58 / 96
58
しおりを挟む
sideシャーロット・エリー・オーシャン
「お父様、宰相閣下にエスコートの件頼んでいただけましたか?
お母様とシェルエント公爵夫人にお会いしたとき、お願いしたのですが、全然取り合ってくださらなかったのです。
でも宰相閣下からでしたら、レイモンド様も私をエスコートしてくださるでしょ」
私の社交界デビューは、なんとしても注目をあびたいわ。
今回の夜会はシェルエント公爵家、王家とも繋がりが強い家紋。
それに嫡男のレイモンド様は顔がすっごく私の好みなのよ。
あんなキレイな男性にエスコートされたら、皆が、私に注目するわ。
「宰相閣下も良い返事はくださらなかったんだよ。
弟の令息ならエスコートしても良いと言ってくださったんだから、それで手を打ったほうが良くないか?夫人もそう思うだろ」
「ええ、旦那様がおっしゃるとおりだと思います。
シェルエント公爵夫人の態度からして、多分令息の方がクライブ伯爵令嬢をエスコートしたいのではないかと思うのです。
だから、ここは、弟君のグレイシス様で良いとおもってます」
「嫌です。お父様もお母様も何を言ってみえるの!
私はレイモンド様がいいの。以前お見かけしたとき、あんなにも綺麗な男性がいるなんて、絶対にエスコートはレイモンド様がいいの。
宰相閣下がだめなら、クライブ伯爵家に辞退するように話をするのはどうでしょうか?
お父様は侯爵ですから、伯爵家に話すことができるじゃありませんか?」
ノックの音がして、お兄様が部屋に入ってきた。
「部屋の外まで、声が、聞こえてますよ。
シャーロットのエスコート役は、レイモンド先輩は辞めておいた方がいいですよ。
シャーロット、お前は知らないだろう、キレイな顔程、睨まれると怖いんだぞ。
氷の宰相閣下と言われるぐらい、冷たくてキレイな顔のシェルエント公爵にそっくりだよ。
あの冷たい目で見つめられたら、身動きが出来なくなるんだ。取り付くしまもない。
弟のグレイシスの方が、優しいし良いと思うぞ。
爵位ならグレイシスは、オーキッド侯爵になるから、もし結婚を望んでいるなら優良物件だ。シェルエント公爵とも親戚になれるし。
私からのアドバイスとして、レイモンド先輩はやめておけ、エスコート役は、グレイシスにしといたほうがいいぞ」
「お兄様まで、どうしてそんなことをおっしゃるの?
私はレイモンド様がいいの。グレイシス様も確かにステキですが、私はレイモンド様がいいのです。
それに、グレイシス様は年下ですから嫌です」
「レイモンド先輩は、テリトリーの輪というか、内と外の境界がくっきりしているだよ。
シャーロットは絶対、外の扱いだから、冷たく対応されると思う。
クライブ伯爵の令息が学院に、入学してきたのは以前話したな。
レイモンド先輩がクライブ伯爵令息に優しいんだよ、グレイシスと同室だったこともあり、グレイシスの友達だからクライブ令息に親切にしていると思ったんだ。
だから、グレイシスの他の友達の令息も、レイモンド先輩と親しくなりたいと思い近づいたんだろうな、弟の友達だから親切にしてくれると思ったら大間違いで、冷たい目線で追い払われたんだ。
どういう基準なのかわからないが、レイモンド先輩はクライブ伯爵令息を可愛がっている。
クライブ令息がいるときは顔が穏やかなんだ。自ら声もかけているし。
だから、クライブ伯爵令嬢のパートナーがレイモンド先輩なら、余計な事はしないほうがいい。
