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転生!
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勇人が1人、自問自答の堂々巡りにハマっていた。
神と名乗った老人が、それを観ながら、口元を弛ませる。
神の目には、勇人が滑稽だった。
「くぉら、そこ!また笑ってんじゃねーよ!」
神の微笑みに気付いた勇人は、それを見逃さなかった。
「まぁ、そう腹を立てるな。これからお主は…」
「転生か!?」
「ぬ!?」
神が言いかけた所へ勇人が割り込んだ言葉に、今度は神が少し驚かされた。
「だって、こういうのって、ラノベでよくあるアレだろ?」
「ふ、ふむ。話は早い様じゃの…」
正直、神としては驚く勇人を見て更に楽しみたかったが、残念ながら、それは叶わなかった。
神なのに。
「現世で死んじまったから、転生なのは間違い無いんだろーけど、赤ちゃんからやり直しか?それとも、既に現存していた人が死んで、その空いた肉体に入れ代わる系?それか、新たに生成した肉体に魂を宿らせる系?」
転生を確信した勇人は、まさか自分にそれが起こると思うと、テンション爆上がりしてきた。
神の受け答えも追い付かない程に、勇人の質問が老人を畳み掛ける。
「いや、勇人よ、ちょいと待て…」
「それとも、最近流行りの人外転生系か?それなら、ドラゴンみたいな最強種族とか、リッチみたいに不老不死で骨じゃないヤツみたいな、チート能力とかある種族が良いなぁ!?」
「これ、話を聞かんか…」
「チート能力って言えば、別に種族関係なく、チート能力は神の力で付与してくれんだろ?だったらリッチとかじゃなくても不老不死の力を貰えば良いのか!そうだよな!?」
「待てと言うとろうが!?」
仏の顔も三度までと言うが、神は三度も待ってくれないらしい。
「ッ!?そんな怒んなよ。血圧上がるぞ?異世界転生って聞いて、ちょっと浮かれただけじゃんかよ」
勇人も神の怒りに少し驚きつつ、なだめる。
「…まあ、良いじゃろう…」
神の怒りが収まったところで、勇人がツッコんだ。
「てか、どーせなら『ちょ、待てよ!』ってキム○ク風に言うとか、面白く止めろよな」
ちょっとキレた神に、頭を掻きながらも逆に諭す勇人の絵図。
謝りもしない辺りは、胆力があるというべきか、はたまた単なる阿呆か。
何れにせよ、神を何だと思っているのやら。
「…ぐぬぬ…」
神はこの『人間の子供に負けた感』のある雰囲気に唇を噛む。
しかし、それを悟られぬ様、すぐに気を取り直して、続けた。
「…して、転生についてじゃが、お前はお前のまま、肉体だけ少し若返らせてあっちの世界に生成する」
「そうなのか。じゃ、不老不死とか必須じゃね?」
「歳は17歳程度。お前の言うチート能力とやらは、思い付く限り付与してやろう。じゃがな、勇人。強いからと言って油断していると…」
「ハッ!この俺を誰だと思っている!?」
厨二現象が現実となる時、元引きニートだった勇人はその病を再び呼び起こすのだった。
顔の前に手を翳し、無駄なポーズを極め込む勇人。
「いや、マジでそーゆーの要らんから」
「なに!?俺が中学の頃はこーゆーのが格好良かったのに!?」
神の冷たい対応に、勇人はショックを受けていた。
「もうよい。ホレ。サッサと転生させるぞ」
「な、なんか急に感じが変わってません?」
どこか、神の虫の居所が悪いらしく、勇人はビビりながら探りを要れる。
「人の子は五月蝿くて敵わん。ワシは今、一刻も早くのんびりしたいんじゃあ!!」
神も神で、自分から呼んでおいて凄く雑な扱い。
要するに、勇人の相手をする事に飽きたのだ。
「ふざけんなよ!?ジイさんが呼んだんだろ!?」
流石にちょっとキレる勇人。
「…でも、まあ良いや!行くならサッサと行くぜ!一刻も早くってのには俺も賛成だ!」
気を取り直して意気揚々としていた。
「先にも言うたが、お前はワシの使徒として、勇者になる為に送り込まれる…」
