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994.決闘です (sideシバ)
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「申し訳ありませんでした。うちのトサカツがとんだ失礼をいたしまして…なんとお詫びをしていいか…」
「でも…親父っ、あの…」
トサカツさんはすぐに飛んできたトサジさんに頭を掴まれて無理矢理に頭をさげさせられている。しかしダーク様は難しい顔のままでソファに座り、腕組みをしていて
あの後トサカツさんの来訪に、アポイントメントの確認をしようとした受付の方をふっ飛ばして突撃してきたことがわかった。
受付の方はふっ飛ばされて軽い脳震盪で気を失ってしまって、ただいま医務室で寝かされている。
「トサジさん申し訳ないですが、今回のトサカツさんの行動は不問にするのは難しいです。何も非のない我が組の者に被害がでておりますからね、組協定に違反してます。」
「あぁ…仰るとおりです。もうお返しする言葉もありません…」
協力関係を結ぶ時に決めた協定に、組同士の非戦闘が入っていたのだろう
これはまずいな納め所が難しい、トサジさんの組との協力関係を切るか、もしくはトサジさんにケジメをとしてトサカツさんを切らせるか…
もしも不問にすればダーク様の面子が立たない、そんなことをすれば組員を守ることができない組長のレッテルが貼られてしまう
「そこでですが、もしもシバさんがよろしければですが公開決闘を提案いたします。
私としてはトサカツさんとシバさんの問題ということにしたいのですが…
トサカツさんがシバさんを雌を争って決闘を申し込みにきたということにすれば、組間の衝突にはなりません、もちろん被害にあった組合員には、それ相応の慰謝料は払ってもらいますが、どうですしょうか?」
「えっ!公開決闘ですか?えぇ…ちょっと自信ないなぁ…俺で大丈夫ですかね?」
「フハハハ!そんな自信のなさ気な雄に、あの麗しの雌は…」
「トサカツを黙っとれ!あの…もちろん慰謝料は払わせて頂きますし、決闘を受けていただけるのなら公開決闘代は我が組側が出しますので、もちろん動員代も、それくらいの責はとらせていただきますので…
シバさんお願いできないでしょうか」
クソガキは何か勘違いしているが、そう公開決闘は金がかなりかかる、決闘場を借りるのもタダじゃないし、観覧者を捌くスタッフだっている。それこそ集客が見込める族長レベルじゃないとまず-になるのだ
非公開決闘ならそこらへんの広場で立会人をつけてやればタダなんたけど…確かにトサジさん側が出してくれるみたいだけど…
「いえ、それは言い出した私側が出させていただきます。ただどこまでの公開するかは私共に一任していただきたい、トサカツさんへの決闘での配慮ももちろんいたしませんので」
「もちろんです。俺としては願ったり叶ったりです!人狼族に俺の顔も売るいいチャンスだ、しかも麗しの雌へのアプローチにもなる、なぁ親父!」
トサジさんは悲痛な顔で俯いて盛大にため息をついていく、やはりクソガキでも息子が心配なのだろう…
「ダーク様の寛大な御心に感謝します。シバさん、馬鹿な愚息ですが…どうぞよろしくお願いいたします。ただお命だけは簡便してください…この際、生きていれば…もぅ…」
「もちろんです。さすがにそこまでする気はありませんが、ただ手加減はなしでお願いいまします。」
「なっ!親父まで俺が負けると思っているのかよ!ふんっ、もういい!!そんなお前らの思案なんて覆してやるよ!!」
やはりトサジさんには力量がわかるのだろう、命まではってすごい決心で息子を差し出してくるが、許可は下りたならボコボコにしてやるだけだけど…
「本当によかったんですか?幹部同士とはいへ俺とトサカツさんなんて、ほとんど無名同士ですよ?集客なんて見込めませんよ!
それこそ身内にチケット配っても、観客席ガラガラの悲しい公開決闘になっちゃいます。しかも我が組の赤字決定ですよ!」
「そこらへんは気にしないでください!とりあえず午後からの第二決闘場を取りましたから、各所の連絡もいたしますので、シバさんも準備をお願いしますね!」
「はっ?第二??なんで?いやっ…埋まるわけがない!!」
しかも午後って…今日の今日やるの?そんなん身内すら来れないじゃん!閑古鳥決闘が決定じゃん!
