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27.強くなるよ
711.所長現る
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「アキラさんに会わせたい方がいるんですよ、ほら、訓練施設の所長が決まりましてね
これがなかなか選ぶのが難しくて…
やっぱり所長なら実力は絶対に必要だし、指導力から統率力もいるでしょ?」
マサトさんが会長宅の応接間でペラペラっといつものように仕事の説明をしていく、つまり要約すると…
「ダンジョンに潜るチームリーダーも何回も行っていますし、A級冒険者資格もお持ちです。
大変に真面目な方ですので…今回、所長として役員にも昇格した方です。」
「はぁ…でも、そんな真面目でしっかりと冒険者でコツコツと努力を積んで、役員まで上がった人が
ぽっと出で、役員になったようなヒョロガリの僕を認めますか?」
「認めるも何も、貴方にありきで造られた施設ですからね?
もし貴方が所長を気に入らなかったら、所長を違う方に代えるまでです!それほど貴方には期待されてるんですからね?」
っと言い切られてしまった。
ありがたい話だが、ポーション研究はそんなにすぐに実を結ぶものじゃない
何年も下手をしたら何十年もかかる研究すらある
それでもこの人達は僕に多大な期待を向けてくれるなら……
「わかりました。僕はよっぽど使えない方じゃなければ大丈夫ですよ?
明日に会社でよろしいですか?」
そして会社の僕たちのオフィスにて、顔を合わせることになったのが……
入ってくるなりマサトさんに最敬礼をしてから上げた顔を見て、びっくりした!
「あぁ…マサトさん、この方なら僕は文句はありません!
アキラと申します。今後ともよろしくお願いします。」
僕が立ち上がって右手を差し出せば、相手も驚いた顔をして大きくてゴツい右手を差し出してくれる。
しっかりと握られた手は、固くてゴツゴツしていて、まさに鍛えられた手だ
「僕は本当に力の面ではからっきしダメなんで!
たぶん施設の訓練生には反感を買うんじゃないかな?
そのときは大丈夫ですか?」
「恐縮です。バスターです。しっかりとその時は、貴方の実績を訓練生にも説明したいと思いますよ!
貴方が来てから、どれほどの利益な上がったのか、株価が上がったのか
それにより…」
「はは…そんなの意味ないでしょ?
それで納得すると思います?
貴方だって僕に反感を持っているのに?」
僕の言葉に、握られた手の力が強まる。ちょっと痛いなぁ……
冒険者の握力って僕の手なんか、軽く握りつぶせちゃうくらいだろうから、やめてほしいなぁ…
「どういうことですか?私は特に貴方に反感などは持ち合わせてはいませんが?」
「本当に?ならなんでオフィスの中央にいる僕じゃなくて、マサトさんに最敬礼をしたんですか?
役職からいったら、たしかにこの中ならマサトさんが一番だ…でもなぜわざわざ向きを変えて、マサトさんだけにだけしたんですか?」
歯を食いしばって、眉間にシワが寄っていく。あと痛い!痛い!
手がね?潰れかけてるからね?ちょっと痛い痛い…
これがなかなか選ぶのが難しくて…
やっぱり所長なら実力は絶対に必要だし、指導力から統率力もいるでしょ?」
マサトさんが会長宅の応接間でペラペラっといつものように仕事の説明をしていく、つまり要約すると…
「ダンジョンに潜るチームリーダーも何回も行っていますし、A級冒険者資格もお持ちです。
大変に真面目な方ですので…今回、所長として役員にも昇格した方です。」
「はぁ…でも、そんな真面目でしっかりと冒険者でコツコツと努力を積んで、役員まで上がった人が
ぽっと出で、役員になったようなヒョロガリの僕を認めますか?」
「認めるも何も、貴方にありきで造られた施設ですからね?
もし貴方が所長を気に入らなかったら、所長を違う方に代えるまでです!それほど貴方には期待されてるんですからね?」
っと言い切られてしまった。
ありがたい話だが、ポーション研究はそんなにすぐに実を結ぶものじゃない
何年も下手をしたら何十年もかかる研究すらある
それでもこの人達は僕に多大な期待を向けてくれるなら……
「わかりました。僕はよっぽど使えない方じゃなければ大丈夫ですよ?
明日に会社でよろしいですか?」
そして会社の僕たちのオフィスにて、顔を合わせることになったのが……
入ってくるなりマサトさんに最敬礼をしてから上げた顔を見て、びっくりした!
「あぁ…マサトさん、この方なら僕は文句はありません!
アキラと申します。今後ともよろしくお願いします。」
僕が立ち上がって右手を差し出せば、相手も驚いた顔をして大きくてゴツい右手を差し出してくれる。
しっかりと握られた手は、固くてゴツゴツしていて、まさに鍛えられた手だ
「僕は本当に力の面ではからっきしダメなんで!
たぶん施設の訓練生には反感を買うんじゃないかな?
そのときは大丈夫ですか?」
「恐縮です。バスターです。しっかりとその時は、貴方の実績を訓練生にも説明したいと思いますよ!
貴方が来てから、どれほどの利益な上がったのか、株価が上がったのか
それにより…」
「はは…そんなの意味ないでしょ?
それで納得すると思います?
貴方だって僕に反感を持っているのに?」
僕の言葉に、握られた手の力が強まる。ちょっと痛いなぁ……
冒険者の握力って僕の手なんか、軽く握りつぶせちゃうくらいだろうから、やめてほしいなぁ…
「どういうことですか?私は特に貴方に反感などは持ち合わせてはいませんが?」
「本当に?ならなんでオフィスの中央にいる僕じゃなくて、マサトさんに最敬礼をしたんですか?
役職からいったら、たしかにこの中ならマサトさんが一番だ…でもなぜわざわざ向きを変えて、マサトさんだけにだけしたんですか?」
歯を食いしばって、眉間にシワが寄っていく。あと痛い!痛い!
手がね?潰れかけてるからね?ちょっと痛い痛い…
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