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第13話 里長の操言士と初めての恋情
8.交渉(上)
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人型では追いつかれるが、ハネウマ型になればカルーテよりも速く走れる。いざとなれば空を飛ぶこともできる。この姿でなるべく里から離れた場所までカルーテを誘導できれば、里へ走ったチカや里に危険は及ばないだろう。
【風を引き裂く八本の光の矢! 闇を貫き、空に輝け!】
マークが森の方へ向かって走り始めたその瞬間だった。真っ白な矢が勢いよく飛んできて、マークの横をかすめる。
「ギイイィイギイイ!」
「ギイイ!」
八匹分の、カルーテの断末魔がにぶく響く。
マークは何が起きたのか理解できず、驚いて目を大きく見開いた。
「矢?」
ハネウマ型から人型に戻り、マークは背後を振り返る。八匹もいたはずのカルーテは、すべて黒い霧となって散っていくところだった。
「キミ、大丈夫!?」
「っ!?」
森の方からやって来た男に声をかけられて、マークは警戒心をみなぎらせながらその声の主の方へ振り向いた。
「最美、ほかにはいないね? うん、わかった。いったん下りておいで」
やわらかな薄茶色の髪に、人当たりの良さそうな雰囲気の男性。その隣には、自分とそう歳の変わらなさそうな緑色の瞳の少女。その少女は、桜色の毛の大きな犬の頭をなでている。それから、長剣を腰に携えた騎士のような男性が二人と、同じく騎士なのか屈強な身体付きの男性が一人。さらに空からは一羽のニジドリが下りてきて、ぬらりと背の高い女性に姿を変えた。
「だ……誰だ、お前ら!」
一度に登場した得体の知れない人物たち。彼らは仲間同士のようだが、マークは見知らぬ人物が一気に湧いて出たことでカルーテに向けたのとは別の警戒心を抱いた。
「キミ、けがしてるよね。紀更、治癒してあげて」
「あ、はいっ」
薄茶色の髪の男がそう言うと、緑色の瞳の少女――紀更と呼ばれた娘がマークに近付き、血の出ているマークの手を取った。マークは紀更をはねのけることができず、自分でも不思議なほど素直にされるがままだった。
【柔く薄い保護膜よ、此の者の傷を覆え。痛み伴う損傷よ、緩やかに癒え、良好なる肉に回復せよ】
紀更が操言の力を使うと、マークの手の甲の皮膚がゆっくりと再生し、痛みが緩和した。それどころか、彼女にふれられた手からじんわりと、あたたかくて気持ちのよい熱が流れてきて、思わずうっとりとした表情を浮かべてしまいそうになる。
「血はあとで洗い流して清潔にしてね」
自分より少し背の低い紀更に声をかけられるが、マークは返事ができない。心配そうにこちらの顔をのぞき込んでくる紀更と、何よりもいま施された操言の力による治癒のせいで、胸の中がじんじんと熱くなっている。
(なんだ、これ)
「キミ、パーヴァルの里の人? 危ないから里まで送るよ」
薄茶色の髪の男がマークに話しかける。しかしその声は、マークの右耳から左耳へ流れていくだけだった。
「大丈夫? あなた、お名前は?」
紀更がマークに尋ねる。マークは、なぜか泣き出しそうな感動を覚えた。
「なっ……」
会いたかった。
会うべきだった。
ずっとそわそわしていた。
待っていた。
ふとこの胸を痛ませた憧憬。
心の奥深くでずっと呼んでいたもの。求めていたもの。
ここに自分がいる、その存在意義のすべて。
オレがオレであることの理由、価値、証、そのすべてを握る者。
「お、お前! 何なんだよっ!」
歓喜とはほど遠い乱暴な言葉が、マークの口から勢いよく飛び出した。
◆◇◆◇◆
「ほかに変わりはないか」
村の中で最も大きな民家である、村長の自宅。そこで精一杯のもてなしを受けている女性が尋ねると、村長の男は恭しく頭を下げた。
「はい。ここ数日は怪魔の数も少なく気候も安定しているので、みな安心して農作業に従事できています。乾燥して雨が少ないのはいつも通りですが」
「そうか。ならば良い。何かあった時はすぐに知らせてもらいたい。よろしく頼む」
「ありがとうございます」
頭を下げる村長を一瞥し、女性は従者と護衛の騎士を伴って村長の家を出た。
「まさか、もう出発するおつもりですか」
