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12章最終決戦
239話 魔王討伐
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「やあ西の魔王グレンドラゴス」
「ぐっミルドラスゴーンか、何しに来た」
余は北の魔王ミルドラスゴーン、余が直々に西の魔王の元に来たのは、少し雲行きが怪しかったからだ、順調にあのダンジョンを利用して西の戦力を削いでいたがそれ以外に南西から勇者が来た、このままでは勇者が魔王を倒してしまう。
それは困るのだ、それをされると余が西の能力を引き継げない。
それだけは困る!奴の眷属支配はどうしても欲しいのだ、それと余の眷属合成を使えば究極の魔族が生まれる、そうそれは余の夢なのだ。
「なに、君が勇者にやられそうだったからな、余が直々に来ただけだ、覚悟はできているか?」
「くっやはりか、だがなそう簡単にはいかんぞアガテミス行くぞ!」
「ギョイなのだ」
グレンドラゴスが部下と一斉に攻撃してきた、だがすでに疲弊しているんだ、今まで散々戦っていたのだよ余一人とな。
「ぐっどうしてだ、お前は温厚派だろうが、それなのにどうして」
「どうして自分より強いんだっか?」
図星のようだな、グレンドラゴスが悔しそうだ。
「お前は自分が一番強いと思っていたようだが、実力を隠している者はいると言う事さ」
そう、ほんとうの実力を見せないのは作戦の内だ、それが無ければこいつもこいつにやられた南の魔王も、表に出て戦いを仕掛けてこなかっただろう、やっとうまく行き始めたのにあのダンジョンと勇者がしゃしゃり出てきていい迷惑だ。
「くっ仕方ない奥の手を使うか、アガテミス!」
「はいなのだ魔王様『オーバードライブ』『魔力供給』」
魔王の部下がグレンドラゴスに魔力を注ぎ始めた、他人の魔力を貰い上乗せして攻撃をしてこようと言う事だな、だが。
「ははは!いいぞこれだけの魔力があれば!?ぐっぐふっ・・・な、なんだ体が」
「やれやれ、君は余の作戦にハマっているのだよ、君の部下は既に寝返ってるのだ」
そう、アガテミスは余の味方だ、まぁ初めからグレンドラゴスに操られていただけだったのだよ。
「どうしてだアガテミス」
「やっと、やっと復讐できる、よくもわたしの種族を滅ぼしたなグレンドラゴス!」
アガテミスの種族は魔力を多く持っていることで有名だ、それなのに使い方が下手でただの魔力タンクとして使われていたのだ、そしてすでに生き残りはアガテミス1人、最後の切り札としてグレンドラゴスが手元に置いていたというわけだ。
「どうして我の呪縛が解けている、いつだ」
アガテミスは南の魔王との戦争時、敵の村を偵察している時に気付くと呪縛から解放されていたと言っていた、なにがあったのかは分からない、それから余にコンタクトを取ってきた、余としても賭けではあったがうまく行ったな。
「そんな事はどうでもいい、早く死ね」
アガテミスがとどめとばかりに毒を乗せた魔力を更に送り出した。
「待てアガテミス!?とどめは余が下す、下がれ」
「くっ・・・ギョイ」
危なかった、あと少しでグレンドラゴスが死ぬところだった、とどめを余が刺さねばスキルが手に入らない。
「油断も隙も無いな、ではグレンドラゴス!?何者だ貴様!」
余がアガテミスの方を見ている一瞬の隙にグレンドラゴスの横に黒い鎧の者が立っていた。
「お、オレ、ダンジョンマスタージュン様の使い、こ、こいつの命貰う」
「まて!!」
余の止める声を聞かず、黒い鎧の者がグレンドラゴスに剣を突き刺した。
「ぐふっ」
「と、とどめ『ダークドラゴンフレア』」
鎧の者が黒い炎を呼び剣に流れ出した、何なのだあの炎は。
「ぐあぁー」
「グレンドラゴス!」
「こ、これでお終いオレはさがる」
黒い鎧の男がグレンドラゴスから剣を抜き飛び去った、余は何もすることが出来なかった、余の長年の作戦が・・・悲願が一瞬にして無くなったのだ。
「ミルドラスさま」
「くそ!許さんぞ!!何者なのだあ奴は」
「ダンジョンマスタージュンの使いと言っていました、その者を知りませんか?」
ダンジョンマスタージュン、そんな者は知らん・・・いやもしかするとあのダンジョンの。
「アガテミス!お前にここを任せる、グレンドラゴスの代わりをしっかりやれ、余は一度城に戻る、気になることが出来た」
「はっお任せください」
もしやあの手紙の主か?急ぎ確認しなくては。
