛隊副隊長、シエラ」
「はっ!」
二人の表情からは先程までの和やかさは消え去り、凛と張り詰める。
「今はまだ時期尚早であろう?」
「御意。今捕えましても言い逃れが出来ましょう」
「ならば、もう暫く放っておくが上策か…」
「承知致しました。新たな動きを掴み次第、報告に」
「頼む。トラスティルとマツバにも報告を」
「御意」
深く頭を下げ、そのまま二歩下がり、踵を返すと颯爽と去って行った。王の執務室を後にしたシエラの表情は、既に何かを覚悟した色が滲み出ていた…―。
***
《ここまで話せば、お前も解るであろう…》
「まさ…か……姉上は…」
レアルタの顔色が青ざめて行く。
ヒガディアルは諦めたように小さく息を吐きだし、ゆっくりと語り始めた。
「シエラの報告から数日後に新たな情報が入った…」
***
王の間にトラスティルとシエラが訪れた。その表情は焦りや憤りが入り交じっている。
「帝王、例の件ですが…予想以上に広まりが早い様子」
「中には脅されて仕方なく…と言う者も少なくはない状況ですが、このままでは他種族領土まで広がりかねない程ふくれています」
如何致しましょう、と問う二人に対し、ヒガディアルはその端正な顔を険しく歪ませる。
「時は猶予を与えてはくれぬか?」
「恐らく、一時も…」
返って来たトラスティルの言葉は、無常。しかし、それが真実。
ヒガディアルが深く息を吐き出し、最後の審判を告げようとした。だが。
「王よ、私に考えが御座います」
そして、意を決したかのようにシエラが口を開いた。
「―私を、首謀者として処刑されて下さい…」
***
困惑と異様な緊張感がその場の空気を歪ませる。
「っ、そんな…!シエラさんは何も悪くないのに!?」
龍馬が叫ぶ。
ヒガディアルは哀しげな笑みを浮かべながら、龍馬の頬を優しく撫でた。
「そうだな…彼女は何も悪くなかった…」
《…だが、シエラは己自身が許せなかったのだ。王に憂いを与えてしまった自分自身を…。酷な言い方をすれば…強過ぎた正義感が身を滅ぼしたのだ…》
「そんな…」
龍馬の金色の目がゆらりと揺れ、堪え切れなかった雫がはらはらと足元に落ちる。
《これが、真実。お前は受け入れたくはないだろうが、な》
ククルカンがレアルタに目を向ければ、彼の表情は場にそぐわぬ穏やかな笑みを浮かべていた。
「…やはり、姉上は無実であったのですね…?」
彼は、全てを分かっていたのだと、誰もがその表情から読み取った。分かってはいても、赦せぬ思いが燻り、堪えきれずに溢れだしてしまったのだろう。酌量の余地はあれど、主に逆らうは最大の罪。重刑は免れない。
「レアルタ…すまなんだ…」
「…何故、謝られるのです?」
「私がもっと早くに決断するべきだったのだ。シエラが、揺ぎ無い覚悟を秘める前に…」
ヒガディアルの言葉に、レアルタはゆっくりと首を振った。
「姉上は事が起こり、それを掴んだ時には既に覚悟を決めていた筈…そういう方ですから…」
レアルタの頬を一筋の涙が流れた瞬間、赤黒い炎が彼の全身を包んだ。瞬間的に傍に居たソニアが跳躍し避ける。
「我が唯一にして、絶対の主…ヒガディアル帝王…」
熱く、苦しいであろうレアルタは、今までにない程の穏やかな声音でヒガディアルに語り掛けた。
「ああ…なんだ…」
「貴方の世界…龍馬様と築かれる良き時代を…楽しみにしております…」
己がいない未来に思いを馳せた言葉を最後に、レアルタの姿は灰も残さず消え去った。
《―…悲しき事よ。怨まなくとも良い者を怨まずにはおれん…人とは弱き者よな…》
「憎悪を与えてしまったのは、私自身だ。その怨み、甘んじて受け入れる。その思いが、彼を今日まで生き長らえさせていたのだろう…」
沈黙の幕が降りる。
姉に倣うかのように、弟もまた方向は違えど強過ぎる正義感に身を滅ぼした。
***
駆逐の意にて美しき正義の者を、紅蓮の炎で屠った。
