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第一部
【17】吸血鬼ばぶちゃんとお風呂、再び。
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ーーーーー
「そう言えばさ――……リクリたん」
「どうした?ユユ」
リクリたんと湯船に浸かりながらふと思う。
「俺さ、どうして……」
「ん?」
「……雄ちちが……出るんだろうか……」
今さらだけど。みんな、受けちゃんやままんの雄っぱいから雄ちちが出ることをさも当然のことのように流してないだろうか……。ローファンタジーでも、通常は男から雄ちちは出ない。受けちゃんでも雄ちちは出ない……はずだった……。
なら、考えられる可能性としてはだ。
「ままんだからだろう」
やっぱりままんの体質うぅ――――――っ!!!
「でも今まで出たことがないし」
「ままんの雄ちちは、ばぶに吸われることで、分泌を始めるのだ」
「はうぅ――――――っ!?」
どこまでもばぶちゃんに優しい……と言うか都合よすぎるままん設定……っ!!
「これからユユは雄っぱいが張ってくるだろう……」
むにゅ……っ。
「はぅっ」
リクリたんが雄っぱいむにゅっとしてくる……!確かにちょっと張ってるかもだけど……!
「また、ユユの雄っぱいを、ちゅーちゅしたいな」
「はぁうぅぅっ!!?」
リクリたんの甘い淫靡な吐息が耳に吹き掛けられるうぅぅ~~~~っ!?
「ユーユッ」
フゥッ
「はぁぁんっ」
ふるふるふるっ
んもぅ、感じちゃうじゃんんんっ!!!
――――――なお、この後はもちろんちゅーちゅされた。
※※※
そしてお風呂から上がれば、サロンに案内された。
なんちゃってヨーロッパ異世界ファンタジーなんかでよくある、貴族邸・王城のサロンである……!さすがは宮殿。サロンまであるとは。
そしてそんなサロンには、隅っこで藁人形の腹に釘をぐりぐりしてる父さん。(いや、恐いわっ!!)
ソファーに腰掛け優雅に哺乳瓶をちゅぱちゅぱしているナナヤさん。
いや、何で哺乳瓶!?中に入ってるの何かな!?モノホンの雄ちちじゃないよね……!?父さんの雄ちちとか言わないよね!?
そもそもあんな優雅に哺乳瓶飲むひと初めて見たあ゛あぁぁぁ――――っ!!
一方で近くの席にはイチャイチャしているレナードさん。
「んもぅっ!ダーリンったらっ!」
「少しくらいいいだろ?レン。その神父服だって……授乳服だろ……?」
そう言って、レンことレナードさんの胸元をめくるオレンジレッドの髪、金色の瞳、右頬に十字傷のある……めちゃキレイなおっさん。おっさんだけどキレイなんだよすごくない!?しかもほどよい筋肉まで携えてるとは。つかよく見たらあの神父服、ちゃんと2段になってる……!雄っぱいちゅーちゅスペースついてるうぅっ!!
ままんの服……俺がここでもらったものもそうだし。……ばぶちゃんのちゅーちゅのためには……抜かりない!!
「あの、リクリたん。あのひとはレナードさんの……」
大体予想はつくのだが一応聞いておく。
「あぁ。レナードの夫の吸血鬼十文字斑鳩さんだ」
名前までめちゃくちゃカッコいぃ~~~~!!!
――――――そして……
イカルガさん×レナードさんのちゅーちゅターイム……っ!!
※※※ただいま脇夫夫イチャイチャ&ちゅーちゅ中。もう暫くお待ちください※※※
「ぷはぁ~~!やっぱりままんの雄ちちは美味いな。愛してるぜ、レン」
「やだっ、イーたんったら」
『イーたん』……!?
そして脇夫夫の雄ちちタイムが終わったので。
「そろそろ父さんの話を聞きたいのだけど」
ドキドキしつつも口を開く。
すると、くるりとこちらを振り向き、藁人形を足元に落とした父さんは……。
グワシャァリイィッ!!
釘ごとイッたぁぁぁ――――――っ!?踏みつけたあぁぁ――――――っ!!
※危険ですので真似しないでください。
そしてベルトに収めていた銃を取り出し……。
バンババババンッッ!!!
ひぃ――――――っ!?藁人形に銃口を向けてめたくそに撃ちつけた――――――っ!?
「あぁ……っ、ユズリハからの熱い愛を感じる……っ!」
胸元に掌を当ててハァハァするナナヤさん。いや……それは愛じゃなくてものっそい憎しみ怨みでは――――――っ!?
一体何があったんだ、父さんんんんんっ!!!
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