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2章
初めての魔族戦
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ザスキアさんの衝撃の正体を知ってから約1週間、俺達はゴブリン、コボルト、フォレスト・リザードなどなら単独で討伐可能になった。
それと、隣のホーンリバー王国が魔族の国の1つから戦争を吹っ掛けられたらしい。
それもいきなり宣戦布告もなく来たらしいのでとても危険な状態らしい。
こんな話を聞くと「神の使いとしての仕事しないとな」と、思ってしまう。
まだ、学生でギルドランクもEの俺達には呼び出しも掛からないだろう。
ラミッシュ王国の話じゃないし。
勝手な想像だが、ラミッシュ王国に魔族が侵攻してきたら学生も徴兵されるかもしれないから、しっかりと鍛えておこう。
そんなことを考えていた次の日。
俺達はいつものようにギルドへと行ったが、俺達とは違いいつもより慌ただしい。
ギルドマスターのザスキアさんに何があったのか聞くと、ホーンリバー王国が魔族に大勢の犠牲を出したものの滅ぼされたらしい。
そのせいでいつもの森にも魔族が潜んでいる可能性があるという。
みんなに今日の狩りはやめるかどうか聞くと、周囲に気をつけていれば大丈夫だろうと言われたので結局行くことになった。
そして、いつも通り森の前に集まった。
今日はクリスさんとアーデさんが用事があるため参加していない。
まぁ、剣士と魔法使いが1人ずつなので余り影響は出ないだろう。
俺達は、レッド・グリズリーを連携で討伐したり、シルバー・ウルフの単独討伐に挑戦したりと、自由気ままに魔物を討伐していた。
が、俺の【探知】圏内に魔物とも人間でもないものの反応が2つ入ってきた。
「ヴェル、北西の方向に謎の反応が2つ。…どうする?」
他のみんなには聞こえないように小声で話す。
「…確認に行くとしよう。無理だと思えば引き返し、ギルドへ報告だ。」
ヴェルがそう返してきたのでそれに従って俺は北西方向へと向かうことにした。
2km弱程歩くと謎の人影のようなものを見つけた。
その影の頭には山羊の角のようなものが見える。
ということは…魔族か?
「何者だ!!」
2人の様子を木陰から伺っているとそのうちの1人から声をかけられた。
どうしたものかと迷っていると…
「貴様らこそ何者だ。ここはラミッシュ王国の領地であり、貴様ら魔族の土地ですらないのだぞ!」
ヴェルが飛び出して魔族に対して啖呵を切った。
何やってんの?相手魔族だよ?君、高確率で負けるよ?
「俺は魔族の国であるエンヴィー帝国の王に仕える魔法使いマティアス・ブルレック、そして、こちらの御方はその国の姫様であるジャンヌ・ド・エンヴィー様である!俺達はホーンリバー王国との戦争が終わりそうだからお疲れの姫様を連れて国に帰ろうとしていたところだ!」
「魔族の姫だと!?それならば尚更帰す訳にはいかん!それにエンヴィー帝国は反対方向ではないか!」
「道を間違えたからさっきまで帰り道を姫様と話していたんだよ!帰らせろ!」
「だから帰す訳にはいかんと言っておるだろうが!」
「黙れ小僧!【フレイムランス】!」
魔人と口論になっていたヴェルが攻撃魔法を食らいそうになった。
「危ない!【結界】!」
ーキンッ
「誰だ!?」
魔人が何か言っているが構わずにヴェルに話し掛ける。
「お前は、危なそうなら引き返すって言ってただろうが何してんだよ…」
「仕方ないだろう。魔族が我が国へ侵入してきていたのだぞ。」
「それなら尚更ギルドに報告に戻らないとダメだろ。」
「それもそうだな…すまない。」
よし、分かってくれたのなら大丈夫だ。
「俺達を無視するなぁ!」
魔人が怒鳴ってきた。
「「あ、忘れてた…」」
ヴェルも同じだったようだ。
「お前らなぁ…」
魔人に呆れられてしまった。
「それよりも!お前、何いきなりうちの国の王子に攻撃してくれてんの?」
「あ?お前も王族だったのか…それは悪かったよ。じぁな。」
「待てよ、何帰ろうとしてんの?不法入国でギルドに突き出すから。」
何故か普通に帰ろうとした魔人を捕まえながら俺は現実を再度突きつけた。
「舐めてんじゃねぇぞ!あぁ、もう放せ。これならどうだ?俺とお前で勝負して敗者が勝者の言うことを何でも1つ聞く、どうだ?」
魔族のと戦いか、どうなるか分からないけど受けないと面倒くさくなりそうだな。
「分かった。それで良いだろう。」
「「「「「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」」」」」
俺が答えるとみんなが出てきて凄い声で驚いてくる。
「ブレイド、本気か?相手は魔族だぞ?勝てるのか?」
みんなを代表してかヴェルが聞いてきた。
「分からん、だが勝算はあると思う。」
「そうか…頑張ってくれ。」
ヴェルの応援を背に俺は魔人と対峙した。
「準備は出来たのか?」
「あ、ちょっと待ってくれ。【聖域】」
これで良し。流れ弾防止だ。
「これで大丈夫だろ。一応名乗っておくが俺はブレイド・フォン・ヴィトゲンシュタインだ。」
「俺はさっきも言った通りマティアス・ブルレックだ。」
「そっちの合図で始めてくれて良いぞ。」
「それじゃあ………始め!」
ブルレックの合図で試合が始まった。
開始の合図と同時に俺達は魔力を練り、魔法を放つ。
「【ファイアーボール】」
「【ウォーターボール】」
ージュッ
「【ライトランス】」
「【シャドウランス】」
ーボンッ
ブルレックの魔法に合わせて俺が対になる属性を放っているのでなかなか進まない。
ここは少し狡い魔法を使おうかな?
「【マッドランド】」
ーズブズブ
「はぁ!?なんだこれ!?」
「俺の魔法だよ。お前の足元の土を泥に変えたんだよ。」
このマッドランドは水と土の複合魔法だ。
因みに俺の自作魔法でもある。
足元に気を取られてるうちにこれまた自作魔法である【ホットウォーター】を顔面に浴びせる。
勘の良い人は気付いているだろう。
このホットというのは熱いと辛いを混ぜたものなので舐めると辛い熱湯ということになる。
そのためこの魔法を地肌に直接食らうと…
「あっづ!痛っで!!あぁぁぁ!!!」
こんな風になる。
自分が原因でも可哀想に見えてくる。
これで決着かな?
「おい、大丈夫か?」
「【彼の者を我が望みの場所へ飛ばし給え、転送】」
声を掛けながら近づいて行くとブルレックが最後の悪あがきで魔法を放ってきた。
そして、不覚にも油断していた俺はまともに魔法を食らってしまった。
飛ばされる直前にみんなの方を向くとイーナさんがこっちに駆け寄ろうとしていた。
あ、【聖域】解除しておかないと。
解除と同時に俺の視界が切り替わり俺の目に映ったのは━━━……
………━━森?
_______________________
ありがとうございます。
魔族との初めての戦闘がこんな感じでいいのかとも思いますが、お許し下さい。
次回、話が大きな展開を迎えると思います。
これからもよろしくお願いします。
それと、隣のホーンリバー王国が魔族の国の1つから戦争を吹っ掛けられたらしい。
それもいきなり宣戦布告もなく来たらしいのでとても危険な状態らしい。
こんな話を聞くと「神の使いとしての仕事しないとな」と、思ってしまう。
まだ、学生でギルドランクもEの俺達には呼び出しも掛からないだろう。
ラミッシュ王国の話じゃないし。
勝手な想像だが、ラミッシュ王国に魔族が侵攻してきたら学生も徴兵されるかもしれないから、しっかりと鍛えておこう。
そんなことを考えていた次の日。
俺達はいつものようにギルドへと行ったが、俺達とは違いいつもより慌ただしい。
ギルドマスターのザスキアさんに何があったのか聞くと、ホーンリバー王国が魔族に大勢の犠牲を出したものの滅ぼされたらしい。
そのせいでいつもの森にも魔族が潜んでいる可能性があるという。
みんなに今日の狩りはやめるかどうか聞くと、周囲に気をつけていれば大丈夫だろうと言われたので結局行くことになった。
そして、いつも通り森の前に集まった。
今日はクリスさんとアーデさんが用事があるため参加していない。
まぁ、剣士と魔法使いが1人ずつなので余り影響は出ないだろう。
俺達は、レッド・グリズリーを連携で討伐したり、シルバー・ウルフの単独討伐に挑戦したりと、自由気ままに魔物を討伐していた。
が、俺の【探知】圏内に魔物とも人間でもないものの反応が2つ入ってきた。
「ヴェル、北西の方向に謎の反応が2つ。…どうする?」
他のみんなには聞こえないように小声で話す。
「…確認に行くとしよう。無理だと思えば引き返し、ギルドへ報告だ。」
ヴェルがそう返してきたのでそれに従って俺は北西方向へと向かうことにした。
2km弱程歩くと謎の人影のようなものを見つけた。
その影の頭には山羊の角のようなものが見える。
ということは…魔族か?
「何者だ!!」
2人の様子を木陰から伺っているとそのうちの1人から声をかけられた。
どうしたものかと迷っていると…
「貴様らこそ何者だ。ここはラミッシュ王国の領地であり、貴様ら魔族の土地ですらないのだぞ!」
ヴェルが飛び出して魔族に対して啖呵を切った。
何やってんの?相手魔族だよ?君、高確率で負けるよ?