父上も母上もシャーロットの言葉に耳を傾けて、クライブ伯爵家に余計な横槍を入れてはいけませんよ。
シャーロットも年下が嫌なら、兄の私がエスコートするから、騒動を絶対におこすなよ。
シェルエント公爵を、嫌違うな、レイモンド先輩を怒らすな」
お兄様は、話すだけ話して部屋を出て行きました。
「シャーロット、兄のベルリオットの話を聞いただろう、レイモンド殿は諦めるんだ」
どうして、私の夢を壊すの、嫌よ。華々しく私はデビューしたいのよ。
じゃあ、皇族の方か他の公爵令息を私のエスコート役に、連れてきてよ。
このままでは、私はクライブ伯爵令嬢に負けてしまうじゃないの。
嫌よ、今回デビューする中で、一番高位貴族は私なのよ。
そのために、前回は、公爵令嬢がいたからデビューを見送ったんですもの。
「お父様、宰相閣下から正式なお断りが来ていないのなら、お願いします。もう一回聞いてください」
「あまり期待しないほうがいい。ベルリオットは周りをみる状況判断が優れている。
飄々としている、あいつが、釘をさすぐらいだからなあ、断られたら諦めなさい」
確かに、今までお兄様が止めるときは、引き下がったほうが、上手くいっていた。
でも、諦められない。
「お父様、宰相閣下にエスコートの件頼んでいただけましたか?
お母様とシェルエント公爵夫人にお会いしたとき、お願いしたのですが、全然取り合ってくださらなかったのです。
でも宰相閣下からでしたら、レイモンド様も私をエスコートしてくださるでしょ」
私の社交界デビューは、なんとしても注目をあびたいわ。
今回の夜会はシェルエント公爵家、王家とも繋がりが強い家紋。
それに嫡男のレイモンド様は顔がすっごく私の好みなのよ。
あんなキレイな男性にエスコートされたら、皆が、私に注目するわ。
「宰相閣下も良い返事はくださらなかったんだよ。
弟の令息ならエスコートしても良いと言ってくださったんだから、それで手を打ったほうが良くないか?夫人もそう思うだろ」
「ええ、旦那様がおっしゃるとおりだと思います。
シェルエント公爵夫人の態度からして、多分令息の方がクライブ伯爵令嬢をエスコートしたいのではないかと思うのです。
だから、ここは、弟君のグレイシス様で良いとおもってます」
「嫌です。お父様もお母様も何を言ってみえるの!
私はレイモンド様がいいの。以前お見かけしたとき、あんなにも綺麗な男性がいるなんて、絶対にエスコートはレイモンド様がいいの。
宰相閣下がだめなら、クライブ伯爵家に辞退するように話をするのはどうでしょうか?
お父様は侯爵ですから、伯爵家に話すことができるじゃありませんか?」
ノックの音がして、お兄様が部屋に入ってきた。
「部屋の外まで、声が、聞こえてますよ。
シャーロットのエスコート役は、レイモンド先輩は辞めておいた方がいいですよ。
シャーロット、お前は知らないだろう、キレイな顔程、睨まれると怖いんだぞ。
氷の宰相閣下と言われるぐらい、冷たくてキレイな顔のシェルエント公爵にそっくりだよ。
あの冷たい目で見つめられたら、身動きが出来なくなるんだ。取り付くしまもない。
弟のグレイシスの方が、優しいし良いと思うぞ。
爵位ならグレイシスは、オーキッド侯爵になるから、もし結婚を望んでいるなら優良物件だ。シェルエント公爵とも親戚になれるし。
私からのアドバイスとして、レイモンド先輩はやめておけ、エスコート役は、グレイシスにしといたほうがいいぞ」
「お兄様まで、どうしてそんなことをおっしゃるの?
