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第2章~学園動乱編~
勝利の余韻と新たなる決意
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ザ・ホープリッパー自慢の爪も砕け散り、灼熱に発光する身体から閃光が放出される。
閃光が一度収束され次の瞬間爆散。
ザ・ホープリッパーは光の粒となって星へと還る。
金と銀の二筋の光をもって強敵を打ち倒した黒髪エルフとクロードが着地し、赤いマントをなびかせながらクロードが右手にした剣を高く掲げる。
「もはや言葉などいらぬ!貴公らの勇気と勇者クロード=アルヴェイユの正義の刃が悪を討ち破った!・・・我らの勝利だ!!」
いや、めっちゃ喋っている。言葉などいらぬとは?
俺が心の中で思わずつっこんでいる一瞬の静寂ののち、講堂内が鬨の声に包まれる。
うおおーーー!と叫ぶものや、抱き合いながら生存を喜ぶもの、クロードを感激の目で見つめるもの、新入生たちは様々な形で喜びを爆発させている。
「ポポロ!もう大丈夫だぞ!・・・ポポロ?」
ポポロの腹部からはまだ血がでており、顔色も悪く苦しそうな表情をしている。
俺が気休めかもしれないが渡しておいた薬草も全て使ってしまっている。
「う・・・ナツヒ君。無事に倒せたみたいだね・・・。ずっと守ってくれてありがとう。だけど傷が・・止まらないんだ・・・。」
なぜだ!?インベントリから薬草を取り出し使ってみるが、傷が一瞬ふさがるもののすぐに開いて血がでてきてしまう。
ダメージが深すぎて薬草では回復できないのか?腹部貫通してしまったことによる継続ダメージが薬草の回復量を上回っているのか?
いや・・・!今は考察をしている場合じゃない。
とにかく、ポポロの傷が薬草で回復しないという事実と向き合わなければ!
「誰か!!!回復魔法を使える人はいませんか!?傷が塞がらないんです!!!」
俺のよびかけに応え何人かの生徒が回復魔法をかけてくれるが、それでもやはりポポロの傷はふさがらない。
新入生のレベルで使える回復魔法では薬草と大差がないのか?
エリスも心配そうにポポロのそばに駆け寄る。
「ポポロくん!頑張って!絶対に死んじゃだめ!!」
俺がエリスの悲痛を感じつつも何もできない無力感を感じていると、芯の通った気高さを感じさせる声が講堂内に響く。
「私に任せてくれ。」
看護していた生徒たちに支えられ立ち上がり、こちらに向かって毅然と歩いてくるのは学園長だった。
ポポロの傷を見ると「ふむ、傷が深いな。だが問題ない。」そうつぶやくとポポロに手をかざす。
ぼわっとあたたかで優しい光がポポロを包み込んだかと思うと、ポポロの傷はふさがった。
再び傷が開くこともなく、ポポロの表情も和らいだ。
「・・・ありがとうございます学園長。痛みがひいていきました。」
この騒動自体を学園側が仕込んでいると思っている俺としては学園長に感謝をするポポロの姿を見て、複雑な感情を抱いてしまう。
しかし、学園長がたった今ポポロの命を救ってくれた事に変わりはない。
「学園長。ポポロを救ってくれてありがとうございます。」
「あぁ・・。貴様は私の傷を治してくれた者だな、感謝する。」
一言、礼の言葉を述べると学園長は歩を進め檀上に立ち口をひらく。
「諸君。まずは晴れの入学式の日にこのような事態を引き起こしてしまい大変申し訳ない。しかし、冒険者というのはこのような危険が常につきまとう。そしてこれからの学園生活の中でも死を身近に感じることもあるだろう。それでも尚、この学園で学び冒険者を目指したいというなら、明日同じ時間またここに戻ってきて欲しい。私はこの不測の事態でも誰一人死者を出すことなく戦い抜いた諸君らを誇りに思う。」
真摯に言葉を紡ぐ学園長の言葉もどこか白々しく聞いてしまう自分がいる。
しかし、誇りに思うというくだりの部分で学園長が見せた表情には、演技ではなく心からの言葉に見えた。
真相は不明のままだが、とにかく誰も死なずに済んだ。ついでに俺の力もばれずにすんだ。
当初の目的はなんとか達成できたと言っていい。
「明日はこの後行う予定であったクラス分けの為の最終試験を行う。では本日は解散だ!」
最終試験・・・。恐らく今日のこの戦闘が最終試験だったと悟られない為のカモフラージュだろう。
「ナツヒ君!ポポロ君!ふたりとも無事でよかった!怖かったね。まさか入学式でこんな事が起きるなんて思わなかった・・・。本当にみんな無事でよかった!」
「あぁ。エリスこそ無事でよかった。しかし、エリスもポポロも大活躍だったな!」
