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第09話 歴解派操言士と空白の物語
9.出発(中)
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「駄目?」
「駄目よ。決まってるじゃない」
「どうしても?」
「どうしてもよ。あんた、何年ここで働いてるのよ」
「三……四年、くらい?」
「真面目に答えるんじゃないわよ、バカ」
王都中央図書館の一室で、雛菊とリカルドは言い合っていた。
「でも、これ」
「何なのよ。その本が紀更となんの関係があるのよ」
「不思議だから……不思議な、ピースとピース」
「わけがわからないわよ。最悪、ほんと最悪」
リカルドははっきりとした理由を言わないのだが、図書館の蔵書である一冊の本をなぜか紀更に譲りたいようだった。しかし、蔵書の持ち出しは一切禁止されており、持ち出せるはずがない。
「わかった。じゃあ、お遣い……お遣いを頼もう。この本、カルディッシュ城の、蔵書にしてもらう」
「なんでよ。それも意味がわからないわ」
「だって、この本を……」
「本が何よ」
「紀更に、渡してって」
「もうやだ。私じゃどうにもできないから、どうにかしたいなら館長に掛け合ってちょうだい」
これ以上リカルドの意味不明なわがままには付き合っていられないと、雛菊は匙を投げて部屋を出ていく。
「頼まれたのに……この本、夢で」
残されたリカルドは、手の中にある『空白の物語Ⅰ』を悲しげに見つめた。
◆◇◆◇◆
夜が明けて出発日前日。
守護部会館に出勤した紀更は玄関口で王黎と鉢合わせた。そして、今日は任務も祈聖石巡りもしなくていいので旅の準備をすること。疲れるようなことはせず、体調を整えること。それから、長く王都を空けるため、顔見知りの人とはよく言葉を交わしておくことを言い渡されて、操言士団本部の敷地を追い出されてしまった。中央図書館に行く余裕はなさそうだったが、紀更は言われたとおり各地区を歩いて、友人や顔見知りの店などに挨拶をして回った。
そして昼過ぎに、操言の力で紅雷を自宅に呼び出した。
「紅雷、私の代わりに買い出しとかありがとうね。母さんに荷物も渡してくれて、とても助かったわ」
「いえいえ、お安い御用です! 紀更様、今日はお仕事はいいんですか」
「うん。準備をするように、って王黎師匠が」
紅雷を自宅の二階に招き、旅のためにと用意した薄手の服も厚手の丈夫な服も、すべてをまとめつつ紀更は紅雷に話しかけた。
「それでね、紅雷。あのね、私、思ったことがあるの」
「はい! なんでしょう!」
紅雷は元気に返事をし、背筋を伸ばす。
紀更は「楽にしていいから」と紅雷をうながしつつ、王黎と最美の話を始めた。
「王黎師匠と最美さんって、なんかこう、役割があるじゃない?」
「最美さんがニジドリ型で偵察をすることですか?」
「それもだけど、たとえば怪魔と戦うとき、王黎師匠は怪魔の動きをにぶらせる光の玉を作ることがあるけど、それを最美さんに守らせていたりとか」
「対怪魔戦での役割ってことですね」
「そう。私も、紅雷の役割を考えてあげたいな、って。ほら、私も守護部の所属になったから、怪魔との戦闘はもっとうまくできるようにならなきゃいけないと思うの」
「っ~~!」
紅雷は言葉にならない感激を覚えて、正面からがばっと紀更を抱きしめた。
「ちょっ」
「紀更様! 嬉しい! あたし嬉しいです! あたしも同じことを考えていました!」
「紅雷、まずは離れて」
あまりにも強く、呼吸ができなくなるほどに締め付けられた紀更は苦しげに懇願した。紅雷は慌てて紀更から離れたが、その表情にはまだ、ありありと興奮が浮かんでいる。