私はレイモンド様がいいの。グレイシス様も確かにステキですが、私はレイモンド様がいいのです。
それに、グレイシス様は年下ですから嫌です」
「レイモンド先輩は、テリトリーの輪というか、内と外の境界がくっきりしているだよ。
シャーロットは絶対、外の扱いだから、冷たく対応されると思う。
クライブ伯爵の令息が学院に、入学してきたのは以前話したな。
レイモンド先輩がクライブ伯爵令息に優しいんだよ、グレイシスと同室だったこともあり、グレイシスの友達だからクライブ令息に親切にしていると思ったんだ。
だから、グレイシスの他の友達の令息も、レイモンド先輩と親しくなりたいと思い近づいたんだろうな、弟の友達だから親切にしてくれると思ったら大間違いで、冷たい目線で追い払われたんだ。
どういう基準なのかわからないが、レイモンド先輩はクライブ伯爵令息を可愛がっている。
クライブ令息がいるときは顔が穏やかなんだ。自ら声もかけているし。
だから、クライブ伯爵令嬢のパートナーがレイモンド先輩なら、余計な事はしないほうがいい。
父上も母上もシャーロットの言葉に耳を傾けて、クライブ伯爵家に余計な横槍を入れてはいけませんよ。
シャーロットも年下が嫌なら、兄の私がエスコートするから、騒動を絶対におこすなよ。
シェルエント公爵を、嫌違うな、レイモンド先輩を怒らすな」
お兄様は、話すだけ話して部屋を出て行きました。
「シャーロット、兄のベルリオットの話を聞いただろう、レイモンド殿は諦めるんだ」
どうして、私の夢を壊すの、嫌よ。華々しく私はデビューしたいのよ。
じゃあ、皇族の方か他の公爵令息を私のエスコート役に、連れてきてよ。
このままでは、私はクライブ伯爵令嬢に負けてしまうじゃないの。
嫌よ、今回デビューする中で、一番高位貴族は私なのよ。
そのために、前回は、公爵令嬢がいたからデビューを見送ったんですもの。
「お父様、宰相閣下から正式なお断りが来ていないのなら、お願いします。もう一回聞いてください」
「あまり期待しないほうがいい。ベルリオットは周りをみる状況判断が優れている。
飄々としている、あいつが、釘をさすぐらいだからなあ、断られたら諦めなさい」
確かに、今までお兄様が止めるときは、引き下がったほうが、上手くいっていた。
でも、諦められない。
823
あなたにおすすめの小説
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
【完結】氷の令嬢は愛を請わない - 捨て子の『義妹』に愛も家族も奪われたマリーローズの逆襲
恋せよ恋
恋愛
銀髪紫眼の美貌の侯爵令嬢、マリーローズ。
完璧な淑女に育った彼女だったが、母は捨て子ジュリエットを寵愛。
婚約者の公爵家嫡男アレックスも、友人も、次々に奪われる――。
家族に裏切られ、すべてを失った彼女が下した決断は、
家族を見かぎり、国を捨て、自らの人生を取り戻すこと。
理不尽な悲恋を力に変え、運命をひっくり返す令嬢の逆転劇!
