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20.胸のホールを埋めてください 3

555.それは夢の中で  18

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一瞬、部屋の静寂がキーンと耳鳴りがしたように、耐えられないような気がした


体がカタカタと震えるのは、ロンさんの太いモノが怖いからだと言い訳をして…
それでも体の熱は溜まっていて、確かに今からの強い快感への期待はあるから…


大丈夫…相手はロンさんだ!
僕が一番苦しいときに、生きるための言葉をくれた人で…
ひたすら尊敬して止まなかった人で…
今、全力で僕を愛してくれてる人で…
僕の病気も記憶も治そうとしてくれてる人で…
受け入れれない理由わけなんてどこにもないんだ!


ジョン君には、投げ飛ばされて、締め上げられて、あんなに……憎いって表情で見られたんだ!
今更、なんの罪悪感を抱くことがあるんだよ
僕はジョン君から確実に捨てられたんだ……


いろいろと交差する思いが、瞳をキツくの閉じさせて…
蕾に熱く焼けるようなものを当てられたとき、あぁっと小さな悲鳴を漏らさせた……





 

「……アキラ君、アキラ君
いいの?ねぇ…本当にいいの?

俺は……ジョン君じゃないよ?
君の本気で好いてる、ジョン君じゃないんだよ……

本当に、君はこのまま俺を受け入れていいの?」



耳元で苦しげに呟かれたロンさんの言葉に、閉じた目を剥いて
ずっと我慢をしていた気持ちが決壊したように、ポロポロっと涙が流れ出した


「……うっ…なんで……ロンさん!なんでそんなこと、言うんだよ!!
僕は……僕が!
なんで、今そんなこと…ひどいよ、ロンさんひどいよ!!」


「うん、ごめんね…ごめん
君は覚悟してくれたのに…俺に最後まで抱かれる覚悟をしてくれてたのに…

俺が…俺の方が…覚悟できてなかった……
ごめんね、本当に俺は男らしくないね、ごめんねアキラ君…」


目の前のロンさんは、悔しげに目に涙を溜めて僕を抱きしめていく
僕は悔しくて、悲しくて、でもどこかほっとしている自分がいて
グチャグチャな頭のまま…声を出して泣いていた


ロンさんの抱きしめてくれる腕が温かくて…心地よくて…
あなたはどこまでも、僕に優しくて全てを許してくれる


わんわんっと子供のように声を出して泣いた。
その間のロンさんはひたすら、僕の頭を撫でて優しく抱きしめていてくれたから
こんなに泣いたのはいつ以来だろう……


泣き止んでもしゃくり上がるのが止められなくて、抱きしめられる腕が心地よくて


「ごめんね、アキラ君……僕は、君が大好き何だよ…
だから……ごめんね…」


「いいよ…ロンさん…もういいから…キスしてよ」


ロンさんの謝罪を聞きながら、キスを強請って
優しいキスと優しい抱擁を受けながら泣きすぎて、ぼぅっとする頭のまま瞳を閉じていった
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