紅蓮の獣

仁蕾

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紫雲の章

13

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 それなりの長い時間、休憩を挟みながらも遊びに遊んだ面々は、夕食前にひと汗流し、その席についていた。
 豪華な食事が並ぶ大広間には、静かな楽の音が響いていた。
 ヴェルジネは、緊張の面持ちで龍馬と望の間に鎮座していた。その小さな肩に力が入り、僅かに震えている。
 着席している面々にも原因があるのかもしれないなと、望は苦笑した。夕食会に並ぶのは。
 火神族宰相、マツバ、
 火神族帝王近衛隊隊長、トラスティル。
 同副隊長、イシュバイル。
 風神族帝王近衛隊隊長、ジーク。
 水神族女帝近衛隊隊長、ティアナ。
 地神族帝王近衛隊隊長、リタ。
 正に、錚々たる顔ぶれである。
 新兵であれば、あまりの上等な地位の面々に卒倒する事間違いない。
 ヴェルジネも、呼吸困難に陥るのではというほどに、呼吸が浅くなっている。
「ベル、落ち着きなよ」
 龍馬がヴェルジネの頭を優しく撫でるが、当のヴェルジネから鋭い睨みを向けられた。
「こんな顔ぶれで落ち着ける奴の顔が見てみたいわ!」
 ヴェルジネの叫びに、龍馬以外の面々及び、警護にあたる兵士達が「ああ…」と納得の息を漏らした。
 龍馬は、「え?」と首を傾げている。彼からすれば、この面子が此処に来てから一番関わっているからこそ、大して何とも思わないのである。その場にいた全員が、ヴェルジネに軽く同情した瞬間でもあった。
 妙に張り詰めていた空気が和みを見せたとき、ルシルが静々と入室をし、胸に手を添えて腰を深く折った。
「ヒガディア帝王が参られました」
 ヴェルジネの緩んだはずの緊張の糸が、引き千切れんばかりに一気に張り詰める。
「すまない、遅れた」
 謝罪と共に入室したヒガディアルへ、龍馬以外が頭を下げて迎え入れ、ヴェルジネも慌ててそれに倣って平伏した。
床についた手が震え、冷や汗が止まらない。
 龍馬に頭を優しく撫でられ、少しだけ顔を上げて目線を投げかければ、優しく微笑まれる。
「ほら、顔上げて」
 優しい声に、恐る恐る顔を上げ、龍馬の隣に在る専用の席に腰掛けたヒガディアルへと視線を移した。
 褐色の肌。紅のような、赤のような不思議な色の髪。切れ長の目元。太陽と月のオッドアイ。整った形の良い唇。非の打ち所がない、神々しいまでの美貌に目を奪われる。
 不意に視線が絡み、ふわりと微笑まれ、心臓がひと際大きく騒ぎ出す。
「お前がヴェルジネか?」
 名を呼ばれ、硬直してしまう。笑みを深めた龍馬がぽんと肩を叩けば、ヴェルジネはハッと意識を取り戻し、慌てて立ち上がって頭を下げた。出席者達の視線を感じるが、それに構えるほどの余裕は今の彼女にはない。
「お、お初に、お目…に、掛かります…ヴェルジネ、です…」