もう今年の決闘ワーストオブ・ザ・イヤーとか選ばれたら泣いちゃいそう…
「でも…親父っ、あの…」
トサカツさんはすぐに飛んできたトサジさんに頭を掴まれて無理矢理に頭をさげさせられている。しかしダーク様は難しい顔のままでソファに座り、腕組みをしていて
あの後トサカツさんの来訪に、アポイントメントの確認をしようとした受付の方をふっ飛ばして突撃してきたことがわかった。
受付の方はふっ飛ばされて軽い脳震盪で気を失ってしまって、ただいま医務室で寝かされている。
「トサジさん申し訳ないですが、今回のトサカツさんの行動は不問にするのは難しいです。何も非のない我が組の者に被害がでておりますからね、組協定に違反してます。」
「あぁ…仰るとおりです。もうお返しする言葉もありません…」
協力関係を結ぶ時に決めた協定に、組同士の非戦闘が入っていたのだろう
これはまずいな納め所が難しい、トサジさんの組との協力関係を切るか、もしくはトサジさんにケジメをとしてトサカツさんを切らせるか…
もしも不問にすればダーク様の面子が立たない、そんなことをすれば組員を守ることができない組長のレッテルが貼られてしまう
「そこでですが、もしもシバさんがよろしければですが公開決闘を提案いたします。
私としてはトサカツさんとシバさんの問題ということにしたいのですが…
トサカツさんがシバさんを雌を争って決闘を申し込みにきたということにすれば、組間の衝突にはなりません、もちろん被害にあった組合員には、それ相応の慰謝料は払ってもらいますが、どうですしょうか?」
「えっ!公開決闘ですか?えぇ…ちょっと自信ないなぁ…俺で大丈夫ですかね?」
「フハハハ!そんな自信のなさ気な雄に、あの麗しの雌は…」
「トサカツを黙っとれ!あの…もちろん慰謝料は払わせて頂きますし、決闘を受けていただけるのなら公開決闘代は我が組側が出しますので、もちろん動員代も、それくらいの責はとらせていただきますので…
シバさんお願いできないでしょうか」
クソガキは何か勘違いしているが、そう公開決闘は金がかなりかかる、決闘場を借りるのもタダじゃないし、観覧者を捌くスタッフだっている。それこそ集客が見込める族長レベルじゃないとまず-になるのだ
非公開決闘ならそこらへんの広場で立会人をつけてやればタダなんたけど…確かにトサジさん側が出してくれるみたいだけど…
「いえ、それは言い出した私側が出させていただきます。ただどこまでの公開するかは私共に一任していただきたい、トサカツさんへの決闘での配慮ももちろんいたしませんので」
「もちろんです。俺としては願ったり叶ったりです!人狼族に俺の顔も売るいいチャンスだ、しかも麗しの雌へのアプローチにもなる、なぁ親父!」
トサジさんは悲痛な顔で俯いて盛大にため息をついていく、やはりクソガキでも息子が心配なのだろう…
「ダーク様の寛大な御心に感謝します。シバさん、馬鹿な愚息ですが…どうぞよろしくお願いいたします。ただお命だけは簡便してください…この際、生きていれば…もぅ…」
「もちろんです。さすがにそこまでする気はありませんが、ただ手加減はなしでお願いいまします。」
「なっ!親父まで俺が負けると思っているのかよ!ふんっ、もういい!!そんなお前らの思案なんて覆してやるよ!!」
やはりトサジさんには力量がわかるのだろう、命まではってすごい決心で息子を差し出してくるが、許可は下りたならボコボコにしてやるだけだけど…
「本当によかったんですか?幹部同士とはいへ俺とトサカツさんなんて、ほとんど無名同士ですよ?集客なんて見込めませんよ!
それこそ身内にチケット配っても、観客席ガラガラの悲しい公開決闘になっちゃいます。しかも我が組の赤字決定ですよ!」
「そこらへんは気にしないでください!とりあえず午後からの第二決闘場を取りましたから、各所の連絡もいたしますので、シバさんも準備をお願いしますね!」
「はっ?第二??なんで?いやっ…埋まるわけがない!!」
しかも午後って…今日の今日やるの?そんなん身内すら来れないじゃん!閑古鳥決闘が決定じゃん!
もう今年の決闘ワーストオブ・ザ・イヤーとか選ばれたら泣いちゃいそう…
応援ありがとうございます!
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