「今日中にはロムザの街へ入りたい。長居するならそちらの方がよかろう」
「慌ただしい視察ですね。そのわりには満足されていないようですが」
颯爽と馬に騎乗した女性は、頭上の太陽を見上げた。
光の神様カオディリヒスの化身。数日前に感じた違和感。その正体はいまだ判然としない。核心を突くものは、ここではない別の場所にあるようだ。
「そうだな。私の気が済むまでしっかりと付き合ってもらうぞ」
余計なことを言った、と護衛の騎士は後悔する。ここまでも相当馬を飛ばして来たが、その足がゆるむことは決してないようだ。
そうして一行は、クルディナ村を出発して北東へ向かった。
◆◇◆◇◆
「ちょっと! あなたこそなんなの!? あたしの紀更様になんか文句でもあんの! 治癒してもらったんだからお礼くらい言いなさいよ!」
「紅雷、落ち着いて」
少年に怒鳴られて紀更がぽかーんと呆けていると、ミズイヌ型から人型に戻った紅雷がありありと怒りを浮かべて少年に怒鳴り返した。その紅雷の腕を、紀更はそっとなでる。
「少年、僕らはわけあって旅をしている身の上でね。僕は王黎で操言士だ。とりあえず、名前を訊いてもいいかい?」
「……マークだ」
ギロリと紅雷に睨まれていたマークは、話しかけてきた王黎をちらっと見やり、小声で答えた。
「マークか。次の怪魔が出る前に里へ戻ろう。いいよね」
物腰はやわらかいのに、王黎の言い回しは妙に迫力があり、否定を許さない感じだ。マークは渋々頷くと、里へ向かって歩き出した。紀更たちはそのうしろを付いていく。
かすかな海風と降り注ぐ真昼の太陽の強さを感じながらしばらく歩くと、小さな集落――パーヴァルの里に着いた。
「だから、怪魔が出たの! マークが!」
「落ち着きなさい、チカ。そうは言っても、里長はここを離れられないわ」
「でも、それじゃマークがっ」
「チカ!」
マークは里に着くなり、里の中央で年上の少女に訴えかけているチカの名を呼んだ。
「マークっ!? 怪魔は!? 無事だったの!?」
マークの姿を見つけたチカは、姉のような少女から離れてマークに駆け寄った。そして、彼が無事であることを確かめるとへにゃりと地べたに座り込む。
「よかっ……よかったぁ。よかったよぉ。どうやって逃げたの?」
「あの人たちが助けてくれたんだ」
マークは言いにくそうに、里の入り口に立っている七人を指差す。その方向へ視線を向けたチカは、最初は不思議そうな顔をした。しかし、すぐに警戒するような険しい表情になった。
「あの人たち、誰?」
「旅人だ。あの中の二人は操言士だ」
マークはチカを立たせると、静かに答える。
「チカ、アイツらがあそこから動かないように見張っていてくれないか。オレは里長を呼んでくる」
「わかった」
マークは背後の王黎たちの様子をちらりとうかがい、彼らが妙な素振りをしないことを確認してから里長の家へと走り出した。
チカはマークに言われたとおり、旅人の七人をじっと見張る。警戒されていることを承知の王黎やエリック、ルーカス、ユルゲンは入り口から特に動くことはなく、その場に佇んでいた。
「あのガキ! 助けたのにいまだにお礼のひとつも言わないなんて!」
「まあまあ、紅雷。いいのよ、私は気にしてないわ」
紅雷は腕を組んで頬をふくらませ、ぷりぷりとしている。よっぽどマークへの印象が悪いようだ。
「王黎殿、ここまで来たがこの先はどうする」
エリックが小声で王黎に尋ねた。
この里へはもう少し穏便に到着したかった。しかし、マークを怪魔から助けたことでかなり注目を浴びる形での訪問となってしまった。これでは、自分たちがセカンディア人ではないと露見するのも時間の問題だろう。
「今夜この里で夜を明かさせてもらえればそれで十分でしょう。ピラーオルドの円盤や『空白の物語』の手掛かりを得たいところですが、いくら里の少年を助けたとはいえ、明らかに不審人物認定されていますからね」
マークがチカと呼んだ少女以外にも、里の住民と思われる子供たちが紀更たちを指差し、離れた場所で何かこそこそと話している。部外者の訪問客がよほど珍しいのだろう。
「子供が多いですね。気のせいでしょうか」
「いや、たぶんキフェラ集落のような都市部なんだと思うよ。地理的にもね」
住民たちには聞こえないように、王黎はとても小さな声で答えた。
(ここも子供が捨てられていく場所……ということ?)