「いや、僕なんてずっと倒れていただけだし・・・。」
「私も敵を倒すことに無我夢中で、周りの事なんて全然見えてなかったよ。」
「そんな事ないぞ。ポポロが身をはってくれたからこそ、助かった生徒たちがいるのは間違いない!それにエリスがいなかったら、後列で死傷者がでていたかもしれないし、ザ・ホープリッパーだって倒せなかったかもしれない。」
2人とも俺より年齢的には若い16歳なのに本当に勇敢だった。俺は身体こそ転移の際に16歳に戻ったが日本でのサラリーマンの経験もある34歳だ。
それなのにやった事といえば、事態の把握とけが人に薬草を配って回ったのみ。
自分の今後の事を考え力を隠し、黒子に徹した。
クロードは恰好つけすぎな部分は否めないが、自分の持つ力を隠さずに戦えない生徒を守り結果として敵を討ち倒した。
俺の行動だって決して間違いでは無かったと思うが、この世界にきてから目指している“英雄”により近いのはクロードやエリス、ポポロたちだったのではと感じてしまう。
目の前にいるエリスとポポロはもちろんのこと、勇敢に戦っていた冒険者の卵たちが眩しく見える。
サラリーマン生活で堅実に生き、処世術を身につけたと思っていたが、同時に忘れていた事もあるのかもしれないと気付かされた。
そんな事を思いながらもふとエリスを見るとその恰好に思わず赤面してしまう。
「エリス・・・。とりあえず着替えよっか。」
「えっ?あっ・・いやっ!」
エリスは身体の傷こそ回復魔法や薬草で回復しているが、その装備は激闘を物語るようにぼろぼろだった。
白いスカートは、ほとんどがやぶれてしまいもはやぼろ布を巻き付けているだけのような状態で、普通に立っているだけで薄水色のパンツが丸見えになっている。
革の胸当ても大きく斬り裂かれ、巨大な胸のほとんどが露わになってしまっている。
俺の指摘によりポポロも思わずエリスの姿を改めて見てしまい顔が真っ赤になっている。
エリスはインベントリを操作して学園の制服に着替えるが、着替え終わってもなお、胸やスカートあたりを手で抑え恥ずかしそうにしている。
着替えてしまったのは少し残念だが、なんというかいつもの天真爛漫さとのギャップがこれまた非常に魅力的だと思ってしまう。
激しい戦闘を終えたばかりだというのに、俺の頭の中は桃色の感情で満たされていく。
「見・・見てないよね?」
何を?と聞き返しそうになるが、なんとか頭を働かせ必死に答えを絞り出す。
「あ・・・あぁ!もう戦闘も終わったから制服に着替えた方が良いと思っただけで何も見ていないし、残念だなんて思っていない!」
「残念・・・?」
「えっ?あぁ!俺ももっと活躍したかったなー!!っていう意味での残念だよ!ははは・・・。」
「ふーん。・・・でもナツヒ君も活躍してたじゃん?ナツヒ君がいなかったら、もっとけがした人も増えていたかもしれないし、死んじゃった人もいたかもしれない。戦えないのに自分にできる事を考えてやれるなんてすごいよ!!」
なんとか、エリスから変態の烙印を押されることは回避できたが、やはり戦えない認定されているのは少し寂しさを覚える。
しかし、そんな俺を眩い笑顔で褒めてくれるエリス。
このオルニア学園ではこれからも理不尽なことが起きるかもしれないが、この笑顔だけは何があっても守っていきたいと思う。
そして同じような気持ちをポポロに対しても思う。
臆病で決して戦闘が好きという訳では無いし、元来は冒険者に向かない性格なのかもしれない。
だけど、手にした盾で他人を助ける勇気に俺は確かに心をうたれた。
あるいは今日の出来事が原因で明日またこの場所には戻ってこないかもしれない。それでももし同じ学び舎で過ごすことになれば、絶対に死なせたくはない。
学園側の思惑はいまだわからない事が多いが、死者がでるようなやり方は止めさせたいと思う。
止めさせるためには、言葉や策略だけでなく武力行使も必要な時があるかもしれないと、今日この日の入学式を経て強く実感させられる。
学園側の誰よりも強くなる事ができれば、その目的達成の成功確率は上がるはずだ。
その為にも俺はさらにレベルを上げ、誰よりも強くならなければと決意をする。
閃光が一度収束され次の瞬間爆散。
ザ・ホープリッパーは光の粒となって星へと還る。
金と銀の二筋の光をもって強敵を打ち倒した黒髪エルフとクロードが着地し、赤いマントをなびかせながらクロードが右手にした剣を高く掲げる。
「もはや言葉などいらぬ!貴公らの勇気と勇者クロード=アルヴェイユの正義の刃が悪を討ち破った!・・・我らの勝利だ!!」
いや、めっちゃ喋っている。言葉などいらぬとは?
俺が心の中で思わずつっこんでいる一瞬の静寂ののち、講堂内が鬨の声に包まれる。
うおおーーー!と叫ぶものや、抱き合いながら生存を喜ぶもの、クロードを感激の目で見つめるもの、新入生たちは様々な形で喜びを爆発させている。
「ポポロ!もう大丈夫だぞ!・・・ポポロ?」
ポポロの腹部からはまだ血がでており、顔色も悪く苦しそうな表情をしている。
俺が気休めかもしれないが渡しておいた薬草も全て使ってしまっている。
「う・・・ナツヒ君。無事に倒せたみたいだね・・・。ずっと守ってくれてありがとう。だけど傷が・・止まらないんだ・・・。」
なぜだ!?インベントリから薬草を取り出し使ってみるが、傷が一瞬ふさがるもののすぐに開いて血がでてきてしまう。
ダメージが深すぎて薬草では回復できないのか?腹部貫通してしまったことによる継続ダメージが薬草の回復量を上回っているのか?
いや・・・!今は考察をしている場合じゃない。
とにかく、ポポロの傷が薬草で回復しないという事実と向き合わなければ!
「誰か!!!回復魔法を使える人はいませんか!?傷が塞がらないんです!!!」
俺のよびかけに応え何人かの生徒が回復魔法をかけてくれるが、それでもやはりポポロの傷はふさがらない。
新入生のレベルで使える回復魔法では薬草と大差がないのか?
エリスも心配そうにポポロのそばに駆け寄る。
「ポポロくん!頑張って!絶対に死んじゃだめ!!」
俺がエリスの悲痛を感じつつも何もできない無力感を感じていると、芯の通った気高さを感じさせる声が講堂内に響く。
「私に任せてくれ。」
看護していた生徒たちに支えられ立ち上がり、こちらに向かって毅然と歩いてくるのは学園長だった。
ポポロの傷を見ると「ふむ、傷が深いな。だが問題ない。」そうつぶやくとポポロに手をかざす。
ぼわっとあたたかで優しい光がポポロを包み込んだかと思うと、ポポロの傷はふさがった。
再び傷が開くこともなく、ポポロの表情も和らいだ。
「・・・ありがとうございます学園長。痛みがひいていきました。」
この騒動自体を学園側が仕込んでいると思っている俺としては学園長に感謝をするポポロの姿を見て、複雑な感情を抱いてしまう。
しかし、学園長がたった今ポポロの命を救ってくれた事に変わりはない。
「学園長。ポポロを救ってくれてありがとうございます。」
「あぁ・・。貴様は私の傷を治してくれた者だな、感謝する。」
一言、礼の言葉を述べると学園長は歩を進め檀上に立ち口をひらく。
「諸君。まずは晴れの入学式の日にこのような事態を引き起こしてしまい大変申し訳ない。しかし、冒険者というのはこのような危険が常につきまとう。そしてこれからの学園生活の中でも死を身近に感じることもあるだろう。それでも尚、この学園で学び冒険者を目指したいというなら、明日同じ時間またここに戻ってきて欲しい。私はこの不測の事態でも誰一人死者を出すことなく戦い抜いた諸君らを誇りに思う。」
真摯に言葉を紡ぐ学園長の言葉もどこか白々しく聞いてしまう自分がいる。
しかし、誇りに思うというくだりの部分で学園長が見せた表情には、演技ではなく心からの言葉に見えた。
真相は不明のままだが、とにかく誰も死なずに済んだ。ついでに俺の力もばれずにすんだ。
当初の目的はなんとか達成できたと言っていい。
「明日はこの後行う予定であったクラス分けの為の最終試験を行う。では本日は解散だ!」
最終試験・・・。恐らく今日のこの戦闘が最終試験だったと悟られない為のカモフラージュだろう。
「ナツヒ君!ポポロ君!ふたりとも無事でよかった!怖かったね。まさか入学式でこんな事が起きるなんて思わなかった・・・。本当にみんな無事でよかった!」
「あぁ。エリスこそ無事でよかった。しかし、エリスもポポロも大活躍だったな!」
「いや、僕なんてずっと倒れていただけだし・・・。」
「私も敵を倒すことに無我夢中で、周りの事なんて全然見えてなかったよ。」