「どうします!? あたし、どんなことをすればいいですか!?」
「う、うーん。そうねえ」
紀更は唸った。
守護部の操言士になったからには、怪魔との戦いが主な仕事のひとつだ。
ポーレンヌ城下町で怪魔と戦った時、紅雷は積極的にカルーテを殲滅してくれた。だが、紅雷の操言士である紀更が加護を与えれば、きっともっと強く、紅雷は戦えるだろう。カルーテより上位の怪魔も、もしかしたら一人で斃せるかもしれない。
「紅雷は、戦うのは怖くない?」
「紀更様のためなら怖くなんかありません! 戦うのも、守るのも!」
紅雷に尋ねると、紅雷は淀みなくまっすぐに答えた。
「紅雷は、怪魔と戦うなら人型? それとも、ミズイヌ型の方がいいの?」
「そうですねえ。どちらかというとミズイヌ型ですかねえ。ミズイヌ型の方が嗅覚もよくなるし、身体も大きくなって力も出ますし!」
「そっか、そうなのね」
メヒュラについてほとんど知らない紀更は、人型の時とそのような違いがあることを初めて知った。
「ポーレンヌの時はミズイヌ型でカルーテに噛み付いていたけど、嫌じゃないの?」
「うーん。戦闘中って興奮してるから、そういう細かいことはあまり気にならないですよ? 怪魔って斃せば消えますし、噛み付いたからって口の中に何かが残るわけでもないですし。ただ、一匹ずつしか噛めないのが難点ですかねえ。それに、次の奴を噛もうと思ってもちょっと間が空いちゃいますし」
「確かに」
「その点、騎士さんたちや傭兵さんはいいですよねえ。武器があるから、噛み付くよりも早く次の攻撃ができますもんね。ま、ほんのすこーしの差ですが!」
紅雷は特に、黒髪の傭兵を思い出して呟いた。
エリックとルーカスの武器は長剣だが、ユルゲンは両刀だ。攻撃速度が速いだけでなく、右手と左手の刀でカルーテなら二匹同時に斬ることができる。それに、片手で攻撃しもう片手で敵の攻撃を受け流すということも、あの傭兵はとても器用にやってのける。盾のようなわかりやすい防具がなくとも攻守のバランスをとっているのだ。
「武器……武器かあ」
「あ、紀更様! ほら、あのお髭さんみたいに!」
「お髭さん……ラファル部長かしら。認定審査の時の?」
「そうです! お髭さんが操言の力で盾を作ったみたいに、紀更様も武器を作れませんか? そしたら、あたしはその武器で怪魔と戦います!」
「それ……そうね、それ、いいかもしれないわ!」
紅雷のアイデアに、紀更も気持ちがたかぶって大きく頷いた。
「でもミズイヌ型に剣は難しいわよね」
「咥えるしかできなさそうですねえ」
「人型なら普通に持てるかしら。でも、ミズイヌ型の方がいいものね」
「あれ、そもそも操言の力で作った武器って持てるんでしょうか」
「うーん……どうかしら」
いまこの場で試してみてもいいが、武器を作るための適切な言葉がわからず、紀更は首をかしげた。
「紀更様、一緒に考えていきましょう? 旅に出ればずっと一緒なんですから!」
「そうね。焦ってもよくないし、王黎師匠に相談すれば何かいい助言をもらえるかもしれないしね」
「そうしましょ! あたし、紀更様のために戦うし、紀更様を守りますよ!」
王黎と最美のアドバイス通り、紀更とこうして二人で話すことができたので、紅雷はとても満足した。そうして紅雷が嬉しそうに満面の笑みを浮かべるので紀更も安心し、穏やかな表情で紅雷の頭をなでた。
◆◇◆◇◆
「我が君、お休みになられないのですか」
夜着には着替えたが一向に寝室に来ない王黎を見かねて、最美は声をかけた。王黎は小さな明灯器をつけたまま、居間のソファに腰掛けてぼうっとしている。
