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第2章~学園動乱編~
放り込まれ試されるおっさん
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演習場は、だだっ広い楕円形のフィールドで約47,000平方メートルあるとのことだ。
フィールドを囲うように壁があり、壁の上には座席が段々に並んでいる。
観客を呼び込んでイベントを行うこともあるのかもしれない。
演習場は行う演習内容に応じて、魔法で地面に線を引いたり障害物を設置したりできるらしい。
また演習場内は保護魔法が働いており、学園指定のブレスレットを装着しているもの同士の攻撃ならどんなにダメージを受けても1割以下には減らないようになっている安心設計ということだ。
そしてここで、行われる最終試験の内容はずばりバトルロワイヤルだった。
フィールドの一部が盛り上がり、ステージが形成される。
全部で5つのグループに分けられ、30人ずつがステージに乗り制限時間の5分間戦う。
ステージから落ちたり、HPが3割以下になったら失格だ。
学園側から渡されたブレスレットを装備して、HPが3割を切るかステージアウトした場合にそのブレスレットが学園側に失格を知らせてくれるという仕組みだ。
昨日の黒ローブ男の襲撃で最終試験が終わったと高を括っている俺としては、意外としっかりとやるんだなと思わざるを得ない。
もう少し正確に試験を行いたかったということだろうか。クロードたちが目立ちすぎた感は否めないからな。
それとも昨日の試験を通して新たに確かめたい何かがでてきたとか。
はたまたその両方?
俺が随分とちゃんとした最終試験の内容に考えを巡らせていると学園長の声が響き渡る。
「それでは組み分けを発表する!今までの試験結果をもとに、実力が近いもの同士でグループわけを行った。各自自分のグループを確認してくれたまえ!」
宙に浮かぶ占い師が使いそうな水晶のようなものから、何もない空気中に映像が投影される。
そこには第1から第5グループまでの組み分けとそれぞれのグループに名前が羅列されていた。
各自自分の名前を探し、ざわめきが起きる中悲嘆の声があがる。
「最悪だーーー!!第1グループってえぐすぎだろ・・・。」
声の主は頭をかかえたかと思うとやがてその場でうずくまる。
第1グループの名前を上から見ていくとクロード=アルヴェイユとエリス=ヴァレンティアの名前が目に入った。
まぁそれだけでも、なかなかはずれのグループだという事はわかる。
「アスト~手加減してくれよ~!!」
先ほど頭をかかえていた獣人の青年が、泣きつくその相手は燃え盛る炎のような髪色をした獣人の青年だった。
「手加減!?する訳ねーだろ!派手に暴れてやるぜ!」
アストと呼ばれたその青年は、友人らしき生徒からの懇願に全く耳を貸さず、右拳と左の掌を打ち鳴らし好戦的な笑みを浮かべている。
彼もザ・ホープリッパー戦では大いに活躍していた。体術を武器に好戦的な戦いぶりを見せており、拳を炎でまとった一撃はザ・ホープリッパーに確実なダメージを与えていた。
そしてクロードに対しても臆せず接し、最後はクロードのとどめの一撃をアシストもしていた。
一方、別方向からも声があがる。
「勇者と剣を交えることができるとは何たる僥倖。ここでどちらが上かはっきりとわからせてやろう。」
「はっ。エルシオン様がヒューマン風情に遅れをとることはないかと。」
クロードに喧嘩を売ろうとしている興味ありげな会話が聞こえた方向を見やると、黒髪エルフの青年が、同じくエルフであろう青年と話している。
昨日、細剣をたくみに使いクロードと共にザ・ホープリッパーにとどめの一撃を加えた黒髪エルフの青年は、どうやらエルシオンというらしい。
エリスとクロード、それにアストとエルシオン。この4人と同じグループとはいくら試験と言えど同情する。
第1グループに入ってしまった哀れな人たちの名前をなんとなくと眺めていると、よく知った名前がそこにあった。
【ナツヒ=ミナミ】
・・・ええーーー!!!!!!!!!なぜ俺の名前が!?!?!?!?!?
さっき学園長は実力の近いもの同士とか言っていたよな。
なんで俺が第1グループに入るんだ?
必死に考えを巡らせる。
エビルクロウの攻撃でふっとんだり、女生徒をかばう時に背中で攻撃をうけたのが実はあまり効いていないとばれた?
それとも学園長の美しいふたつの丘を見て、桃色トリップしていたことがばれていた?
