403 / 1,164
18.胸のホールを埋めてください
398.そして未来を… (sideシノダ教授)
しおりを挟む
「ははっそうだ、アキラ君はアキラ君か!
ジョン君ありがとう…
俺がアキラ君を治してみせるよ、病気も記憶もね!
そうだそうだよ!アキラ君なんだ、忘れたなら思い出させればいい…
思い出させて、あのとき殺してくれなんて言ったことキッチリ謝らせてあげなきゃいけない」
そしてまた、あの眼差を向けてもらうのだ、朗らかな尊敬の眼差を…
勢いよく目の前の肉にフォークを突き立て、ナイフで切り分けて口の中に放り込んでいった。
「うん、そうだよ!
その前に半日くらい僕が説教してやるけどね!
泣いても許さないんだから」
本当は辛くないはずもないのに、俺よりも遥かに早く状況に向き合うジョン君を尊敬する。
ジョン君の本当の強さを見た気がした。
食後のコーヒーを飲んでいる横でジョン君は食後のアイスを食べている。
某有名メーカーパイントサイズ
アキラ君に見つかるとお腹壊すよ!っと言われるサイズをスプーンで幸せそうに食べている。
まぁ今日はギルマスが許したんだろう
「ジョン君て本当にすごいね…
立ち直るのが早いし、今後の展望を見るのがすごく上手い…
なかなかできないことだと思うよ
今回は俺は駄目だったな…
完全に感情に飲み込まれてしまった。恥ずかしいよ」
スプーンを咥えながら、ん~っと何かを考えている。
「僕はね未来の方向を見てるんだと思う…
アキラは未来を見るのが苦手なんだよ
病気もあったから、見られる未来がなかったからかもしれないし元からかもしれない。
とにかく、その瞬間からちょっと先くらいまでしか見えないんだよ。
反対に僕は未来の方しか見ないから、過去の方には見てもろくなものないからね」
ジョン君の言葉に背筋が凍った…
そうだこの子は…ずっとひどい目にあってきたんだ
「僕はアキラと出会ったときからの過去しかいらない…
だからめちゃくちゃ未来よりに見てるんだよ。
でもお陰でアキラに未来を見せてあげれるんだけどね!」
悲壮感など微塵もなく、自慢げにいい笑顔でいってみせる。
アキラ君がこの子に執着している理由が初めてわかった気がした。
ジョン君ありがとう…
俺がアキラ君を治してみせるよ、病気も記憶もね!
そうだそうだよ!アキラ君なんだ、忘れたなら思い出させればいい…
思い出させて、あのとき殺してくれなんて言ったことキッチリ謝らせてあげなきゃいけない」
そしてまた、あの眼差を向けてもらうのだ、朗らかな尊敬の眼差を…
勢いよく目の前の肉にフォークを突き立て、ナイフで切り分けて口の中に放り込んでいった。
「うん、そうだよ!
その前に半日くらい僕が説教してやるけどね!
泣いても許さないんだから」
本当は辛くないはずもないのに、俺よりも遥かに早く状況に向き合うジョン君を尊敬する。
ジョン君の本当の強さを見た気がした。
食後のコーヒーを飲んでいる横でジョン君は食後のアイスを食べている。
某有名メーカーパイントサイズ
アキラ君に見つかるとお腹壊すよ!っと言われるサイズをスプーンで幸せそうに食べている。
まぁ今日はギルマスが許したんだろう
「ジョン君て本当にすごいね…
立ち直るのが早いし、今後の展望を見るのがすごく上手い…
なかなかできないことだと思うよ
今回は俺は駄目だったな…
完全に感情に飲み込まれてしまった。恥ずかしいよ」
スプーンを咥えながら、ん~っと何かを考えている。
「僕はね未来の方向を見てるんだと思う…
アキラは未来を見るのが苦手なんだよ
病気もあったから、見られる未来がなかったからかもしれないし元からかもしれない。
とにかく、その瞬間からちょっと先くらいまでしか見えないんだよ。
反対に僕は未来の方しか見ないから、過去の方には見てもろくなものないからね」
ジョン君の言葉に背筋が凍った…
そうだこの子は…ずっとひどい目にあってきたんだ
「僕はアキラと出会ったときからの過去しかいらない…
だからめちゃくちゃ未来よりに見てるんだよ。
でもお陰でアキラに未来を見せてあげれるんだけどね!」
悲壮感など微塵もなく、自慢げにいい笑顔でいってみせる。
アキラ君がこの子に執着している理由が初めてわかった気がした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。
牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。
牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。
そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。
ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー
母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。
そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー
「え?僕のお乳が飲みたいの?」
「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」
「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」
そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー
昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!
「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」
*
総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。
いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><)
誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。
俺にだけ厳しい幼馴染とストーカー事件を調査した結果、結果、とんでもない事実が判明した
あと
BL
「また物が置かれてる!」
最近ポストやバイト先に物が贈られるなどストーカー行為に悩まされている主人公。物理的被害はないため、警察は動かないだろうから、自分にだけ厳しいチャラ男幼馴染を味方につけ、自分たちだけで調査することに。なんとかストーカーを捕まえるが、違和感は残り、物語は意外な方向に…?
⚠️ヤンデレ、ストーカー要素が含まれています。
攻めが重度のヤンデレです。自衛してください。
ちょっと怖い場面が含まれています。
ミステリー要素があります。
一応ハピエンです。
主人公:七瀬明
幼馴染:月城颯
ストーカー:不明
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
内容も時々サイレント修正するかもです。
定期的にタグ整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる