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26.そして共に
666.ポーションマニア
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「ふわぁぁ!!!
美しいよアキラ!こんな完璧な配合をされたハイポーションなんて、もう国宝にするべきだよ
永久保存して国民に開示義務を負わせるべきだよ!
特にこのNo56のポーションの美しさといったら…
はぁ、幸せだぁ、またアキラの側でこんなのを見れるなんて幸せ過ぎる……」
「そうかな?前より安定性なくなってるし、手際だって悪くなってるだろう?
No32のポーションなんて酷いものじゃないか、特Aギリギリじゃない」
なるほど、今日は試しにアキラさんとエルフにポーションを作らせてみたけど
確かにこの二人の相性はかなりいいのが感じる。
アキラさんはめちゃくちゃ自分のポーションに対して厳しすぎるほどにネガティブな発言を繰り返して
それに反して、あのエルフがポジティブ過ぎる発言で持ち上げまくっていくのだ
しかも二人共が素人目にはまったく分からないような違いで発言している。
このエルフは…確かにアキラさんには必要な人間だ……
その証拠にアキラさん一人のときは、一本に十分ほどかかってたハイポーションがエルフとだと五分で作れてた。
最後の方なんて三分ほどになってたし……
朝から始めたハイポーションの特訓はエルフはアキラさんの配合には一切手を出さないが、裏方に徹してサポートをしまくるのだ
素材が減れば足すし、しかもその素材を瞬時に入れ替えて品質の厳選までしだしている。
アキラさんが目も合わせずに手を上げれば、サッと洗浄魔法をかけ
小さく身じろぎをすれば回復魔法をかけ
そして定期的に
「ふわぁ…今の動き美しい…なんでそのタイミングで入れれるの?神なの?神ってるの?」
「もう芸術だし、何?今の火入の具合は…ありえないよ!
プロメテウスみたいに神様に怒られない?鷲におなか突っつかれない?心配になる~」
「うわっ!何今の?その微量な調節…
コビトジャコウネズミの鼻くそより少ない量じゃない?凄すぎる!!」
っと博学なのか、バカなのか訳のわかない声援を送るのだ
なのにアキラさんはそれを聞いてちょっと嬉しそうにしてるし…
しかし!腹が立つことに、時間がたつに連れてエルフの距離がアキラさんに近づいて来ている!
手元や目線はポーション作りから一切離れていないが、じわりじわりっと近づいて……
最後にはピッタリっと背中にくっつくような場所で爛々とした興奮した目でアキラさんの手元やポーションを見つめていたのだ!
結局は三時間で64本のハイポーションを作り上げてアキラさんが少し疲れた様子で、机の前の椅子に腰掛けてポーションを眺めている。
エルフはそんなアキラの背中を擦りながら回復魔法をかけたり、肩を揉んだりしながらアキラさんのポーションへの賛美を繰り返して
アキラさんがネガティブ発言で返している。
これは絶対にジョン君には見せたらいけない場面だろうな、即効で嫉妬に駆られて、あのエルフを噛みつきにいきそうだ
「アキラさんは体調は大丈夫ですか?
気づいたら結構な時間をポーション作ってますよね?
ちょっと試しに作ってくるって来ちゃいましたけど……
もうすぐ3時ですけど……」
「あぁ、しまったカズマがいると回復魔法をかけてくれるし
テンポよく作れるから時間を忘れてしまってたよ…
ふふっ、でもよかった、カズマに幻滅されないか内心ビクビクしてたんだよ?」
「するわけないだろ?俺も夢のような時間だったから一瞬で終わってしまったよ!
はぁ、本当に幸せだよ…アキラありがとう…俺を許してくれて
お願いだから、もう見捨てないでくれよ?俺はお前の側で跪いているのが一番幸せなんだかね!
アキラが言うなら、お座りも取ってこいもさんべんまわってワンもするからね?
玄関マットでも灰皿でもいいから側にいさせて便器ですら…」
「わかった、わかったからカズマ、やめようか?
ものすごく気持ち悪い発言してるからやめてくれるかな…
とりあえず、カズマには材料の選別とかお願いしていいかな?
カズマがしてくれたらすごく助かるんだよ、お前の目は確かだからね?
僕のハイポーションに使える材料はカズマじゃないと見分けできないだろ?」
うわぁ、アキラさんエルフを使うのめちゃくちゃ上手いな!
エルフの肩を揉む手に自分の手を添えて見上げるように微笑めば……
エルフはもう上気した顔色で鼻息荒く目をキラキラさせながら、材料保管庫に嬉々として向かって行った。
うん、あのエルフも召使い属性だな!
「さてと…カズマもいなくなりましたし、アイツをエサにどデカイ魚を釣りましょうか?
谷口さん、どうですか?使えそうな学科や論文、特許のピックアップは終わってますか?
カズマさんは関係各所の連絡はできてますか?」
「「もちろんです!」ですよ!」
三人で悪い顔をしながら、谷口が用意した書類に目を通す。
これは…我が社の株はストップ高連発は間違いなしだろう!!