「そんな事ないぞ。ポポロが身をはってくれたからこそ、助かった生徒たちがいるのは間違いない!それにエリスがいなかったら、後列で死傷者がでていたかもしれないし、ザ・ホープリッパーだって倒せなかったかもしれない。」
2人とも俺より年齢的には若い16歳なのに本当に勇敢だった。俺は身体こそ転移の際に16歳に戻ったが日本でのサラリーマンの経験もある34歳だ。
それなのにやった事といえば、事態の把握とけが人に薬草を配って回ったのみ。
自分の今後の事を考え力を隠し、黒子に徹した。
クロードは恰好つけすぎな部分は否めないが、自分の持つ力を隠さずに戦えない生徒を守り結果として敵を討ち倒した。
俺の行動だって決して間違いでは無かったと思うが、この世界にきてから目指している“英雄”により近いのはクロードやエリス、ポポロたちだったのではと感じてしまう。
目の前にいるエリスとポポロはもちろんのこと、勇敢に戦っていた冒険者の卵たちが眩しく見える。
サラリーマン生活で堅実に生き、処世術を身につけたと思っていたが、同時に忘れていた事もあるのかもしれないと気付かされた。
そんな事を思いながらもふとエリスを見るとその恰好に思わず赤面してしまう。
「エリス・・・。とりあえず着替えよっか。」
「えっ?あっ・・いやっ!」
エリスは身体の傷こそ回復魔法や薬草で回復しているが、その装備は激闘を物語るようにぼろぼろだった。
白いスカートは、ほとんどがやぶれてしまいもはやぼろ布を巻き付けているだけのような状態で、普通に立っているだけで薄水色のパンツが丸見えになっている。
革の胸当ても大きく斬り裂かれ、巨大な胸のほとんどが露わになってしまっている。
俺の指摘によりポポロも思わずエリスの姿を改めて見てしまい顔が真っ赤になっている。
エリスはインベントリを操作して学園の制服に着替えるが、着替え終わってもなお、胸やスカートあたりを手で抑え恥ずかしそうにしている。
着替えてしまったのは少し残念だが、なんというかいつもの天真爛漫さとのギャップがこれまた非常に魅力的だと思ってしまう。
激しい戦闘を終えたばかりだというのに、俺の頭の中は桃色の感情で満たされていく。
「見・・見てないよね?」
何を?と聞き返しそうになるが、なんとか頭を働かせ必死に答えを絞り出す。
「あ・・・あぁ!もう戦闘も終わったから制服に着替えた方が良いと思っただけで何も見ていないし、残念だなんて思っていない!」
「残念・・・?」
「えっ?あぁ!俺ももっと活躍したかったなー!!っていう意味での残念だよ!ははは・・・。」
「ふーん。・・・でもナツヒ君も活躍してたじゃん?ナツヒ君がいなかったら、もっとけがした人も増えていたかもしれないし、死んじゃった人もいたかもしれない。戦えないのに自分にできる事を考えてやれるなんてすごいよ!!」
なんとか、エリスから変態の烙印を押されることは回避できたが、やはり戦えない認定されているのは少し寂しさを覚える。
しかし、そんな俺を眩い笑顔で褒めてくれるエリス。
このオルニア学園ではこれからも理不尽なことが起きるかもしれないが、この笑顔だけは何があっても守っていきたいと思う。
そして同じような気持ちをポポロに対しても思う。
臆病で決して戦闘が好きという訳では無いし、元来は冒険者に向かない性格なのかもしれない。
だけど、手にした盾で他人を助ける勇気に俺は確かに心をうたれた。
あるいは今日の出来事が原因で明日またこの場所には戻ってこないかもしれない。それでももし同じ学び舎で過ごすことになれば、絶対に死なせたくはない。
学園側の思惑はいまだわからない事が多いが、死者がでるようなやり方は止めさせたいと思う。
止めさせるためには、言葉や策略だけでなく武力行使も必要な時があるかもしれないと、今日この日の入学式を経て強く実感させられる。
学園側の誰よりも強くなる事ができれば、その目的達成の成功確率は上がるはずだ。
その為にも俺はさらにレベルを上げ、誰よりも強くならなければと決意をする。
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