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勉学のファイブステップ
81歩目 変わった先生たち
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「サーラ、準備出来た?」
女子寮の自室に同じクラスの友達、アテルダがノックもしないで入ってきたわ、わたしは最初に文句を言ったわよ「ノックをして入りなさいよ」ってね、でもアテルダは笑って「女子同士なんだから気にしない」って言って来たわ、わたしは気にするのよって更に追加で怒ったわよ。
「良いじゃないサーラ、気にしない気にしない・・・それよりもねサーラ、最近学園が楽しいのよアタシ、あれだけ嫌だったのにね」
アテルダの気持ちはわたしも同意見のものよ、新しい担任教師が来てからわたしたちは変わったわ、まだ2週間しか経ってないのによ、みんなは何年も一緒にいるみたいに仲良くなっているわ、わたしもそれの仲間でとても楽しいのよ。
「それだけあの人たちが違ったのよ、アテルダも聞いたでしょ?わたしたちにちょっかいを掛けてきたあいつ、先生に返り討ちにあったって話」
「それはアタシも聞いたよサーラ、先生たちは何も言わないけどさ、もう生徒たち全員が知ってる、なにせマジャル・ドルイドがアユム先生に低姿勢だものね」
アテルダが笑っているわ、わたしも一緒に笑ってるけど、先生を見るあいつの顔が間抜けで面白いんだから仕方ないわ、それを見て生徒が分かってしまうほどだから仕方ないのよ。
「そうそう、何をしたらあんなに態度が変わるのよね?わたし教えてほしいわよ」
アユム先生に聞いても教えてくれませんでした、アマンダ先生とイーシャ先生にも聞こうと思ったんですよ、でもあの二人はアユム先生から離れません、唯一離れる女子寮ならばと思っていたんだけど、アユム先生から離れたくないって事で、3人は旅でも使っていた馬車で宿泊しています、アユム先生が女性でなかった事もその時知って驚いたんですよ。
「ほんとだよね、それも明日の森演習で聞ければいいね」
「そうねアテルダ、でも演習の訓練が優先だからね、まだ内容は知らないけど、頑張るわよ」
明日からの演習内容は先生たちからは聞いていません、ただ楽しみにしていなさいって言っていました、その時のアマンダ先生とイーシャ先生が顔を曇らせていたのが気になります、そしてその顔はマジャル・ドルイドの事を聞いた時にもしていたんです、だから凄く気になっています。
その日の夜は、二人でその事を話して楽しかったです、朝に学園の門に集合したわたしたちは、すごい物を見て固まってしまいましたよ。
「ここ、こいつってドラゴンだよな」
アンドが大きなドラゴンを指差して先生たちに聞いています、先生たちは大きなドラコンの顔を触って笑顔でいます、怖くないんでしょうかね。
「アンドちょっと違うよ、この子はレッドドラゴンで僕のテイムしたモンスターなんだ、名前はアイズ君です」
アユム先生がレッドドラゴンの顔を撫でています、レッドドラゴンも何だか嬉しそうに先生にすり寄っていますよ、わたしたちはそのドラゴンの背中についているカゴに乗って移動するそうで、みんなが仮設の階段を登って乗り込んでいます。
「さて、今日から一週間ここで暮らします、そして戻ったら1学期の試験、コア作成が待ってます、頑張りましょう」
目的地の北の森に着きました、そこでみんなレッドドラゴンから降りたんです、でもそこはわたしたちの知ってる森ではありませんでした。
「ああ、あの先生・・・ここって平気なんですか?」
「何言ってるのサーラ?みんなも、もしかして心配なのかな」
先生はわたしたちを見て笑っています、その顔はどことなく意地悪な事をしようとしている感じに見えました、ここは北の森ササージュ、その奥地なんです、そこまで入った者は帰って来ないと言われている場所です、わたしは商会のお父様からその話を聞いて外はとても怖いと思ったんです、だから街の中で仕事が出来る処理魔法を覚え、お父様の商会を大きくしていきたいんですよ。
「心配にもなりますよ、わたしたちこんな所に来るって教えて貰ってないんですよ!」
