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32.亀裂
952.痛めつけられて 3 (sideバスター)
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「クソッ!バレたか!!しかしこの短時間で、どこに行った?
皆は手分けをして周辺を探してくれ!まだ逃げ出して間がなさそうだ、そこらへんにいるかもしれない…」
雑居ビルの6階が間違いなく犯人たちのアジトで、私達はMs.ウィッチの火炎魔法でドアの鍵部分を焼き払い、アジトに乗り込んだが…
そこはもぬけの殻で誰もおらず、先程まではいた形跡がそこらかしこに残っているのだ
残された机の上のぬるいコーヒーや、散乱された紙類、一見したら普通の空の倉庫にも見えるが、部屋の片隅に残された血の跡がここにシバ達がいた事を表している。
「所長、ビルの駐車場と思しき所に複数台車が停まっています。車では逃げていないか、何か他に移動手段があるのかと…」
「どっちにせよ二人の人質を連れての移動だ、周りの目があるのだから…
もしくは転移魔法が使えるのか?それだとやっかいだが、見る限りそれなりの人数がいそうだが…そんなには一気に転移できるものなのか?それか分散して逃亡したのか…」
どちらにしろ私達がどうこう言っていても始まらない、アキラさんに報告をしつつ周囲の捜索を続ける。
コンクリートの床にはポツンとシバのスマホが置き去りにされていて、たぶんこの場所を囮になるように置かれたのだろう…
ただ間違いなく、これはシバが必死に私に自分達の居場所を知らせるために隠し持っていた物で、ココにたどり着けたのはそのお陰で…
スマホを真新しいビニール袋に包んで取り上げる。指紋が取れれば犯人の目星も付くだろう、冒険者ギルドには指紋登録から鼻紋登録までありとあらゆる人体情報を登録する義務がある。
犯人が冒険者ならすぐに見つかるはずだ
散らばる書類も集めて全てを訓練所に持っていき調べて、部屋のありとあらゆる場所を調べ尽くしていく…
夜になり、現場の安全が確保されたとして、アキラさんとシノダ教授がビルにつくなり、奥の小さな物置になっている部屋の一画をみて目を大きく見開らいく、そこは私にはただの壁にしか見えなくて…
「これは…転移装置ですね!上手くカモフラージュしてますけど、この転移装置はかなり手が込んでいる。すごいな…コレは…
転移先は…クソッやっぱり切られているか!
ロンさん、鑑定でなんとかなりませんか?」
「アキラ君、流石に回路をぶった切られちゃってると無理だよ、でも確かにこの装置を作った人物はすごい腕してるな、転移時の魔力消費も格段に少ないし磁場の乱れもほとんどない、これほどまで完璧な転移装置はいままで目にしたことがないよ…すごいな…」
転移装置って、あの今や廃れた技術の?
確か転移魔法が使えなくてもその装置に魔力を流せば、繋がった特定の場所にだけ転移ができる装置だ。
ただ使用魔力が膨大なのと、無理に広げる磁場の影響で具合が悪くなったり、下手すれば吐き気や頭痛などの後遺症のようなものも残るとかのデメリットがあり、自由に場所を選べる転移魔法が主流になって廃れて技術だ
「クソッ、こんなすごい装置を簡単に壊すなんて信じられない!その技術者さんが、どれだけの手間と労力をかけたのか…もう一種の芸術作品くらいすごいのに…
でも…その不理解さが功を奏しますよ、これだけの技術者さんならすぐに見つかるでしょう!そこから当たりましょう…技術者さんが見つかれば繋がる先がわかります。大丈夫です。まだいけます!」
アキラさんが電話で谷口さんと話していく、きっとこの人たちなら数時間で技術者を特定しそうだ!大丈夫た…シバは、大丈夫に違いなくて…
皆は手分けをして周辺を探してくれ!まだ逃げ出して間がなさそうだ、そこらへんにいるかもしれない…」
雑居ビルの6階が間違いなく犯人たちのアジトで、私達はMs.ウィッチの火炎魔法でドアの鍵部分を焼き払い、アジトに乗り込んだが…
そこはもぬけの殻で誰もおらず、先程まではいた形跡がそこらかしこに残っているのだ
残された机の上のぬるいコーヒーや、散乱された紙類、一見したら普通の空の倉庫にも見えるが、部屋の片隅に残された血の跡がここにシバ達がいた事を表している。
「所長、ビルの駐車場と思しき所に複数台車が停まっています。車では逃げていないか、何か他に移動手段があるのかと…」
「どっちにせよ二人の人質を連れての移動だ、周りの目があるのだから…
もしくは転移魔法が使えるのか?それだとやっかいだが、見る限りそれなりの人数がいそうだが…そんなには一気に転移できるものなのか?それか分散して逃亡したのか…」
どちらにしろ私達がどうこう言っていても始まらない、アキラさんに報告をしつつ周囲の捜索を続ける。
コンクリートの床にはポツンとシバのスマホが置き去りにされていて、たぶんこの場所を囮になるように置かれたのだろう…
ただ間違いなく、これはシバが必死に私に自分達の居場所を知らせるために隠し持っていた物で、ココにたどり着けたのはそのお陰で…
スマホを真新しいビニール袋に包んで取り上げる。指紋が取れれば犯人の目星も付くだろう、冒険者ギルドには指紋登録から鼻紋登録までありとあらゆる人体情報を登録する義務がある。
犯人が冒険者ならすぐに見つかるはずだ
散らばる書類も集めて全てを訓練所に持っていき調べて、部屋のありとあらゆる場所を調べ尽くしていく…
夜になり、現場の安全が確保されたとして、アキラさんとシノダ教授がビルにつくなり、奥の小さな物置になっている部屋の一画をみて目を大きく見開らいく、そこは私にはただの壁にしか見えなくて…
「これは…転移装置ですね!上手くカモフラージュしてますけど、この転移装置はかなり手が込んでいる。すごいな…コレは…
転移先は…クソッやっぱり切られているか!
ロンさん、鑑定でなんとかなりませんか?」
「アキラ君、流石に回路をぶった切られちゃってると無理だよ、でも確かにこの装置を作った人物はすごい腕してるな、転移時の魔力消費も格段に少ないし磁場の乱れもほとんどない、これほどまで完璧な転移装置はいままで目にしたことがないよ…すごいな…」
転移装置って、あの今や廃れた技術の?
確か転移魔法が使えなくてもその装置に魔力を流せば、繋がった特定の場所にだけ転移ができる装置だ。
ただ使用魔力が膨大なのと、無理に広げる磁場の影響で具合が悪くなったり、下手すれば吐き気や頭痛などの後遺症のようなものも残るとかのデメリットがあり、自由に場所を選べる転移魔法が主流になって廃れて技術だ
「クソッ、こんなすごい装置を簡単に壊すなんて信じられない!その技術者さんが、どれだけの手間と労力をかけたのか…もう一種の芸術作品くらいすごいのに…
でも…その不理解さが功を奏しますよ、これだけの技術者さんならすぐに見つかるでしょう!そこから当たりましょう…技術者さんが見つかれば繋がる先がわかります。大丈夫です。まだいけます!」
アキラさんが電話で谷口さんと話していく、きっとこの人たちなら数時間で技術者を特定しそうだ!大丈夫た…シバは、大丈夫に違いなくて…
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