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
愛のない結婚をした継母に転生したようなので、天使のような息子を溺愛します
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
目が覚めると私は昔読んでいた本の中の登場人物、公爵家の後妻となった元王女ビオラに転生していた。
人嫌いの公爵は、王家によって組まれた前妻もビオラのことも毛嫌いしており、何をするのも全て別。二人の結婚には愛情の欠片もなく、ビオラは使用人たちにすら相手にされぬ生活を送っていた。
それでもめげずにこの家にしがみついていたのは、ビオラが公爵のことが本当に好きだったから。しかしその想いは報われることなどなく彼女は消え、私がこの体に入ってしまったらしい。
嫌われ者のビオラに転生し、この先どうしようかと考えあぐねていると、この物語の主人公であるルカが声をかけてきた。物語の中で悲惨な幼少期を過ごし、闇落ち予定のルカは純粋なまなざしで自分を見ている。天使のような可愛らしさと優しさに、気づけば彼を救って本物の家族になりたいと考える様に。
二人一緒ならばもう孤独ではないと、私はルカとの絆を深めていく。
するといつしか私を取り巻く周りの人々の目も、変わり始めるのだったーー
【完結】婚約破棄、その後の話を誰も知らない
あめとおと
恋愛
奇跡によって病を癒す存在――聖女。
王国は長年、その力にすべてを委ねてきた。
だがある日、
誰の目にも明らかな「失敗」が起きる。
奇跡は、止まった。
城は動揺し、事実を隠し、
責任を聖女ひとりに押しつけようとする。
民は疑い、祈りは静かに現実へと向かっていった。
一方、かつて「悪役」として追放された令嬢は、
奇跡が失われる“その日”に備え、
治癒に頼らない世界を着々と整えていた。
聖女は象徴となり、城は主導権を失う。
奇跡に縋った者たちは、
何も奪われず、ただ立場を失った。
選ばれなかった者が、世界を救っただけの話。
――これは、
聖女でも、英雄でもない
「悪役令嬢」が勝ち残る物語。
【完結】財務大臣が『経済の話だけ』と毎日訪ねてきます。婚約破棄後、前世の経営知識で辺境を改革したら、こんな溺愛が始まりました
チャビューヘ
恋愛
三度目の婚約破棄で、ようやく自由を手に入れた。
王太子から「冷酷で心がない」と糾弾され、大広間で婚約を破棄されたエリナ。しかし彼女は泣かない。なぜなら、これは三度目のループだから。前世は過労死した41歳の経営コンサル。一周目は泣き崩れ、二周目は慌てふためいた。でも三周目の今回は違う。「ありがとうございます、殿下。これで自由になれます」──優雅に微笑み、誰も予想しない行動に出る。
エリナが選んだのは、誰も欲しがらない辺境の荒れ地。人口わずか4500人、干ばつで荒廃した最悪の土地を、金貨100枚で買い取った。貴族たちは嘲笑う。「追放された令嬢が、荒れ地で野垂れ死にするだけだ」と。
だが、彼らは知らない。エリナが前世で培った、経営コンサルタントとしての圧倒的な知識を。三圃式農業、ブランド戦略、人材採用術、物流システム──現代日本の経営ノウハウを、中世ファンタジー世界で全力展開。わずか半年で領地は緑に変わり、住民たちは希望を取り戻す。一年後には人口は倍増、財政は奇跡の黒字化。「辺境の奇跡」として王国中で噂になり始めた。
そして現れたのが、王国一の冷徹さで知られる財務大臣、カイル・ヴェルナー。氷のような視線、容赦ない数字の追及。貴族たちが震え上がる彼が、なぜか月に一度の「定期視察」を提案してくる。そして月一が週一になり、やがて──「経済政策の話がしたいだけです」という言い訳とともに、毎日のように訪ねてくるようになった。
夜遅くまで経済理論を語り合い、気づけば星空の下で二人きり。「あなたは、何者なんだ」と問う彼の瞳には、もはや氷の冷たさはない。部下たちは囁く。「閣下、またフェルゼン領ですか」。本人は「重要案件だ」と言い張るが、その頬は微かに赤い。
一方、エリナを捨てた元婚約者の王太子リオンは、彼女の成功を知って後悔に苛まれる。「俺は…取り返しのつかないことを」。かつてエリナを馬鹿にした貴族たちも掌を返し、継母は「戻ってきて」と懇願する。だがエリナは冷静に微笑むだけ。「もう、過去のことです」。ざまあみろ、ではなく──もっと前を向いている。
知的で戦略的な領地経営。冷徹な財務大臣の不器用な溺愛。そして、自分を捨てた者たちへの圧倒的な「ざまぁ」。三周目だからこそ完璧に描ける、逆転と成功の物語。
経済政策で国を変え、本物の愛を見つける──これは、消去法で選ばれただけの婚約者が、自らの知恵と努力で勝ち取った、最高の人生逆転ストーリー。
【完結】これをもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる