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20.胸のホールを埋めてください 3
551.全ての真相を 3 (side会長)
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「つまり…強制ログアウトのために記憶の移行が上手くいかずに…
サブの脳に残っている状態というわけか?」
「そうです!
そしてその選ばれたサブの脳はもっとも使用頻度が少なかったスキルの脳です。
たぶん破損が一番少なかったんでしょうね
あるでしょう?アキラ君のスキルの中に死にスキルだって言い切ったスキルが……」
ワシは息を飲んで理解した、なんでジーザスとアキラ君がジョン君を遠ざけたか…
確かにジョン君が側にいてはこの施術は成功しない
「クソッ、魔力吸収か
確かに魔力性質の把握とか信頼関係が必要とか言っとったのう?
つまりお前等は、一週間ひたすら一緒にくっついていることで、魔力吸収の準備をしとったんか……」
「そうですよ…魔力吸収スキルを発動させればメイン脳とも自然に接続できるはずなんです。
そのためにアキラ君は俺に一週間だけの恋人役を頼んだんです!
アキラ君は五年以上このスキルは使っていなかったらしいから
そこまでしないと自信がなかったそうです」
ジョン君は魔力がない、この施術にはどうしても魔力保持者が必要で、更にその者と親密な関係になる必要があれば……
そりゃジョン君を遠ざけるしかないわなぁ
「つまりお前さんはジョン君からアキラ君を奪う気も、二人の仲を壊す気もサラサラなくて……」
「もちろんですよ!
俺はアキラ君に記憶を戻すために全力で動いたんですよ!
前にジョン君と約束したようにね
たとえ、ジョン君の敵になってもね?」
………負けた!今回は完全に負けた!!
ジーザス、お前さんの方が一枚もニ枚も上手じゃよ
全体を見通す目も、治療に向き合う確固たる執念もな!!
ジョン君を見れば?マークを顔にくっつけて、わけがわからないっという顔をしている……
確かに難しい話じゃったなぁ
「ジョン君や…つまり、アキラ君とジーザスは一緒にいる必要があったんじゃよ!四六時中な
アキラ君の記憶を戻すためにな…
じゃがそんなのお前さんは許さんじゃろう?
じゃからアキラ君はお前さんを怒らせて憎ませて振らせたんじゃよ…
全ては…記憶を戻すために!」
「………戻ってくるの?僕のアキラが!
あのアキラもやっぱり僕のアキラだったってことなの?
でも僕のために、僕を騙したの?
騙して…シノダ教授と付き合ってたのもアキラを戻すためで……」
困惑した表情でジョン君がジーザスを見つめる、ジーザスがまだ拘束されているジョン君を見下ろすと
「そうだよ…ジョン君……でもアキラ君を責める権利なんて君にはないと思ってね?
君はあのときアキラ君を振っただろう?
記憶がなくなる前のアキラ君はもちろんジョン君のアキラ君だよ
もし記憶が戻ったら、そのアキラ君ももちろんジョン君のものでいいよ……
でも、記憶がなくしたアキラ君は、あのアキラ君の最後の恋人は俺だからね!
あのアキラ君は俺のものだから…
それだけは譲らないよ!!」
はぁっ???お前…完全にアキラ君に惚れとるじゃないか!!
どの口でさっき『もちろんです!』って言ったんじゃ?
ブチィィィ!!?
ジョン君が拘束魔法を物理で引き千切ってジーザスに飛びかかっていった……
サブの脳に残っている状態というわけか?」
「そうです!
そしてその選ばれたサブの脳はもっとも使用頻度が少なかったスキルの脳です。
たぶん破損が一番少なかったんでしょうね
あるでしょう?アキラ君のスキルの中に死にスキルだって言い切ったスキルが……」
ワシは息を飲んで理解した、なんでジーザスとアキラ君がジョン君を遠ざけたか…
確かにジョン君が側にいてはこの施術は成功しない
「クソッ、魔力吸収か
確かに魔力性質の把握とか信頼関係が必要とか言っとったのう?
つまりお前等は、一週間ひたすら一緒にくっついていることで、魔力吸収の準備をしとったんか……」
「そうですよ…魔力吸収スキルを発動させればメイン脳とも自然に接続できるはずなんです。
そのためにアキラ君は俺に一週間だけの恋人役を頼んだんです!
アキラ君は五年以上このスキルは使っていなかったらしいから
そこまでしないと自信がなかったそうです」
ジョン君は魔力がない、この施術にはどうしても魔力保持者が必要で、更にその者と親密な関係になる必要があれば……
そりゃジョン君を遠ざけるしかないわなぁ
「つまりお前さんはジョン君からアキラ君を奪う気も、二人の仲を壊す気もサラサラなくて……」
「もちろんですよ!
俺はアキラ君に記憶を戻すために全力で動いたんですよ!
前にジョン君と約束したようにね
たとえ、ジョン君の敵になってもね?」
………負けた!今回は完全に負けた!!
ジーザス、お前さんの方が一枚もニ枚も上手じゃよ
全体を見通す目も、治療に向き合う確固たる執念もな!!
ジョン君を見れば?マークを顔にくっつけて、わけがわからないっという顔をしている……
確かに難しい話じゃったなぁ
「ジョン君や…つまり、アキラ君とジーザスは一緒にいる必要があったんじゃよ!四六時中な
アキラ君の記憶を戻すためにな…
じゃがそんなのお前さんは許さんじゃろう?
じゃからアキラ君はお前さんを怒らせて憎ませて振らせたんじゃよ…
全ては…記憶を戻すために!」
「………戻ってくるの?僕のアキラが!
あのアキラもやっぱり僕のアキラだったってことなの?
でも僕のために、僕を騙したの?
騙して…シノダ教授と付き合ってたのもアキラを戻すためで……」
困惑した表情でジョン君がジーザスを見つめる、ジーザスがまだ拘束されているジョン君を見下ろすと
「そうだよ…ジョン君……でもアキラ君を責める権利なんて君にはないと思ってね?
君はあのときアキラ君を振っただろう?
記憶がなくなる前のアキラ君はもちろんジョン君のアキラ君だよ
もし記憶が戻ったら、そのアキラ君ももちろんジョン君のものでいいよ……
でも、記憶がなくしたアキラ君は、あのアキラ君の最後の恋人は俺だからね!
あのアキラ君は俺のものだから…
それだけは譲らないよ!!」
はぁっ???お前…完全にアキラ君に惚れとるじゃないか!!
どの口でさっき『もちろんです!』って言ったんじゃ?
ブチィィィ!!?
ジョン君が拘束魔法を物理で引き千切ってジーザスに飛びかかっていった……
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