月夜の闇に煌めく星〜ゲイビの世界に愛はあるのか〜

はちこ

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誰のせい(中編)

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「なぁ、触って……」

そう言った朔良の顔を見上げた櫂は、静かに笑った。
少しずつ開放されていく、朔良の心。

静かな朔良の、心の奥底が見える瞬間、櫂の心はくすぐったい気持ちに襲われる。

「朔……ビンビンだよ」
「うるせぇ……櫂のせいだろ……」
「俺のせい? 悪くないだろ……」

クールの朔良が見せる、少しだけ余裕のない姿。
それが見たい、その想いが、櫂の心に押し寄せる。

ラフなスウェットを脱がし、そこに居るのは撮影用ではなくて、少しくたびれたボクサーパンツ。それを押し上げる、朔良のモノに、櫂は手を伸ばした。

ピクンと動くソレをそっと口に含む。

「あーっ……気持ちぃ……」

朔良の声が、頭上から聞こえる。
普段の声とは少し違う、鼻にかかったような、少しだけ高くなったような、朔良の感じる声。

口に含ませた唾液を絡ませ、じゅるじゅると吸い上げる。

「櫂……ってさ……口技、うまいよな……んんっ」
「んー? 気持ちいいの?」
「うん……やばいっ……ッ」

朔良は櫂の髪に、わしゃっと指を通した。
柔らかい髪が、指に絡む。

「朔……かわいい……」
「なんだよ……可愛いって、あっー……」
「わかんねぇけど……もう挿れたい……」
「え、ダメ、今度は俺がやる」
「いいじゃん……撮影じゃねぇし……」

撮影じゃないと言った言葉に、朔良は動きを一瞬止めた。そしてその言葉を発した櫂もまた、唇をキュッと噛んだ。

「じゃぁ……これは……なに?」
「それは……考えちゃあかん……」
「考えなくていいの?」
「これは……練習だよ……」
「……そうだな……」

朔良は櫂の衣服を剥ぎ取った。
バサバサとソファの下に服が散らばる。

「櫂ももう勃ってんじゃん……」
「んっ……だって朔良がエロいから……」

いつもKANが整理をしている棚から、コンドームとローションを取り出し、準備をする。

「朔……挿れんで」

櫂の硬く大きく成長したソレが、ずぶずぶと朔良の双丘を割り入る。それに合わせるように朔良は、ふぅーっと静かに息を吐き受け入れた。

ゆっくりと、朔良のナカが絡みつくのを感じる。
そして静かに櫂は、腰を揺らした。

「あっーー櫂……ーー」

目を細め、朔良は声を漏らす。
そのたびに少しずつ、カラダが熱く、そして紅く染まっていく。

頬、首筋、胸……淡い紅に染まっていくその姿に櫂は、見入った。

「朔良は色が白いから……紅が似合うな……」
「んっーーあっー……似合うって……なんだよ……」
「ほらココ、とココ。ちょっと紅い」

ねちょねちょとローションが擦れる音を立て刺激を与えながら櫂は、紅く染まる首筋と胸元に、キスをした。

櫂の首に、朔良の腕が絡む。

「恥ずかし……」
「恥ずかしいついでに……もう1個言うと……あーーっ……朔良のこのサイズ感、ちょうどいい」

そう言って櫂は、朔良を抱きしめ引き寄せた。  
大きなカラダ、長い手足の中に、すっぽりと収まる朔良のカラダが、櫂の上に乗る。

「あっ……やばっ、当たるっ……」

下から突き上げられるそこに、朔良の足がガクガクと震えた。

「ココ?……朔良そんなにナカ感じんの?」
「んっ……3Pのときに……あっーー」
「なに? 開発された?」
「そーなのかな……ダメだもうやばいっーー」
「あかん、イカせん」
「なんでぇ……」

自らの大きくなったソレに手を伸ばしかけた朔良は、情けない声で櫂にすがる。

「だって弦くんに開発されたとか……ちょっとやだ」
「ふっ……妬いてんの……?」
「つまんねぇ……独占欲だな……」

そう言って口を尖らせた櫂は、激しく朔良を刺激する。下から何度も何度も、ガツガツと朔良の良い場所を狙って刺激を与える。その刺激に朔良のカラダは跳ね上がり、朔良はより高い声を発した。

そして、跳ねたカラダは弓なりに反り櫂の手からすり抜けるように、パタンと倒れた。弧を描くように朔良の手が、落ちていく。

はぁはぁと、息が上がる。
ガクガクと、足が震える。

櫂の手が朔良のその手を包み込み、指を絡めた。

「朔……ナカでイッたの?……まだ出てないよ……」
「朔、なぁ……朔……一緒にいこ……」

遠い意識の中で、温かい声を聞いた。
絡めた指に、強い力を感じる。

駆け上がる熱が、再び朔良を襲い、その意識はもう遠くにいて、それでも、絡む指から伝わる熱。激しい息遣いと、甘い香りは、ハッキリと朔良の脳内に届く。

そして櫂の目には、強い刺激に意識を手放すその前の、まだ少し欲に抗う朔良の姿が映った。

届いている声。
受け止める刺激。
絡み合う、熱。

自分にすがるその姿、絡む指にキュッと力を込めた。
指先が、紅く染まり、そしてさらに白く変わる。

「朔……朔良っ……あーっーーッーー」

殆ど意識を手放した朔良の指がキュッと櫂の指を握りしめ、ドクドクと吐き出されたその欲望が、朔良の腹から、たらりと落ちた。
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