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七章 帰参
二.調略
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美濃三人衆の一人に初めて会ったのは、もう十五年も昔の事。
翔隆はまず、安藤伊賀守守就(五十歳)に会いに行った。
正直に名乗りを上げて、待つ事一時。
やっと邸の中に入る許可を得て、小姓の案内で座敷に案内される。
「しばし待たれよ」
そう言われてじっと待っていると、守就自身がちゃんと来てくれた。
翔隆は即座に平伏する。
「お初にお目もじ致します」
「うむ…貴殿は確か、信長の臣の…道三さまお気に入りであったと聞き及んでおるが」
「はっ。今は牢人中の身にござる。…伊賀守様」
「ん?」
「私は嘘が下手なので、正直にお尋ねします。貴殿は龍興公を、いかにお考えで?」
「いかに…とな?」
大胆な質問だ。
物事を率直に受け止め、よく考える性質の安藤守就は、むっと唸って腕を組む。
「…はい。私は言葉が旨くはないので、ここに来た目的をまず申し上げます。一つは、貴殿を信長公の下へ降らせる事。もう一つは、貴殿が武人か否かを試す事」
「く、降す……試すとはどういう意味じゃ!」
カッとして言うと、翔隆は真顔で見つめ返す。
「確か、二年前に半兵衛に稲葉山を取るように命じたのは、貴殿でしたな?」
「なっ…何故、それを…」
動揺する守就に、翔隆は顔を近付ける。
「貴殿は、もう分かっている筈です。龍興がこのままであれば、美濃が衰退すると!」
「………」
「思い出して下され、道三様の頃の美濃を! とても美しく、他国など寄せ付けぬ強さで溢れていた頃を!」
「…道三さま…」
「義龍公も然り…道三様の事を勘違いされておられたのが残念ですが、あの方も強く、そして政をきちんとなされていた」
「お主は…」
翔隆は守就から離れて、外を眺める。
「美濃は素晴らしかった……武においても、政においても、とても…。それを、こんなにも! こんなにも廃れさせた龍興が、私は憎い!」
真剣に言う翔隆を見て、守就は苦笑した。
降らせると言っておいて、美濃の事をこんなにも真剣に熱弁する翔隆が、おかしかったのだ。
「お主…わしを口説きに参ったのでは無いのか?」
「その通りです。しかしながら、宿老の貴方方も許せませぬ。暗君を放っておいて、諫めようともしない!」
その言葉に、守就はムッとする。
「わしとて…!」
「何もしていないではありませんか!」
睨みながらはっきりと断言されて、守就はぐっと息詰まる。
「…故に、こうして参ったのです…」
「―――何が…言いたい…」
「それは言えませぬ」
「何?」
「故に、今日は退散致す。ご免!」
「まっ…」
呼び止めようとした時にはもう、翔隆は立ち去っていた。
次に翔隆が訪れたのは、氏家常陸介直元の邸であった。
彼とは一度会っているので、すぐに思い出して貰えた。
「おお、明智城におった…」
「翔隆です。道三公には、一方ならぬお世話になり…」
翔隆は座敷で平伏して言い、顔を上げる。
「ふむ。して、わざわざ参った訳は?」
「貴殿の、お力添えが必要なのです」
「わしの…?」
たった一度、しかもちらりとしか会っただけの者に頼られるというのも、おかしなものだ。
「貴殿は、ある噂をご存じか?」
「噂…?」
「龍興公は、変わった乱破を使っておりませぬか?」
「変わった…」
氏家直元は思い当たるらしく、ピクリと眉を顰めた。
「その乱破を使えば、お家が崩壊します」
「…やはり、そういう輩か」
「お察しされておられましたか」
「あ奴らは、常に龍興殿の側に居て、何やら吹聴しておる。気に食わぬ輩だ」
「そう、ですか。今川家と同じです」
「今川…駿河の今川か」
「はい。あそこにも、同じ輩がたむろって義元に…」
言い掛けて、翔隆は口を閉ざす。
あそこには、長代理である京羅も居た。
…では、長は誰だ?
