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第10話 不可解な操言士と対人間戦
6.傷つけること(下)
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「守ることは誰かを傷つけることとイコールになる場合もある。傷つけることは苦しい、罪悪に思う。それでも僕ら操言士は守り続けなければならない。たとえ、かつてオリジーアの操言士であったローベルが相手でも、彼がオリジーアの民や街を破壊するのなら殴ってでも止めないといけない。相手を痛めつけることに苦しみを感じても、それを抱えて進んでいかなければならないんだ。国と民を守るためにはね」
(守るために……)
誰かを傷つけてやると、そう思ってしまった自分。
怖くて、恐ろしくて、そんな自分は間違っていると思った。誰も傷つけない、清らかな人間性のままでいたいと思った。
だがそれはできない。一方を傷つけることでしか一方を守れないのなら、操言士は敵を傷つける選択をしなければならない。それが自分にとってどんなに苦しいことでも。
(そうしなきゃ、王黎師匠はライオスさんに攫われていた)
ピラーオルドが、誘拐した操言士をどうしているのかはわからない。最悪の場合、殺してしまっているのかもしれない。紀更がライオスを害さなければ、犠牲になっていたのは王黎だったのだ。
「大丈夫だよ、紀更。直接相手を傷つけるやり方だけがすべてじゃない。ライオス相手に、結局は操言の力で作った蔓で勝っただろう?」
「勝ったと言っていいのかどうか、自信がないです」
「人質は無事だったんだから、キミの勝ちだよ。操言の力には操言の力で抵抗される。でも、言葉とイメージを強く結び付ければ相手の抵抗にも勝てる。紀更はそうやって戦えばいい。そうやって、ピラーオルドからこの国を守ればいい」
「そのためには修行、ですか」
「うん。まだまだ紀更には教えたいことがたくさんあるからね」
王黎はようやく笑顔になった。
紀更も落ち着きを取り戻して、頬に残っていた涙を自分で拭う。
「私も王黎師匠に訊きたいことがあります」
「なんだい?」
「どうしてセカンディア国内の操言士の活動が活発だ、って知ってるんですか。それと、操言の力を使う時、声の大きさは影響するんでしょうか」
「前者は追々話すとして、後者はもしかして、昨夜の腕相撲の時のことを言ってる?」
「はい。王黎師匠の声はほとんど聞こえませんでした。でも操言の力は使っていたんですよね」
「それはね」
王黎の講義が始まりそうになったところで、ユルゲンが二人の頭上から声をかけた。
「ちょっと待った。続きはまたにしてくれ。最美と紅雷も戻らないし、先に飯にするぞ」
「ああ、そうだね。忘れてたよ」
王黎は立ち上がり、尻に付いた土を払った。
ユルゲンは紀更に手を差し伸べ、細い身体を引っ張り上げる。
「じゃあ、とりあえず宿に戻ってルーカスくんと合流して、夕食をとりにつらら亭に行こうか」
「王黎師匠、紅雷と最美さんはどうしますか」
「大丈夫だよ。紅雷の鼻があれば紀更の場所は絶対にわかるだろうし。二人なら、無茶はせずに戻ってくるさ」
王黎はにこりと笑ってみせ、村の中に戻っていく。
「行くぞ」
「はい」
ユルゲンに背中を押された紀更も、王黎を追うようにとぼとぼと歩き出した。
◆◇◆◇◆
「アンジャリ……もしくは奈月、応えろ」
オリジーアとセカンディアの国境になっている、大陸中央に縦にそびえるディーハ山脈。その北側、山脈が途切れ、オリノス湾を臨む場所にあるオルフェ城塞。過去、オリジーアとセカンディアの主戦場となったその場所から東へ数ケイ(※一ケイは約一キロメートル)進んだセカンディア領土内で、ライオスは地面に座り込んでいた。すぐ傍にはサナール湖付近にあった円形の鋳物と同じもの――移送盤と呼んでいる移動用生活器が地面に埋められている。その移送盤にはオルフェ南、ディーハ北、サナール湖という三つの単語が彫られていた。