「ああ、最美は先に寝ていいよ」
最美はじっと王黎を見つめると、静かに王黎の隣に腰を下ろした。
「悪い子だなあ。操言士の言うことを聞かないなんて」
いつもなら王黎の言葉に忠実に従う最美が、今夜は珍しく従わない。だがそれは自分のことを思っての判断だと心得ている王黎は、最美がそうして理解してくれていることが心地よくて、感謝を表すように最美のやわらかい髪をすいた。
「ちょっとね、気持ちがたかぶってるんだ」
「解き明かすことができそうだから、ですか」
「どうかな。いろいろわかったところで、僕らの望むものがあるとは限らないし」
僕ら――それは自分とレイモンドのことか。それとも自分と最美のことか。
思うところは多々あったが、最美はいつもそうしているように、紡ぐ言葉なく目を伏せた。王黎の肩に少しだけ体重を預けるようにもたれると、どうしようもないほどの安心感で今にも寝てしまいそうだ。
「どうして、操言士と言従士という関係が生まれたんだろう。どうして僕は、キミを愛している自分の気持ちを疑ってしまうんだろう」
王黎が己を責めるような言い方をしたので、最美は顔を上げてきっぱりと言い切った。
「我が君、あなたはわたくしを愛してくださっていますわ。そこに疑う余地はありません。わたくしはいつだって、あなたからの愛を胸いっぱいに感じます」
「ありがとう、最美。でも、僕が僕を疑う気持ちはどうしたって消えないんだ。僕とキミが好き合っているのは、僕らが〝操言士と言従士〟という関係だからなのかもしれない。キミが僕を好きなのは、僕がキミの操言士だからなのかもしれない」
「我が君……」
「僕が操言士じゃなくて、キミが言従士じゃなくても……それでもキミは僕を愛してくれただろうか。僕はキミを愛せただろうか。そのはずだと言いきれない自分が、時折どうしても顔を出すんだ。ごめん……ごめんね、最美」
王黎は最美の頭をそっと自分の方へ引き寄せて、こつんとひたいを当てた。
「駄目よ。決まってるじゃない」
「どうしても?」
「どうしてもよ。あんた、何年ここで働いてるのよ」
「三……四年、くらい?」
「真面目に答えるんじゃないわよ、バカ」
王都中央図書館の一室で、雛菊とリカルドは言い合っていた。
「でも、これ」
「何なのよ。その本が紀更となんの関係があるのよ」
「不思議だから……不思議な、ピースとピース」
「わけがわからないわよ。最悪、ほんと最悪」
リカルドははっきりとした理由を言わないのだが、図書館の蔵書である一冊の本をなぜか紀更に譲りたいようだった。しかし、蔵書の持ち出しは一切禁止されており、持ち出せるはずがない。
「わかった。じゃあ、お遣い……お遣いを頼もう。この本、カルディッシュ城の、蔵書にしてもらう」
「なんでよ。それも意味がわからないわ」
「だって、この本を……」
「本が何よ」
「紀更に、渡してって」
「もうやだ。私じゃどうにもできないから、どうにかしたいなら館長に掛け合ってちょうだい」
これ以上リカルドの意味不明なわがままには付き合っていられないと、雛菊は匙を投げて部屋を出ていく。
「頼まれたのに……この本、夢で」
残されたリカルドは、手の中にある『空白の物語Ⅰ』を悲しげに見つめた。
◆◇◆◇◆
夜が明けて出発日前日。
守護部会館に出勤した紀更は玄関口で王黎と鉢合わせた。そして、今日は任務も祈聖石巡りもしなくていいので旅の準備をすること。疲れるようなことはせず、体調を整えること。それから、長く王都を空けるため、顔見知りの人とはよく言葉を交わしておくことを言い渡されて、操言士団本部の敷地を追い出されてしまった。中央図書館に行く余裕はなさそうだったが、紀更は言われたとおり各地区を歩いて、友人や顔見知りの店などに挨拶をして回った。
