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同期は気心知れた仲 Side 麻里花
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今日は金曜日。
配属から1ヶ月が経ち皆今の配属先にも慣れつつ愚痴も言いたくなってきた頃と言うことで飲み会をする事にした。
研修班が一緒だったメンバーだ。
梨乃ちゃんと紗希ちゃんとは3人で一緒に上がれたので会社近くの居酒屋に来ている。
今日は直帰だという営業部の白石くんのみちょっと仕事が押しているみたいで遅刻。
女子3人で先に始めることにした。
サラダを食べながら最初のオーダーのお酒が来た頃白石君も到着。
それを見越して頼んでた彼のビールもあるので揃って乾杯した。
「皆お疲れ様!」
そうして始まった久しぶりの飲み会。
「もー、聞いてよ!受付のお姉さま方ってなんで笑顔で良い男探しばっかしてんのよ!」
「まぁ、受付なら取引先多数だし、会社の顔だから美人揃いなんだしそうなるんじゃない?」
「値踏みばっかしてるし、狙ってるイケメン役職者がくると凄いんだよ!万一にも私が対応するとさ、すっごい嫌味飛んでくるし!」
「それは面倒そうね」
「紗希、お疲れ様」
そう口々に言うと
「あー、私も受付じゃなくて、庶課の内勤が良かったよぉ」
飲みながら愚痴る紗希ちゃん
「俺もその方が安心だけど。配属はそう自由にならないんだから、仕方ないだろ?」
そういう白石くんと紗希ちゃんはお付き合いしているカップルです。
大学の時からだから付き合いも長くって就職決まってからは両親にも話して現在は同棲中。
仲良しカップルさん。
「白石くんが日々愚痴も聞いてくれてるのね、仲良くて良いねぇ」
と返す。
「ホントよね、私と麻里花は独り者なのにさ!」
とは梨乃ちゃん
「ま、そこは彼氏だからね。お互い色々言えなきゃ付き合ってけないでしょ?」
と白石くん。
「涼!あんた2人に話しすぎよ!」
紗希ちゃん照れてる、可愛い。
普段サバサバのビシッとタイプなのに。
やっぱり白石くんの前では乙女なんだなぁ。
お酒も相まってホワホワしながらニコニコ見守っていたら
「麻里花?酔ってきたね?だよね?」
と梨乃ちゃん
「そんな酔ってないよ!まだビールとカクテル1杯ずつだよぉ?」
そうふわっと笑って返す
「いや、あんた弱いから充分それで酔ってるから!」
いい気分なのになぁ。もう少し飲みたいなぁ。
その気分は顔に出ていたのだろう。
「麻里花はもうやめなさいね?次は烏龍茶よ!」
そう梨乃ちゃんに止められた。
むー、もう一杯くらいなら行ける気がするのになぁ。
「泉、新入社員の歓迎会レベルになってきてるから!やめとこうな?泉は、お酒弱いからな?自覚しとこうな?」
白石くんまで言うので仕方ないか。
「酔った麻里花は、破壊力抜群だからね。自分の容姿をちゃんと理解してないから。周りが気をつけてないとね、この無自覚天然娘は」
とザクっと言う紗希ちゃん
「何?その無自覚天然娘って!私はそんな事ないと思う!」
「うん、その時点で無自覚天然だから!」
3人に強めで返された。
むー、何でだ?
