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第09話 歴解派操言士と空白の物語
8.囁き(下)
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「しかしまだ手はあります。ライアン王が心の奥深くに秘めた思いを利用するのです」
「他国との国交樹立か」
「エドワード王の代に続いた戦争で、オリジーアはいたく疲弊した。二度と戦争をするまいと心に誓ったチャルズ王は事実上他国と断交しましたが、ライアン王の理想とする国同士の付き合い方は断交ではなく友好。特にセカンディアに対しては、互いに侵略しないという外交契約を結び真の平和を確定させたいというのが、若い頃からのライアン王のお気持ちのはず」
「そこをつつくか」
オリジーアは他国と関わりがない。先々代の時に続いた戦争の影響だ。報復戦争終結後は、争いの火種を生じさせないために意図的に他国と関わらないようにしてきた。互いの存在を無視することが、戦争を回避する唯一の手段。それが今のオリジーアが出した答えである。
しかし、無視したところでオリジーアの東にはセカンディアが、西にはサーディアとフォスニアという国が存在している事実には変わりがない。相手を無視すれば争いは生まれないが、それは同時に、困ったときに助けを求めても救いの手が伸ばされることはない、ということだ。
ゆえに現王のライアンは、鎖国状態の現在のオリジーアを完全に是とはしていない。戦争で疲弊した民と都市部と大地を回復させるために内政に励み、国が安定したのちは外交に励むというのが、戴冠時のライアンの長期的な展望だった。
「もしも他国と交流を持ちたいのであれば、現在の三公団の体制では不十分。内政を維持しつつ外交できるだけの組織が必要。そのための華族議会、というわけです」
「内政は三公団で、外交は華族議会。そういう形で提案すれば、ライアン王の本懐とも沿うことができるな」
ヨーゼフはにやりと不敵に笑う。テオドールも悪いいたずらを思いついた子供のように黒い笑みを浮かべた。
「ここ最近は多発する怪魔への対処で追われていますが、それも外交をうながす口実になるかもしれません。他国と交流をする中で、怪魔への有効な対処方法を教え合う操言士同士の交流なんて、なかなか斬新で興味深いとは思いませんか」
「それは少々走りすぎだ、テオドール殿」
ヨーゼフは鼻で笑った。
「我々平和民団は、殊怪魔に関しては操言士団頼みだ。彼らをおもちゃのように扱ってはいけない」
「何をおっしゃる、ヨーゼフ殿。あなたはおもちゃ以下にしか操言士を見ていないでしょう」
テオドールの苦笑に、ヨーゼフは目を細めた。
「ふん。操言士など、いつ国に盾突くかわからない危険分子だ。幼き頃から国が管理し、自由を奪い、常に国のために身を捧げるように洗脳しなければ、いつかその力で国を乗っ取るかもしれない。君もよく父上から聞かされたはずだ、テオドール殿」
「ええ、子供の頃はなんてひどい妄想を父は語るのだろうと思ったものです。操言士は国のため人々のため、尽くしてくれる存在だというのに、と。だが不思議と、成長するにつれて父と同じことを思うようになりました。いや、気が付いたと言うべきか。操言の力などという恐ろしい力を、日々平然と使う操言士の不気味さに」
風よ吹け。操言士がそう言うだけで風が吹く。
歯車よ回れ。操言士がそう言うだけで歯車は回る。
時間はかかるが雲を集めて雨を降らせることも、風もないのに遠い場所から手紙を届けることも、はたまた傷ついた人の皮膚を再生することも、姿や声を見えなくさせることも、操言士は「言葉」を操ることでなんでもできてしまう。
子供の頃はそうした操言士を純粋に「すごい存在」だと思っていた。しかし大人になるにつれ、「力を持たない」凡人の自分と比較して羨ましくなった。そして今は、操言士の存在が恐ろしくすらある。
