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18.胸のホールを埋めてください

427.好みは人それぞれだよ?

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「おいしい!ジョン君って料理もできるし、掃除も上手だし、いいお嫁さんだよね!
はぁ~僕幸せ…」



「大げさだよ…目玉焼きウィンナー丼だよ?炒めてのっけただけだよ?
そのお嫁さん発言なんなんだろう…
前からけっこう言われてたよ…」



「イヤイヤ、この安定の絶対においしい味が最高なんだよ!
ぷるぷる半熟目玉焼きにバター醤油なんて最高!
僕なんて常日頃がサプリとゼリーだったからさ…はぁ幸せ~」



僕が褒めすぎたせいか、顔を少し赤くさせてすごい勢いで自分の丼を空にしていく。



「アキラは何か食べたいものある?そういえば料理とかしてなかったの?
前のアキラは必要最小限だけど、一応食事で栄養を取ってたよ?」

「ん~料理にかける時間がもう僕にはなかったんだよ…
一日に五時間くらいしか動けなかったから、下手すりゃ食欲なくて自分で点滴して栄養入れてたし

ギリギリまで研究していたかったんだ。
僕の人生の糧を、どうしても見つけたかったんだよ。

でもびっくり、目が覚めたらその糧が手を握っててくれたんだよ?
もう神様からのご褒美としか思えないよね?」



アハハっと笑ったら、ものすごく辛そうな顔をされていた。



「僕知らなかった…アキラがそんな生活してたなんて
アキラはあまり辛かったこととか話してくれないから
病気のことも全然教えてくれなかったんだよ…
僕はもっとアキラのこと知りたいのに」



泣きそうなほど辛そうな顔をさせてしまった
何?前の僕って意地っ張りだったのか?それともジョン君に何か遠慮してたのかな?

ちょいちょい今の僕との違いが感じる…



「えっと、ごめんね…
本当に今は僕、幸せだからそんな顔しないで…
ジョン君が側にいてくれるだけで、テンションダダ上がりだよ!

僕、ジョン君に一目惚れだからね!
会長宅で合ったとき僕の好みを熟知したハニートラップ仕掛けられたと思ったよ
もう後半なんてハニトラでもこんな綺麗で可愛い子なら掛かってしまおうかって思ってたからね!」



ぶはぁっと僕の言葉に噴き出して、笑ってくれたから安心した。

「何?だからあんなに怯えた顔してたの?
僕がハニトラって…190cm以上もある筋肉ムキムキだよ?」



「最高じゃない!」


親指を立てて言い切れば、アハハハっと爆笑してくれた
僕の好みなんだから仕方ないんだけどなぁ
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