「ここはモンスターが強いからね、普通に入ったら1分ともたないで食べられちゃうかもしれないね」
両手を前に出し手をワキワキとさせて先生が意地悪そうな表情をしています、でもアユム先生がしているので全然怖くなりません、むしろみんなはそれを見て笑っていますよ、アマンダ先生とイーシャ先生がそれを見て、アユム先生を下がらせ補足をしてくれました、ここは先生たちが間引きをした状態らしくモンスターは出ないそうです、わたしたちはここでゴーレムを1体作るように言われました。
「森で使えるゴーレムですか?」
「そうだ、森で暮らすには何が必要か、それぞれのグループで考えて作るんだ」
グループは5人で別れています、みんなどうすれば良いのか分からないようでそわそわです、そこでイーシャ先生がちょっとだけヒントをくれました、人が森に来る理由を考えなさいってね。
「良いヒントだねイーシャ、でもその前にみんなにやってもらう事があるよ」
アユム先生がお二人の間から顔を出してそんな事を言ってきました、わたしたちはまだあるのって思いましたけど、それは生活をする為の準備でした、食事をする為の場所や寝床まで全部自分たちで準備しないといけないんです。
「テントは立てればすぐだけど、中のベッドは組み立てないと使えません、材料はここにあるからみんなで作ってね」
アユム先生が収納魔法から加工された木材を出してきました、わたしたちは早速作業を始めたんです、初めてだったので先生たちに手伝ってもらいながら時間を掛けて進めて行きなんとか形になりましたよ、途中昼食も食べたけど、今回だけアユム先生が用意した物だったんです、パンに肉と野菜を挟んだ変わった食べ物で美味しかったです。
「さて、もう日が暮れるので今日は夕飯を作って終わりかな、じゃあそれぞれ別れて準備しようか」
かまどの準備をする人に肉や野菜を切る人、白米って変わった食べ物を炊く係りに分かれます、わたしはアテルダと一緒に白米を炊く係です。
「みんな良く洗うんだよ、そしたら水を入れます、大体指の関節一個分は多目にね」
先生に習って私たちはハンゴウって入れ物の中でおコメを洗っています、これに水を入れて火に掛けます、それは炊くという調理法になるんだそうです、変わった調理法だねってアテルダと話したわ、火の加減も大変らしく上手く出来るのか心配です。
「さてみんな、ここで注意だよ」
アユム先生がハンゴウを火に掛けるとわたしたちを見ながらこんな言葉を言ってきました。
「はじめちょろちょろ中パッパ?」
「赤子泣いても蓋取るな、みんなハンゴウの蓋が浮き上がっても空けちゃダメだ、上に重しを乗せて対処するんだよ、火の調整を忘れずにね」
良く分からないって、わたしたちで一斉に言いました、アユム先生は「だよねぇ~」って頭を掻いています、そしてやってみれば分かるって先生がハンゴウを指差したんです、ハンゴウから泡がこぼれていました、それからはわたしたちのハンゴウも同じようになると言われて実践していったんです。
そして炊き終わった所で他の係りも料理を終わらせていました、そこには茶色い液体が出来上がっていて、みんなが引いていましたよ。
「さぁみんな手を合わせて」
先生たちが手を合わせ「いただきます」って言います、わたしたちもそれに合わせました、これはアユム先生の国の習慣だそうです、食材と作ってくれた人に感謝をする為の物だそうですよ、でもわたしは茶色い液体の掛けられた白米を見てちょっと食べる気にはなっていません、アテルダやみんなもです、匂いは美味しそうなんですけどね。
「ね、ねぇサーラ食べて見てよ」
「アテルダが先に食べてよ、わたしは嫌よ」
みんなスプーンに乗せて止まっています、先生たちは普通に食べているので問題はありません、でも見るからに食べ物には見えないんですよ、先生たちはすごくおいしそうに食べていますけどね、でもわたしたちはお腹がペコペコです、こんなに体を動かしたのは初めてですよ。
「アテルダ、明日から頑張りましょうね」
カレーって食べ物をスプーンに乗せアテルダに伝えたわ、そしてこれは過酷な森の生活の始まりだって覚悟を決めて口に入れたの、アテルダはその覚悟を分かってくれたみたい、アテルダも一緒に口に入れたわ、怖かったけどとても幸せな気持ちになったわよ、カレーってとても美味しかったのよ。