「騎士が十人いたところで、一人の操言士が何か言葉を発すれば騎士の動きは封じられてしまう。現に、かつての戦争でも操言士は凄まじい働きをしたという。もちろん、セカンディアの敵兵に対してだ」
「その力が我らに向けられたらと思うと、心底恐ろしいですね」
「そう、恐ろしい。特にほかの操言士とは明らかに異なる〝特別な操言士〟など、どんな危険をはらんでいるかわかったものじゃない!」
ヨーゼフのその表情は、先日のパーティーでにこやかに挨拶した時とは百八十度違っていた。
「操言士などみな、怪魔と相打ちになってしまえばいいのだ。操言の力とやらでこの世界の怪魔をすべて全滅させ、一人残らず栄誉ある死をむかえて安らかに眠ればいい。それができないのなら、その力を我々無力な民のためだけに使う、絶対に我々を傷つけはしないと誓いを立てて奴隷にでもなればいい。そう願ってやまないね」
ヨーゼフのその台詞にテオドールは一字一句同意し、深く頷いた。
◆◇◆◇◆
出発まで残り二日。
王黎によって集められたラファル、エリック、ルーカス、ユルゲンは、守護部会館の会議室のテーブルの上に広げた世界地図を囲んでいた。その世界地図を王黎は人差し指でなぞっていく。
「前回は王都からゼルヴァイス城を目指す西回りでしたが、今回は東回りで行きます。王都を出て東進し、豊穣の村エイルー、そこから北東に進んでカルディッシュ城、風の村コルスカ、モンタ漁村、キフェラ集落、ンディフ墓地を目指します」
「ンディフ墓地のあとはどうする?」
ラファルは尋ねた。
「モンタ漁村に戻って船に乗り、オリノス湾を南西に進んで豊穣の村エイルーに戻ってこられれば一番なんですが、船の調達が難しければおとなしく来た道を戻ります。ただ、帰りは少し、都市部を外れて移動するかもしれません」
「都市部ではなく、フィールドにある祈聖石を巡るためか。気を付けろよ」
王黎が地図上で指差す帰り道が山際や森、林の上を多く通ったのでラファルは心配した。
「豊穣の村エイルーに戻ってきたら、今度は南下して日向の街ノーウェ、オルフェ城塞へ。それからアルソーの橋を西に渡ってアルソーの村、さらにノート川に沿って南下して石の村ヒソンファ、ヨルラの里、メリフォース城、傭兵の街メルゲントと、ユルゲンくんの故郷まで行く感じです」
「南のゴールはオリジーア最南端の都市部、メルゲントか」
「そうです。帰りはメルゲントから来た道をずっと北上して、ポーレンヌ城を通って王都に戻ります」
「長いな」
地図に目線を落としながらエリックは呟いた。ルーカスが指幅で大雑把な距離を測る。
「前回の道程の軽く二、三倍はありそうですね」
「王黎、祈聖石巡りはなるべく都市部だけにしておけ。紀更はまだ二回目だしな。都市部から離れた場所の祈聖石は、三回目の旅で回ってもいいだろ」
ラファルの発言が不思議だったのか、ユルゲンは王黎に尋ねた。
「三回目の予定があるのか」
「いや、今の時点ではないよ。ただ、国内の祈聖石すべてを巡るのに一周じゃ厳しいんだ。あまりにも量が多いからね。だから祈聖石巡礼の旅は、期間を区切って何回かにわけて行うのが普通なんだよ」
「ああ。そういや、水の村レイトでも、そんな感じのことを言ってたな」
「実は今回の道程も、一回分の旅にしては長い方かな。これはただの修行の旅じゃなくて諸々の件の調査も兼ねてるからね。オリジーア国内を網羅的に歩くルートを設定したんだ」
「情勢が情勢だ。これ以上進むのが危険だと判断したら必ず王都に戻ってこい」
ラファルが釘を刺す。しかし王黎は了承しなかった。
「ラファル部長、最悪の場合は王都に戻りませんよ」
「は? 何言ってんだ」
「その場から動く方が危険な場合です。何が起きるかわかりませんが、最寄りの都市部にいた方が安全なこともあります。もしもの場合は、近くの操言支部に身を寄せます」