そして昼過ぎに、操言の力で紅雷を自宅に呼び出した。
「紅雷、私の代わりに買い出しとかありがとうね。母さんに荷物も渡してくれて、とても助かったわ」
「いえいえ、お安い御用です! 紀更様、今日はお仕事はいいんですか」
「うん。準備をするように、って王黎師匠が」
紅雷を自宅の二階に招き、旅のためにと用意した薄手の服も厚手の丈夫な服も、すべてをまとめつつ紀更は紅雷に話しかけた。
「それでね、紅雷。あのね、私、思ったことがあるの」
「はい! なんでしょう!」
紅雷は元気に返事をし、背筋を伸ばす。
紀更は「楽にしていいから」と紅雷をうながしつつ、王黎と最美の話を始めた。
「王黎師匠と最美さんって、なんかこう、役割があるじゃない?」
「最美さんがニジドリ型で偵察をすることですか?」
「それもだけど、たとえば怪魔と戦うとき、王黎師匠は怪魔の動きをにぶらせる光の玉を作ることがあるけど、それを最美さんに守らせていたりとか」
「対怪魔戦での役割ってことですね」
「そう。私も、紅雷の役割を考えてあげたいな、って。ほら、私も守護部の所属になったから、怪魔との戦闘はもっとうまくできるようにならなきゃいけないと思うの」
「っ~~!」
紅雷は言葉にならない感激を覚えて、正面からがばっと紀更を抱きしめた。
「ちょっ」
「紀更様! 嬉しい! あたし嬉しいです! あたしも同じことを考えていました!」
「紅雷、まずは離れて」
あまりにも強く、呼吸ができなくなるほどに締め付けられた紀更は苦しげに懇願した。紅雷は慌てて紀更から離れたが、その表情にはまだ、ありありと興奮が浮かんでいる。
「どうします!? あたし、どんなことをすればいいですか!?」
「う、うーん。そうねえ」
紀更は唸った。
守護部の操言士になったからには、怪魔との戦いが主な仕事のひとつだ。
ポーレンヌ城下町で怪魔と戦った時、紅雷は積極的にカルーテを殲滅してくれた。だが、紅雷の操言士である紀更が加護を与えれば、きっともっと強く、紅雷は戦えるだろう。カルーテより上位の怪魔も、もしかしたら一人で斃せるかもしれない。
「紅雷は、戦うのは怖くない?」
「紀更様のためなら怖くなんかありません! 戦うのも、守るのも!」
紅雷に尋ねると、紅雷は淀みなくまっすぐに答えた。
「紅雷は、怪魔と戦うなら人型? それとも、ミズイヌ型の方がいいの?」
「そうですねえ。どちらかというとミズイヌ型ですかねえ。ミズイヌ型の方が嗅覚もよくなるし、身体も大きくなって力も出ますし!」
「そっか、そうなのね」
メヒュラについてほとんど知らない紀更は、人型の時とそのような違いがあることを初めて知った。
「ポーレンヌの時はミズイヌ型でカルーテに噛み付いていたけど、嫌じゃないの?」
「うーん。戦闘中って興奮してるから、そういう細かいことはあまり気にならないですよ? 怪魔って斃せば消えますし、噛み付いたからって口の中に何かが残るわけでもないですし。ただ、一匹ずつしか噛めないのが難点ですかねえ。それに、次の奴を噛もうと思ってもちょっと間が空いちゃいますし」
「確かに」
「その点、騎士さんたちや傭兵さんはいいですよねえ。武器があるから、噛み付くよりも早く次の攻撃ができますもんね。ま、ほんのすこーしの差ですが!」
紅雷は特に、黒髪の傭兵を思い出して呟いた。
エリックとルーカスの武器は長剣だが、ユルゲンは両刀だ。攻撃速度が速いだけでなく、右手と左手の刀でカルーテなら二匹同時に斬ることができる。それに、片手で攻撃しもう片手で敵の攻撃を受け流すということも、あの傭兵はとても器用にやってのける。盾のようなわかりやすい防具がなくとも攻守のバランスをとっているのだ。