『はいはーい。奈月、クルディナ村にいまーす』
ライオスが手に持っている具月石から、奈月の若く明るい声が響いた。いつもならその甲高い声が耳障りだと怒鳴るところだが、その力もないライオスは具月石を通して奈月に話しかけた。
「オリジーアの豊穣の村エイルー付近で闇の子を見つけた」
『うっそ、やるじゃん、ライオスのおじさん! おじさんはいまどこにいるの!?』
「オルフェ東の移送盤だ。アンジャリはいないのか」
操言の力が施された具月石は、それを持つ者同士で声のやり取りができる。王黎と最美が使っている双声器のように、互いに遠く離れた場所にいても自分の声を届け、そして相手の声を受け取ることができるのだ。しかも、そのやり取りは同時に複数人で行うことができる。ただし声が聞こえる距離には限度があり、あまりにも離れているとスムーズな通話は行えない。
具月石を持つライオスの呼びかけに奈月が反応したが、ライオスが反応してほしいのはどちらかというとアンジャリだった。
『いる……わ……でも……遠く』
その時、具月石からアンジャリの声も聞こえた。しかしその声は途切れ途切れだ。具月石で声のやり取りができる距離としてはかなりギリギリの場所にいるようだ。
ライオスは構わず、具月石の向こうにいるアンジャリに向かって話しかけた。
「アンジャリ、オレの飛ばした思念は届いてねぇのか? 闇の子だ。闇の子を見つけた。オレは負傷してる。すぐには動けないが、回復したらすぐさま闇の子を追う。アンジャリ、一緒に来てくれ」
『いい……わ……でも、時間……かかる……闇神様……怪魔』
「怪魔は多くなくていい。どうせ多勢に無勢だ」
『ちょっとー。あたしはどうしたらいいんですかー』
会話から締め出されそうになった奈月が拗ねた声で尋ねた。ライオスはその幼い声に苛立ちながらも奈月に答える。
「サナール湖の移送盤が、闇の子の仲間に見つかったかもしれねぇ」
『うっそ! それヤバいじゃん!』
「最悪、回収されちまう。奈月、カギソに至急、別の場所に移送盤を設置するよう頼んでくれ」
『サナール湖って、オリジーアの北西部に行くために絶対必要な場所じゃん!』
「うるせぇな。だからカギソに頼めって!」
『カギソのおじさん、いまニドミーの練成に夢中だからなあ。話、聞いてくれるかなあ』
「駄目なら馬龍でもいい……早くしろ」
『りょーかい!』
それ以降、具月石から声はしなくなる。アンジャリの声もしないので、きっともう動き始めてくれたことだろう。
「くそっ……」
斬られた左腕からの出血は、一応止まっている。だがその傷のせいなのか全身を倦怠感が覆い、しばらくは身体を動かすことが難しそうだ。
「あの黒髪……次に会ったら真っ先に殺ってやる」
容赦なく刀を振るってきた黒髪のツンツン男。装備からしておそらく傭兵だろう。馬龍たちがポーレンヌで邂逅した時にも同じ特徴の男がいたはずだから、きっとポーレンヌから変わらないメンバーでエイルーの村に滞在しているに違いない。
(駄目だ……ねみぃ)
ライオスはぱたりと地面の上に寝転がった。
陽は沈んでおり、これから怪魔が活発になる時間帯だ。具月石を持っている以上、怪魔に襲われることはない。しかしのんきに寝ている間に、闇の子はまたどこかへ雲隠れしてしまうかもしれない。馬龍たちがポーレンヌで闇の子を見つけてから一ヶ月以上もその姿は見つけられず、ようやく再び見つかったというのにみすみす逃したくはない。
(アイツの力、なのに……)