「ああ、そういうことか。まあ、そんな事態が起きないことを願う」
それから、王黎は睨むような鋭い目付きで地図を凝視した。
「エリックさん、ラファル部長。いま得ている情報で最も怪魔との戦闘が激しかったところはどこですか」
「騎士団で聞いた話だと、ヨルラの里付近だな」
「操言士団は、アルソーの村付近でも上級怪魔との戦闘があった。キヴィネが一度に数匹出たとよ。それも昼間にな。まあ、大雑把に言って南方方面が危ないな」
「南方……それも、サーディアとの国境付近か」
王黎は手指の背で顎をさすった。
ラファルも険しい表情で地図の一点を指差す。
「数日前からはカルディッシュ城付近も戦闘が続いているそうだ」
「東か……ピラーオルドが南から東へ移動した?」
「王黎、ピラーオルドの奴らが怪魔を操るらしい、っつーことは俺も聞いた。でもすべての怪魔が奴らの操り人形なのか。怪魔の発生はすべて奴らの手によるものなのか。 それに、奴らと他国が関わってるってのは本当なのか」
「さあ、どうでしょうか。でも多発箇所が移動していると考えると、人の手による発生だと考えるべきではないでしょうか。それに、その疑問の答えを得るために僕らは旅という名目の調査に出るんですよ」
ラファルは頭をぽりぽりとかいた。
「セカンディアの動きを見張ってるフローレンスからは、セカンディアでも操言士の動きが活発になっていると聞いている。オリジーアだけでなくセカンディアでも怪魔が大量発生してるのかもしれん」
「うーん……ピラーオルドの仕業だとすると、もしかしたらピラーオルドという組織には、相当な数の人間がいるのかもしれませんね」
「ピラーオルドに属してる多くの人間が、あちこちで怪魔を発生させてるってか? だとしたら、奴らは何が目的でそんなことをするんだ」
「それを解明するのも僕らに下った王命です。まあ、いろいろな可能性を考えながら旅をしますよ。ラファルさんは報告を待っていてくださいな」
「はあ」
ラファルはため息をついた。
「他国との国交樹立か」
「エドワード王の代に続いた戦争で、オリジーアはいたく疲弊した。二度と戦争をするまいと心に誓ったチャルズ王は事実上他国と断交しましたが、ライアン王の理想とする国同士の付き合い方は断交ではなく友好。特にセカンディアに対しては、互いに侵略しないという外交契約を結び真の平和を確定させたいというのが、若い頃からのライアン王のお気持ちのはず」
「そこをつつくか」
オリジーアは他国と関わりがない。先々代の時に続いた戦争の影響だ。報復戦争終結後は、争いの火種を生じさせないために意図的に他国と関わらないようにしてきた。互いの存在を無視することが、戦争を回避する唯一の手段。それが今のオリジーアが出した答えである。
しかし、無視したところでオリジーアの東にはセカンディアが、西にはサーディアとフォスニアという国が存在している事実には変わりがない。相手を無視すれば争いは生まれないが、それは同時に、困ったときに助けを求めても救いの手が伸ばされることはない、ということだ。
ゆえに現王のライアンは、鎖国状態の現在のオリジーアを完全に是とはしていない。戦争で疲弊した民と都市部と大地を回復させるために内政に励み、国が安定したのちは外交に励むというのが、戴冠時のライアンの長期的な展望だった。
「もしも他国と交流を持ちたいのであれば、現在の三公団の体制では不十分。内政を維持しつつ外交できるだけの組織が必要。そのための華族議会、というわけです」
「内政は三公団で、外交は華族議会。そういう形で提案すれば、ライアン王の本懐とも沿うことができるな」
ヨーゼフはにやりと不敵に笑う。テオドールも悪いいたずらを思いついた子供のように黒い笑みを浮かべた。