【風を引き裂く八本の光の矢! 闇を貫き、空に輝け!】
マークが森の方へ向かって走り始めたその瞬間だった。真っ白な矢が勢いよく飛んできて、マークの横をかすめる。
「ギイイィイギイイ!」
「ギイイ!」
八匹分の、カルーテの断末魔がにぶく響く。
マークは何が起きたのか理解できず、驚いて目を大きく見開いた。
「矢?」
ハネウマ型から人型に戻り、マークは背後を振り返る。八匹もいたはずのカルーテは、すべて黒い霧となって散っていくところだった。
「キミ、大丈夫!?」
「っ!?」
森の方からやって来た男に声をかけられて、マークは警戒心をみなぎらせながらその声の主の方へ振り向いた。
「最美、ほかにはいないね? うん、わかった。いったん下りておいで」
やわらかな薄茶色の髪に、人当たりの良さそうな雰囲気の男性。その隣には、自分とそう歳の変わらなさそうな緑色の瞳の少女。その少女は、桜色の毛の大きな犬の頭をなでている。それから、長剣を腰に携えた騎士のような男性が二人と、同じく騎士なのか屈強な身体付きの男性が一人。さらに空からは一羽のニジドリが下りてきて、ぬらりと背の高い女性に姿を変えた。
「だ……誰だ、お前ら!」
一度に登場した得体の知れない人物たち。彼らは仲間同士のようだが、マークは見知らぬ人物が一気に湧いて出たことでカルーテに向けたのとは別の警戒心を抱いた。
「キミ、けがしてるよね。紀更、治癒してあげて」
「あ、はいっ」
薄茶色の髪の男がそう言うと、緑色の瞳の少女――紀更と呼ばれた娘がマークに近付き、血の出ているマークの手を取った。マークは紀更をはねのけることができず、自分でも不思議なほど素直にされるがままだった。
【柔く薄い保護膜よ、此の者の傷を覆え。痛み伴う損傷よ、緩やかに癒え、良好なる肉に回復せよ】
紀更が操言の力を使うと、マークの手の甲の皮膚がゆっくりと再生し、痛みが緩和した。それどころか、彼女にふれられた手からじんわりと、あたたかくて気持ちのよい熱が流れてきて、思わずうっとりとした表情を浮かべてしまいそうになる。
「血はあとで洗い流して清潔にしてね」
自分より少し背の低い紀更に声をかけられるが、マークは返事ができない。心配そうにこちらの顔をのぞき込んでくる紀更と、何よりもいま施された操言の力による治癒のせいで、胸の中がじんじんと熱くなっている。
(なんだ、これ)
「キミ、パーヴァルの里の人? 危ないから里まで送るよ」
薄茶色の髪の男がマークに話しかける。しかしその声は、マークの右耳から左耳へ流れていくだけだった。
「大丈夫? あなた、お名前は?」
紀更がマークに尋ねる。マークは、なぜか泣き出しそうな感動を覚えた。
「なっ……」
会いたかった。
会うべきだった。
ずっとそわそわしていた。
待っていた。
ふとこの胸を痛ませた憧憬。
心の奥深くでずっと呼んでいたもの。求めていたもの。
ここに自分がいる、その存在意義のすべて。
オレがオレであることの理由、価値、証、そのすべてを握る者。
「お、お前! 何なんだよっ!」
歓喜とはほど遠い乱暴な言葉が、マークの口から勢いよく飛び出した。
◆◇◆◇◆
「ほかに変わりはないか」
村の中で最も大きな民家である、村長の自宅。そこで精一杯のもてなしを受けている女性が尋ねると、村長の男は恭しく頭を下げた。
「はい。ここ数日は怪魔の数も少なく気候も安定しているので、みな安心して農作業に従事できています。乾燥して雨が少ないのはいつも通りですが」
「そうか。ならば良い。何かあった時はすぐに知らせてもらいたい。よろしく頼む」
「ありがとうございます」
頭を下げる村長を一瞥し、女性は従者と護衛の騎士を伴って村長の家を出た。
「まさか、もう出発するおつもりですか」
「今日中にはロムザの街へ入りたい。長居するならそちらの方がよかろう」
「慌ただしい視察ですね。そのわりには満足されていないようですが」
颯爽と馬に騎乗した女性は、頭上の太陽を見上げた。
