紅蓮の獣

仁蕾

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紫雲の章

11

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 主であるルシルの意識内に潜り込んだクリオスは、歯を食いしばり、涙が溢れ出そうになるのを必死に堪えながら更に奥深くへと潜っていく。
 そこは肌寒さを感じ、深い闇色に塗り潰されていた。かつては春の陽気に包まれ、色に溢れ、美しい花畑が広がっていたのに。
 死を間近にしているからなのかと思うと、やるせない。自分が傍にいれば、こんなことにならなかったのにと悔いる。
 しばらく潜り続けると、小さな明りが見え、その明りの元へとクリオスは急いだ。
 枯れた草木の中に佇む、朽ち果てた灯篭がひとつ。火を灯す場所でもある火袋には、場違いなほどに美しい水晶玉。その中に浮かぶのは金色の鍵。
 そっと水晶に触れれば、その表面が波打ち、クリオスの手を招き入れた。
《主様、時が来ましたわ。…ワタクシの一存にて、封印を解きます。恨むのならば、ワタクシをお恨み下さいませ…》
 鍵に触れた瞬間、金色の強い光が闇を掻き消した。

   ***

 不意にルシルの体が淡い光を放ち始める。その光は徐々に強くなり、風前の灯火でもあった精霊力が光に煽られるようにして膨れ上がっていく。
「これは…」
 康平が小さく呟いた。
 視線の先。ルシルの青褪めた表情が、徐々に赤みを帯びていくのに比例して、その容姿すら変化を遂げて行く。
《…これが、無神族守護神の加護》
 無表情に眺めていたイェソドが、康平の言葉に応えるように口を開いた。
《万物を凌駕する力を持つのが、無神族帝王…そして、その守護神。『時』すらも我が物とするのが無神族守護神なんだよ》
 封じられていたのは、ルシルの『時間』。死をも封じられ、永の時代を生きて来た。
 そして、今。鍵の解放によりルシルの体が本来の姿へと戻っていく。
 望と康平はその様を言葉なく見つめていた。
 年老いて萎縮した筋骨は、見る間に若々しい張りを取り戻し、くすんだ肌は瑞々しい輝きを発する。短い白髪は、長く美しい薄紅へ。平たい胸は、豊満さを取り戻し、しなやかなくびれと相まって、美しい肢体へと変貌する。その身を包むのは、かつての侍女の制服。面差しは、どこかクリオスに似ている。
 光が収まる頃、ルシルの体からクリオスが抜け出て来た。一拍遅れて、ルシルの瞼がゆっくりと開かれる。
 ルビーのように美しい紅が康平を捉え、どこか寂し気に目を細めた。
「…何もかも…バレちまったね…」
 ふっくらとした薄紅の唇から紡がれた言葉は、年老いたルシルそのもの。声も若返っており、年老いた口調は違和感を感じる。それでも、声音に含まれる優しさと温もりは変わらない。
「ルシルばぁ…」
 ぼろぼろと康平の頬を流れる涙。隠すように顔をベッドに伏せれば、ルシルの指がそっと康平の髪を優しく撫でた。
 康平は嗚咽を噛み殺し、顔を伏せたままルシルの指を力強く握り締めた。
 望が安堵して脱力するようにベッドへ腰を下ろした、その時。
「ただいま」
 静かな声。いつもの陽気さのない声に、望がテラスへと目を向ければ暗い表情を見せる龍馬が立っていた。腕の中には、幼い少女。目元が赤いのは泣いたからと容易に予測できる。
「血の…臭い…」
 望は哀しそうに呟いた。
 そよ風が運ぶのは、濃い血の臭い。戦場のようなその臭いに、望は眉間に皺を寄せた。
 歩み寄ったフェニーチェが、少女の体を静かに受け取る。龍馬の格好を見て、望とフェニーチェはハッと息を呑んだ。
