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31.番う軌跡
894.認めません (sideシバ)
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「バスターさん、この度はわざわざ起こしくださってありがとうございます。
シバと番たいと挨拶にきてくださったでよろしいですね?
率直に言わせていただきます。私は反対です。シバと番うことは認められません…」
四人がけのお客さん用の机と椅子に座って、お茶を出されると、かあちゃんは挨拶もなしにバスターさんに言い切った。
バスターさんは目を見開き、口を小さく開けたまま固まるようにしている。その表情は驚愕と悲しみが見て取れて
「ちょっと…母ちゃん、なんでっ?まだ自己紹介もしてないじゃん!バスターさんを見てすぐに反対なんて…」
「そんなの当たり前じゃないかい!他種族で、しかもこんな強そうか方なら無理矢理にお前を雌にできる、そんなお前が苦労するのが目に見えてるじゃないか!
私はお前を奴隷になんかしたくないんだよ!」
「奴隷になんかなるわけないじゃん!
バスターさんはそんな人じゃないから、だいたい奴隷にしようとする人狼の実家に挨拶になんかこないでしょ!」
「あの…口を挟んで申し訳ありません、私はシバを奴隷になんかする気ももちろんありませんし、無理矢理に番う気もありません!それに…雌は私がなりたいと思っております。」
バスターさんが声を荒らげて言い合いになりそうな俺達を見て、すごく硬い声で伝えてくれた。その様子は控えめで、困惑していて、こんなところを見せて申し訳ない…
「えっ!雌なの?スゲ~、兄ちゃんスゲ~!こんな強そうな雌連れてきたよ!」
「えぇ、絶対に強いよね?あの腕見てよ、ムッキムキだよ!最強だよきっと、兄ちゃん流石だぁ!」
「ふわぁ…兄ちゃん、いいなぁ…こんな綺麗で強い雌なんて、羨ましいぃ」
「あんた達はうるさい!あっちに行ってなさい!……つまり貴方が雌になってくれると、シバに雄を譲ってもいいと言う事ですね?」
「いえ、私が雌になりたいのです。人狼の雄は雌を愛し続けて慈しんでくれると聞いています。私はずっとシバに愛されていたいのです。こんな考えは浅ましくてお恥ずかしいのですが…」
「「「うぇ~、何それ!かわいぃ!!!」」」
ガウゥ!!!?
弟達が奥の厨房からこっそりと様子を伺っていたが、全然こっそりとできていないし、なんならめちゃくちゃ声がうるさい
とうとう母ちゃんの威嚇が炸裂した。これで暫くは静かになるだろう。
「母ちゃん、バスターさんは本当に優しい人で俺のことを愛してるくれてるんだ…俺のことを奴隷にしたり、利用なんてする気なんて更々ないよ!」
「それでも…なんでこんな強そうな人が雌になんか、もしかしたらお前の稼ぎ目当てで…」
「母ちゃん!バスターさんは俺の職場の所長をしてるの、役員報酬だってあるの、俺の倍以上稼いでるからね!
だから俺はこれからも仕送りだってすればいいって、正組合員にもなればいいって、生活費なんか入れなくていいって言ってくれるんだから、これ以上バスターさんに酷いことい言わないで!」
母ちゃんの目が開いていく、口元はまだきつく締まってピクピクと震えているけど…
「ちょっと待ちなさい、シバは何をしてるの?雄なのに家にろくに稼ぎも入れてないってことなのかい?
お前は…何をしてるの!情けない、雄が雌に養われてる状態なのかい?うちに仕送りなんかよこしてないで、しっかりと生活費を入れなさい!!」
次は俺が母ちゃんの威嚇を受ける羽目になった。うぅ…体がビリビリしてしまう…
シバと番たいと挨拶にきてくださったでよろしいですね?
率直に言わせていただきます。私は反対です。シバと番うことは認められません…」
四人がけのお客さん用の机と椅子に座って、お茶を出されると、かあちゃんは挨拶もなしにバスターさんに言い切った。
バスターさんは目を見開き、口を小さく開けたまま固まるようにしている。その表情は驚愕と悲しみが見て取れて
「ちょっと…母ちゃん、なんでっ?まだ自己紹介もしてないじゃん!バスターさんを見てすぐに反対なんて…」
「そんなの当たり前じゃないかい!他種族で、しかもこんな強そうか方なら無理矢理にお前を雌にできる、そんなお前が苦労するのが目に見えてるじゃないか!
私はお前を奴隷になんかしたくないんだよ!」
「奴隷になんかなるわけないじゃん!
バスターさんはそんな人じゃないから、だいたい奴隷にしようとする人狼の実家に挨拶になんかこないでしょ!」
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バスターさんが声を荒らげて言い合いになりそうな俺達を見て、すごく硬い声で伝えてくれた。その様子は控えめで、困惑していて、こんなところを見せて申し訳ない…
「えっ!雌なの?スゲ~、兄ちゃんスゲ~!こんな強そうな雌連れてきたよ!」
「えぇ、絶対に強いよね?あの腕見てよ、ムッキムキだよ!最強だよきっと、兄ちゃん流石だぁ!」
「ふわぁ…兄ちゃん、いいなぁ…こんな綺麗で強い雌なんて、羨ましいぃ」
「あんた達はうるさい!あっちに行ってなさい!……つまり貴方が雌になってくれると、シバに雄を譲ってもいいと言う事ですね?」
「いえ、私が雌になりたいのです。人狼の雄は雌を愛し続けて慈しんでくれると聞いています。私はずっとシバに愛されていたいのです。こんな考えは浅ましくてお恥ずかしいのですが…」
「「「うぇ~、何それ!かわいぃ!!!」」」
ガウゥ!!!?
弟達が奥の厨房からこっそりと様子を伺っていたが、全然こっそりとできていないし、なんならめちゃくちゃ声がうるさい
とうとう母ちゃんの威嚇が炸裂した。これで暫くは静かになるだろう。
「母ちゃん、バスターさんは本当に優しい人で俺のことを愛してるくれてるんだ…俺のことを奴隷にしたり、利用なんてする気なんて更々ないよ!」
「それでも…なんでこんな強そうな人が雌になんか、もしかしたらお前の稼ぎ目当てで…」
「母ちゃん!バスターさんは俺の職場の所長をしてるの、役員報酬だってあるの、俺の倍以上稼いでるからね!
だから俺はこれからも仕送りだってすればいいって、正組合員にもなればいいって、生活費なんか入れなくていいって言ってくれるんだから、これ以上バスターさんに酷いことい言わないで!」
母ちゃんの目が開いていく、口元はまだきつく締まってピクピクと震えているけど…
「ちょっと待ちなさい、シバは何をしてるの?雄なのに家にろくに稼ぎも入れてないってことなのかい?
お前は…何をしてるの!情けない、雄が雌に養われてる状態なのかい?うちに仕送りなんかよこしてないで、しっかりと生活費を入れなさい!!」
次は俺が母ちゃんの威嚇を受ける羽目になった。うぅ…体がビリビリしてしまう…
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