いや!もしかしたら薬草を配りまくった際に、インベントリから取り出せる量が普通の人よりも多くて目をつけられた?
俺は昨日攻撃を一度も繰り出していないのでこのみっつのうちのどれかで間違いはないだろう。
はたまた全部という可能性もある。ただ全てが憶測にすぎない。
その答えを当てるよりも、今はとにかく俺が第1グループに配属されたということだけが確定している。
学園側が俺の能力を測ろうとしている事だけは間違いないだろう。
――ならば俺のとる行動はひとつだ。
*
第5から第2までのバトルロワイヤルが終了し、ついに第1グループ。俺の出番になる。
絶対に死なないという保護フィールド内での戦闘という事もあり、どのグループも割と本気で戦っていたように見える。
異世界に来たての頃の俺なら逃げ出しなくなるほどに。
ふと、入学試験の時に革ベルトおっさんにハンマーで吹っ飛ばされたことを思い出す。
俺も、【山賊の隠れ家亭】でおつかい士として働きながら早朝のモンスター狩りや、クエストをこなしレベルが上がった事、そして昨日のザ・ホープリッパー戦を経て“戦う”ということに対して知らず知らずのうちに免疫がついてきたのかなと思う。
それでも、第2グループの戦闘はなかなか見ごたえがあるもので、派手な魔法やアーツが飛び交っていた。
だが、クロードたちと比べると見劣りするのは否めない。
それだけクロードたちが特別なのだと改めて思い知らされる。
なんか光の犬みたいな魔法とか、ザ・ホープリッパーにとどめを刺していたアーツとか本当に新入生レベルなのか?と羨ましく思ってしまう。
普通は異世界転移した俺がチートとかあるんじゃないの?
明らかにクロードたちがチート級の強さな気がする。
そんな俺の考えをよそに周りは相当な盛り上がりを見せる。
「やっぱクロード様だろ!光の勇者が負けるところが想像できねーよ!」
「エルシオン様も負けていないわ。魔法が得意って聞いているけど、昨日は魔法も使っていなかったしまだ本気を出していないのよ!」
「いやー!俺はアスト君だと思うな。昨日も誰よりも果敢にあのおっかねえやつと戦っていたし。しかも素手だぜ!?」
「俺はエリスちゃん推しだ!天使のような眩しい笑顔に、あの大剣さばきのギャップたまらねぇ!!」
誰が生き残るかの勝敗予想を中心に、生徒たちの熱気が増していく。
そんな中「はーーーはっは!」とか「俺と同じグループの学友らが不憫でならぬ!」とか「学園長!俺だけ試験を免除してくれないだろうか?俺の実力はすでに証明されている!」とか、声の主が喋るたびに黄色い歓声が聞こえてきていたが努めて聞かないようにした。
少しずつ耐性がついてきたようだ。
「それでは第1グループの生徒たちよステージへ!」
――学園長の言葉により俺の最終試験が始まろうとしている。
――――――――――――――――――――――
皆さまここまでお読み頂きありがとうございます。
ラノベを書き始めてから30日が経過しました。
とりあえず1ヵ月間は毎日更新をしてみようと思って続けてまいりました。
初めの1週間は1日のPVが4とか7とかの一桁ですぐに心が折れてしまいそうでした。
それでも、徐々に増えてきた皆さまの応援やコメントのお陰で毎日楽しく、執筆をつづける事ができました。
物書きの勉強もしたことがなく、作法も知らないので30話目に至ってもタイトル回収すらできていない始末。まだ正式に入学すらできていません。
むしろ、もう学園を追い出されなくてもいいんじゃないかな?と思ってもいます。
初めは主人公を学園から追い出す嫌なやつの役で書いたクロード=アルヴェイユも書いているうちに思ったより好きになってしまい、ここから主人公を学園から追い出す気がしなくなっています。
大盾使いのポポロ君も本当は死なせる予定でした。
だけど書いているうちに死なせたくなくなって、学園長の魔法で回復してもらい無事に一緒に入学することができそうです。
そんな拙作ですが、読んでくれる方がいる限りは僕自身楽しみながら執筆を続けてまいります。
しおりに挟んでくれているだけでここまで読んで頂けているんだなと思って嬉しく思います。
感想を頂けた時には、直接では無いですが対話ができているようで本当に楽しいです。
少しあとがきが長くなってしまいましたが、一応自分の中で決めた30日間毎日投稿という節目でしたのでご容赦頂ければと思います。