左前腕の痛みにせっつかれるように意識が薄らいでいくライオスの脳裏に、一人の操言士の姿がちらちらとかすんだ。言従士ライオスにとってたった一人の操言士。亡くなってから長い長い時間が経っているが、彼の持っていた操言の力は失われてはおらず、ライオスを生かしている。けれどもその力は、使うたびにライオスの身体に大きな負担を強いる。彼の力なら、もっと自分に馴染んでくれてもいいのに。そう思うのはあまりにも強引すぎるだろうか。
今もまだ思い出せる彼のぬくもりと操言の力を身体の一番奥に感じながら、ライオスは深い眠りについた。
◆◇◆◇◆
(守るために……)
誰かを傷つけてやると、そう思ってしまった自分。
怖くて、恐ろしくて、そんな自分は間違っていると思った。誰も傷つけない、清らかな人間性のままでいたいと思った。
だがそれはできない。一方を傷つけることでしか一方を守れないのなら、操言士は敵を傷つける選択をしなければならない。それが自分にとってどんなに苦しいことでも。
(そうしなきゃ、王黎師匠はライオスさんに攫われていた)
ピラーオルドが、誘拐した操言士をどうしているのかはわからない。最悪の場合、殺してしまっているのかもしれない。紀更がライオスを害さなければ、犠牲になっていたのは王黎だったのだ。
「大丈夫だよ、紀更。直接相手を傷つけるやり方だけがすべてじゃない。ライオス相手に、結局は操言の力で作った蔓で勝っただろう?」
「勝ったと言っていいのかどうか、自信がないです」
「人質は無事だったんだから、キミの勝ちだよ。操言の力には操言の力で抵抗される。でも、言葉とイメージを強く結び付ければ相手の抵抗にも勝てる。紀更はそうやって戦えばいい。そうやって、ピラーオルドからこの国を守ればいい」
「そのためには修行、ですか」
「うん。まだまだ紀更には教えたいことがたくさんあるからね」
王黎はようやく笑顔になった。
紀更も落ち着きを取り戻して、頬に残っていた涙を自分で拭う。
「私も王黎師匠に訊きたいことがあります」
「なんだい?」
「どうしてセカンディア国内の操言士の活動が活発だ、って知ってるんですか。それと、操言の力を使う時、声の大きさは影響するんでしょうか」
「前者は追々話すとして、後者はもしかして、昨夜の腕相撲の時のことを言ってる?」
「はい。王黎師匠の声はほとんど聞こえませんでした。でも操言の力は使っていたんですよね」
「それはね」
王黎の講義が始まりそうになったところで、ユルゲンが二人の頭上から声をかけた。
「ちょっと待った。続きはまたにしてくれ。最美と紅雷も戻らないし、先に飯にするぞ」
「ああ、そうだね。忘れてたよ」
王黎は立ち上がり、尻に付いた土を払った。
ユルゲンは紀更に手を差し伸べ、細い身体を引っ張り上げる。
「じゃあ、とりあえず宿に戻ってルーカスくんと合流して、夕食をとりにつらら亭に行こうか」
「王黎師匠、紅雷と最美さんはどうしますか」
「大丈夫だよ。紅雷の鼻があれば紀更の場所は絶対にわかるだろうし。二人なら、無茶はせずに戻ってくるさ」
王黎はにこりと笑ってみせ、村の中に戻っていく。
「行くぞ」
「はい」
ユルゲンに背中を押された紀更も、王黎を追うようにとぼとぼと歩き出した。
◆◇◆◇◆
「アンジャリ……もしくは奈月、応えろ」
オリジーアとセカンディアの国境になっている、大陸中央に縦にそびえるディーハ山脈。その北側、山脈が途切れ、オリノス湾を臨む場所にあるオルフェ城塞。過去、オリジーアとセカンディアの主戦場となったその場所から東へ数ケイ(※一ケイは約一キロメートル)進んだセカンディア領土内で、ライオスは地面に座り込んでいた。すぐ傍にはサナール湖付近にあった円形の鋳物と同じもの――移送盤と呼んでいる移動用生活器が地面に埋められている。その移送盤にはオルフェ南、ディーハ北、サナール湖という三つの単語が彫られていた。
『はいはーい。奈月、クルディナ村にいまーす』
ライオスが手に持っている具月石から、奈月の若く明るい声が響いた。いつもならその甲高い声が耳障りだと怒鳴るところだが、その力もないライオスは具月石を通して奈月に話しかけた。