女子寮の自室に同じクラスの友達、アテルダがノックもしないで入ってきたわ、わたしは最初に文句を言ったわよ「ノックをして入りなさいよ」ってね、でもアテルダは笑って「女子同士なんだから気にしない」って言って来たわ、わたしは気にするのよって更に追加で怒ったわよ。
「良いじゃないサーラ、気にしない気にしない・・・それよりもねサーラ、最近学園が楽しいのよアタシ、あれだけ嫌だったのにね」
アテルダの気持ちはわたしも同意見のものよ、新しい担任教師が来てからわたしたちは変わったわ、まだ2週間しか経ってないのによ、みんなは何年も一緒にいるみたいに仲良くなっているわ、わたしもそれの仲間でとても楽しいのよ。
「それだけあの人たちが違ったのよ、アテルダも聞いたでしょ?わたしたちにちょっかいを掛けてきたあいつ、先生に返り討ちにあったって話」
「それはアタシも聞いたよサーラ、先生たちは何も言わないけどさ、もう生徒たち全員が知ってる、なにせマジャル・ドルイドがアユム先生に低姿勢だものね」
アテルダが笑っているわ、わたしも一緒に笑ってるけど、先生を見るあいつの顔が間抜けで面白いんだから仕方ないわ、それを見て生徒が分かってしまうほどだから仕方ないのよ。
「そうそう、何をしたらあんなに態度が変わるのよね?わたし教えてほしいわよ」
アユム先生に聞いても教えてくれませんでした、アマンダ先生とイーシャ先生にも聞こうと思ったんですよ、でもあの二人はアユム先生から離れません、唯一離れる女子寮ならばと思っていたんだけど、アユム先生から離れたくないって事で、3人は旅でも使っていた馬車で宿泊しています、アユム先生が女性でなかった事もその時知って驚いたんですよ。
「ほんとだよね、それも明日の森演習で聞ければいいね」
「そうねアテルダ、でも演習の訓練が優先だからね、まだ内容は知らないけど、頑張るわよ」
明日からの演習内容は先生たちからは聞いていません、ただ楽しみにしていなさいって言っていました、その時のアマンダ先生とイーシャ先生が顔を曇らせていたのが気になります、そしてその顔はマジャル・ドルイドの事を聞いた時にもしていたんです、だから凄く気になっています。
その日の夜は、二人でその事を話して楽しかったです、朝に学園の門に集合したわたしたちは、すごい物を見て固まってしまいましたよ。
「ここ、こいつってドラゴンだよな」
アンドが大きなドラゴンを指差して先生たちに聞いています、先生たちは大きなドラコンの顔を触って笑顔でいます、怖くないんでしょうかね。
「アンドちょっと違うよ、この子はレッドドラゴンで僕のテイムしたモンスターなんだ、名前はアイズ君です」
アユム先生がレッドドラゴンの顔を撫でています、レッドドラゴンも何だか嬉しそうに先生にすり寄っていますよ、わたしたちはそのドラゴンの背中についているカゴに乗って移動するそうで、みんなが仮設の階段を登って乗り込んでいます。
「さて、今日から一週間ここで暮らします、そして戻ったら1学期の試験、コア作成が待ってます、頑張りましょう」
目的地の北の森に着きました、そこでみんなレッドドラゴンから降りたんです、でもそこはわたしたちの知ってる森ではありませんでした。
「ああ、あの先生・・・ここって平気なんですか?」
「何言ってるのサーラ?みんなも、もしかして心配なのかな」
先生はわたしたちを見て笑っています、その顔はどことなく意地悪な事をしようとしている感じに見えました、ここは北の森ササージュ、その奥地なんです、そこまで入った者は帰って来ないと言われている場所です、わたしは商会のお父様からその話を聞いて外はとても怖いと思ったんです、だから街の中で仕事が出来る処理魔法を覚え、お父様の商会を大きくしていきたいんですよ。
「心配にもなりますよ、わたしたちこんな所に来るって教えて貰ってないんですよ!」
「ここはモンスターが強いからね、普通に入ったら1分ともたないで食べられちゃうかもしれないね」
