高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。

桜庭かなめ

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2学期編2

第13話『旅行気分なお家デート-後編-』

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「ソフトクリームごちそうさまでした! 美味しかった!」
「美味かったな。ごちそうさまでした」

 2種類のソフトクリームを食べられたからか、結衣は満足そうな笑顔を見せている。可愛いな。俺の好きな結衣の笑顔はたくさんあるけど、美味しいものを食べたときの笑顔は指折りに好きだ。

「結衣。これから何をしようか。したいことはある?」
「……うん、あるよ」

 いつも以上に可愛い声で言うと、結衣は俺にキスしてくる。ソフトクリームを食べた直後だから、結衣の唇からはバニラやミルクの甘い匂いが香ってきて。
 数秒ほどして、結衣の方から唇を離して、

「えっちしたい」

 至近距離で俺のことを見つめながら結衣はそう言った。
 キスしてきたから、肌を重ねたいのだろうと予想していたけど、頬を中心に赤らめた笑顔で言ってきたのもあり、凄くドキッとする。涼しい部屋にいたり、ソフトクリームを食べたりしたことで冷やされた体が段々と熱くなってくる。

「ソフトクリームを食べたら旅行気分になってきて。それに、悠真君と一緒に旅行に行ったら、泊まっている部屋でえっちしたいし」
「夏の伊豆旅行でも、夜は2人で泊まった部屋でしたもんな」
「うんっ。それに、6時くらいまでは悠真君のご家族が誰も帰ってこないって聞いてから……えっちしたいと思っていました」
「そっか。結衣らしいな」
「ふふっ。あと、遊園地デートの観覧車で好きだって伝え合ってたくさんキスしたから……したい欲が強くなってて」
「あのとき、キスよりも先のことがしたくなるって言っていたもんな」

 観覧車でキスしたときから、結衣は家族が家にいない中でお家デートをするときには肌を重ねようと決めていたのかもしれない。
 俺は結衣の頭を優しく撫でて、結衣にキスをした。

「分かった。しよう、結衣」

 結衣の目を見つめながらそう言うと、結衣は嬉しそうな笑顔で「うんっ」と返事した。

「あと、するときは制服を着たままがいいな。制服を着ながらえっちしたことはないし」
「確かに。今までなかったか」

 これまで、結衣と肌を重ねるのはお泊まりや旅行のときの夜にすることがメインだった。日中に肌を重ねるのは、夏休み中に今のように家に結衣と俺しかいない状況でのお家デートでしたのが初めてだ。制服を着ながら肌を重ねたことはなかった。俺達のことだけど、何だか意外だなって思う。

「じゃあ、制服を着ながらするか」
「うんっ。制服えっちしよう!」
「ああ。明日も着るから、制服を汚さないように気をつけないと」
「そうだね!」

 結衣はそう言うと、俺のことをぎゅっと抱きしめてキスをした。



 その後は主に俺のベッドの中で、制服を着ながら結衣と肌を重ねた。
 全裸の結衣も綺麗で魅力的だけど、制服を少し脱がせて、一部だけ肌を露出している姿も凄く魅力的だ。また、制服を着ながらだと、クラスメイトの女の子としている感覚も強くて。それが新鮮でいいなと思う。
 また、最近、結衣の胸がFカップになった。なので、制服姿だけど大人っぽく感じられて。
 制服を着ながらするのが初めてで興奮しているのか、結衣はいつも以上に積極的に動いてきて。その姿がとても可愛くて。
 肌を重ねる中で、「好き」とか「愛してる」と気持ちをたくさん伝えて、唇を中心にキスし合ったのであった。



「制服えっちも良かったね、悠真君。凄く気持ち良かった」
「俺も気持ち良かったよ、結衣」

 何回か肌を重ねて、ベッドの上で結衣と寄り添い合っている。体をたくさん動かした後だし、直接肌が触れているから、いつもよりも結衣から温もりが強く伝わってきて、甘い匂いも濃く感じられる。
 肌を重ねる中で互いに服を脱がしていき、今は俺は全裸、結衣は制服のスカートだけという格好になっている。制服のスカートのみを身につけている結衣は初めて見るので、結構そそられるものがある。
 結衣のスカートや今までお互いに脱いだ制服を見ると……特に汚れてはいなさそうだ。良かった。