これからも、皆さまに1日の中で少しでも楽しい時間を送ることができるように頑張っていきます。
本当にいつもお読み頂きありがとうございます。
梧桐 将臣
フィールドを囲うように壁があり、壁の上には座席が段々に並んでいる。
観客を呼び込んでイベントを行うこともあるのかもしれない。
演習場は行う演習内容に応じて、魔法で地面に線を引いたり障害物を設置したりできるらしい。
また演習場内は保護魔法が働いており、学園指定のブレスレットを装着しているもの同士の攻撃ならどんなにダメージを受けても1割以下には減らないようになっている安心設計ということだ。
そしてここで、行われる最終試験の内容はずばりバトルロワイヤルだった。
フィールドの一部が盛り上がり、ステージが形成される。
全部で5つのグループに分けられ、30人ずつがステージに乗り制限時間の5分間戦う。
ステージから落ちたり、HPが3割以下になったら失格だ。
学園側から渡されたブレスレットを装備して、HPが3割を切るかステージアウトした場合にそのブレスレットが学園側に失格を知らせてくれるという仕組みだ。
昨日の黒ローブ男の襲撃で最終試験が終わったと高を括っている俺としては、意外としっかりとやるんだなと思わざるを得ない。
もう少し正確に試験を行いたかったということだろうか。クロードたちが目立ちすぎた感は否めないからな。
それとも昨日の試験を通して新たに確かめたい何かがでてきたとか。
はたまたその両方?
俺が随分とちゃんとした最終試験の内容に考えを巡らせていると学園長の声が響き渡る。
「それでは組み分けを発表する!今までの試験結果をもとに、実力が近いもの同士でグループわけを行った。各自自分のグループを確認してくれたまえ!」
宙に浮かぶ占い師が使いそうな水晶のようなものから、何もない空気中に映像が投影される。
そこには第1から第5グループまでの組み分けとそれぞれのグループに名前が羅列されていた。
各自自分の名前を探し、ざわめきが起きる中悲嘆の声があがる。
「最悪だーーー!!第1グループってえぐすぎだろ・・・。」
声の主は頭をかかえたかと思うとやがてその場でうずくまる。
第1グループの名前を上から見ていくとクロード=アルヴェイユとエリス=ヴァレンティアの名前が目に入った。
まぁそれだけでも、なかなかはずれのグループだという事はわかる。
「アスト~手加減してくれよ~!!」
先ほど頭をかかえていた獣人の青年が、泣きつくその相手は燃え盛る炎のような髪色をした獣人の青年だった。
「手加減!?する訳ねーだろ!派手に暴れてやるぜ!」
アストと呼ばれたその青年は、友人らしき生徒からの懇願に全く耳を貸さず、右拳と左の掌を打ち鳴らし好戦的な笑みを浮かべている。
彼もザ・ホープリッパー戦では大いに活躍していた。体術を武器に好戦的な戦いぶりを見せており、拳を炎でまとった一撃はザ・ホープリッパーに確実なダメージを与えていた。
そしてクロードに対しても臆せず接し、最後はクロードのとどめの一撃をアシストもしていた。
一方、別方向からも声があがる。
「勇者と剣を交えることができるとは何たる僥倖。ここでどちらが上かはっきりとわからせてやろう。」
「はっ。エルシオン様がヒューマン風情に遅れをとることはないかと。」
クロードに喧嘩を売ろうとしている興味ありげな会話が聞こえた方向を見やると、黒髪エルフの青年が、同じくエルフであろう青年と話している。
昨日、細剣をたくみに使いクロードと共にザ・ホープリッパーにとどめの一撃を加えた黒髪エルフの青年は、どうやらエルシオンというらしい。
エリスとクロード、それにアストとエルシオン。この4人と同じグループとはいくら試験と言えど同情する。
第1グループに入ってしまった哀れな人たちの名前をなんとなくと眺めていると、よく知った名前がそこにあった。
【ナツヒ=ミナミ】
・・・ええーーー!!!!!!!!!なぜ俺の名前が!?!?!?!?!?
さっき学園長は実力の近いもの同士とか言っていたよな。
なんで俺が第1グループに入るんだ?
必死に考えを巡らせる。
エビルクロウの攻撃でふっとんだり、女生徒をかばう時に背中で攻撃をうけたのが実はあまり効いていないとばれた?
それとも学園長の美しいふたつの丘を見て、桃色トリップしていたことがばれていた?
いや!もしかしたら薬草を配りまくった際に、インベントリから取り出せる量が普通の人よりも多くて目をつけられた?
