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31.番う軌跡
940.バスターさんは淑女 (sideシバ)
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バスターさんは、俺が人狼の雌はできるだけ多くの雄と致すことを一種のステータスとしていることを黙っていたのに、まったく怒ることもなかった。
そればかりかお試しというセフレを持つことすらしないって言ってくれた!
本来なら番う直前なんて、ギリギリまで違う雄と比べるように雄にアプローチをかけまくる雌が多いのに!
雌にしたら一生を委ねる相手なんだから、もちろんその権利があるのはわかってるけど…雄にしたらたまらない気持ちになる行為でもあって、そこから選ばれたことに意義があるって雄もいるけど、俺はめちゃくちゃ嫌だった。
お試しって試食みたいにSEXされるのも、明らかに付き合ってる人がいるのに俺にアプローチかけてくるのも嫌悪感しかなくて
特にバスターさんと付き合いだしたら、もうバスターさんが他の人に触れられるのも耐えられない!
そんなんされたら、相手の雄の首元を食い千切った後に、俺は部屋に籠もって泣きくれちゃう自信しかない!そんなの絶対にウザい雄だ!雌を束縛するヤンデレ雄だ!
「シバは私が他の雄をお試ししにいってもいいのか?…シバも私にそうして欲しいのか?」
でもバスターさんは、反対に拗ねたみたいに止めない俺を責めてきて、そんなわけないのに、俺は番う前の雌のお試しすら許せない心の狭い雄だって、バスターさんへのこのどうしょうもない束縛だらけの気持ちを伝えたら、
「私はシバだけいてくれたら幸せだがら…」
なんて嬉しそうに言ってくれて、俺が黙っていたこともお試しのことも『そんなこと』で片付けてしまった!!
バスターさんは本当に淑女!もう俺の中ではシスターなんじゃないかな?ってくらい清らかな淑女たよ!!
しかも講習会で何を習ってきたのか、最近ではちょっとした可愛いお願いをにするようになってきて
『シバ、甘い物が食べたいな』
『シバ、耳が痒いから耳かきして欲しい』
『シバ、今日は疲れたから膝枕して欲しい』
なんなの?可愛いしかないお願いなんだけど!特にバスターさんは俺の膝がすごく気に入っていて、すぐに膝枕をねだってくる。
「シバの膝はふわふわで奥がムニってしてて、すごく気持ちいいんだよ、今日も仕事頑張ってきたからご褒美にいいだろう?」
「もちろんですよ!バスターさんの好きなわんこ動画見ながら膝枕しましょうか?それとも撮りためた映画とか見ますか?」
「ん~シバの声を聞いていたいからいいかな…今週末の予定の話をしたいな」
あれから数週間経っているけど、バスターさんの甘えるのは変わらなくて、もうルーティンみたいになっている。
もう可愛い、俺の雌は最大限、可愛いからずっとこのままであれ!
幸せそうに俺の膝の上に転がって俺の腹に顔を擦り付けてきてて、優しく頭を撫でたり首を撫でたりすればくすぐったいようにくすくすと笑っていて…幸せだぁ
「シバ?聞いているか?とりあえずちょっとした改装は必要だと思うんだよ…あのままだとさすがにケバケバし過ぎるから、そこらへんを今週にでも見てきたいんだよ」
「えっ?あぁ、お店の話でしたね、ふふっ…バスターさんが可愛すぎて幸せ過ぎて、ちょっと飛んでました。そうかぁ…どれくらい必要ですか?内装もいじるなら業者入れないとダメかな?」
今バスターさんと話しているのはバスターさんの雑貨店の話で、最近は開業閉店状態になってるお店で、ひたすらに赤字を上げているお店なのだが…
そこに人狼をアルバイトとして雇って、働いてもらう計画を立てているのだ!
人狼は人間に無理矢理に奴隷として働かされていた過去があるから、人狼もあまり人間の企業に務めないし、人間もいろいろと配慮のいる人狼を積極的には雇わない
だからよっぽど優秀な人狼か、仕事のない人狼以外は人間社会では見かけなくて
それがまた人狼社会の閉鎖的なのを強めている。ただやっぱり人狼社会だけだと近年は人口が増えてきたから、仕事不足も問題になってきてて…
「内装とかは棚を移動させて、雰囲気を変えたらいけるんじゃないかな?雇う人を増やすから、なるべく経費は抑えた方がいいだろう?
まぁ、数人のアルバイトだと焼け石に水だろうが…ちょっとは仕事にあぶれた人狼が減るといいな
あと姉さんにも聞いてみたら工場でもぜひ雇いたいらしい、子会社になってから慢性的な人手不足だったらしくてな、ありがたいそうだ」
そんな人狼族の問題を先週の講習会で聞いてきたバスターさんが早速行動を起こしてくれて、働き口を探してくれているのだ、動き出したら止まらないバスターさんはありとあらゆる人脈を駆使しだして…
「人狼は力も強いから、金属加工とかもいけるよな?鍛冶屋ギルドも人材不足とかで喘いでたし聞いてみるかな…綺麗好きでもあるし、けっこう細やかだから家政婦とかも向いてそうだな、家政婦協会の副協会長も顔見知りだから打診してみるか…」
だんだんと焼け石に水どころじゃなくなってきました。
そればかりかお試しというセフレを持つことすらしないって言ってくれた!
