【R18】剣と魔法とおみ足と

華菱

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三人で②

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「聞こえませんでしたか?三人でしましょう」
「え、いやその聞こえてはいましたけど……」
「チグサッ、三人でなんて、その、恥ずかしいし……」
「恥ずかしいなんて、昨日、あんなに見せつけてきたのに今さらではありませんか?」
「へ?昨日?……えっ!?もしかして貴女、昨日の放課後、教室で私たちがシテたの覗いていたのですか!?」
「はい、私たち長い付き合いですのに私が見たことのないえっちな表情を浮かべて、あんなに乱れるなんて……見てる私まで身体が火照ってしまいました……」
「……いやあ、うぅ~~~わすれて、わすれなさい」
「無理です、鮮明に脳裏に焼きついてしまっています」

呻き声をあげてしゃがみこみ顔を手で隠すアルミ嬢と対称的に楽しそうに笑うチグサ嬢。

「そういうことで、始めましょうか」
チグサ嬢は、そういって無邪気に笑うと「えーい」と弛いかけ声とともに飛び付いてきた。

「わっ」
ふよん、と柔らかな感触を感じたのもつかの間、そのまま勢いよくベットに倒されてしまう。

ぽふん、とやわらかなベットに倒されると、シーツからアルミ嬢の香りが漂ってきて、そのうえ胸元にはチグサ嬢がぎゅ~と抱きついているものだから二人に包まれているかのような気がして頭がくらくらしてしまう。

チグサ嬢は、ぎゅっと抱きついたまま、まるでマーキングでもしているかのように俺の胸元に顔を埋めて頭をすりすりと擦りつけてくる。かわいい。

身体にかかるチグサ嬢の圧迫感が気持ちよくって俺の相棒が反応してしまう。

そんな俺たちを呆然と見ているアルミ嬢を尻目にチグサ嬢は甘えてくる。
そして、チグサ嬢は俺の変化に気づいたようで

「……もう大きくなっているのですね、」
耳元で囁かれた。
チグサ嬢の言葉にまるで耳を舐められたかのようにゾクリと震える。
彼女はさわりと俺の相棒を撫でると、上体を起こして、俺の腰に股がって座る形になる。

チグサ嬢は妖艶に微笑むと、ゆっくりとワイシャツのボタンをはずしていく。始まったストリップショーに釘付けになる。

改めて見るとすごく綺麗な人だ。
張りのあるたわわに実った大きな果実にきゅっと引き締まった身体。
思わず抱きしめたくなるような腰のくびれも、舐めたくなるようなほんのりと割れた腹筋も惜しげもなくさらされていく。

今、彼女の身を守るのはその髪の色と同じ青の下着のみ、薄い青色の扇情的なレースの布地のみだ。

「おっぱい、さわっていいですよ?トーノさんだけのものなのですから」
なんて嬌艶な表情を浮かべるのだろうか、彼女の笑みに心臓を掴まれたかの如く鼓動がはやくなる。
チグサ嬢と目が合う度に身体が熱を帯びていって、
俺は引き寄せられるように、ゆっくりと手をその果実へと伸ばしていく。
ーーーそして



「ダメぇ!!」
あと少しで手が届くところでアルミ嬢の声が響いた。

「……アルミ様?」

「トーノ、さっきからチグサにばっかり夢中になって私が居ることなんて忘れて……」
アルミ嬢は目元に涙を溜めていた。
「もう、私だって……」
アルミ嬢は小さく呟くと、スカートをストンと落として、ワイシャツも勢いよく脱ぎ捨てて、下着姿になる。
桜色の可愛らしい下着だ。

男の哀しい性だろう、アルミ嬢の下着姿に目を奪われていると、彼女はベットまで歩いてきて、ポスンとベットに乗っかるとそのまま俺に覆い被さりキスをしてきた。

「んー」

アルミ嬢の甘い匂いが鼻孔をくすぐり、むちりとした感触が身体を包む。

「ん、ちゅ」
いつもとは違って最初から積極的に俺の口のなかをねぶってくる。
まるで私の!とでもいうかのように、激しく。
俺はアルミ嬢にされるがままになっていた。
くちゅ、くちゃ、二人の唾液が淫靡に響く。

俺の舌が彼女の舌に触れると嬉しそうにちゅーと吸い付いてきて、
「んー、ちゅー、くちゅ」
俺は彼女になされるがままにぼんやりとしてきた頭で考える。
どうして口のなかを弄ばれるだけでこんなに気持ちいいのだろうかと。

「ぷはぁ」
夢中でキスをしていたアルミ嬢が息継ぎのために一度口を離した。
交わった彼女の瞳には情欲の焔が揺らめいていた。

彼女はぺろっと妖艶に舌なめずりをすると再び俺の唇に吸い付いてきて………



「ああ!姫様ばっかりずるい!」
俺たちのまぐ合いに見いっていたチグサ嬢がはっと我に帰り「わ、私もッ」と参戦してきた。



ーーー淫らな宴が始まる。
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