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第四章 初夜に向けて
第13話 準備中(上)
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結婚式からそろそろ二カ月が経とうという初夏の頃。ティルフィーユは今日もまた、ソイラの慈善活動である「学びの発表会」を手伝っていた。ティルフィーユはただの「お姉さん」として認識されるだけではなく、「騎士団長のお嫁さんで、グントバハロンのお姫様なんでしょ?」と、特に年齢が上の子たちからしっかりと認識されるようになっていた。
菓子を配り終え、去っていく子供たちをすべて見送る。片付けをしているソイラの腹をちらりと見て、ティルフィーユは迷ったが声をかけた。
「あの、ソイラ様……もしかしてお子様が?」
「えっ? ええ、そうなの。言わないでいたけれど、さすがにもう気付かれるわよね、この大きさじゃ」
ソイラはそう言って嬉しそうに腹部をなでた。そこは以前に比べてふくらんでおり、太ったのでなければ妊娠しか考えられない。ソイラ自身が何も言わないなら黙ったままの方がいいかと思ったのだが、ソイラを気遣うなら確認した方がいいだろうとティルフィーユは判断したのだった。
菓子を配り終え、去っていく子供たちをすべて見送る。片付けをしているソイラの腹をちらりと見て、ティルフィーユは迷ったが声をかけた。
「あの、ソイラ様……もしかしてお子様が?」
「えっ? ええ、そうなの。言わないでいたけれど、さすがにもう気付かれるわよね、この大きさじゃ」
ソイラはそう言って嬉しそうに腹部をなでた。そこは以前に比べてふくらんでおり、太ったのでなければ妊娠しか考えられない。ソイラ自身が何も言わないなら黙ったままの方がいいかと思ったのだが、ソイラを気遣うなら確認した方がいいだろうとティルフィーユは判断したのだった。
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