「うおお!神の使徒か!!なんかカッコいいじゃん!」
神が話を始め、同時に右手を空に掲げると、何やら頭上に光の玉が現れた。
「そして、行く先の世界には既に使徒を送ることを伝えてある…」
「贈るって、俺は御歳暮か!?」
「ああ!五月蝿い!イチイチ余計な一言を相槌に入れるな!今はツッコミも要らんし、そもそも『オクル』の字を間違えていることをこっちがツッコまにゃならんのもややこしいわ!」
神がイラッとしながらも、やり取りを続けるうちに、光の玉は大きくなる。
「良いねぇ、ノッて来たねぇ、ジイさん?」
クククと悪戯な笑みを浮かべる勇人だが、もう神はそんな勇人をスルーした。
「出でよ、種への扉…」
神が左手を勇人の後ろへ向けると、そこには、4原色がマーブル模様に輝く扉が現れた。
「うお!もしかして、この扉の先が異世界か!?」
「左様。その先に、お前を待ちかねている人々が暮らす、以前のものとは別の世界が広がっておる。そして…」
「やった!マジか!!」
神の説明に、途中で割り込む。
なぜなら、既に勇人の気持ちも最高潮に達していたのだ。
そんな勇人の悪いクセ。
「んじゃ、待たせるのも悪いし、ちょっくら行って来るわ!」
「バカもん!まだ説明が…!」
「んなもん、チートなら何とでもなるって!」
そう言って扉へ向かって駆け出す勇人。
「そのチート能力を、今集めとるんじゃろが!?」
右手上空の光を見て、神が再び勇人を見る。
つまり、その光が能力なのだが、まだ勇人に受け渡していないのだ。
普段から椅子に座ってばかりの神は、咄嗟に足が出なかった。
だから、左手を伸ばすばかりで駆け出すことができない。
「はあ?ちょっと何言ってるかわかんないっス!」
忠犬じゃあるまいし、楽しそうな物を目の当たりにして、『待て』など聞けるか!
とばかりに、勇人は扉を開けた。
本当に、人の話をよく聞かない子だった。
そして。
左手を伸ばして呼び止める神の姿も、上空の光の玉諸とも、扉から放たれる光に飲まれ、姿形が消えていく。
勇人はその光に吸い込まれる様に、扉の向こうへと消えていったのだった。
神と名乗った老人が、それを観ながら、口元を弛ませる。
神の目には、勇人が滑稽だった。
「くぉら、そこ!また笑ってんじゃねーよ!」
神の微笑みに気付いた勇人は、それを見逃さなかった。
「まぁ、そう腹を立てるな。これからお主は…」
「転生か!?」
「ぬ!?」
神が言いかけた所へ勇人が割り込んだ言葉に、今度は神が少し驚かされた。
「だって、こういうのって、ラノベでよくあるアレだろ?」
「ふ、ふむ。話は早い様じゃの…」
正直、神としては驚く勇人を見て更に楽しみたかったが、残念ながら、それは叶わなかった。
神なのに。
「現世で死んじまったから、転生なのは間違い無いんだろーけど、赤ちゃんからやり直しか?それとも、既に現存していた人が死んで、その空いた肉体に入れ代わる系?それか、新たに生成した肉体に魂を宿らせる系?」
転生を確信した勇人は、まさか自分にそれが起こると思うと、テンション爆上がりしてきた。
神の受け答えも追い付かない程に、勇人の質問が老人を畳み掛ける。
「いや、勇人よ、ちょいと待て…」
「それとも、最近流行りの人外転生系か?それなら、ドラゴンみたいな最強種族とか、リッチみたいに不老不死で骨じゃないヤツみたいな、チート能力とかある種族が良いなぁ!?」
「これ、話を聞かんか…」
「チート能力って言えば、別に種族関係なく、チート能力は神の力で付与してくれんだろ?だったらリッチとかじゃなくても不老不死の力を貰えば良いのか!そうだよな!?」
「待てと言うとろうが!?」
仏の顔も三度までと言うが、神は三度も待ってくれないらしい。
「ッ!?そんな怒んなよ。血圧上がるぞ?異世界転生って聞いて、ちょっと浮かれただけじゃんかよ」
勇人も神の怒りに少し驚きつつ、なだめる。
「…まあ、良いじゃろう…」
神の怒りが収まったところで、勇人がツッコんだ。
「てか、どーせなら『ちょ、待てよ!』ってキム○ク風に言うとか、面白く止めろよな」