一次にしろ事は収束。しかし、新たな負の種を植え付けた。
そして、焔が芽生えた全てを裁いた。
―全ての憂いは灰と化す…―。
***
「そうでしたか…あの方が…」
事の終結から明けて翌日。昼を過ぎたお茶の時間。
水神族女帝リオッタと龍馬、望、康平の四人はレアルタの事に思いを馳せていた。
「あの方は、とてもお優しい方でしたわね…」
リオッタの言葉に頷いたのは、彼女の隣に座る康平だった。
「…長い年月の葛藤があの人を追い込んだんでしょうね…」
「それにしても…」
リオッタはカップを置き、自分の正面に顔を向け苦笑をひとつ。
「今日は暗いお顔ですわね」
視線の先には、どんよりと暗雲をまとった龍馬の姿。その隣の望は、素知らぬ顔でカップを傾けている。
いつもと変わらぬ素振りの望。しかし、長年彼を見て来た康平は気付いていた。その目元が僅かに赤いことを。彼もまた、亡き男の事を尊敬していたのだ。政治とは何たるかを多く学び、時には熱い議論を交わした。龍馬に悟られまいと必死なのが伝わってくる。
珍しい彼の行動が可愛らしいと思ってしまうのは秘密である。
「龍馬殿…お寂しい気持ちも解ります…。ですが、何時までも塞いでいては、レアルタもシエラも浮かばれないでしょう」
「…分かってます。分かってはいるんですが、俺は…割り切れる程、大人になれない。それに…俺は事情も知らず、あの人を責めた…」
沈み切った龍馬の様子に望が深いため息を吐き出した。龍馬の肩が僅かに跳ねる。
「…君、どんだけお人好しなの」
呆れとも怒りとも取れる声音に、龍馬が小さくなる。
望はカップをテーブルに置くと、紅茶の水面を見つめながら、龍馬を見る事無く言葉を続けた。
「そのお人好しな所は君の良い所だよ。だけどね、君は王だ。沢山の命を背負う大将だ。俺の命も、康平の命も…下手したらリオ様の命やニア様の命も背負う存在だ。ただの一人の将なら、君のお人好しも美徳となって人望を集める一つの武器になるだろう。だけど、君の立場でそのお人好し加減は許される事ではない。冷酷に…非道にならなくちゃいけないのが王だ。心優しき精霊王すら、そうせざるを得ない時を幾度となく越えてきた。一つの命が散っただけで、そんな状態では部下達は不安に揺れ惑い、君への信頼は地に落ちる」
「でも…」
「でも、だけど…その言葉は、部下の前で使っちゃいけない。頂点に立つ者の迷いは、末端までの惑いを煽る。煽りに煽って…第二、第三のレアルタ様が現れ、今度こそ罪もない人たちの命が多く散る事になる。…どうしても迷ったなら、俺たちに相談すればいい」
厳しいがゆえに的確な望の言葉に、康平もリオッタも黙したまま何も言わない。
「精霊王、失礼しても宜しいでしょうか」
白銀の冑を身に纏い、腰に細剣を佩いたブロンドの女性がヒガディアルの執務室の入口を叩いた。
「シエラか。どうした」
入室を許可されたシエラは、室内に入ると一度頭を下げ、執務机の前へと歩み寄る。
「守護神殿を呼んで頂いても…?」
シエラが言えば何処からか黒い犬が現れ、その足元へ座った。
《呼んだか?》
その声にシエラは頭を下げ、口を開いた。
「我が諜報部隊から報告があり、少々キナ臭いものが…」
「…申してみよ」
「はっ。元老院及び民衆の一部に、王の意に反する者が在るとの情報に御座います」
シエラの報告に、黒い犬こと、ククルカンが「やはり…」と息を吐き出した。
《王の支持が大きくなり過ぎたか…?》
「私は民の為に、より良い国の為に動いているだけ。己の意に沿わぬと言うなら、早急に院を辞せばいいものを…」
《それも仕方あるまいに。甘い蜜が吸いたいだけの愚か者共ゆえにな》
呆れて物も言えん、とククルカンは床に伏せた。
「いかが致しますか…?」
シエラの困惑した声は珍しく。王と守護神に相談を持ち掛けるのもまた珍しく。