「ここ最近は多発する怪魔への対処で追われていますが、それも外交をうながす口実になるかもしれません。他国と交流をする中で、怪魔への有効な対処方法を教え合う操言士同士の交流なんて、なかなか斬新で興味深いとは思いませんか」
「それは少々走りすぎだ、テオドール殿」
ヨーゼフは鼻で笑った。
「我々平和民団は、殊怪魔に関しては操言士団頼みだ。彼らをおもちゃのように扱ってはいけない」
「何をおっしゃる、ヨーゼフ殿。あなたはおもちゃ以下にしか操言士を見ていないでしょう」
テオドールの苦笑に、ヨーゼフは目を細めた。
「ふん。操言士など、いつ国に盾突くかわからない危険分子だ。幼き頃から国が管理し、自由を奪い、常に国のために身を捧げるように洗脳しなければ、いつかその力で国を乗っ取るかもしれない。君もよく父上から聞かされたはずだ、テオドール殿」
「ええ、子供の頃はなんてひどい妄想を父は語るのだろうと思ったものです。操言士は国のため人々のため、尽くしてくれる存在だというのに、と。だが不思議と、成長するにつれて父と同じことを思うようになりました。いや、気が付いたと言うべきか。操言の力などという恐ろしい力を、日々平然と使う操言士の不気味さに」
風よ吹け。操言士がそう言うだけで風が吹く。
歯車よ回れ。操言士がそう言うだけで歯車は回る。
時間はかかるが雲を集めて雨を降らせることも、風もないのに遠い場所から手紙を届けることも、はたまた傷ついた人の皮膚を再生することも、姿や声を見えなくさせることも、操言士は「言葉」を操ることでなんでもできてしまう。
子供の頃はそうした操言士を純粋に「すごい存在」だと思っていた。しかし大人になるにつれ、「力を持たない」凡人の自分と比較して羨ましくなった。そして今は、操言士の存在が恐ろしくすらある。
「騎士が十人いたところで、一人の操言士が何か言葉を発すれば騎士の動きは封じられてしまう。現に、かつての戦争でも操言士は凄まじい働きをしたという。もちろん、セカンディアの敵兵に対してだ」
「その力が我らに向けられたらと思うと、心底恐ろしいですね」
「そう、恐ろしい。特にほかの操言士とは明らかに異なる〝特別な操言士〟など、どんな危険をはらんでいるかわかったものじゃない!」
ヨーゼフのその表情は、先日のパーティーでにこやかに挨拶した時とは百八十度違っていた。
「操言士などみな、怪魔と相打ちになってしまえばいいのだ。操言の力とやらでこの世界の怪魔をすべて全滅させ、一人残らず栄誉ある死をむかえて安らかに眠ればいい。それができないのなら、その力を我々無力な民のためだけに使う、絶対に我々を傷つけはしないと誓いを立てて奴隷にでもなればいい。そう願ってやまないね」
ヨーゼフのその台詞にテオドールは一字一句同意し、深く頷いた。
◆◇◆◇◆
出発まで残り二日。
王黎によって集められたラファル、エリック、ルーカス、ユルゲンは、守護部会館の会議室のテーブルの上に広げた世界地図を囲んでいた。その世界地図を王黎は人差し指でなぞっていく。
「前回は王都からゼルヴァイス城を目指す西回りでしたが、今回は東回りで行きます。王都を出て東進し、豊穣の村エイルー、そこから北東に進んでカルディッシュ城、風の村コルスカ、モンタ漁村、キフェラ集落、ンディフ墓地を目指します」
「ンディフ墓地のあとはどうする?」
ラファルは尋ねた。
「モンタ漁村に戻って船に乗り、オリノス湾を南西に進んで豊穣の村エイルーに戻ってこられれば一番なんですが、船の調達が難しければおとなしく来た道を戻ります。ただ、帰りは少し、都市部を外れて移動するかもしれません」
「都市部ではなく、フィールドにある祈聖石を巡るためか。気を付けろよ」
王黎が地図上で指差す帰り道が山際や森、林の上を多く通ったのでラファルは心配した。