 手や服には、乾いた血がこべり付き、まだ乾き切っていない血が一つ二つと床に滑り落ちていく。
 望はベッドサイドから立ち上がり、龍馬へと歩み寄った。青ざめた龍馬の手を取り、その手を赤く染める血を優しく擦り落として行く。
「望さん…俺…」
「何も言わなくていい。本来なら、俺達の仕事だった」
 何かを言いかける龍馬の言葉を遮り、望は乾いた血で固まる龍馬の髪に触れる。しかし、望の言葉に対し、俯いたままの龍馬は首を振った。
「…俺…俺、っ人を傷付ける事に、躊躇いなんて微塵も感じなかったんだ…!」
 怒りに身を任せたなんて言えない。あの時、自分は怒りの他に、感じてはいけない感情が確かにあった。
 抱いたのは、愉悦。確かに存在していたその感情。
 人を傷付ける度、人の血を見る度に感情が高まり、笑みすら浮かんでいた。
 逆らえなかった。逆らう事が出来なかった。
 絶え間なく眦から溢れる雫は、頬にこべり付いた血液を融かして行く。
 望はそっと龍馬の頭を抱き寄せた。
「ごめんね…龍馬。お前が、傷付く事じゃないのに…」
 望は慰めるが、龍馬の心は別の所にあった。
 ―命を奪う権利なんて、誰に無い…
 誰にもそんな権利はないし、あってはいけないのだ。それが例え、どんな理由であっても、そんなもの自分を正当化して逃げているだけ。
 遺された者の痛みや、やる瀬ない気持ち。
 龍馬自身、その苦しみを経験したというのに幼いヴェルジネにそんな気持ちをさせる事になってしまった。
「…顔をお上げなさい」
 優しい女性の声。
 言われるがまま、龍馬はのろのろと顔をあげる。ベッドの方を見れば、康平に手を貸してもらいながら身を起こしたルシルが、真っ直ぐな視線で龍馬を射貫いた。
「後悔なさい。あなたは罪を重ねた。…その罪のひとつひとつは、果てしなく重い」
 静かに、淡々と告げるルシル。
「多くの人は、罪を重ね過ぎると、あまりの業の深さに耐え切れず感覚が麻痺してきます」
 ふらつかないようにゆっくりと床に足を付き、立ち上がると、衣擦れの音が小さく響いた。緩やかな足取りで龍馬に歩み寄れば、望がその場を退き、ルシルに譲った。
 龍馬より少しだけ背の低いルシルは、龍馬の頬にそっと手を当てた。
 ―温かい…
 龍馬はその手の温もりに、育ててくれた義母を思い出した。
「感覚の麻痺した人間は、『後悔』という概念が消え去り、罪の重さを忘れます。…常に後悔しなさい。人の上に立つならば、望達の命を背負うのならば尚の事。そして、考えるのです。誰の命も絶つ事の無い最善の方法を。それがあなたの…無神族帝王が進まざるを得ない道なのです」
 静かだが、内に秘めた炎が、龍馬の冷め切った心に火を燈す。
「多くの『花嫁』が、罪の重さに耐える事が出来ず、その運命を狂わせた。無神族帝王が負うのは、他の帝王すら耐えられるか分からない数多の罪。…これから先、今回の事より遥かに哀しく、辛い事が幾度も訪れるでしょう」
 あなたは、耐えられますか?
 問い掛けには、直ぐに答える事が出来なかった。
 これから先なんて、あと何十年あるのか分からない。
今回の事だって、身を引き裂かれる程に辛いものだった。それ以上、なんて、想像を超えている。
 龍馬はゆっくりとまばたきをし、真っすぐにルシルの双眸を見つめた。
「きっと、一人じゃ耐えられないです」
 きっぱりと伝えれば、ルシルは悲し気に眉尻を下げた。しかし、龍馬は微笑む。
「だけど、俺は一人じゃない。望さんや康平さん、アイリーンにソニア。マツバさんにトラ隊長」
 幾つか名前を上げ、ニッと歯を見せる。
「アザゼル様に弥兎様…それに、ヒガ様。…沢山の人に支えて貰ってるのに、耐えられない筈がない」
 それに、クリオスとルシル様も居るしと、満面の笑みが愛らしい。