美しいよアキラ!こんな完璧な配合をされたハイポーションなんて、もう国宝にするべきだよ
永久保存して国民に開示義務を負わせるべきだよ!
特にこのNo56のポーションの美しさといったら…
はぁ、幸せだぁ、またアキラの側でこんなのを見れるなんて幸せ過ぎる……」
「そうかな?前より安定性なくなってるし、手際だって悪くなってるだろう?
No32のポーションなんて酷いものじゃないか、特Aギリギリじゃない」
なるほど、今日は試しにアキラさんとエルフにポーションを作らせてみたけど
確かにこの二人の相性はかなりいいのが感じる。
アキラさんはめちゃくちゃ自分のポーションに対して厳しすぎるほどにネガティブな発言を繰り返して
それに反して、あのエルフがポジティブ過ぎる発言で持ち上げまくっていくのだ
しかも二人共が素人目にはまったく分からないような違いで発言している。
このエルフは…確かにアキラさんには必要な人間だ……
その証拠にアキラさん一人のときは、一本に十分ほどかかってたハイポーションがエルフとだと五分で作れてた。
最後の方なんて三分ほどになってたし……
朝から始めたハイポーションの特訓はエルフはアキラさんの配合には一切手を出さないが、裏方に徹してサポートをしまくるのだ
素材が減れば足すし、しかもその素材を瞬時に入れ替えて品質の厳選までしだしている。
アキラさんが目も合わせずに手を上げれば、サッと洗浄魔法をかけ
小さく身じろぎをすれば回復魔法をかけ
そして定期的に
「ふわぁ…今の動き美しい…なんでそのタイミングで入れれるの?神なの?神ってるの?」
「もう芸術だし、何?今の火入の具合は…ありえないよ!
プロメテウスみたいに神様に怒られない?鷲におなか突っつかれない?心配になる~」
「うわっ!何今の?その微量な調節…
コビトジャコウネズミの鼻くそより少ない量じゃない?凄すぎる!!」
っと博学なのか、バカなのか訳のわかない声援を送るのだ
なのにアキラさんはそれを聞いてちょっと嬉しそうにしてるし…
しかし!腹が立つことに、時間がたつに連れてエルフの距離がアキラさんに近づいて来ている!
手元や目線はポーション作りから一切離れていないが、じわりじわりっと近づいて……
最後にはピッタリっと背中にくっつくような場所で爛々とした興奮した目でアキラさんの手元やポーションを見つめていたのだ!
結局は三時間で64本のハイポーションを作り上げてアキラさんが少し疲れた様子で、机の前の椅子に腰掛けてポーションを眺めている。
エルフはそんなアキラの背中を擦りながら回復魔法をかけたり、肩を揉んだりしながらアキラさんのポーションへの賛美を繰り返して
アキラさんがネガティブ発言で返している。
これは絶対にジョン君には見せたらいけない場面だろうな、即効で嫉妬に駆られて、あのエルフを噛みつきにいきそうだ
「アキラさんは体調は大丈夫ですか?
気づいたら結構な時間をポーション作ってますよね?
ちょっと試しに作ってくるって来ちゃいましたけど……
もうすぐ3時ですけど……」
「あぁ、しまったカズマがいると回復魔法をかけてくれるし
テンポよく作れるから時間を忘れてしまってたよ…
ふふっ、でもよかった、カズマに幻滅されないか内心ビクビクしてたんだよ?」
「するわけないだろ?俺も夢のような時間だったから一瞬で終わってしまったよ!
はぁ、本当に幸せだよ…アキラありがとう…俺を許してくれて
お願いだから、もう見捨てないでくれよ?俺はお前の側で跪いているのが一番幸せなんだかね!
アキラが言うなら、お座りも取ってこいもさんべんまわってワンもするからね?
玄関マットでも灰皿でもいいから側にいさせて便器ですら…」
「わかった、わかったからカズマ、やめようか?
ものすごく気持ち悪い発言してるからやめてくれるかな…
とりあえず、カズマには材料の選別とかお願いしていいかな?
カズマがしてくれたらすごく助かるんだよ、お前の目は確かだからね?
僕のハイポーションに使える材料はカズマじゃないと見分けできないだろ?」
うわぁ、アキラさんエルフを使うのめちゃくちゃ上手いな!
エルフの肩を揉む手に自分の手を添えて見上げるように微笑めば……
エルフはもう上気した顔色で鼻息荒く目をキラキラさせながら、材料保管庫に嬉々として向かって行った。
うん、あのエルフも召使い属性だな!
「さてと…カズマもいなくなりましたし、アイツをエサにどデカイ魚を釣りましょうか?
谷口さん、どうですか?使えそうな学科や論文、特許のピックアップは終わってますか?
カズマさんは関係各所の連絡はできてますか?」
「「もちろんです!」ですよ!」
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