俺は昨日攻撃を一度も繰り出していないのでこのみっつのうちのどれかで間違いはないだろう。
はたまた全部という可能性もある。ただ全てが憶測にすぎない。
その答えを当てるよりも、今はとにかく俺が第1グループに配属されたということだけが確定している。
学園側が俺の能力を測ろうとしている事だけは間違いないだろう。
――ならば俺のとる行動はひとつだ。
*
第5から第2までのバトルロワイヤルが終了し、ついに第1グループ。俺の出番になる。
絶対に死なないという保護フィールド内での戦闘という事もあり、どのグループも割と本気で戦っていたように見える。
異世界に来たての頃の俺なら逃げ出しなくなるほどに。
ふと、入学試験の時に革ベルトおっさんにハンマーで吹っ飛ばされたことを思い出す。
俺も、【山賊の隠れ家亭】でおつかい士として働きながら早朝のモンスター狩りや、クエストをこなしレベルが上がった事、そして昨日のザ・ホープリッパー戦を経て“戦う”ということに対して知らず知らずのうちに免疫がついてきたのかなと思う。
それでも、第2グループの戦闘はなかなか見ごたえがあるもので、派手な魔法やアーツが飛び交っていた。
だが、クロードたちと比べると見劣りするのは否めない。
それだけクロードたちが特別なのだと改めて思い知らされる。
なんか光の犬みたいな魔法とか、ザ・ホープリッパーにとどめを刺していたアーツとか本当に新入生レベルなのか?と羨ましく思ってしまう。
普通は異世界転移した俺がチートとかあるんじゃないの?
明らかにクロードたちがチート級の強さな気がする。
そんな俺の考えをよそに周りは相当な盛り上がりを見せる。
「やっぱクロード様だろ!光の勇者が負けるところが想像できねーよ!」
「エルシオン様も負けていないわ。魔法が得意って聞いているけど、昨日は魔法も使っていなかったしまだ本気を出していないのよ!」
「いやー!俺はアスト君だと思うな。昨日も誰よりも果敢にあのおっかねえやつと戦っていたし。しかも素手だぜ!?」
「俺はエリスちゃん推しだ!天使のような眩しい笑顔に、あの大剣さばきのギャップたまらねぇ!!」
誰が生き残るかの勝敗予想を中心に、生徒たちの熱気が増していく。
そんな中「はーーーはっは!」とか「俺と同じグループの学友らが不憫でならぬ!」とか「学園長!俺だけ試験を免除してくれないだろうか?俺の実力はすでに証明されている!」とか、声の主が喋るたびに黄色い歓声が聞こえてきていたが努めて聞かないようにした。
少しずつ耐性がついてきたようだ。
「それでは第1グループの生徒たちよステージへ!」
――学園長の言葉により俺の最終試験が始まろうとしている。
――――――――――――――――――――――
皆さまここまでお読み頂きありがとうございます。
ラノベを書き始めてから30日が経過しました。
とりあえず1ヵ月間は毎日更新をしてみようと思って続けてまいりました。
初めの1週間は1日のPVが4とか7とかの一桁ですぐに心が折れてしまいそうでした。
それでも、徐々に増えてきた皆さまの応援やコメントのお陰で毎日楽しく、執筆をつづける事ができました。
物書きの勉強もしたことがなく、作法も知らないので30話目に至ってもタイトル回収すらできていない始末。まだ正式に入学すらできていません。
むしろ、もう学園を追い出されなくてもいいんじゃないかな?と思ってもいます。
初めは主人公を学園から追い出す嫌なやつの役で書いたクロード=アルヴェイユも書いているうちに思ったより好きになってしまい、ここから主人公を学園から追い出す気がしなくなっています。
大盾使いのポポロ君も本当は死なせる予定でした。
だけど書いているうちに死なせたくなくなって、学園長の魔法で回復してもらい無事に一緒に入学することができそうです。
そんな拙作ですが、読んでくれる方がいる限りは僕自身楽しみながら執筆を続けてまいります。
しおりに挟んでくれているだけでここまで読んで頂けているんだなと思って嬉しく思います。
感想を頂けた時には、直接では無いですが対話ができているようで本当に楽しいです。
少しあとがきが長くなってしまいましたが、一応自分の中で決めた30日間毎日投稿という節目でしたのでご容赦頂ければと思います。
これからも、皆さまに1日の中で少しでも楽しい時間を送ることができるように頑張っていきます。
本当にいつもお読み頂きありがとうございます。
梧桐 将臣
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