〈義成が長、という事は…義元が長であった? いや、何かおかしい…〉
義元からは〔一族〕の〝気〟すら感じなかった…。だが、義成の父は義元だと言っていた…。
何かが引っ掛かる…。
「いかが致した?」
その言葉に翔隆はハッと我に返って、氏家直元を見る。
「いえ。今川は、奴らのせいで滅びると言っても過言ではありませぬ。斎藤もまた、同じ末路を辿らぬようにしたいのです」
真剣に言うと、直元は唸って考える。
翔隆はそれを見て立ち上がった。
「よく、お考え下さいませ」
そう言い残し、翔隆は立ち去った。
〈何かが引っ掛かる…〉
翔隆は稲葉邸に向かう前に、林の中で考えていた。
〈確か、系図では前長は〝嵩羅〟。どんな男かは知らぬが…〉
義元ではないと直感で分かった。
義元がその嵩羅であれば、あの桶狭間での合戦で一族が居た筈なのに、誰一人居なかったからである。
〈…義成の父は…本当に、義元か…?〉
いくら考えても分からない。
取り敢えずこの件は保留にして、翔隆は稲葉邸に向かった。
〈そういえば、半兵衛が稲葉殿には気を付けろと言っていたな…〉
何をどう気を付ければいいのか分からないが、とにかく会いに行く。
名乗って座敷で待っていると、稲葉良通(五十二歳)がやってきた。翔隆は平伏する。
「何用じゃ」
「はっ。…安藤殿と氏家殿にお会いして参りました」
「何っ?!」
「既にお二方に用件を伝えておりますので、貴殿を交ぜた三人でよく話し合って戴きたい」
「貴様、何を言って…」
唐突にそんな訳の分からない事を言われて、稲葉良通は唖然としていた。
「それと、もう一つ」
「なっ…待て、今の話は…」
戸惑って言うが、翔隆は何事も無かったかのように懐から文を取り出し、スッと前に出す。
「以前、長宗我部元親様にお会いした折に、奥方様にお会いしました。奥方様はとても美濃を懐かしがっておられました。そして、稲葉殿に〝兄上をよしなに〟と言伝を預かりましたので、それを伝えに」
「長宗我部…とは、斎藤利三の妹の…四国へ行ったのか?!」
「はい。そしてこの文を、その利三殿へと預かって参りましたので、お願い出来ますか?」
「う、うむ…」
「また、参りまする」
そう言って立ち上がるのを呼び止めようとしたが、いつの間にか姿が消えていた…。
良通は、畳に置かれた文を手に取る。
…確かに見覚えのある、お由の文字…。
〈…気になる……何を話したのか、会って確かめよう〉
良通は早速、二人に連絡を取った。
灯りの中、三つの影が揺らめく。
稲葉良通、安藤守就、氏家直元である。
「ううむ…解せぬ」
とは良通。
「牢人として織田への寝返りを勧めるなどと…」
そう言って直元も唸る。
「あの青二才に、試されておるのじゃ」
守就が言い、三人は互いを見る。
そして、また守就が喋る。
「人を試すなどと、生意気な」
「いや、我らを翻弄せよと信長めに命じられたのであろう」
良通が言うと、直元が真顔で反論する。
「それは無い。仮にも、亡き大殿さまが目を掛けた男じゃ。嘘は申すまいて。しかし、やはり解せぬな」
「目的は、信長に我らを降らせて士官するつもりであろうが……その他にも、何かある」
守就が言い、それぞれに思案を巡らせる。
だが、これだ、という結論が出ない。
「あ奴の言葉は、我らの考えに当てはまる……また参ると言っておったのだ。…奴の言葉を、聞いてみようではないか」
氏家直元の言葉に、二人が頷いた。
翔隆はまず、安藤伊賀守守就(五十歳)に会いに行った。
正直に名乗りを上げて、待つ事一時。
やっと邸の中に入る許可を得て、小姓の案内で座敷に案内される。
「しばし待たれよ」
そう言われてじっと待っていると、守就自身がちゃんと来てくれた。
翔隆は即座に平伏する。
「お初にお目もじ致します」
「うむ…貴殿は確か、信長の臣の…道三さまお気に入りであったと聞き及んでおるが」
「はっ。今は牢人中の身にござる。…伊賀守様」
「ん?」
「私は嘘が下手なので、正直にお尋ねします。貴殿は龍興公を、いかにお考えで?」
「いかに…とな?」
大胆な質問だ。
物事を率直に受け止め、よく考える性質の安藤守就は、むっと唸って腕を組む。
「…はい。私は言葉が旨くはないので、ここに来た目的をまず申し上げます。一つは、貴殿を信長公の下へ降らせる事。もう一つは、貴殿が武人か否かを試す事」
「く、降す……試すとはどういう意味じゃ!」
カッとして言うと、翔隆は真顔で見つめ返す。
「確か、二年前に半兵衛に稲葉山を取るように命じたのは、貴殿でしたな?」
「なっ…何故、それを…」
動揺する守就に、翔隆は顔を近付ける。
「貴殿は、もう分かっている筈です。龍興がこのままであれば、美濃が衰退すると!」
「………」
「思い出して下され、道三様の頃の美濃を! とても美しく、他国など寄せ付けぬ強さで溢れていた頃を!」
「…道三さま…」
「義龍公も然り…道三様の事を勘違いされておられたのが残念ですが、あの方も強く、そして政をきちんとなされていた」
「お主は…」
翔隆は守就から離れて、外を眺める。
「美濃は素晴らしかった……武においても、政においても、とても…。それを、こんなにも! こんなにも廃れさせた龍興が、私は憎い!」
真剣に言う翔隆を見て、守就は苦笑した。
降らせると言っておいて、美濃の事をこんなにも真剣に熱弁する翔隆が、おかしかったのだ。
「お主…わしを口説きに参ったのでは無いのか?」
「その通りです。しかしながら、宿老の貴方方も許せませぬ。暗君を放っておいて、諫めようともしない!」
その言葉に、守就はムッとする。
「わしとて…!」
「何もしていないではありませんか!」
睨みながらはっきりと断言されて、守就はぐっと息詰まる。
「…故に、こうして参ったのです…」
「―――何が…言いたい…」
「それは言えませぬ」
「何?」
「故に、今日は退散致す。ご免!」
「まっ…」
呼び止めようとした時にはもう、翔隆は立ち去っていた。
次に翔隆が訪れたのは、氏家常陸介直元の邸であった。
彼とは一度会っているので、すぐに思い出して貰えた。
「おお、明智城におった…」
「翔隆です。道三公には、一方ならぬお世話になり…」
翔隆は座敷で平伏して言い、顔を上げる。
「ふむ。して、わざわざ参った訳は?」
「貴殿の、お力添えが必要なのです」
「わしの…?」
たった一度、しかもちらりとしか会っただけの者に頼られるというのも、おかしなものだ。
「貴殿は、ある噂をご存じか?」
「噂…?」
「龍興公は、変わった乱破を使っておりませぬか?」
「変わった…」
氏家直元は思い当たるらしく、ピクリと眉を顰めた。
「その乱破を使えば、お家が崩壊します」
「…やはり、そういう輩か」
「お察しされておられましたか」
「あ奴らは、常に龍興殿の側に居て、何やら吹聴しておる。気に食わぬ輩だ」
「そう、ですか。今川家と同じです」
「今川…駿河の今川か」
「はい。あそこにも、同じ輩がたむろって義元に…」
言い掛けて、翔隆は口を閉ざす。
あそこには、長代理である京羅も居た。
…では、長は誰だ?
〈義成が長、という事は…義元が長であった? いや、何かおかしい…〉
義元からは〔一族〕の〝気〟すら感じなかった…。だが、義成の父は義元だと言っていた…。
何かが引っ掛かる…。
「いかが致した?」
その言葉に翔隆はハッと我に返って、氏家直元を見る。
「いえ。今川は、奴らのせいで滅びると言っても過言ではありませぬ。斎藤もまた、同じ末路を辿らぬようにしたいのです」
真剣に言うと、直元は唸って考える。
翔隆はそれを見て立ち上がった。
「よく、お考え下さいませ」
そう言い残し、翔隆は立ち去った。
〈何かが引っ掛かる…〉
翔隆は稲葉邸に向かう前に、林の中で考えていた。
〈確か、系図では前長は〝嵩羅〟。どんな男かは知らぬが…〉
義元ではないと直感で分かった。
義元がその嵩羅であれば、あの桶狭間での合戦で一族が居た筈なのに、誰一人居なかったからである。
〈…義成の父は…本当に、義元か…?〉
いくら考えても分からない。
取り敢えずこの件は保留にして、翔隆は稲葉邸に向かった。
〈そういえば、半兵衛が稲葉殿には気を付けろと言っていたな…〉
何をどう気を付ければいいのか分からないが、とにかく会いに行く。
名乗って座敷で待っていると、稲葉良通(五十二歳)がやってきた。翔隆は平伏する。
「何用じゃ」
「はっ。…安藤殿と氏家殿にお会いして参りました」
「何っ?!」
「既にお二方に用件を伝えておりますので、貴殿を交ぜた三人でよく話し合って戴きたい」
「貴様、何を言って…」
唐突にそんな訳の分からない事を言われて、稲葉良通は唖然としていた。
「それと、もう一つ」
「なっ…待て、今の話は…」
戸惑って言うが、翔隆は何事も無かったかのように懐から文を取り出し、スッと前に出す。
「以前、長宗我部元親様にお会いした折に、奥方様にお会いしました。奥方様はとても美濃を懐かしがっておられました。そして、稲葉殿に〝兄上をよしなに〟と言伝を預かりましたので、それを伝えに」
「長宗我部…とは、斎藤利三の妹の…四国へ行ったのか?!」
「はい。そしてこの文を、その利三殿へと預かって参りましたので、お願い出来ますか?」
「う、うむ…」
「また、参りまする」
そう言って立ち上がるのを呼び止めようとしたが、いつの間にか姿が消えていた…。
良通は、畳に置かれた文を手に取る。
…確かに見覚えのある、お由の文字…。
〈…気になる……何を話したのか、会って確かめよう〉
良通は早速、二人に連絡を取った。
灯りの中、三つの影が揺らめく。
稲葉良通、安藤守就、氏家直元である。
「ううむ…解せぬ」
とは良通。
「牢人として織田への寝返りを勧めるなどと…」
そう言って直元も唸る。
「あの青二才に、試されておるのじゃ」
守就が言い、三人は互いを見る。
そして、また守就が喋る。
「人を試すなどと、生意気な」
「いや、我らを翻弄せよと信長めに命じられたのであろう」
良通が言うと、直元が真顔で反論する。
「それは無い。仮にも、亡き大殿さまが目を掛けた男じゃ。嘘は申すまいて。しかし、やはり解せぬな」
「目的は、信長に我らを降らせて士官するつもりであろうが……その他にも、何かある」
守就が言い、それぞれに思案を巡らせる。
だが、これだ、という結論が出ない。
「あ奴の言葉は、我らの考えに当てはまる……また参ると言っておったのだ。…奴の言葉を、聞いてみようではないか」
氏家直元の言葉に、二人が頷いた。
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