「オリジーアの豊穣の村エイルー付近で闇の子を見つけた」
『うっそ、やるじゃん、ライオスのおじさん! おじさんはいまどこにいるの!?』
「オルフェ東の移送盤だ。アンジャリはいないのか」
操言の力が施された具月石は、それを持つ者同士で声のやり取りができる。王黎と最美が使っている双声器のように、互いに遠く離れた場所にいても自分の声を届け、そして相手の声を受け取ることができるのだ。しかも、そのやり取りは同時に複数人で行うことができる。ただし声が聞こえる距離には限度があり、あまりにも離れているとスムーズな通話は行えない。
具月石を持つライオスの呼びかけに奈月が反応したが、ライオスが反応してほしいのはどちらかというとアンジャリだった。
『いる……わ……でも……遠く』
その時、具月石からアンジャリの声も聞こえた。しかしその声は途切れ途切れだ。具月石で声のやり取りができる距離としてはかなりギリギリの場所にいるようだ。
ライオスは構わず、具月石の向こうにいるアンジャリに向かって話しかけた。
「アンジャリ、オレの飛ばした思念は届いてねぇのか? 闇の子だ。闇の子を見つけた。オレは負傷してる。すぐには動けないが、回復したらすぐさま闇の子を追う。アンジャリ、一緒に来てくれ」
『いい……わ……でも、時間……かかる……闇神様……怪魔』
「怪魔は多くなくていい。どうせ多勢に無勢だ」
『ちょっとー。あたしはどうしたらいいんですかー』
会話から締め出されそうになった奈月が拗ねた声で尋ねた。ライオスはその幼い声に苛立ちながらも奈月に答える。
「サナール湖の移送盤が、闇の子の仲間に見つかったかもしれねぇ」
『うっそ! それヤバいじゃん!』
「最悪、回収されちまう。奈月、カギソに至急、別の場所に移送盤を設置するよう頼んでくれ」
『サナール湖って、オリジーアの北西部に行くために絶対必要な場所じゃん!』
「うるせぇな。だからカギソに頼めって!」
『カギソのおじさん、いまニドミーの練成に夢中だからなあ。話、聞いてくれるかなあ』
「駄目なら馬龍でもいい……早くしろ」
『りょーかい!』
それ以降、具月石から声はしなくなる。アンジャリの声もしないので、きっともう動き始めてくれたことだろう。
「くそっ……」
斬られた左腕からの出血は、一応止まっている。だがその傷のせいなのか全身を倦怠感が覆い、しばらくは身体を動かすことが難しそうだ。
「あの黒髪……次に会ったら真っ先に殺ってやる」
容赦なく刀を振るってきた黒髪のツンツン男。装備からしておそらく傭兵だろう。馬龍たちがポーレンヌで邂逅した時にも同じ特徴の男がいたはずだから、きっとポーレンヌから変わらないメンバーでエイルーの村に滞在しているに違いない。
(駄目だ……ねみぃ)
ライオスはぱたりと地面の上に寝転がった。
陽は沈んでおり、これから怪魔が活発になる時間帯だ。具月石を持っている以上、怪魔に襲われることはない。しかしのんきに寝ている間に、闇の子はまたどこかへ雲隠れしてしまうかもしれない。馬龍たちがポーレンヌで闇の子を見つけてから一ヶ月以上もその姿は見つけられず、ようやく再び見つかったというのにみすみす逃したくはない。
(アイツの力、なのに……)
左前腕の痛みにせっつかれるように意識が薄らいでいくライオスの脳裏に、一人の操言士の姿がちらちらとかすんだ。言従士ライオスにとってたった一人の操言士。亡くなってから長い長い時間が経っているが、彼の持っていた操言の力は失われてはおらず、ライオスを生かしている。けれどもその力は、使うたびにライオスの身体に大きな負担を強いる。彼の力なら、もっと自分に馴染んでくれてもいいのに。そう思うのはあまりにも強引すぎるだろうか。
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