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【リシェリアside】ある日森の中熊さんに出会った
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花咲く森の道熊さんに出会った
いえ、鋭い視線だけで相手を殺せそうなほど厳つく、熊のように体が大きく屈強な男に出会いました。
あら・・・私食べられてない?それよりも大きな声がしたけど・・・狼が逃げて行ってるわ。私助かったのね・・・。
「大丈夫か?」
わぁ・・・大きな人、でもなんか懐かしい感じがするのは何故かしら?昔を思い出すわ。あの騎士様も私が怖がってると思って、こうやって距離をとって話しかけられたもの。
騎士様がカイルさんという騎士様を呼ばれましたね・・・私を運ぶようにと指示をされたみたい。
えっ!?何か変な感じがする!こ、こないで!触れないで!
「いやぁぁぁっっ!!」
いけない、何も悪気があっての事ではないのに悲鳴をあげてしまったわ・・・。
騎士様が別のマルクさんという騎士様を呼ばれたみたいですね。この方は他の方と比べて中性的で柔らかい雰囲気の騎士様ですね。
うっ、こ、こないで!やっぱりダメ!でも、悲鳴をあげては失礼よね、我慢しないと・・・でも触れられるのは無理!
体が震えてしまう。気付いたら少し後ろに下がってしまっていたわ・・・。
怖い・・・助けて・・・
あ・・・つい、掴んでしまったわ・・・どうしよう、はしたないと思われたかしら。謝らないと!
えっ?騎士様お顔が・・・真っ赤だわ・・・怒ってらっしゃ・・・らないみたい?しかも何故かしら小刻みに震えてらっしゃるわ。
皆さん騎士様を団長と呼ばれていますわね。団長様なのですね。しかし、皆さん、揃って口々にあり得ないと言われていますが何があり得ないのでしょう?あっ、もしかして団長様にお願いしたいと見えたのかしら?無礼をしてしまったと言う事でしょう・・・しかし他の騎士様はどうしても恐怖感を感じて怖いわ・・・なのに団長様だけはその感情は湧かないの。どうしてかしら?ここにいる騎士様達の中でも一番体が大きくて威厳もおありなのに。
でもこれって・・・慌てていらっしゃるのかしら?あんなに威厳がおありだったのに・・・ふふっ、なんだか可愛いわ!
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本日中に、助けてくれた騎士団長のアリエルsideの話も投稿予定です!以後、アリエルsideの心の声の話がちょくちょく出てきます。心の中で、片想いを拗らせつつ突っ走った妄想などもしていくアリエル。筆者は、こんな初心なコワモテさんいたら、ずきゅーんとやられるなと理想をぶつけたキャラです(^^)
応援ありがとうございます!
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