「武器……武器かあ」
「あ、紀更様! ほら、あのお髭さんみたいに!」
「お髭さん……ラファル部長かしら。認定審査の時の?」
「そうです! お髭さんが操言の力で盾を作ったみたいに、紀更様も武器を作れませんか? そしたら、あたしはその武器で怪魔と戦います!」
「それ……そうね、それ、いいかもしれないわ!」
紅雷のアイデアに、紀更も気持ちがたかぶって大きく頷いた。
「でもミズイヌ型に剣は難しいわよね」
「咥えるしかできなさそうですねえ」
「人型なら普通に持てるかしら。でも、ミズイヌ型の方がいいものね」
「あれ、そもそも操言の力で作った武器って持てるんでしょうか」
「うーん……どうかしら」
いまこの場で試してみてもいいが、武器を作るための適切な言葉がわからず、紀更は首をかしげた。
「紀更様、一緒に考えていきましょう? 旅に出ればずっと一緒なんですから!」
「そうね。焦ってもよくないし、王黎師匠に相談すれば何かいい助言をもらえるかもしれないしね」
「そうしましょ! あたし、紀更様のために戦うし、紀更様を守りますよ!」
王黎と最美のアドバイス通り、紀更とこうして二人で話すことができたので、紅雷はとても満足した。そうして紅雷が嬉しそうに満面の笑みを浮かべるので紀更も安心し、穏やかな表情で紅雷の頭をなでた。
◆◇◆◇◆
「我が君、お休みになられないのですか」
夜着には着替えたが一向に寝室に来ない王黎を見かねて、最美は声をかけた。王黎は小さな明灯器をつけたまま、居間のソファに腰掛けてぼうっとしている。
「ああ、最美は先に寝ていいよ」
最美はじっと王黎を見つめると、静かに王黎の隣に腰を下ろした。
「悪い子だなあ。操言士の言うことを聞かないなんて」
いつもなら王黎の言葉に忠実に従う最美が、今夜は珍しく従わない。だがそれは自分のことを思っての判断だと心得ている王黎は、最美がそうして理解してくれていることが心地よくて、感謝を表すように最美のやわらかい髪をすいた。
「ちょっとね、気持ちがたかぶってるんだ」
「解き明かすことができそうだから、ですか」
「どうかな。いろいろわかったところで、僕らの望むものがあるとは限らないし」
僕ら――それは自分とレイモンドのことか。それとも自分と最美のことか。
思うところは多々あったが、最美はいつもそうしているように、紡ぐ言葉なく目を伏せた。王黎の肩に少しだけ体重を預けるようにもたれると、どうしようもないほどの安心感で今にも寝てしまいそうだ。
「どうして、操言士と言従士という関係が生まれたんだろう。どうして僕は、キミを愛している自分の気持ちを疑ってしまうんだろう」
王黎が己を責めるような言い方をしたので、最美は顔を上げてきっぱりと言い切った。
「我が君、あなたはわたくしを愛してくださっていますわ。そこに疑う余地はありません。わたくしはいつだって、あなたからの愛を胸いっぱいに感じます」
「ありがとう、最美。でも、僕が僕を疑う気持ちはどうしたって消えないんだ。僕とキミが好き合っているのは、僕らが〝操言士と言従士〟という関係だからなのかもしれない。キミが僕を好きなのは、僕がキミの操言士だからなのかもしれない」
「我が君……」
「僕が操言士じゃなくて、キミが言従士じゃなくても……それでもキミは僕を愛してくれただろうか。僕はキミを愛せただろうか。そのはずだと言いきれない自分が、時折どうしても顔を出すんだ。ごめん……ごめんね、最美」
王黎は最美の頭をそっと自分の方へ引き寄せて、こつんとひたいを当てた。
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