 自分の名前が入っていて、一瞬キョトリとするものの、数秒後にはルシルは頬を染め、はにかんだ笑みを見せた。そして、次の瞬間、ふっと意識を失った。
 咄嗟の事で全員の反応が遅れたが、赤い肌の女の腕がその体を支えた。
「クリオス…」
《サラ様…》
 揺れるクリオスの声には、多くの感情が複雑に絡んでいた。龍馬も言いたい事が多くある。
 それでも。
「よく、頑張ったね」
 その一言で、クリオスにとっては十分だった。
 龍馬の労いの言葉にクリオスは一気に涙を溢れさせ、龍馬は自分の頬を拭うと、ルシルの体と一緒にクリオスを強く抱き締めた。
 望はどうにか立ち直ったらしい龍馬の姿に安堵しつつ、ふと康平の方を見てみる。
「…康平?」
 そこに居た筈の康平の姿がない。不安が過ぎった。しかし、僅かに感じる気配に大きな乱れは感じ取れなかった為、ほっと息を吐き出したのだった。
 望が、仕方のない奴だとため息を漏らす頃。
 その対象となった康平は、一人、屋根の上で鼻を啜っていた。
 目尻を赤く染めながら、眼下に広がる闇に眠る街を見下ろす。
 瞼を閉じれば、血に濡れた大切な人。
 あのまま、彼女は息を引き取ると思っていた。最悪の考えしか思い浮かばず、頭の中が真っ白に染まった。
 人の死には慣れてしまっていたはずだった。その自分が、まさかあれ程までに取り乱すとは思っていなかった。
「俺…まだ人間だったんだなー…」
 感慨深く呟いて見た、その時。
 ―べしっ
「った」
 後頭部を叩かれ、振り返ってみれば。
「よ、泣き虫小僧」
「…ジーク…」
 《カーリー》風神族帝王直属近衛隊隊長のジーク・セイランが立っていた。
「此処、危ねーぞ」
 そう笑いながらも康平の隣に腰掛け、長息を漏らす。
 いつもはギャーギャーと騒がしい二人だが、今回はさすがに康平が静かだ。
「…なんで居るの」
「んー?…火急の知らせっつって、トラスティルの精霊が俺の部屋に飛び込んで来たんだよ。で、ニア様の代理で様子見に来た。多分、ティアとリタもトラスティルのとこで話聞いてる」
「…ああ…フェニーチェさんから…」
「そゆこと」
 訪れた沈黙。ジークは口を開く。
「人の為に泣けるんなら、この先、お前はこれ以上壊れる事はない。…死の、本当の恐さを知ったから…」
 聞いた事のない、穏やかな声が鼓膜を震わせた。
 康平がジークに視線を向ければ、その表情は無に等しかった。見た事のない能面のような顔に、何故か視線が外せない。
「俺も、トラスティルも、ティアナもリタも…とうの昔に壊れちまった」
 翡翠の目が康平の山吹の目を捉えた。いつもは穏やかな目から、深い闇を感じる。自分とは比べものにならない程の深く暗い闇。
「いつ…壊れたのか、全く覚えてない。それだけ、沢山の生物の命を奪って来たからな」
 重くのし掛かる言葉。
 脳裏を過ったのは、常に飄々として、じゃれるように戯れる隊長達。
 彼等もまた、目の前の男のような目をしているのか。他人に悟られないように、巧妙に隠しているのかと考えると、恐怖よりも先に切なさが溢れ出す。
「お前も、望も、その危うさの中を彷徨ってる」
 ポフッと頭に手を乗せられた。
「お前達は『こっち』に来るなよ?どうしようもない時は、仕方がないから罪を背負え。それ以外は殺生しちゃいかんよ」
 ふわりと微笑むジーク。
 それは、彼だけの願いではないだろう。康平達と関わる人間、全員がそれを願っている。彼等からすれば、自分達はまだまだ幼子。
 康平は誓う。
 彼等の思いを、願いを、裏切る事はしない、と。
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