両手を前に出し手をワキワキとさせて先生が意地悪そうな表情をしています、でもアユム先生がしているので全然怖くなりません、むしろみんなはそれを見て笑っていますよ、アマンダ先生とイーシャ先生がそれを見て、アユム先生を下がらせ補足をしてくれました、ここは先生たちが間引きをした状態らしくモンスターは出ないそうです、わたしたちはここでゴーレムを1体作るように言われました。
「森で使えるゴーレムですか?」
「そうだ、森で暮らすには何が必要か、それぞれのグループで考えて作るんだ」
グループは5人で別れています、みんなどうすれば良いのか分からないようでそわそわです、そこでイーシャ先生がちょっとだけヒントをくれました、人が森に来る理由を考えなさいってね。
「良いヒントだねイーシャ、でもその前にみんなにやってもらう事があるよ」
アユム先生がお二人の間から顔を出してそんな事を言ってきました、わたしたちはまだあるのって思いましたけど、それは生活をする為の準備でした、食事をする為の場所や寝床まで全部自分たちで準備しないといけないんです。
「テントは立てればすぐだけど、中のベッドは組み立てないと使えません、材料はここにあるからみんなで作ってね」
アユム先生が収納魔法から加工された木材を出してきました、わたしたちは早速作業を始めたんです、初めてだったので先生たちに手伝ってもらいながら時間を掛けて進めて行きなんとか形になりましたよ、途中昼食も食べたけど、今回だけアユム先生が用意した物だったんです、パンに肉と野菜を挟んだ変わった食べ物で美味しかったです。
「さて、もう日が暮れるので今日は夕飯を作って終わりかな、じゃあそれぞれ別れて準備しようか」
かまどの準備をする人に肉や野菜を切る人、白米って変わった食べ物を炊く係りに分かれます、わたしはアテルダと一緒に白米を炊く係です。
「みんな良く洗うんだよ、そしたら水を入れます、大体指の関節一個分は多目にね」
先生に習って私たちはハンゴウって入れ物の中でおコメを洗っています、これに水を入れて火に掛けます、それは炊くという調理法になるんだそうです、変わった調理法だねってアテルダと話したわ、火の加減も大変らしく上手く出来るのか心配です。
「さてみんな、ここで注意だよ」
アユム先生がハンゴウを火に掛けるとわたしたちを見ながらこんな言葉を言ってきました。
「はじめちょろちょろ中パッパ?」
「赤子泣いても蓋取るな、みんなハンゴウの蓋が浮き上がっても空けちゃダメだ、上に重しを乗せて対処するんだよ、火の調整を忘れずにね」
良く分からないって、わたしたちで一斉に言いました、アユム先生は「だよねぇ~」って頭を掻いています、そしてやってみれば分かるって先生がハンゴウを指差したんです、ハンゴウから泡がこぼれていました、それからはわたしたちのハンゴウも同じようになると言われて実践していったんです。
そして炊き終わった所で他の係りも料理を終わらせていました、そこには茶色い液体が出来上がっていて、みんなが引いていましたよ。
「さぁみんな手を合わせて」
先生たちが手を合わせ「いただきます」って言います、わたしたちもそれに合わせました、これはアユム先生の国の習慣だそうです、食材と作ってくれた人に感謝をする為の物だそうですよ、でもわたしは茶色い液体の掛けられた白米を見てちょっと食べる気にはなっていません、アテルダやみんなもです、匂いは美味しそうなんですけどね。
「ね、ねぇサーラ食べて見てよ」
「アテルダが先に食べてよ、わたしは嫌よ」
みんなスプーンに乗せて止まっています、先生たちは普通に食べているので問題はありません、でも見るからに食べ物には見えないんですよ、先生たちはすごくおいしそうに食べていますけどね、でもわたしたちはお腹がペコペコです、こんなに体を動かしたのは初めてですよ。
「アテルダ、明日から頑張りましょうね」
カレーって食べ物をスプーンに乗せアテルダに伝えたわ、そしてこれは過酷な森の生活の始まりだって覚悟を決めて口に入れたの、アテルダはその覚悟を分かってくれたみたい、アテルダも一緒に口に入れたわ、怖かったけどとても幸せな気持ちになったわよ、カレーってとても美味しかったのよ。
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