光の神様カオディリヒスの化身。数日前に感じた違和感。その正体はいまだ判然としない。核心を突くものは、ここではない別の場所にあるようだ。
「そうだな。私の気が済むまでしっかりと付き合ってもらうぞ」
余計なことを言った、と護衛の騎士は後悔する。ここまでも相当馬を飛ばして来たが、その足がゆるむことは決してないようだ。
そうして一行は、クルディナ村を出発して北東へ向かった。
◆◇◆◇◆
「ちょっと! あなたこそなんなの!? あたしの紀更様になんか文句でもあんの! 治癒してもらったんだからお礼くらい言いなさいよ!」
「紅雷、落ち着いて」
少年に怒鳴られて紀更がぽかーんと呆けていると、ミズイヌ型から人型に戻った紅雷がありありと怒りを浮かべて少年に怒鳴り返した。その紅雷の腕を、紀更はそっとなでる。
「少年、僕らはわけあって旅をしている身の上でね。僕は王黎で操言士だ。とりあえず、名前を訊いてもいいかい?」
「……マークだ」
ギロリと紅雷に睨まれていたマークは、話しかけてきた王黎をちらっと見やり、小声で答えた。
「マークか。次の怪魔が出る前に里へ戻ろう。いいよね」
物腰はやわらかいのに、王黎の言い回しは妙に迫力があり、否定を許さない感じだ。マークは渋々頷くと、里へ向かって歩き出した。紀更たちはそのうしろを付いていく。
かすかな海風と降り注ぐ真昼の太陽の強さを感じながらしばらく歩くと、小さな集落――パーヴァルの里に着いた。
「だから、怪魔が出たの! マークが!」
「落ち着きなさい、チカ。そうは言っても、里長はここを離れられないわ」
「でも、それじゃマークがっ」
「チカ!」
マークは里に着くなり、里の中央で年上の少女に訴えかけているチカの名を呼んだ。
「マークっ!? 怪魔は!? 無事だったの!?」
マークの姿を見つけたチカは、姉のような少女から離れてマークに駆け寄った。そして、彼が無事であることを確かめるとへにゃりと地べたに座り込む。
「よかっ……よかったぁ。よかったよぉ。どうやって逃げたの?」
「あの人たちが助けてくれたんだ」
マークは言いにくそうに、里の入り口に立っている七人を指差す。その方向へ視線を向けたチカは、最初は不思議そうな顔をした。しかし、すぐに警戒するような険しい表情になった。
「あの人たち、誰?」
「旅人だ。あの中の二人は操言士だ」
マークはチカを立たせると、静かに答える。
「チカ、アイツらがあそこから動かないように見張っていてくれないか。オレは里長を呼んでくる」
「わかった」
マークは背後の王黎たちの様子をちらりとうかがい、彼らが妙な素振りをしないことを確認してから里長の家へと走り出した。
チカはマークに言われたとおり、旅人の七人をじっと見張る。警戒されていることを承知の王黎やエリック、ルーカス、ユルゲンは入り口から特に動くことはなく、その場に佇んでいた。
「あのガキ! 助けたのにいまだにお礼のひとつも言わないなんて!」
「まあまあ、紅雷。いいのよ、私は気にしてないわ」
紅雷は腕を組んで頬をふくらませ、ぷりぷりとしている。よっぽどマークへの印象が悪いようだ。
「王黎殿、ここまで来たがこの先はどうする」
エリックが小声で王黎に尋ねた。
この里へはもう少し穏便に到着したかった。しかし、マークを怪魔から助けたことでかなり注目を浴びる形での訪問となってしまった。これでは、自分たちがセカンディア人ではないと露見するのも時間の問題だろう。
「今夜この里で夜を明かさせてもらえればそれで十分でしょう。ピラーオルドの円盤や『空白の物語』の手掛かりを得たいところですが、いくら里の少年を助けたとはいえ、明らかに不審人物認定されていますからね」
マークがチカと呼んだ少女以外にも、里の住民と思われる子供たちが紀更たちを指差し、離れた場所で何かこそこそと話している。部外者の訪問客がよほど珍しいのだろう。
「子供が多いですね。気のせいでしょうか」
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