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12章学園大会

305話 探索しようよ

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ケイイチ
「どうしようか、これ」


どうもケイイチです、俺たちは飛空艇の夜は部屋で録画を見ています。

夜はシューユやダンも来ているんです、そうあれをするからです。



そして録画ですがいつもと違って探索が進んでいません。


ミキ
「まあこんな日もあるわよ、それに5日連続で使用してないし、彼らだってわかってて使ってるじゃない」


今画面に映ってるのはアイアンソウルだ、レストラン罠を使い始めて彼らの行動が段々あの罠周辺に限定してきてしまった。


サーニャン
「いいではないですかマスターDPにはなりますし、彼らが危険なことをしてるわけではないのですから」

フルーティア
「そうよケイイチ、それにあの罠ってそう言った事が目的で作ったんでしょ?」

ケイイチ
「まあそうなんだけどさ」


俺はみんなの意見を聞いて納得はしている、でも出来れば探索も進めてほしいのだ。


ミキ
「でも彼らすごいわよね、ああして罠を使ってもどんどん先に進むんだから」

フルーティア
「そうねー何が違うのかしら?」


二人が疑問に思っているようだ、だが俺は知っているサーニャンに教えて貰った、あの罠の食事がではないが栄養バランスが良くなり体の動きが良くなっているらしい。


ケイイチ
「でも食事をあそこでばかり取ってると他で食べられなくならないのかな?」

ミキ
「そうねー・・・なるわね!?」

フルーティア
「確かに、私もケイイチたちと食事を摂るようになって学園の食事が苦痛だったわ」



そんな話をしながらアイアンソウルの録画を見終わり、次だ。




ケイイチ
「シューユたちもじゃなくてよかったよ」

ミキ
「解らないわよー彼女たちはアイアンソウルよりダンジョンに来てないもの」


そうなのだ、一回入った後どこかに行ってたのか全然来なかったのだ。


ケイイチ
「ならないことを願うよ」


そして獅子の意思の録画を見始めた。







リナ
「詠唱終わったぞ『サンダーランス』」

ポーリッシュ
「いくよーっほい」

ローナ
「とどめー『バックスタブ』」


どうもシューユです、私たちはフォーハンドグリズリーを倒して今ドロップ品を集めています。


シューユ
「ドロップ品は毛皮だったわね」

リナ
「だな、これでまた送れるな」

ローナ
「そうねよかったわ、やっぱりここはお金になるから最高ね」

ポーリッシュ
「ほんとホント、罠は美味しいご飯が出てくるしねー」


ポーが飛び跳ねて喜んでいます、気持ちは解るわ、罠といったらこちらに不利益をもたらすものと決まっています、最悪命を落とす物もあるくらいなんですよ、それなのにここの罠はあれですからね。


ローナ
「じゃあそろそろ罠を探しますか」

ポーリッシュ
「さんせーい」

リナ
「だな、62階は何処にあるんだろうな」


このダンジョンは何故か形を変えるのですが、広範囲フロアの階は変わらないのです。

そして私たちが今探している罠は動きません、1階上の階も同じ場所にありました、ええ確認しましたよ。


ローナ
「ん~こっちね」

ポーリッシュ
「今日は何かなー」

リナ
「俺はワショクがいいなぁーあの鼻にツンッとするのが最高だ」

ポーリッシュ
「ええーわたし苦手ーチュウカがいいよチュウカー」

ローナ
「私はヨウショクかな、量が多くて味がもう(じゅるり)おっと!失礼」


ローが口を拭いて先頭を歩いています、もう!女の子なんだから気を付けなさいよね・・・リナとポーもね。


リナ
「おいあれって」

ポーリッシュ
「やったねさすがローちゃん」

シューユ
「ちょっと待ってみんな」


私たちは森をしばらく探索し、やっと家が見えてきたので近づいたらジャイアントボアが5匹いたの。


リナ
「ちっどうするシューユ、さすがにきついぞ」

シューユ
「そうね、でもまだこっちに気付いてないわ、リナ魔法をお願い、残った奴は私たちが相手するわ」

リナ
「おう任せろ!」


リナが詠唱を始めたので私たちも準備をしました。


リナ
「いくぜみんな『サンダーレイン』」

シューユ
「今よみんな!はぁー『戦空刃』」

ポーリッシュ
「やぁー『瞬神連撃』」

ローナ
「もう!どきなさいよ!?猪ども『サイクロンショット』」


私たちはリナの上級魔法で倒せなかった3匹を戦技でそれぞれ倒しました。


リナ
「みんなさすがだな、戦技一発かよ」

ローナ
「そういうリナだって上級魔法一発じゃないの、それも相当魔力注いでるでしょ」

リナ
「まあな、でも全然楽だぞもう一発撃ってもいいくらいだ」

ポーリッシュ
「私たちだってまだまだ元気だよー」


みんながそう言いながらドロップ品を集めています。


シューユ
「さあ中に入って休みましょ」

ローナ・ポーリッシュ・リナ
「「「さんせーい」」」


私たちは家に入って料理を楽しみ休みました。







ケイイチ
「いやーよかった、次の日すぐに探索をして下に降りてくれたね」

ミキ
「もう!ケイイチ心配し過ぎよ、ねぇフルーティア」

フルーティア
「そうね、ちょっと妬けちゃうわね」

シューミ
「そうです心配になります、ねぇ姫様」

ローディアナ
「そうね、これは明日は楽しめそうね」

サーニャン
「マスター番いを増やすのでしたら歓迎しますよ」

ダンショウ
「でもそこがケイイチのいいところだよねー」


「私はいるだけで幸せですよケイイチ殿」


みんなが俺の顔を見ながら言ってきたが、そんな気はありません。

録画を見終わりみんなには寝てもらって俺とサーニャンは食料を取りにダンジョンに行ったり料理を作りました。
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