「ぐっミルドラスゴーンか、何しに来た」
余は北の魔王ミルドラスゴーン、余が直々に西の魔王の元に来たのは、少し雲行きが怪しかったからだ、順調にあのダンジョンを利用して西の戦力を削いでいたがそれ以外に南西から勇者が来た、このままでは勇者が魔王を倒してしまう。
それは困るのだ、それをされると余が西の能力を引き継げない。
それだけは困る!奴の眷属支配はどうしても欲しいのだ、それと余の眷属合成を使えば究極の魔族が生まれる、そうそれは余の夢なのだ。
「なに、君が勇者にやられそうだったからな、余が直々に来ただけだ、覚悟はできているか?」
「くっやはりか、だがなそう簡単にはいかんぞアガテミス行くぞ!」
「ギョイなのだ」
グレンドラゴスが部下と一斉に攻撃してきた、だがすでに疲弊しているんだ、今まで散々戦っていたのだよ余一人とな。
「ぐっどうしてだ、お前は温厚派だろうが、それなのにどうして」
「どうして自分より強いんだっか?」
図星のようだな、グレンドラゴスが悔しそうだ。
「お前は自分が一番強いと思っていたようだが、実力を隠している者はいると言う事さ」
そう、ほんとうの実力を見せないのは作戦の内だ、それが無ければこいつもこいつにやられた南の魔王も、表に出て戦いを仕掛けてこなかっただろう、やっとうまく行き始めたのにあのダンジョンと勇者がしゃしゃり出てきていい迷惑だ。
「くっ仕方ない奥の手を使うか、アガテミス!」
「はいなのだ魔王様『オーバードライブ』『魔力供給』」
魔王の部下がグレンドラゴスに魔力を注ぎ始めた、他人の魔力を貰い上乗せして攻撃をしてこようと言う事だな、だが。
「ははは!いいぞこれだけの魔力があれば!?ぐっぐふっ・・・な、なんだ体が」
「やれやれ、君は余の作戦にハマっているのだよ、君の部下は既に寝返ってるのだ」
そう、アガテミスは余の味方だ、まぁ初めからグレンドラゴスに操られていただけだったのだよ。
「どうしてだアガテミス」
「やっと、やっと復讐できる、よくもわたしの種族を滅ぼしたなグレンドラゴス!」
アガテミスの種族は魔力を多く持っていることで有名だ、それなのに使い方が下手でただの魔力タンクとして使われていたのだ、そしてすでに生き残りはアガテミス1人、最後の切り札としてグレンドラゴスが手元に置いていたというわけだ。
「どうして我の呪縛が解けている、いつだ」
アガテミスは南の魔王との戦争時、敵の村を偵察している時に気付くと呪縛から解放されていたと言っていた、なにがあったのかは分からない、それから余にコンタクトを取ってきた、余としても賭けではあったがうまく行ったな。
「そんな事はどうでもいい、早く死ね」
アガテミスがとどめとばかりに毒を乗せた魔力を更に送り出した。
「待てアガテミス!?とどめは余が下す、下がれ」
「くっ・・・ギョイ」
危なかった、あと少しでグレンドラゴスが死ぬところだった、とどめを余が刺さねばスキルが手に入らない。
「油断も隙も無いな、ではグレンドラゴス!?何者だ貴様!」
余がアガテミスの方を見ている一瞬の隙にグレンドラゴスの横に黒い鎧の者が立っていた。
「お、オレ、ダンジョンマスタージュン様の使い、こ、こいつの命貰う」
「まて!!」
余の止める声を聞かず、黒い鎧の者がグレンドラゴスに剣を突き刺した。
「ぐふっ」
「と、とどめ『ダークドラゴンフレア』」
鎧の者が黒い炎を呼び剣に流れ出した、何なのだあの炎は。
「ぐあぁー」
「グレンドラゴス!」
「こ、これでお終いオレはさがる」
黒い鎧の男がグレンドラゴスから剣を抜き飛び去った、余は何もすることが出来なかった、余の長年の作戦が・・・悲願が一瞬にして無くなったのだ。
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「ダンジョンマスタージュンの使いと言っていました、その者を知りませんか?」
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「アガテミス!お前にここを任せる、グレンドラゴスの代わりをしっかりやれ、余は一度城に戻る、気になることが出来た」
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もしやあの手紙の主か?急ぎ確認しなくては。
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