「豊穣の村エイルーに戻ってきたら、今度は南下して日向の街ノーウェ、オルフェ城塞へ。それからアルソーの橋を西に渡ってアルソーの村、さらにノート川に沿って南下して石の村ヒソンファ、ヨルラの里、メリフォース城、傭兵の街メルゲントと、ユルゲンくんの故郷まで行く感じです」
「南のゴールはオリジーア最南端の都市部、メルゲントか」
「そうです。帰りはメルゲントから来た道をずっと北上して、ポーレンヌ城を通って王都に戻ります」
「長いな」
地図に目線を落としながらエリックは呟いた。ルーカスが指幅で大雑把な距離を測る。
「前回の道程の軽く二、三倍はありそうですね」
「王黎、祈聖石巡りはなるべく都市部だけにしておけ。紀更はまだ二回目だしな。都市部から離れた場所の祈聖石は、三回目の旅で回ってもいいだろ」
ラファルの発言が不思議だったのか、ユルゲンは王黎に尋ねた。
「三回目の予定があるのか」
「いや、今の時点ではないよ。ただ、国内の祈聖石すべてを巡るのに一周じゃ厳しいんだ。あまりにも量が多いからね。だから祈聖石巡礼の旅は、期間を区切って何回かにわけて行うのが普通なんだよ」
「ああ。そういや、水の村レイトでも、そんな感じのことを言ってたな」
「実は今回の道程も、一回分の旅にしては長い方かな。これはただの修行の旅じゃなくて諸々の件の調査も兼ねてるからね。オリジーア国内を網羅的に歩くルートを設定したんだ」
「情勢が情勢だ。これ以上進むのが危険だと判断したら必ず王都に戻ってこい」
ラファルが釘を刺す。しかし王黎は了承しなかった。
「ラファル部長、最悪の場合は王都に戻りませんよ」
「は? 何言ってんだ」
「その場から動く方が危険な場合です。何が起きるかわかりませんが、最寄りの都市部にいた方が安全なこともあります。もしもの場合は、近くの操言支部に身を寄せます」
「ああ、そういうことか。まあ、そんな事態が起きないことを願う」
それから、王黎は睨むような鋭い目付きで地図を凝視した。
「エリックさん、ラファル部長。いま得ている情報で最も怪魔との戦闘が激しかったところはどこですか」
「騎士団で聞いた話だと、ヨルラの里付近だな」
「操言士団は、アルソーの村付近でも上級怪魔との戦闘があった。キヴィネが一度に数匹出たとよ。それも昼間にな。まあ、大雑把に言って南方方面が危ないな」
「南方……それも、サーディアとの国境付近か」
王黎は手指の背で顎をさすった。
ラファルも険しい表情で地図の一点を指差す。
「数日前からはカルディッシュ城付近も戦闘が続いているそうだ」
「東か……ピラーオルドが南から東へ移動した?」
「王黎、ピラーオルドの奴らが怪魔を操るらしい、っつーことは俺も聞いた。でもすべての怪魔が奴らの操り人形なのか。怪魔の発生はすべて奴らの手によるものなのか。 それに、奴らと他国が関わってるってのは本当なのか」
「さあ、どうでしょうか。でも多発箇所が移動していると考えると、人の手による発生だと考えるべきではないでしょうか。それに、その疑問の答えを得るために僕らは旅という名目の調査に出るんですよ」
ラファルは頭をぽりぽりとかいた。
「セカンディアの動きを見張ってるフローレンスからは、セカンディアでも操言士の動きが活発になっていると聞いている。オリジーアだけでなくセカンディアでも怪魔が大量発生してるのかもしれん」
「うーん……ピラーオルドの仕業だとすると、もしかしたらピラーオルドという組織には、相当な数の人間がいるのかもしれませんね」
「ピラーオルドに属してる多くの人間が、あちこちで怪魔を発生させてるってか? だとしたら、奴らは何が目的でそんなことをするんだ」
「それを解明するのも僕らに下った王命です。まあ、いろいろな可能性を考えながら旅をしますよ。ラファルさんは報告を待っていてくださいな」
「はあ」
ラファルはため息をついた。
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