本来なら番う直前なんて、ギリギリまで違う雄と比べるように雄にアプローチをかけまくる雌が多いのに!
雌にしたら一生を委ねる相手なんだから、もちろんその権利があるのはわかってるけど…雄にしたらたまらない気持ちになる行為でもあって、そこから選ばれたことに意義があるって雄もいるけど、俺はめちゃくちゃ嫌だった。
お試しって試食みたいにSEXされるのも、明らかに付き合ってる人がいるのに俺にアプローチかけてくるのも嫌悪感しかなくて
特にバスターさんと付き合いだしたら、もうバスターさんが他の人に触れられるのも耐えられない!
そんなんされたら、相手の雄の首元を食い千切った後に、俺は部屋に籠もって泣きくれちゃう自信しかない!そんなの絶対にウザい雄だ!雌を束縛するヤンデレ雄だ!
「シバは私が他の雄をお試ししにいってもいいのか?…シバも私にそうして欲しいのか?」
でもバスターさんは、反対に拗ねたみたいに止めない俺を責めてきて、そんなわけないのに、俺は番う前の雌のお試しすら許せない心の狭い雄だって、バスターさんへのこのどうしょうもない束縛だらけの気持ちを伝えたら、
「私はシバだけいてくれたら幸せだがら…」
なんて嬉しそうに言ってくれて、俺が黙っていたこともお試しのことも『そんなこと』で片付けてしまった!!
バスターさんは本当に淑女!もう俺の中ではシスターなんじゃないかな?ってくらい清らかな淑女たよ!!
しかも講習会で何を習ってきたのか、最近ではちょっとした可愛いお願いをにするようになってきて
『シバ、甘い物が食べたいな』
『シバ、耳が痒いから耳かきして欲しい』
『シバ、今日は疲れたから膝枕して欲しい』
なんなの?可愛いしかないお願いなんだけど!特にバスターさんは俺の膝がすごく気に入っていて、すぐに膝枕をねだってくる。
「シバの膝はふわふわで奥がムニってしてて、すごく気持ちいいんだよ、今日も仕事頑張ってきたからご褒美にいいだろう?」
「もちろんですよ!バスターさんの好きなわんこ動画見ながら膝枕しましょうか?それとも撮りためた映画とか見ますか?」
「ん~シバの声を聞いていたいからいいかな…今週末の予定の話をしたいな」
あれから数週間経っているけど、バスターさんの甘えるのは変わらなくて、もうルーティンみたいになっている。
もう可愛い、俺の雌は最大限、可愛いからずっとこのままであれ!
幸せそうに俺の膝の上に転がって俺の腹に顔を擦り付けてきてて、優しく頭を撫でたり首を撫でたりすればくすぐったいようにくすくすと笑っていて…幸せだぁ
「シバ?聞いているか?とりあえずちょっとした改装は必要だと思うんだよ…あのままだとさすがにケバケバし過ぎるから、そこらへんを今週にでも見てきたいんだよ」
「えっ?あぁ、お店の話でしたね、ふふっ…バスターさんが可愛すぎて幸せ過ぎて、ちょっと飛んでました。そうかぁ…どれくらい必要ですか?内装もいじるなら業者入れないとダメかな?」
今バスターさんと話しているのはバスターさんの雑貨店の話で、最近は開業閉店状態になってるお店で、ひたすらに赤字を上げているお店なのだが…
そこに人狼をアルバイトとして雇って、働いてもらう計画を立てているのだ!
人狼は人間に無理矢理に奴隷として働かされていた過去があるから、人狼もあまり人間の企業に務めないし、人間もいろいろと配慮のいる人狼を積極的には雇わない
だからよっぽど優秀な人狼か、仕事のない人狼以外は人間社会では見かけなくて
それがまた人狼社会の閉鎖的なのを強めている。ただやっぱり人狼社会だけだと近年は人口が増えてきたから、仕事不足も問題になってきてて…
「内装とかは棚を移動させて、雰囲気を変えたらいけるんじゃないかな?雇う人を増やすから、なるべく経費は抑えた方がいいだろう?
まぁ、数人のアルバイトだと焼け石に水だろうが…ちょっとは仕事にあぶれた人狼が減るといいな
あと姉さんにも聞いてみたら工場でもぜひ雇いたいらしい、子会社になってから慢性的な人手不足だったらしくてな、ありがたいそうだ」
そんな人狼族の問題を先週の講習会で聞いてきたバスターさんが早速行動を起こしてくれて、働き口を探してくれているのだ、動き出したら止まらないバスターさんはありとあらゆる人脈を駆使しだして…
「人狼は力も強いから、金属加工とかもいけるよな?鍛冶屋ギルドも人材不足とかで喘いでたし聞いてみるかな…綺麗好きでもあるし、けっこう細やかだから家政婦とかも向いてそうだな、家政婦協会の副協会長も顔見知りだから打診してみるか…」
だんだんと焼け石に水どころじゃなくなってきました。
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