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入学②
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足を組んで教卓に座った彼女に恐る恐る問いかけた。
「アルミ殿下……ええっと、何の御用でしょうか?」
先ほど、彼女に睨まれていると感じていたがどうやら気のせいではなかったらしい。
「トーノ=マガネ、貴方が気に入らないのよ」
彼女はそう言って俺を睨み付けた。
「何故でしょうか?やはり平民が視界に入るのが気に入らないのでしょうか?」
そう尋ねながらも、おかしいと感じていた。平民なら俺だけでなく、オトハや他にも数名はAクラスに居たはずである。
「違うわ」
彼女は言った。そして説明を始めた。
どうやら本来、主席は俺であったらしい。
王女ということで彼女が主席になった。忖度が働いたらしい。
しかし、彼女の入試の点数が悪かったのではない。俺がいなければ間違いなくトップという高得点であった。
それは凄いことである。しかしながら俺という存在が居た。そう、前世の記憶があるイレギュラーだ。
俺が入試でトップなのは当たり前のことであった、前世では大学まで修了していたのだ。
この学園の入試科目は歴史、基礎魔法理論、数学であった。数学は前世でさんざん勉強したので問題なく解けたし、歴史と基礎魔法理論は必死に勉強したが、それでも前世で大学受験を経験していたので効率のよい勉強方法を知っていたのだから。
「申し訳ありません」
俺は謝罪をした。ある意味ズルをしたのだ、転生して二度目の人生なんて奇跡のようなものだ。
「それが気に入らないのよ!本来なら貴方が代表挨拶をしていたのよ、その栄誉を私に奪われたのに、なぜ全く怒りもしていないの!そんな事、どうでもいいって顔して、気にしてませんって私をバカにしているの!?」
とは言われても本当に全くと言っていいほど気にしていないのだ。そう困った顔を浮かべていると……
「この私を虚仮にするのも大概にしなさい!どちらが上かはっきりしましょう」
「今すぐ、跪づいて私の足を舐めなさい!」
彼女は言い放った。
ーーーその言葉に俺は
「へい!喜んで!」
そう答えた。
「ふぇッ!」
「あ、貴方にはプライドがないの?普通、足を舐めろなんて言われたら抵抗ぐらいするでしょう!?」
「アルミ様のような美人の足を舐めれるなんて、我々の業界ではご褒美にございます」
「ッ!?!?」
俺は跪づき、戸惑っている彼女の黒いストッキングに包まれた足を手に取り、顔を近づけると、すうっと息を吸い込んだ。
鼻孔に広がるのは一日中靴を履いていた汗ばんだ臭いとほのかな甘い香り。
「ッ!」
そして俺は口を開けて、彼女の足を舐めた。
親指、人指し指、中指、薬指、小指と順に丁寧にねぶっていく。
「んッ」
俺の行動にしばし、呆然としていた彼女はハッと我に帰り
「お、おやめなさい!」
そう声を荒げて、俺の顎を蹴りあげた。
「こ、この変態!覚えてなさい!」
そう叫んで教室を飛び出していった。
ん~ちょっとしたイタズラのつもりだったのだけれど、あまりにも可愛い反応であったので、何かに目覚めてしまいそうになった。
「アルミ殿下……ええっと、何の御用でしょうか?」
先ほど、彼女に睨まれていると感じていたがどうやら気のせいではなかったらしい。
「トーノ=マガネ、貴方が気に入らないのよ」
彼女はそう言って俺を睨み付けた。
「何故でしょうか?やはり平民が視界に入るのが気に入らないのでしょうか?」
そう尋ねながらも、おかしいと感じていた。平民なら俺だけでなく、オトハや他にも数名はAクラスに居たはずである。
「違うわ」
彼女は言った。そして説明を始めた。
どうやら本来、主席は俺であったらしい。
王女ということで彼女が主席になった。忖度が働いたらしい。
しかし、彼女の入試の点数が悪かったのではない。俺がいなければ間違いなくトップという高得点であった。
それは凄いことである。しかしながら俺という存在が居た。そう、前世の記憶があるイレギュラーだ。
俺が入試でトップなのは当たり前のことであった、前世では大学まで修了していたのだ。
この学園の入試科目は歴史、基礎魔法理論、数学であった。数学は前世でさんざん勉強したので問題なく解けたし、歴史と基礎魔法理論は必死に勉強したが、それでも前世で大学受験を経験していたので効率のよい勉強方法を知っていたのだから。
「申し訳ありません」
俺は謝罪をした。ある意味ズルをしたのだ、転生して二度目の人生なんて奇跡のようなものだ。
「それが気に入らないのよ!本来なら貴方が代表挨拶をしていたのよ、その栄誉を私に奪われたのに、なぜ全く怒りもしていないの!そんな事、どうでもいいって顔して、気にしてませんって私をバカにしているの!?」
とは言われても本当に全くと言っていいほど気にしていないのだ。そう困った顔を浮かべていると……
「この私を虚仮にするのも大概にしなさい!どちらが上かはっきりしましょう」
「今すぐ、跪づいて私の足を舐めなさい!」
彼女は言い放った。
ーーーその言葉に俺は
「へい!喜んで!」
そう答えた。
「ふぇッ!」
「あ、貴方にはプライドがないの?普通、足を舐めろなんて言われたら抵抗ぐらいするでしょう!?」
「アルミ様のような美人の足を舐めれるなんて、我々の業界ではご褒美にございます」
「ッ!?!?」
俺は跪づき、戸惑っている彼女の黒いストッキングに包まれた足を手に取り、顔を近づけると、すうっと息を吸い込んだ。
鼻孔に広がるのは一日中靴を履いていた汗ばんだ臭いとほのかな甘い香り。
「ッ!」
そして俺は口を開けて、彼女の足を舐めた。
親指、人指し指、中指、薬指、小指と順に丁寧にねぶっていく。
「んッ」
俺の行動にしばし、呆然としていた彼女はハッと我に帰り
「お、おやめなさい!」
そう声を荒げて、俺の顎を蹴りあげた。
「こ、この変態!覚えてなさい!」
そう叫んで教室を飛び出していった。
ん~ちょっとしたイタズラのつもりだったのだけれど、あまりにも可愛い反応であったので、何かに目覚めてしまいそうになった。
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