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18.胸のホールを埋めてください

437.状況がわからない  (side会長)

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2日前ジョン君だけが歩いてわしの家まで来た、それはもうひどい顔で…
泣き腫らした目は虚ろで何も映していないようだった…



過保護なアキラ君が、ジョン君を一人でここまで歩かせたのが信じられなかった
傍らにいつもいるはずのアキラ君がいないことが、何より不安にさせた



「ジョン君何があったんじゃ?
アキラ君はどうしたんじゃ?
喧嘩でもしたのか?ジョン君」



フルフルと首を振り、絶望した顔をしている



「違う…アレはアキラじゃない、僕の・・アキラじゃない
いないんだ、もう…僕の・・アキラは…」



ひたすらを自分を納得させるように、呟かれてるのは、本当に救われない言葉で胸を苦しくさせた








「ジーザス!何があった…教えてくれ!
お前さんも、…なんて顔しとるんじゃ!!」



ジョン君はひとまず田中に任せて、客間で休ませると、いつもの壁活ルームに飛び込んだ


ジーザスがアキラ君達を帰してから、ほとんど不眠不休で盗聴音声を聞いていた


まるでそれは祈るように…
どうか、アキラ君を傷つけないですむようにっと
そんなジーザスの顔にも絶望か浮かび上がっている



「ダメだギルマス…、アキラ君がジョン君を拒否した…
思いの重さが違い過ぎるって
もうアキラ君はたぶんジョン君を受け入れない…
どうしたらいいんだ?あの子を助けるにはどうしたらいいんだよ?

最悪だ…、まさかアキラ君がジョン君を…」


「どういうことじゃ?アキラ君がジョン君を拒否したって…
なんでジョン君が一人でうちに来たんじゃ?
なんてジョン君はあんなに傷ついた顔をしとるんじゃ!」




何も要領が摑めないまま、ひたすらジョン君の側にいるしかなかった
アキラ君に電話をかけても留守録に繋がるだけで、何も応答はない…






「ジョン君、少し落ち着いたか?
頼むからわしに教えておくれ…
アキラ君と何があったんじゃ?
アキラ君がお前さんに何かしたのか?
わしに何かできることはないのか?」

数時間がたち客間のベッドで丸まるように寝ていたジョン君は、もそりっと起き出したので、できるだけ優しく問いかけると

ジョン君は虚ろな表情のままポツリポツリっと話しだした
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