 しどろもどろに伝えれば、「おいで」と手招きされる。
 しかし、緊張のあまり膝が笑ってしまい立っているのがやっとである。こんなに緊張するのは初めてで、対処のしようがない。「あの、その…」と窮していると、ヒガディアルが吐息で笑ったのが分かった。
「螢」
 ヒガディアルが笑みを崩さずに、自分の精霊の名を呼んだ。呼び出された螢は、ヴェルジネの背後に現れ、彼女の小さな体を優しく抱き上げた。
「わっ」
 突然の浮遊感に声を上げてしまう。
《軽いな》
 そう呟いた螢は、ヒガディアルの腕の中へヴェルジネを運んだ。甘やかな香りがヴェルジネを包み込む。
「ああ、軽いな…。もう少し、増やさねば」
 優しい手付きで前髪を掻き上げられる。しかし、ヴェルジネはその顔を伏せた。真っ直ぐにヒガディアルの顔を見る事が出来ない。
「顔を見せておくれ…私の子となった者の顔が見たい」
 私の子。
 その言葉に反射的に顔を上げれば、慈愛に満ちた眼差しとかち合った。
「血の繋がりが無くとも、お前はドゥーラにそっくりだな」
「わ…たしが、『花嫁』さま、に…似ているなど…」
 たどたどしく紡がれる言葉に、龍馬が「あ!」と声を上げた。
「え、何、ヴェルジネは俺の事『花嫁』様とか他人行儀で言っちゃう訳!?」
「え、え!?」
 突然の抗議に、ヴェルジネは奇声を上げてしまう。が、龍馬の意見に皆も賛成のようで、「こう呼べ、あー呼べ」と口々に言い募る。
「ベルはどう呼びたい?」
 満面の笑みの龍馬に言われ、あたふたと動揺を隠せない。
「―マ…」
 ポツリと呟く。その呟きは至近距離のヒガディアルですら聞き取りにくく、龍馬が「ん?」と聞き返すと、ヴェルジネは顔を真っ赤にして小さな両手で顔を覆い隠した。その手もほんのり赤く染まっている。
「り…りゅうママ…?」
 と呟いた。その瞬間、呼ばれた龍馬は素早い動きで隣の望に抱き着いた。
「ねえ!ノン様!聞いた!?今の聞いた!?マジ、超可愛いんですけどっ!?」
「うん、可愛いのは認めるけど、今の君、見事な変態っぷりを披露中だよ?」
 同意はして貰えたが、笑顔で毒を吐かれてしまった。しかし、龍馬はそれにめげる事無く、ウハウハと喜んでいる。
「では、私の事はどう呼んでくれるのだ?」
 どこか楽し気なヒガディアルを直視することが出来ず、ヴェルジネは恥ずかしそうに俯いた。
「…と、父様…?」
 ヒガディアルは笑みを深め、新しく娘となった少女の額に優しい口付けを施した。
「ソニア、ルシル」
 ヒガディアルは、手早く給仕を行うソニアとルシルに目を向けた。二人は動きを止め、「はい」と揃って声を上げる。
「ベルの事、頼むぞ?」
「御意に」
「心得ております」
 二人が極上の笑みを浮かべて返事をすれば、ヒガディアルは満足そうに頷いて見せた。
「皆も、よろしく頼む」
「はっ」
 幾重もの返事が響き、それを皮切りに大宴会が始まる。
 沢山の笑い声が響きながら、夜は更けて行ったのだった。

   ***

 ある日の午後。城内が何時にも増して慌しかった。
 沢山の人が王の間に出入している。そしてその王の間は献上品で埋め尽くされる寸前。
 玉座に腰掛けるヒガディアルも、客人の対応をするマツバも、王の間を警護するトラスティル並びに近衛隊兵士達も、辟易とした顔でいまだ長く続く行列を見つめていた。 
「この度のご婚礼、誠に喜ばしい限り。おめでとう御座います」
 各種族の元老院や、武官、文官がこぞって祝福の挨拶に訪れているのである。
 挨拶の為に城を開放して初日だというのに、訪れる人の多さに、人数を限定すればよかったと後悔しているのは、マツバだけではあるまい。
 それを陰から見つめる影が大小合わせて四つ。
「うわ…人酔いしそう…」
 顰め面で吐き出したのは、本来なら自身もその挨拶を受けなければいけない『花嫁』でsる龍馬。
「本来なら父様だけじゃなくて、龍ママも居なくちゃいけねーんだろ?」
 痛いところを突いたのは義理の娘、ヴェルジネ。
「ま、コイツがまともに公務をこなすとは思えねーな」
 意地悪く笑うアイリーン。
「ほら、三人とも、そろそろ行かなきゃ、望が恐いわよ」
 脅し文句で全員を促したのはソニア。
 三人は間延びした返事をし、気配を消してそっとその場を後にした。
 向かう先は龍馬に宛がわれている部屋、『ニンフェーア』だ。
 ソニアとヴェルジネが手を繋いで先を歩き、その後ろを龍馬とアイリーンが言葉遊びをしながら歩く。
 部屋のある階に辿り着き、廊下に足を踏み入れると見慣れた背中が荷物を持って並んでいた。
「望さーん、ルシルさーん」
 おうい、と龍馬が声を掛ければ、二つの人影が振り返った。
「まーた遊んでる」
 呆れた顔の望とその隣で苦笑を浮かべるルシルに龍馬達は歩み寄る。アイリーンがルシルの手から荷物を抱え上げれば、ルシルは「ありがとうございます」と微笑んだ。
「で、今度はどこ行ってたの」
「王の間よ。ちょっと騒がしかったから覗きに」
 望とソニアの声を背に、龍馬が部屋の扉を押し開いて望達を招き入れた。
「真新しい事でもあったの?」
「すんごい人だかりだったわ。はっきり言って、あそこに居なくて良かったと思ってる。リョーマの護衛だとしても正直我慢できないわね」
 遠くを見つめるソニアに、望は「でしょうよ」と再び嘆息した。
 望とアイリーンは荷物をテーブルに下ろし、ひとつずつ並べながら蓋を開け始めた。
 一番大きな箱の中には、服が折り畳まれていた。望の手により広げられたその衣。煌びやかな布地に施された細かい細工が美しい。小さな箱には、耳飾りや髪飾りの数々。
 ひとつひとつの質の高さに、それらが正装の類だとすぐに分かったしかし、龍馬の物にしては小さい。
「あ!ヴェルジネの!」
 ソニアが嬉しそうに声を上げた。望とルシルが、正解と言わんばかりに微笑んだ。
 当のヴェルジネは、現状を理解し切れてないのか、「え?え?」と首を左右に振り視線を巡らせている。
「ベル様の正装です。サラ様の婚礼衣装の余り布で、職人方に作って頂きました」
 ルシルの言葉に、ヴェルジネは驚きと喜びで目を瞠る。
「オレの…?」
「そうだよ。俺と、ルシルばぁでデザインしたんだよ。貰ってくれる?」
 珍しく穏やかな笑みを見せる望に、ヴェルジネは頬を上気させながら興奮気味に何度も頷いた。
「ただ、二つだけ約束して。公の場に出る時は、これを着る事。これを着るって事は、言葉遣いを改める場って事。分かった?」
「うん!」
 差し出された小さな箱の中には、キラキラと輝く耳飾り。頬を染めてはにかむ少女に、全員の頬が緩んでしまう。
 ふと、望はいつもの人数で無い事に気が付き、首を傾げた。
「康平はどしたの?」
「え、分かんない。さっきから姿が見えないんだよねー」
 龍馬の言葉に、アイリーン達も頷き合い、誰もがその所在を知らないらしい。
「ふーん…珍しいね。稽古場に居るのかな?」
 稽古場とは、望を筆頭に無神族帝王直属近衛隊の面々で建てた専用稽古場の事である。異空間に繋がっている為、思う存分に力を揮えるのだ。建物や周囲の建造物を破壊する心配がない為、龍馬達の格好の遊び場にもなっている。
「まあ、別に用事があるわけじゃないけど…」
「うーん…でも、望さんも居場所知らないとか珍しいね」
「大概、リョーマか望の近くに侍ってるものね」
 と、そのとき。
「オレ、稽古場覗いて来る」
 挙手したのは、予想外にもヴェルジネだった。
 ヴェルジネは、龍馬達が何かを言うよりも先に、パタパタと部屋から出て行ってしまった。
「どうしたんだろ…」
 望の言葉に、誰もが首を傾げる。
「真白」
 龍馬がベッドで丸くなっている猫に声を掛ければ、「みゃおう」と反応を返した。
「ベルと一緒に居てあげて」
「みゃー」
 しなやかな体はベッドからするりと降り、足音無くヴェルジネの後を追って駆け出した。
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