大概の事は彼女が判断を下すが、今回の件は本当に彼女の手に負えぬと判断したのだろう。
《目星は付いておるのだろう?我々の前に引っ張り出せ》
どこか自棄気味にも聞こえるククルカンの言い方に、ヒガディアルもシエラも苦笑を禁じ得ない。
「あまり民に手は出したくない…と言うのが私の本音だな」
《お前…まだそのように甘ったれた事を吐かすか。王に反逆の意を持った時点で、そやつはお前の民ではないのだぞ》
ククルカンは身を起こし、ヒガディアルをきつく睨み付けた。最もなククルカンの言葉にヒガディアルが浮かべたのは愁いの笑み。それは儚くも美しく。
ククルカンはヒガディアルのそんな表情に弱い。我が子同然に長い年月を可愛がって来た。ある種、ヒガディアルも確信犯。
今回もまた…―。
《だー!ったく!解った!お前の意に従う!……だが、後の憂いは残すでないぞ?》
「…恩に着る、守護神殿」
《ふん…お前も年々イイ性格になっていくな、精霊王殿?》
深いため息を吐き出しつつ、ククルカンの姿は消えた。
「…さて…我が近衛隊副隊長、シエラ」
「はっ!」
二人の表情からは先程までの和やかさは消え去り、凛と張り詰める。
「今はまだ時期尚早であろう?」
「御意。今捕えましても言い逃れが出来ましょう」
「ならば、もう暫く放っておくが上策か…」
「承知致しました。新たな動きを掴み次第、報告に」
「頼む。トラスティルとマツバにも報告を」
「御意」
深く頭を下げ、そのまま二歩下がり、踵を返すと颯爽と去って行った。王の執務室を後にしたシエラの表情は、既に何かを覚悟した色が滲み出ていた…―。
***
《ここまで話せば、お前も解るであろう…》
「まさ…か……姉上は…」
レアルタの顔色が青ざめて行く。
ヒガディアルは諦めたように小さく息を吐きだし、ゆっくりと語り始めた。
「シエラの報告から数日後に新たな情報が入った…」
***
王の間にトラスティルとシエラが訪れた。その表情は焦りや憤りが入り交じっている。
「帝王、例の件ですが…予想以上に広まりが早い様子」
「中には脅されて仕方なく…と言う者も少なくはない状況ですが、このままでは他種族領土まで広がりかねない程ふくれています」
如何致しましょう、と問う二人に対し、ヒガディアルはその端正な顔を険しく歪ませる。
「時は猶予を与えてはくれぬか?」
「恐らく、一時も…」
返って来たトラスティルの言葉は、無常。しかし、それが真実。
ヒガディアルが深く息を吐き出し、最後の審判を告げようとした。だが。
「王よ、私に考えが御座います」
そして、意を決したかのようにシエラが口を開いた。
「―私を、首謀者として処刑されて下さい…」
***
困惑と異様な緊張感がその場の空気を歪ませる。
「っ、そんな…!シエラさんは何も悪くないのに!?」
龍馬が叫ぶ。
ヒガディアルは哀しげな笑みを浮かべながら、龍馬の頬を優しく撫でた。
「そうだな…彼女は何も悪くなかった…」
《…だが、シエラは己自身が許せなかったのだ。王に憂いを与えてしまった自分自身を…。酷な言い方をすれば…強過ぎた正義感が身を滅ぼしたのだ…》
「そんな…」
龍馬の金色の目がゆらりと揺れ、堪え切れなかった雫がはらはらと足元に落ちる。
《これが、真実。お前は受け入れたくはないだろうが、な》
ククルカンがレアルタに目を向ければ、彼の表情は場にそぐわぬ穏やかな笑みを浮かべていた。
「…やはり、姉上は無実であったのですね…?」
彼は、全てを分かっていたのだと、誰もがその表情から読み取った。分かってはいても、赦せぬ思いが燻り、堪えきれずに溢れだしてしまったのだろう。酌量の余地はあれど、主に逆らうは最大の罪。重刑は免れない。
「レアルタ…すまなんだ…」
「…何故、謝られるのです?」
「私がもっと早くに決断するべきだったのだ。シエラが、揺ぎ無い覚悟を秘める前に…」
