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囚われの騎士
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どれほど長く接吻をしていたのか――その内に、悪魔の方から唐突に唇を離された。
濡れた唇をだらしなく開いたまま、レオンは蕩けた戸惑いの表情を浮かべる。
悪魔のキスに、溺れていた――その事実にやっと我に帰った瞬間、相手はニヤと笑って囁いた。
「痛みも、全部ヨくなってるから、動くなよ」
言葉と同時に、握られていた陰茎の皮が一気に強く引き下ろされた。
「っああ……! そ、んな、無理やり……うアアァっ!」
痛みとも快楽ともつかない電流が体の前面を駆け上り、全身がガクガクと震える。恐る恐る下を見ると、皮と亀頭の癒着している場所に血が滲み、ポタポタと零れ落ちているのが見えた。
続いてまた何度も小刻みに皮膚を引っ張られ、ぺりぺりと細かい部分を剥がされる感触が続く。
むごいことをされている。なのに、体に感じるのは快しかない。恥辱すらも、震える程気持ちいい――。
あまりにも背徳的な悦びに恐れを為し、両目から涙が溢れた。
自分はこんなことをされて、喜ぶような人間だったのか。
だがもっと残酷な屈辱の瞬間がその後にも待っていた。
「ほら、お姫様、お前も見たことのねぇ場所が出てきたぜ」
言われてぎくりとした。
見まいと思うのに、視線はもう一度自分の哀れな秘部へと向かう。
被っていた皮膚は完全にくびれの下まで引き下ろされていた。癒着していた場所――少量の出血と、溢れるように垂れた先走りの下に、白く浮いているものが見える。
「流石に、溜まってんな」
耳元に唇を寄せ、からかう様な口調で悪魔が言った。
「……っっ!!」
頭が爆発しそうな屈辱感だった。
耳まで真っ赤になり、血が出そうな程唇を噛む。
神に仕える為に、体の全ての部分を隅々まで清浄に保つように教えられ、それを日々全うしていた。
身体中の毛を剃り、頻繁に沐浴し……そんな自分の中に汚れた場所があり、しかもそこにずっと溜まっていた澱を他人に知られたという事実に、今すぐ死んでしまいたい程の気持ちになる。
しかも、心はそれほどの屈辱と絶望を味わっているのに、まだそれは喜々として熱をたぎらせ、悪魔の手に馴染んでいる――。
「……っ、もう、ダメだ、……死にたい……っ」
悪魔の軍服の肩に額を預け、ついにレオンは声を上げて泣き出してしまった。
「大げさだな。どうってことねぇだろ」
粗暴な口ぶりとは違い、慰めるように背中を優しく撫でられ、ますます顔中が涙でぐしゃぐしゃになる。
――誰かの前でこんなに取り乱すのは、物心ついてから初めてのことだった。
なぜこの悪魔の前では、自分の知らない自分ばかりを曝け出してしまうのだろう。
止まらない涙をそのままに、力強い腕が再びベッドにレオンを横たえる。
「ほら、舐めてやるから大人しくしてろ」
頬の雫を優しく舐めとられ、ひく、と喉をしゃくり上げながらレオンは瞼を見開いた。
「……え……?」
何をされるのか分からずきょとんとしている内に、カインの美しい顔が自分の下半身の方へ沈む。
「……は……っう……っ!?」
見惚れるほど綺麗なその唇が、汚れも血もそのままのレオンのペニスを先端から飲み込んでゆく――。
「ァあああっ、やめ、やめろ……っ!!」
温かい舌が、今初めて外気に曝された敏感すぎる亀頭の周囲を、ぐるりと這う。
目の奥に火花が散り、胃がえずきそうな程の淫猥な感覚がこみ上げる。
舐めた。舐め取られた……っ。
想像を絶する辱めに茫然としたまま、それでも無抵抗にその場所を舐られ続ける。
包むように口づけられて、ゾクゾクと慄きが走る。
吸われ、辿られると震えるほど悦び、舌に懐く。
くびれを優しく突かれれば、ヒリヒリとした痛みにも堪え難いほどに感じる。
鈴口を舌先でほじられらば、そこがぱくぱくと淫らに痙攣しながら、とめどない涎をこぼし続ける。
裏返った喘ぎ声が、乾ききった自分の唇からずっとこぼれていた。
