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23.逃げる君
612.君はどこ? (side会長)
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「んん~、あきらかに洗脳状態だね…
でもそこまで気づかなかったなんて!
もっと早く……ん~~
いやっ、でもジョン君の魔法抵抗力ならちょっと無理かな……
洗脳が自力で解けたのが、幸いだって思うレベルに低いもんなぁ…
でもアキラ君の気持ちもわからなくもないんだよねぇ…、洗脳だからなぁ」
ジーザスが頭を抱えて唸りだす。
しかし、アキラ君はなんでジョン君がこのエルフと、そういうことをしたことがわかったんじゃ?
確かアキラ君の様子が変わったのは、このエルフの首を……
あぁ、なるほどの…
転がっているエルフの首を見て納得がいった。
「ジーザス、多分じゃがアキラ君はもっと激しいことを、ジョン君とこのエルフはやったと思っとるかもしれん
ほれっ…エルフの首に歯型に新しい皮膚ができとるんじゃよ
たぶんこれを見てアキラ君は気づいたんじゃろうなぁ…
完全にジョン君がこやつを抱いたとか思っとるかもしれんなぁ…」
じゃが、あの子は普段だったらそんなことでここまで怒るだろうか?
ジョン君ならわかる!たぶんアキラ君を食い殺さん勢いで怒るじゃろうが…
あぁ、あの不安定な状態のアキラ君では
いつものように流せなかったか
きっと普段なら、感情を理性で抑えて
『うん…大丈夫だよ』
っとか言って、少し悲しい顔で許すんじゃろうな
できた恋人の顔で、嫉妬も見せず優しい包み込むような慈愛の表情で
あの子もギリギリの状態じゃったんじゃろうな、体はボロボロで…
たぶんこのエルフもアキラ君は認めないじゃろうが
アキラ君にとっては、大事な人間だったんじゃろう
たとえ憎み合っていても
それを自らここまでボコボコにして、やっとジョン君を治せるって思ったところでこの事実じゃ
もう逃げ出してしまいたくなったんじゃろう
「アキラは?どこにいるの?
あんな体で、どこに行ったの?
僕っ、謝らないといけないんだ!、いっぱい、いっぱいアキラを傷つけることしたのに……、アキラはどこにいるの?」
ジョン君がポロポロっと泣いている…
たぶんじゃが、アキラ君は数日したらヘラリっと笑って帰ってくる気がするが
ただあの怪我に、痛感無効ポーションを使ってるから、ほとんど動けないじゃろうな…
それにあの体だと、頼れるところも限られてくる
信頼できる友人か、あるいは実家か…
実家じゃと、ちと厄介なことになるな
うぅぅ…っとポロポロ泣いているジョン君を見て、ため息が出る。
ワシはどうしてもあの二人は一緒に居させたいと思ってしまうらしい…
「ジョン君や…とりあえず、アキラ君の居場所を探すことにしよう
もしも、アキラ君がまだ帰りたくないって言ったら大人しく待つんじゃぞ?
たぶんワシは一時の感情的な家出な気がするんじゃよ…
あんまり大騒ぎすると、アキラ君が戻ってきにくくなる気がしてな」
とりあえず友人ルートで千代丸君から当ることにしよう
丁度このエルフについても報告しないといけなかったしな
でもそこまで気づかなかったなんて!
もっと早く……ん~~
いやっ、でもジョン君の魔法抵抗力ならちょっと無理かな……
洗脳が自力で解けたのが、幸いだって思うレベルに低いもんなぁ…
でもアキラ君の気持ちもわからなくもないんだよねぇ…、洗脳だからなぁ」
ジーザスが頭を抱えて唸りだす。
しかし、アキラ君はなんでジョン君がこのエルフと、そういうことをしたことがわかったんじゃ?
確かアキラ君の様子が変わったのは、このエルフの首を……
あぁ、なるほどの…
転がっているエルフの首を見て納得がいった。
「ジーザス、多分じゃがアキラ君はもっと激しいことを、ジョン君とこのエルフはやったと思っとるかもしれん
ほれっ…エルフの首に歯型に新しい皮膚ができとるんじゃよ
たぶんこれを見てアキラ君は気づいたんじゃろうなぁ…
完全にジョン君がこやつを抱いたとか思っとるかもしれんなぁ…」
じゃが、あの子は普段だったらそんなことでここまで怒るだろうか?
ジョン君ならわかる!たぶんアキラ君を食い殺さん勢いで怒るじゃろうが…
あぁ、あの不安定な状態のアキラ君では
いつものように流せなかったか
きっと普段なら、感情を理性で抑えて
『うん…大丈夫だよ』
っとか言って、少し悲しい顔で許すんじゃろうな
できた恋人の顔で、嫉妬も見せず優しい包み込むような慈愛の表情で
あの子もギリギリの状態じゃったんじゃろうな、体はボロボロで…
たぶんこのエルフもアキラ君は認めないじゃろうが
アキラ君にとっては、大事な人間だったんじゃろう
たとえ憎み合っていても
それを自らここまでボコボコにして、やっとジョン君を治せるって思ったところでこの事実じゃ
もう逃げ出してしまいたくなったんじゃろう
「アキラは?どこにいるの?
あんな体で、どこに行ったの?
僕っ、謝らないといけないんだ!、いっぱい、いっぱいアキラを傷つけることしたのに……、アキラはどこにいるの?」
ジョン君がポロポロっと泣いている…
たぶんじゃが、アキラ君は数日したらヘラリっと笑って帰ってくる気がするが
ただあの怪我に、痛感無効ポーションを使ってるから、ほとんど動けないじゃろうな…
それにあの体だと、頼れるところも限られてくる
信頼できる友人か、あるいは実家か…
実家じゃと、ちと厄介なことになるな
うぅぅ…っとポロポロ泣いているジョン君を見て、ため息が出る。
ワシはどうしてもあの二人は一緒に居させたいと思ってしまうらしい…
「ジョン君や…とりあえず、アキラ君の居場所を探すことにしよう
もしも、アキラ君がまだ帰りたくないって言ったら大人しく待つんじゃぞ?
たぶんワシは一時の感情的な家出な気がするんじゃよ…
あんまり大騒ぎすると、アキラ君が戻ってきにくくなる気がしてな」
とりあえず友人ルートで千代丸君から当ることにしよう
丁度このエルフについても報告しないといけなかったしな
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