ヒガディアルの言葉に、レアルタはゆっくりと首を振った。
「姉上は事が起こり、それを掴んだ時には既に覚悟を決めていた筈…そういう方ですから…」
レアルタの頬を一筋の涙が流れた瞬間、赤黒い炎が彼の全身を包んだ。瞬間的に傍に居たソニアが跳躍し避ける。
「我が唯一にして、絶対の主…ヒガディアル帝王…」
熱く、苦しいであろうレアルタは、今までにない程の穏やかな声音でヒガディアルに語り掛けた。
「ああ…なんだ…」
「貴方の世界…龍馬様と築かれる良き時代を…楽しみにしております…」
己がいない未来に思いを馳せた言葉を最後に、レアルタの姿は灰も残さず消え去った。
《―…悲しき事よ。怨まなくとも良い者を怨まずにはおれん…人とは弱き者よな…》
「憎悪を与えてしまったのは、私自身だ。その怨み、甘んじて受け入れる。その思いが、彼を今日まで生き長らえさせていたのだろう…」
沈黙の幕が降りる。
姉に倣うかのように、弟もまた方向は違えど強過ぎる正義感に身を滅ぼした。
***
駆逐の意にて美しき正義の者を、紅蓮の炎で屠った。
一次にしろ事は収束。しかし、新たな負の種を植え付けた。
そして、焔が芽生えた全てを裁いた。
―全ての憂いは灰と化す…―。
***
「そうでしたか…あの方が…」
事の終結から明けて翌日。昼を過ぎたお茶の時間。
水神族女帝リオッタと龍馬、望、康平の四人はレアルタの事に思いを馳せていた。
「あの方は、とてもお優しい方でしたわね…」
リオッタの言葉に頷いたのは、彼女の隣に座る康平だった。
「…長い年月の葛藤があの人を追い込んだんでしょうね…」
「それにしても…」
リオッタはカップを置き、自分の正面に顔を向け苦笑をひとつ。
「今日は暗いお顔ですわね」
視線の先には、どんよりと暗雲をまとった龍馬の姿。その隣の望は、素知らぬ顔でカップを傾けている。
いつもと変わらぬ素振りの望。しかし、長年彼を見て来た康平は気付いていた。その目元が僅かに赤いことを。彼もまた、亡き男の事を尊敬していたのだ。政治とは何たるかを多く学び、時には熱い議論を交わした。龍馬に悟られまいと必死なのが伝わってくる。
珍しい彼の行動が可愛らしいと思ってしまうのは秘密である。
「龍馬殿…お寂しい気持ちも解ります…。ですが、何時までも塞いでいては、レアルタもシエラも浮かばれないでしょう」
「…分かってます。分かってはいるんですが、俺は…割り切れる程、大人になれない。それに…俺は事情も知らず、あの人を責めた…」
沈み切った龍馬の様子に望が深いため息を吐き出した。龍馬の肩が僅かに跳ねる。
「…君、どんだけお人好しなの」
呆れとも怒りとも取れる声音に、龍馬が小さくなる。
望はカップをテーブルに置くと、紅茶の水面を見つめながら、龍馬を見る事無く言葉を続けた。
「そのお人好しな所は君の良い所だよ。だけどね、君は王だ。沢山の命を背負う大将だ。俺の命も、康平の命も…下手したらリオ様の命やニア様の命も背負う存在だ。ただの一人の将なら、君のお人好しも美徳となって人望を集める一つの武器になるだろう。だけど、君の立場でそのお人好し加減は許される事ではない。冷酷に…非道にならなくちゃいけないのが王だ。心優しき精霊王すら、そうせざるを得ない時を幾度となく越えてきた。一つの命が散っただけで、そんな状態では部下達は不安に揺れ惑い、君への信頼は地に落ちる」
「でも…」
「でも、だけど…その言葉は、部下の前で使っちゃいけない。頂点に立つ者の迷いは、末端までの惑いを煽る。煽りに煽って…第二、第三のレアルタ様が現れ、今度こそ罪もない人たちの命が多く散る事になる。…どうしても迷ったなら、俺たちに相談すればいい」
厳しいがゆえに的確な望の言葉に、康平もリオッタも黙したまま何も言わない。
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