「俺は魔族の国であるエンヴィー帝国の王に仕える魔法使いマティアス・ブルレック、そして、こちらの御方はその国の姫様であるジャンヌ・ド・エンヴィー様である!俺達はホーンリバー王国との戦争が終わりそうだからお疲れの姫様を連れて国に帰ろうとしていたところだ!」
「魔族の姫だと!?それならば尚更帰す訳にはいかん!それにエンヴィー帝国は反対方向ではないか!」
「道を間違えたからさっきまで帰り道を姫様と話していたんだよ!帰らせろ!」
「だから帰す訳にはいかんと言っておるだろうが!」
「黙れ小僧!【フレイムランス】!」
魔人と口論になっていたヴェルが攻撃魔法を食らいそうになった。
「危ない!【結界】!」
ーキンッ
「誰だ!?」
魔人が何か言っているが構わずにヴェルに話し掛ける。
「お前は、危なそうなら引き返すって言ってただろうが何してんだよ…」
「仕方ないだろう。魔族が我が国へ侵入してきていたのだぞ。」
「それなら尚更ギルドに報告に戻らないとダメだろ。」
「それもそうだな…すまない。」
よし、分かってくれたのなら大丈夫だ。
「俺達を無視するなぁ!」
魔人が怒鳴ってきた。
「「あ、忘れてた…」」
ヴェルも同じだったようだ。
「お前らなぁ…」
魔人に呆れられてしまった。
「それよりも!お前、何いきなりうちの国の王子に攻撃してくれてんの?」
「あ?お前も王族だったのか…それは悪かったよ。じぁな。」
「待てよ、何帰ろうとしてんの?不法入国でギルドに突き出すから。」
何故か普通に帰ろうとした魔人を捕まえながら俺は現実を再度突きつけた。
「舐めてんじゃねぇぞ!あぁ、もう放せ。これならどうだ?俺とお前で勝負して敗者が勝者の言うことを何でも1つ聞く、どうだ?」
魔族のと戦いか、どうなるか分からないけど受けないと面倒くさくなりそうだな。
「分かった。それで良いだろう。」
「「「「「「「えぇぇぇぇぇ!?」」」」」」」
俺が答えるとみんなが出てきて凄い声で驚いてくる。
「ブレイド、本気か?相手は魔族だぞ?勝てるのか?」
みんなを代表してかヴェルが聞いてきた。
「分からん、だが勝算はあると思う。」
「そうか…頑張ってくれ。」
ヴェルの応援を背に俺は魔人と対峙した。
「準備は出来たのか?」
「あ、ちょっと待ってくれ。【聖域】」
これで良し。流れ弾防止だ。
「これで大丈夫だろ。一応名乗っておくが俺はブレイド・フォン・ヴィトゲンシュタインだ。」
「俺はさっきも言った通りマティアス・ブルレックだ。」
「そっちの合図で始めてくれて良いぞ。」
「それじゃあ………始め!」
ブルレックの合図で試合が始まった。
開始の合図と同時に俺達は魔力を練り、魔法を放つ。
「【ファイアーボール】」
「【ウォーターボール】」
ージュッ
「【ライトランス】」
「【シャドウランス】」
ーボンッ
ブルレックの魔法に合わせて俺が対になる属性を放っているのでなかなか進まない。
ここは少し狡い魔法を使おうかな?
「【マッドランド】」
ーズブズブ
「はぁ!?なんだこれ!?」
「俺の魔法だよ。お前の足元の土を泥に変えたんだよ。」
このマッドランドは水と土の複合魔法だ。
因みに俺の自作魔法でもある。
足元に気を取られてるうちにこれまた自作魔法である【ホットウォーター】を顔面に浴びせる。
勘の良い人は気付いているだろう。
このホットというのは熱いと辛いを混ぜたものなので舐めると辛い熱湯ということになる。
そのためこの魔法を地肌に直接食らうと…
「あっづ!痛っで!!あぁぁぁ!!!」
こんな風になる。
自分が原因でも可哀想に見えてくる。
これで決着かな?
「おい、大丈夫か?」
「【彼の者を我が望みの場所へ飛ばし給え、転送】」
声を掛けながら近づいて行くとブルレックが最後の悪あがきで魔法を放ってきた。
そして、不覚にも油断していた俺はまともに魔法を食らってしまった。
飛ばされる直前にみんなの方を向くとイーナさんがこっちに駆け寄ろうとしていた。
あ、【聖域】解除しておかないと。
解除と同時に俺の視界が切り替わり俺の目に映ったのは━━━……
………━━森?
_______________________
ありがとうございます。
魔族との初めての戦闘がこんな感じでいいのかとも思いますが、お許し下さい。
次回、話が大きな展開を迎えると思います。
これからもよろしくお願いします。
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