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やっと捕まえた Side 彩人
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同期との飲み会をしていた麻里花を迎えに行き、麻里花と仲のいい同期と顔を合わせた。
金山さん以外は驚いていたものの、その場での援護射撃のおかげもありやっと麻里花が俺と付き合っている事を自覚してくれて、麻里花の気持ちもハッキリ教えてくれた。
やっと手に入れた。
二十年近い片思いのうち半分くらいは事実上付き合っていたようなものだけれども、やっと捕まえた可愛い可愛い彼女が元からではあるが愛おしくてたまらない。
これを溺愛というのか。
すっかり彼女に溺れている。
迎えに行った時に自覚した麻里花が送って行けそうにない、連れて帰りたいと素直に俺の気持ちを言うと
「お父さんが分かってるならいいよ」
と言うのだ。
照れながらもきちんと意思表示する麻里花。
元々何かあれば家にも泊まっていたりしたので俺の家には麻里花が困らないお泊まりグッズや着替えがあるのでそれもあって急でも大丈夫なのもあるだろう。
それでも恋人の自覚を持って家に来るからか麻里花は少し緊張しているみたいだ。
「麻里花どっか寄ってから帰るか?飲み物も食べ物もそれなりにあるけれど何かほしいものあるか?」
そう運転しながら自宅に向かう間に聞くと
「大丈夫だよ!彩人くんの家には色々置いてるの分かってるし。あ!久しぶりだけどまた何か増やしたりしてない?!」
「先日麻里花に合いそうなワンピースを見つけて一式揃えてるけど?」
「もう!また直ぐに買って。いっぱい買ってくれてるからそんなに要らないよ?」
「つい出かけてる時に麻里花に似合うような物を見つけると買ってしまうんだよ。それを身につけてる麻里花が見たくてな。俺のわがままだから気にするな。」
「うー、そういうお金の使い方どうかと思うけど。桁違いのお金持ちの彩人くんには言っても仕方ない?選んでくれるのも買ってくれるのも嬉しいけど度を超えると素直に喜べないんだよ?」
ちょっと困り顔になりつつ言う麻里花。
そう、麻里花はふわふわの見た目だし、俺からの気持ちになかなか気づかなかったけど中身はしっかりしてて庶民的であり金銭感覚は普通。
だからポーンとブランド物などを買うとちょくちょく今のような小言が入る。
特に麻里花はブランド物に興味も無いし好きなブランドがある訳でもないからか、買ったものは気に入ってくれるものの値段からか使用頻度は低い。
でも俺の家の麻里花に当ててる部屋のクローゼットはどんどんと物が増えているのである。
そして大抵買ってあるものは俺と出かける時に着てくれる。
普段着てる服だと俺との差が激しく隣を歩くのには俺が買ってる服を着ないと負けると言う。
麻里花は何を着てても可愛いから目が離せないと思っているのに。
全く自分の容姿の良さを自覚してないのはいただけない。
なにしろ可愛くて小学生の頃に誘拐未遂があったほどだ。
たまたま悠斗に用があり麻里花の家に向かう途中遊んでるはずの公園に寄ってなかったら危なかった。
その時を考えるとホントにタイミングが合って良かった。
相手はロリコンだったので危なかったのだ。
腕を掴まれ引き摺られていた麻里花を見た瞬間に駆け出して相手をねじ伏せた。
この時ほど護身術を習っていて良かったと思ったことは無い。
その時麻里花が10歳で俺が17歳だった。
麻里花もいきなり引き摺られて怖かったのか俺が引き離し警察を呼び落ち着いた頃になってくっついて来た。
桜おばさんも直ぐに来てくれたのだが俺の手が開くと真っ先に俺に飛び込んで来てギューっと、くっつくと泣き出した。
「彩人くん、怖かったよぉ。グズッ、ふぇぇーん」
思いっきり泣いたあと
「助けてくれてありがとう!」
そう微笑んでいた。
助けられて良かったと思った瞬間だった。
そんな回想をしつつ。
「じゃあ明日一緒に買い物行くか?最近出来た大型アウトレット行きたいと言ってただろう?」
「うん!すっごく広いし服もあればキッチン用品のアウトレット店が気になってて行きたかったんだ!」
「よし、じゃあ明日ドライブがてら一緒に行こう。」
「やった!彩人くんありがとう。今週仕事忙しかったんだよね?大丈夫?」
「この週末一緒に出かけるために前倒しできる仕事をしていたんだから週末は大丈夫だよ。」
そう微笑んで赤信号で止まった時に目線を合わせて頭を優しく撫でた。
そうすると頬を赤くしながらも
