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「ランバート王国王太子であるわたくしオスカー・エドワード・ルイス・ランバートは、ウォールデン公爵家次子であるテオ・ノア・ウォールデンとの婚約を、ここに破棄する!」
そう指を突きつけられて気がついた。
これは異世界転生であるとー。
その白の礼装は王子様にとても良く似合っていた。
太陽よりもまばゆい金糸の髪。
美しく煌めくサファイアの瞳。
王子様の腕の中で震えるいとけない少女。
細い肩を支える大きな手。
その足元に転がる、宝石をうめこまれた短剣。
俺の痺れる右手はたぶん、目の前の王子にはたかれたのだろう。
少女を抱く左手とは別に、俺に対して身構えられた右手がそう物語っている。
(その少女のドレスの背中には、わずかながら刃物で切りつけられたかのような切れあとが入っていた)
「連れていけ」
揺るぎない光で咎人である俺を断罪する美しい人。
護衛兵がふたり、両脇につきそっと俺の背中を押す。
きらびやかな舞踏会会場をあとに、背中に感じる人々の強い視線。
婚約破棄されたということは、俺はこの王子と婚約してたのだろう。
ならば、今日という日はきっと華々しく栄光ある一日になるはずだった。
だけど、そうはならなかった。
たぶん、俺がしでかした何かのせいで。
そして2人の護衛兵に付き添われながら城内を歩く俺は、さらなる深刻な事態に陥っていた。
俺は今の俺とは違う記憶を取り戻したショックのせいか、今世の記憶がなかったのだ。
それから数刻後ー。
「さぁ!着てるものを全部脱ぎな!」
俺は夜の山奥で、猛々しい男たちに囲まれてまたピンチに陥っていた。
そう指を突きつけられて気がついた。
これは異世界転生であるとー。
その白の礼装は王子様にとても良く似合っていた。
太陽よりもまばゆい金糸の髪。
美しく煌めくサファイアの瞳。
王子様の腕の中で震えるいとけない少女。
細い肩を支える大きな手。
その足元に転がる、宝石をうめこまれた短剣。
俺の痺れる右手はたぶん、目の前の王子にはたかれたのだろう。
少女を抱く左手とは別に、俺に対して身構えられた右手がそう物語っている。
(その少女のドレスの背中には、わずかながら刃物で切りつけられたかのような切れあとが入っていた)
「連れていけ」
揺るぎない光で咎人である俺を断罪する美しい人。
護衛兵がふたり、両脇につきそっと俺の背中を押す。
きらびやかな舞踏会会場をあとに、背中に感じる人々の強い視線。
婚約破棄されたということは、俺はこの王子と婚約してたのだろう。
ならば、今日という日はきっと華々しく栄光ある一日になるはずだった。
だけど、そうはならなかった。
たぶん、俺がしでかした何かのせいで。
そして2人の護衛兵に付き添われながら城内を歩く俺は、さらなる深刻な事態に陥っていた。
俺は今の俺とは違う記憶を取り戻したショックのせいか、今世の記憶がなかったのだ。
それから数刻後ー。
「さぁ!着てるものを全部脱ぎな!」
俺は夜の山奥で、猛々しい男たちに囲まれてまたピンチに陥っていた。
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