ちょっとキレた神に、頭を掻きながらも逆に諭す勇人の絵図。
謝りもしない辺りは、胆力があるというべきか、はたまた単なる阿呆か。
何れにせよ、神を何だと思っているのやら。
「…ぐぬぬ…」
神はこの『人間の子供に負けた感』のある雰囲気に唇を噛む。
しかし、それを悟られぬ様、すぐに気を取り直して、続けた。
「…して、転生についてじゃが、お前はお前のまま、肉体だけ少し若返らせてあっちの世界に生成する」
「そうなのか。じゃ、不老不死とか必須じゃね?」
「歳は17歳程度。お前の言うチート能力とやらは、思い付く限り付与してやろう。じゃがな、勇人。強いからと言って油断していると…」
「ハッ!この俺を誰だと思っている!?」
厨二現象が現実となる時、元引きニートだった勇人はその病を再び呼び起こすのだった。
顔の前に手を翳し、無駄なポーズを極め込む勇人。
「いや、マジでそーゆーの要らんから」
「なに!?俺が中学の頃はこーゆーのが格好良かったのに!?」
神の冷たい対応に、勇人はショックを受けていた。
「もうよい。ホレ。サッサと転生させるぞ」
「な、なんか急に感じが変わってません?」
どこか、神の虫の居所が悪いらしく、勇人はビビりながら探りを要れる。
「人の子は五月蝿くて敵わん。ワシは今、一刻も早くのんびりしたいんじゃあ!!」
神も神で、自分から呼んでおいて凄く雑な扱い。
要するに、勇人の相手をする事に飽きたのだ。
「ふざけんなよ!?ジイさんが呼んだんだろ!?」
流石にちょっとキレる勇人。
「…でも、まあ良いや!行くならサッサと行くぜ!一刻も早くってのには俺も賛成だ!」
気を取り直して意気揚々としていた。
「先にも言うたが、お前はワシの使徒として、勇者になる為に送り込まれる…」
「うおお!神の使徒か!!なんかカッコいいじゃん!」
神が話を始め、同時に右手を空に掲げると、何やら頭上に光の玉が現れた。
「そして、行く先の世界には既に使徒を送ることを伝えてある…」
「贈るって、俺は御歳暮か!?」
「ああ!五月蝿い!イチイチ余計な一言を相槌に入れるな!今はツッコミも要らんし、そもそも『オクル』の字を間違えていることをこっちがツッコまにゃならんのもややこしいわ!」
神がイラッとしながらも、やり取りを続けるうちに、光の玉は大きくなる。
「良いねぇ、ノッて来たねぇ、ジイさん?」
クククと悪戯な笑みを浮かべる勇人だが、もう神はそんな勇人をスルーした。
「出でよ、種への扉…」
神が左手を勇人の後ろへ向けると、そこには、4原色がマーブル模様に輝く扉が現れた。
「うお!もしかして、この扉の先が異世界か!?」
「左様。その先に、お前を待ちかねている人々が暮らす、以前のものとは別の世界が広がっておる。そして…」
「やった!マジか!!」
神の説明に、途中で割り込む。
なぜなら、既に勇人の気持ちも最高潮に達していたのだ。
そんな勇人の悪いクセ。
「んじゃ、待たせるのも悪いし、ちょっくら行って来るわ!」
「バカもん!まだ説明が…!」
「んなもん、チートなら何とでもなるって!」
そう言って扉へ向かって駆け出す勇人。
「そのチート能力を、今集めとるんじゃろが!?」
右手上空の光を見て、神が再び勇人を見る。
つまり、その光が能力なのだが、まだ勇人に受け渡していないのだ。
普段から椅子に座ってばかりの神は、咄嗟に足が出なかった。
だから、左手を伸ばすばかりで駆け出すことができない。
「はあ?ちょっと何言ってるかわかんないっス!」
忠犬じゃあるまいし、楽しそうな物を目の当たりにして、『待て』など聞けるか!
とばかりに、勇人は扉を開けた。
本当に、人の話をよく聞かない子だった。
そして。
左手を伸ばして呼び止める神の姿も、上空の光の玉諸とも、扉から放たれる光に飲まれ、姿形が消えていく。
勇人はその光に吸い込まれる様に、扉の向こうへと消えていったのだった。
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