首をかしげつつ残りのカクテルを飲んでまたホワホワしている。
3人は
「なんで、こんなに犯罪級美少女が美女になった感じの容姿なのに、その良さを自覚してないのよ!?」
「どっかのオタクとかに目をつけられそうな感じの可愛さだよな?ほっとくと、危ないよな?」
「だから常から大体私が一緒だし。それ以外だと室長補佐のお兄様が一緒だったり。後は、この子彼氏居るのよ」
「えぇ!?本人は居ないって……」
紗希と白石くんは驚いてるが
「このほわほわの本人は、自覚してないけど。とっくの昔から、もうある人に捕まってるのよ」
「なんじゃそりゃ?!」
配属から1ヶ月が経ち皆今の配属先にも慣れつつ愚痴も言いたくなってきた頃と言うことで飲み会をする事にした。
研修班が一緒だったメンバーだ。
梨乃ちゃんと紗希ちゃんとは3人で一緒に上がれたので会社近くの居酒屋に来ている。
今日は直帰だという営業部の白石くんのみちょっと仕事が押しているみたいで遅刻。
女子3人で先に始めることにした。
サラダを食べながら最初のオーダーのお酒が来た頃白石君も到着。
それを見越して頼んでた彼のビールもあるので揃って乾杯した。
「皆お疲れ様!」
そうして始まった久しぶりの飲み会。
「もー、聞いてよ!受付のお姉さま方ってなんで笑顔で良い男探しばっかしてんのよ!」
「まぁ、受付なら取引先多数だし、会社の顔だから美人揃いなんだしそうなるんじゃない?」
「値踏みばっかしてるし、狙ってるイケメン役職者がくると凄いんだよ!万一にも私が対応するとさ、すっごい嫌味飛んでくるし!」
「それは面倒そうね」
「紗希、お疲れ様」
そう口々に言うと
「あー、私も受付じゃなくて、庶課の内勤が良かったよぉ」
飲みながら愚痴る紗希ちゃん
「俺もその方が安心だけど。配属はそう自由にならないんだから、仕方ないだろ?」
そういう白石くんと紗希ちゃんはお付き合いしているカップルです。
大学の時からだから付き合いも長くって就職決まってからは両親にも話して現在は同棲中。
仲良しカップルさん。
「白石くんが日々愚痴も聞いてくれてるのね、仲良くて良いねぇ」
と返す。
「ホントよね、私と麻里花は独り者なのにさ!」
とは梨乃ちゃん
「ま、そこは彼氏だからね。お互い色々言えなきゃ付き合ってけないでしょ?」
と白石くん。
「涼!あんた2人に話しすぎよ!」
紗希ちゃん照れてる、可愛い。
普段サバサバのビシッとタイプなのに。
やっぱり白石くんの前では乙女なんだなぁ。
お酒も相まってホワホワしながらニコニコ見守っていたら
「麻里花?酔ってきたね?だよね?」
と梨乃ちゃん
「そんな酔ってないよ!まだビールとカクテル1杯ずつだよぉ?」
そうふわっと笑って返す
「いや、あんた弱いから充分それで酔ってるから!」
いい気分なのになぁ。もう少し飲みたいなぁ。
その気分は顔に出ていたのだろう。
「麻里花はもうやめなさいね?次は烏龍茶よ!」
そう梨乃ちゃんに止められた。
むー、もう一杯くらいなら行ける気がするのになぁ。
「泉、新入社員の歓迎会レベルになってきてるから!やめとこうな?泉は、お酒弱いからな?自覚しとこうな?」
白石くんまで言うので仕方ないか。
「酔った麻里花は、破壊力抜群だからね。自分の容姿をちゃんと理解してないから。周りが気をつけてないとね、この無自覚天然娘は」
とザクっと言う紗希ちゃん
「何?その無自覚天然娘って!私はそんな事ないと思う!」
「うん、その時点で無自覚天然だから!」
3人に強めで返された。
むー、何でだ?
首をかしげつつ残りのカクテルを飲んでまたホワホワしている。
3人は
「なんで、こんなに犯罪級美少女が美女になった感じの容姿なのに、その良さを自覚してないのよ!?」
「どっかのオタクとかに目をつけられそうな感じの可愛さだよな?ほっとくと、危ないよな?」
「だから常から大体私が一緒だし。それ以外だと室長補佐のお兄様が一緒だったり。後は、この子彼氏居るのよ」
「えぇ!?本人は居ないって……」
紗希と白石くんは驚いてるが
「このほわほわの本人は、自覚してないけど。とっくの昔から、もうある人に捕まってるのよ」
「なんじゃそりゃ?!」
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