39 / 1,153
3、救出
35.会長陥落
しおりを挟む
「もし、私をここで消そうとしても無駄ですよ。
友人に私が帰ってこなかった場合は、この書類をテレビ局、新聞各社、週刊誌、NetNewsにまで送りつけるようにいってあります。」
そうヒロシにお願いしておいたのだ。
「大丈夫じゃよ。
アキラ君ごとこの事実を潰そうなぞ考えんよ、そんな対策なしに敵地にくるほど、君は馬鹿じゃない」
怒りが少し、収まり少し疲れたように会長は言う
「しかし、我が孫ながら奴隷化はもちろん、こんな神を冒とくするようなこと、虫唾が走る」
「しかも、僕が見るぶんにはハヤトは彼にひどい虐待を行っていましたよ。
彼の体には鞭で打たれた痕がありましたし、風呂場を異常に怖がっていました。
彼はすごく大人しく、まったく凶暴性なんてないのに」
隠してはいたが、会長は奴隷化の時点で、ハヤトを軽蔑していた。善良な気質の人らしい。
ならば、情に訴えるのも有効とみた。
「彼はジョンといいます。今日警察からハヤトに引き渡される予定なんです。
僕はこの会社がどうなるかなんて興味ありません。
ハヤトは許せませんが、ジョンが助けられれば、この際二の次です。
ジョンをハヤトから助けだしたいんです。」
「それはいけない、話をきくとあやつはジョン君に何をするか、今から車を出す。
すぐにハヤトの研究室に向かおう、あやつの処遇はそれからじゃ
谷口聞いていたか?早く車の準備をするのじゃ」
「ありがとうございます。お願いします。」
よかったとアキラは胸を撫で下ろす。
しかし、ヒロシからの着信履歴を見たとき、血の気が引いた。
友人に私が帰ってこなかった場合は、この書類をテレビ局、新聞各社、週刊誌、NetNewsにまで送りつけるようにいってあります。」
そうヒロシにお願いしておいたのだ。
「大丈夫じゃよ。
アキラ君ごとこの事実を潰そうなぞ考えんよ、そんな対策なしに敵地にくるほど、君は馬鹿じゃない」
怒りが少し、収まり少し疲れたように会長は言う
「しかし、我が孫ながら奴隷化はもちろん、こんな神を冒とくするようなこと、虫唾が走る」
「しかも、僕が見るぶんにはハヤトは彼にひどい虐待を行っていましたよ。
彼の体には鞭で打たれた痕がありましたし、風呂場を異常に怖がっていました。
彼はすごく大人しく、まったく凶暴性なんてないのに」
隠してはいたが、会長は奴隷化の時点で、ハヤトを軽蔑していた。善良な気質の人らしい。
ならば、情に訴えるのも有効とみた。
「彼はジョンといいます。今日警察からハヤトに引き渡される予定なんです。
僕はこの会社がどうなるかなんて興味ありません。
ハヤトは許せませんが、ジョンが助けられれば、この際二の次です。
ジョンをハヤトから助けだしたいんです。」
「それはいけない、話をきくとあやつはジョン君に何をするか、今から車を出す。
すぐにハヤトの研究室に向かおう、あやつの処遇はそれからじゃ
谷口聞いていたか?早く車の準備をするのじゃ」
「ありがとうございます。お願いします。」
よかったとアキラは胸を撫で下ろす。
しかし、ヒロシからの着信履歴を見たとき、血の気が引いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
339
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる