夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの?

モスマンの娘

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27.強くなるよ

713.新しい訓練施設

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それからしばらくして、まだ開いていない訓練施設を視察しながら、バスターさんにもう一人の副所長になるシバさんを紹介された。


あいも変わらずの谷口さんとマサトさんの三人で、施設に入れば
先に準備にとりかかっていたのか、バスターさんの執務室で二人に深々と最敬礼で挨拶を受けた。


「おはようございます。本日はご足労ありがとうございます。
こちらが副所長にと私が押しております。シバです。
見た目はこの通りですが、B級冒険者です。もう少しでA級がとれそうなのですが…
大変に仲間思いなヤツで、指導力を買って押させてもらいました。」


シバさんは人狼て茶色の短毛種の毛並みで、僕とあまり身長は変わらず冒険者にしては小柄な体型だが、見るからに細マッチョな体つき
バスターさんとは違い、スピード重視タイプかな?


「初めましてシバです。
バスターさんからの紹介で、こちらの副所長のお話をいただきました。
バスターさんとは同じチームに所属させてもらっていました。
俺は、あまり学がないからいろいろと迷惑をかけるかとは思いますが
よろしくお願いします。」


しっかりとした物言いで、最敬礼をされる。シバさんもすごく真面目そうだな…


「こちらこそ、よろしくお願いします。立場としては同じ副所長ですからね?そんな堅苦しい敬語はやめましょうよ
僕としても全く冒険者さんを鍛えるなんてことはできないですからね?
僕のほうが務まるかどうか…」


歩きながら雑談をするが、バスターさんもシバさんもピクリとも笑わない
警戒されまくりかな?
たぶんシバさんはバスターさんの舎弟という感じだ
バスターさんの横にピタリっと半歩下がってくっついて歩く様は、飼い主と忠犬みたいだ…

たぶんこれを言うとめちゃくちゃ怒られるだろうけど!
ダークも犬系ジョークはめちゃくちゃ怒ってたからなぁ


「こちらがアキラさんの研究室になります。必要な物は運び込んでおきましたがいかがですか?
まだお時間がありますから、簡単なリフォームならできますよ?」

「あぁ…これは広いですね、助かります。扉には指紋認証があるし、防音対策も完璧ですね
でも、棚をもう二つくらい欲しいかな?すぐにいっぱいにしてしまうから…
あと、そこの簡易な給湯室ってリフォームして大丈夫ですか?
たぶんあの二人が絶対にすると思うんですよね…」


谷口さんが僕の要望を聞きながら、しっかりと手帳に書き記していく。
この人に任せておけば間違いはないだろう!


「あぁ…あの二人ならやるでしょうね…下手したらシノダ教授なんて自分でキッチンに改造しかねませんよね?
どうしときます?とりあえずあのままにして、二人に任せた方が手間がない気がしますよね?」


マサトさんが苦笑しながら尋ねてくる。確かにロンさんとかこだわりが強そうだから、自分で決めたいだろうし…


「そうですね、あの二人にお任せして予算だけ決めてもらえますか?
たぶんこだわり出したらめちゃくちゃな金額いくもの作りそうですから
あとは…バスターさん、シバさん、これからこの訓練施設の訓練生の処遇の説明をしたいと思います。」

二人がゴクリっと喉を鳴らす音がした。
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