「ありがとう。無理してないなら連れて行ってくれると嬉しいよ。」
そう可愛く笑っていう麻里花。
麻里花の笑顔が見れるなら何でもしてしまうと思う。
金山さん以外は驚いていたものの、その場での援護射撃のおかげもありやっと麻里花が俺と付き合っている事を自覚してくれて、麻里花の気持ちもハッキリ教えてくれた。
やっと手に入れた。
二十年近い片思いのうち半分くらいは事実上付き合っていたようなものだけれども、やっと捕まえた可愛い可愛い彼女が元からではあるが愛おしくてたまらない。
これを溺愛というのか。
すっかり彼女に溺れている。
迎えに行った時に自覚した麻里花が送って行けそうにない、連れて帰りたいと素直に俺の気持ちを言うと
「お父さんが分かってるならいいよ」
と言うのだ。
照れながらもきちんと意思表示する麻里花。
元々何かあれば家にも泊まっていたりしたので俺の家には麻里花が困らないお泊まりグッズや着替えがあるのでそれもあって急でも大丈夫なのもあるだろう。
それでも恋人の自覚を持って家に来るからか麻里花は少し緊張しているみたいだ。
「麻里花どっか寄ってから帰るか?飲み物も食べ物もそれなりにあるけれど何かほしいものあるか?」
そう運転しながら自宅に向かう間に聞くと
「大丈夫だよ!彩人くんの家には色々置いてるの分かってるし。あ!久しぶりだけどまた何か増やしたりしてない?!」
「先日麻里花に合いそうなワンピースを見つけて一式揃えてるけど?」
「もう!また直ぐに買って。いっぱい買ってくれてるからそんなに要らないよ?」
「つい出かけてる時に麻里花に似合うような物を見つけると買ってしまうんだよ。それを身につけてる麻里花が見たくてな。俺のわがままだから気にするな。」
「うー、そういうお金の使い方どうかと思うけど。桁違いのお金持ちの彩人くんには言っても仕方ない?選んでくれるのも買ってくれるのも嬉しいけど度を超えると素直に喜べないんだよ?」
ちょっと困り顔になりつつ言う麻里花。
そう、麻里花はふわふわの見た目だし、俺からの気持ちになかなか気づかなかったけど中身はしっかりしてて庶民的であり金銭感覚は普通。
だからポーンとブランド物などを買うとちょくちょく今のような小言が入る。
特に麻里花はブランド物に興味も無いし好きなブランドがある訳でもないからか、買ったものは気に入ってくれるものの値段からか使用頻度は低い。
でも俺の家の麻里花に当ててる部屋のクローゼットはどんどんと物が増えているのである。
そして大抵買ってあるものは俺と出かける時に着てくれる。
普段着てる服だと俺との差が激しく隣を歩くのには俺が買ってる服を着ないと負けると言う。
麻里花は何を着てても可愛いから目が離せないと思っているのに。
全く自分の容姿の良さを自覚してないのはいただけない。
なにしろ可愛くて小学生の頃に誘拐未遂があったほどだ。
たまたま悠斗に用があり麻里花の家に向かう途中遊んでるはずの公園に寄ってなかったら危なかった。
その時を考えるとホントにタイミングが合って良かった。
相手はロリコンだったので危なかったのだ。
腕を掴まれ引き摺られていた麻里花を見た瞬間に駆け出して相手をねじ伏せた。
この時ほど護身術を習っていて良かったと思ったことは無い。
その時麻里花が10歳で俺が17歳だった。
麻里花もいきなり引き摺られて怖かったのか俺が引き離し警察を呼び落ち着いた頃になってくっついて来た。
桜おばさんも直ぐに来てくれたのだが俺の手が開くと真っ先に俺に飛び込んで来てギューっと、くっつくと泣き出した。
「彩人くん、怖かったよぉ。グズッ、ふぇぇーん」
思いっきり泣いたあと
「助けてくれてありがとう!」
そう微笑んでいた。
助けられて良かったと思った瞬間だった。
そんな回想をしつつ。
「じゃあ明日一緒に買い物行くか?最近出来た大型アウトレット行きたいと言ってただろう?」
「うん!すっごく広いし服もあればキッチン用品のアウトレット店が気になってて行きたかったんだ!」
「よし、じゃあ明日ドライブがてら一緒に行こう。」
「やった!彩人くんありがとう。今週仕事忙しかったんだよね?大丈夫?」
「この週末一緒に出かけるために前倒しできる仕事をしていたんだから週末は大丈夫だよ。」
そう微笑んで赤信号で止まった時に目線を合わせて頭を優しく撫でた。
そうすると頬を赤くしながらも
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そう可愛く笑っていう麻里花。
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