夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

15.二人が一緒に歩むため

288.君がナンパするのは誰？

「だって取調することなんて何があるんですか？
よくこれで任意でも取調お願いしたなぁ
何考えてんだ？あのイモリ！ふふっ

僕まだニ課に配属したばかりだから、いろいろやることあるんです！
実のない取調とかに時間とられたくないんですよ！」


「わかりました、わかりました！
それなら僕とポーションの話しませんか？
ほら、僕ポーションの研究家だから市場のポーションの情報もかなり詳しいですよ！


ニ課なら違法ポーションとか興味あるでしょ？
わかりやすい正規品との見分け方とか教えますから！
お願いしますよぉ」


乗り気でないヒロシをアキラはなんとか口説こうとする。


「えっ？違法ポーションですか？
…それニ課の他の人も呼んでもいいですか？」


あぁこれあれだ！ナンパに乗り気でない女子が友達と一緒ならってやつだ！


「もちろんOKですよ！
何人でも呼んじゃってください、なんなら違法ポーションのサンプルもってきてもらえたら説明しやすいです！

テキストとかも持ってきて！
全然細かく説明しちゃいますよ、もう本当に大サービスしちゃいますよ！」


ヒロシは強面の刑事を4人連れてきた。
アキラは密かにガッツポーズをした。


流石ニ課の方々で、もうヤクザも顔負けの強面で
その強面刑事4人にアキラにヒロシに調書の記録係が1人と男7人が取調室に入れば、大変せま苦しい…


仕方なく取調室の扉は開け放ち、記録を書く机は外に出した。
取調の机を真ん中にポーションのサンプルをたくさん並べる。


アキラだけイスに座り、その周りをヒロシと強面刑事が取り囲む
絵面だけならちびりそうなくらい怖いなぁと呑気にアキラは考えていた。