もっと。でも、もう少しで何かが溢れる。もう少しで――。
下肢が勝手に悶え、自分の意志ではどうにも出来ない。
やがて、溜まり切った水が堰を切って溢れ出すように、生まれて初めて――快楽の極みが襲ってきた。
「ァ……!? あっ!! アッ……!!」
それを促すように、カインの唇が扱き立てるようにペニスを吸引する。
「ァあ!! す、うなァ……っ!! そ、そこ、が、お、おかしくなって……っ!」
悪魔の銀髪を指で握りながら、レオンはビクンビクンと派手に下半身を痙攣させた。
それはまるで、肉体の裏表が次々とひっくり返っていくような感覚。
浮遊感の中で、濃い精液をカインの唇の中に残さず吐き切っていく。
しばらく余韻は続き、胸を上下させてどうにか呼吸を繰り返している内に、少しずつそれがおさまってゆく。
体と感覚が元に戻っていくにつれ、絶望がじわじわと足元から襲って来た。
自分の体は、今を境に永遠に、汚れてしまったという確信が。
「……っ、い……、いっそ殺してくれ……っ、お願いだ……っ」
ぐったりと嘆いているレオンに、全てを飲み下して顔を上げた悪魔がふーっと溜息をついた。
「舐められてイッたくらいで泣き言を言ってる場合か? ……お前への罰は、まだ始まってねぇんだよ」
カインが自らの唇を舌で舐めつつ、自分の黒い詰襟を留めている金具を外す。
青白い皮膚に視線が吸い寄せられ、レオンは一瞬嘆くのさえ忘れた。
豪奢な軍服がベッドの下に脱ぎ落される。
目の前で悪魔が見せた裸身は、今まで見たどんな屈強な戦士も及ばない程の完璧な肉体だった。
全裸になった相手を見て、改めてカインの体の造りの異様さに目を見張る。
古代の神を模した大理石の像のような発達した筋肉と、その腰の付け根から直接に生えている先端の細い、長い尾。
艶のある長い銀髪と、その生え際から伸びる太く曲線を描く角。
異形だが、絶妙なバランスで共存しているそれらの造形は、心を奪われるほど妖艶で美しかった。
悪魔とはいえ、他人の体に魅せられたのは初めてだ。
しかし――その脚の付け根の勃起した性器に視線が走った途端、レオンはうっと呼吸を詰まらせた。
濡れた唇をだらしなく開いたまま、レオンは蕩けた戸惑いの表情を浮かべる。
悪魔のキスに、溺れていた――その事実にやっと我に帰った瞬間、相手はニヤと笑って囁いた。
「痛みも、全部ヨくなってるから、動くなよ」
言葉と同時に、握られていた陰茎の皮が一気に強く引き下ろされた。
「っああ……! そ、んな、無理やり……うアアァっ!」
痛みとも快楽ともつかない電流が体の前面を駆け上り、全身がガクガクと震える。恐る恐る下を見ると、皮と亀頭の癒着している場所に血が滲み、ポタポタと零れ落ちているのが見えた。
続いてまた何度も小刻みに皮膚を引っ張られ、ぺりぺりと細かい部分を剥がされる感触が続く。
むごいことをされている。なのに、体に感じるのは快しかない。恥辱すらも、震える程気持ちいい――。
あまりにも背徳的な悦びに恐れを為し、両目から涙が溢れた。
自分はこんなことをされて、喜ぶような人間だったのか。
だがもっと残酷な屈辱の瞬間がその後にも待っていた。
「ほら、お姫様、お前も見たことのねぇ場所が出てきたぜ」
言われてぎくりとした。
見まいと思うのに、視線はもう一度自分の哀れな秘部へと向かう。
被っていた皮膚は完全にくびれの下まで引き下ろされていた。癒着していた場所――少量の出血と、溢れるように垂れた先走りの下に、白く浮いているものが見える。
「流石に、溜まってんな」
耳元に唇を寄せ、からかう様な口調で悪魔が言った。
「……っっ!!」
頭が爆発しそうな屈辱感だった。
耳まで真っ赤になり、血が出そうな程唇を噛む。
神に仕える為に、体の全ての部分を隅々まで清浄に保つように教えられ、それを日々全うしていた。
身体中の毛を剃り、頻繁に沐浴し……そんな自分の中に汚れた場所があり、しかもそこにずっと溜まっていた澱を他人に知られたという事実に、今すぐ死んでしまいたい程の気持ちになる。
しかも、心はそれほどの屈辱と絶望を味わっているのに、まだそれは喜々として熱をたぎらせ、悪魔の手に馴染んでいる――。
「……っ、もう、ダメだ、……死にたい……っ」
悪魔の軍服の肩に額を預け、ついにレオンは声を上げて泣き出してしまった。
「大げさだな。どうってことねぇだろ」
粗暴な口ぶりとは違い、慰めるように背中を優しく撫でられ、ますます顔中が涙でぐしゃぐしゃになる。
――誰かの前でこんなに取り乱すのは、物心ついてから初めてのことだった。
なぜこの悪魔の前では、自分の知らない自分ばかりを曝け出してしまうのだろう。
止まらない涙をそのままに、力強い腕が再びベッドにレオンを横たえる。
「ほら、舐めてやるから大人しくしてろ」
頬の雫を優しく舐めとられ、ひく、と喉をしゃくり上げながらレオンは瞼を見開いた。
「……え……?」
何をされるのか分からずきょとんとしている内に、カインの美しい顔が自分の下半身の方へ沈む。
「……は……っう……っ!?」
見惚れるほど綺麗なその唇が、汚れも血もそのままのレオンのペニスを先端から飲み込んでゆく――。
「ァあああっ、やめ、やめろ……っ!!」
温かい舌が、今初めて外気に曝された敏感すぎる亀頭の周囲を、ぐるりと這う。
目の奥に火花が散り、胃がえずきそうな程の淫猥な感覚がこみ上げる。
舐めた。舐め取られた……っ。
想像を絶する辱めに茫然としたまま、それでも無抵抗にその場所を舐られ続ける。
包むように口づけられて、ゾクゾクと慄きが走る。
吸われ、辿られると震えるほど悦び、舌に懐く。
くびれを優しく突かれれば、ヒリヒリとした痛みにも堪え難いほどに感じる。
鈴口を舌先でほじられらば、そこがぱくぱくと淫らに痙攣しながら、とめどない涎をこぼし続ける。
裏返った喘ぎ声が、乾ききった自分の唇からずっとこぼれていた。
もっと。でも、もう少しで何かが溢れる。もう少しで――。
下肢が勝手に悶え、自分の意志ではどうにも出来ない。
やがて、溜まり切った水が堰を切って溢れ出すように、生まれて初めて――快楽の極みが襲ってきた。
「ァ……!? あっ!! アッ……!!」
それを促すように、カインの唇が扱き立てるようにペニスを吸引する。
「ァあ!! す、うなァ……っ!! そ、そこ、が、お、おかしくなって……っ!」
悪魔の銀髪を指で握りながら、レオンはビクンビクンと派手に下半身を痙攣させた。
それはまるで、肉体の裏表が次々とひっくり返っていくような感覚。
浮遊感の中で、濃い精液をカインの唇の中に残さず吐き切っていく。
しばらく余韻は続き、胸を上下させてどうにか呼吸を繰り返している内に、少しずつそれがおさまってゆく。
体と感覚が元に戻っていくにつれ、絶望がじわじわと足元から襲って来た。
自分の体は、今を境に永遠に、汚れてしまったという確信が。
「……っ、い……、いっそ殺してくれ……っ、お願いだ……っ」
ぐったりと嘆いているレオンに、全てを飲み下して顔を上げた悪魔がふーっと溜息をついた。
「舐められてイッたくらいで泣き言を言ってる場合か? ……お前への罰は、まだ始まってねぇんだよ」
カインが自らの唇を舌で舐めつつ、自分の黒い詰襟を留めている金具を外す。
青白い皮膚に視線が吸い寄せられ、レオンは一瞬嘆くのさえ忘れた。
豪奢な軍服がベッドの下に脱ぎ落される。
目の前で悪魔が見せた裸身は、今まで見たどんな屈強な戦士も及ばない程の完璧な肉体だった。
全裸になった相手を見て、改めてカインの体の造りの異様さに目を見張る。
古代の神を模した大理石の像のような発達した筋肉と、その腰の付け根から直接に生えている先端の細い、長い尾。
艶のある長い銀髪と、その生え際から伸びる太く曲線を描く角。
異形だが、絶妙なバランスで共存しているそれらの造形は、心を奪われるほど妖艶で美しかった。
悪魔とはいえ、他人の体に魅せられたのは初めてだ。
しかし――その脚の付け根の勃起した性器に視線が走った途端、レオンはうっと呼吸を詰まらせた。
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