「制服を着ながらするのが初めてだから結構興奮したよ」
「結衣、いつも以上に積極的に動いていたもんな。そんな結衣はもちろん、制服を着ながらしている結衣が凄く可愛かったよ」
「そう言ってくれて良かった。嬉しいよ、悠真君」

 ニコッと笑うと、結衣は俺の左頬に「ちゅっ」とキスしてくる。

「あと、最近Fカップになった胸も良かったよ」
「良かった。これまで、悠真君と何回もえっちしたからFカップになれたんだよ。今日もいっぱい堪能していたね」
「そうだな」
「悠真君が私の胸が大好きなんだって改めて実感したよ」
「ははっ。大好きだぞ」

 そう言って、右手で結衣の胸にそっと触れる。
 その瞬間、結衣は「んっ」と可愛らしい声を漏らし、体をピクつかせる。結衣は俺の目を見つめながら笑いかけて。その反応がとても可愛らしい。

「部屋の中は涼しいし、ソフトクリームを食べた後だけど、暑い中帰ってきたのもあって、悠真君の汗の匂いを感じられたのも興奮ポイントだったよ。だから、口以外にもいっぱいキスしちゃった」
「してたなぁ。俺もいつも以上に結衣の匂いが感じられて良かったなって思うよ」
「そっか。汗臭いって思われなくて良かった」
「結衣の汗の匂い、好きだぞ」
「ありがとう。私も好きだよ。……これからも、こうして家に私達しかいないときには、お家デート中にえっちしようか」
「ああ、そうしよう」

 お泊まりや旅行のときのように、お風呂に入った後にするのもいいけど、こうして学校帰りにするのもいいなって思えたから。どちらもそれぞれの良さがある。
 今みたいに、家に2人しかいないときは肌を重ねるのがお決まりになるかもしれない。 
 結衣は嬉しそうに笑い、今度は俺の唇にキスしてきた。今日みたいなお家デートのときにはえっちしようね、という約束のキスだろうか。肌を重ねているときにもたくさんキスしたけど、何回キスしてもいいなって思う。
 結衣は唇を話すとニッコリと笑いかけてくれる。本当に可愛いな、俺の彼女。

「制服を着ながらのえっちだけど、旅行気分を味わえました」
「そうだな、結衣。まあ、制服を着ての旅行は高2での修学旅行があるけど……肌を重ねることはしない方がいいよな」
「そうだね。いけないことをするドキドキ感はありそうだけど」
「まあ……そうだな。しないでおこう」

 何かしらの処分を受けて、結衣達と一緒に修学旅行を楽しめなくなるかもしれないし。

「ただ、プライベートでの旅行のときはいっぱいしよう」
「そうだねっ。……初めての制服えっちもできたし、凄く幸せだよ、悠真君」
「俺も幸せだよ。初めてしたから、結衣の新しい魅力に気づけて、もっと好きになったよ」
「私も! もっと好きになったよ、悠真君!」

 結衣は満面の笑顔でそう言ってくれた。そのことが嬉しくて。笑顔が可愛くて。今度は俺からキスした。
 それから、母さんがパートから帰ってくる予定の午後6時近くまでは、ベッドの上で結衣とのんびりと過ごした。
 旅行気分になれた今日のお家デートは、とても幸せなひとときになった。



 今日も夜になると、芹花姉さんからLIMEでビデオ通話がかかってきて、ホテルの部屋にいる姉さんと月読さんと3人で話した。
 芹花姉さんは今日も月読さん達と一緒に観光やグルメ、温泉などを満喫できたという。それを月読さんと一緒に楽しそうな様子で話してくれて。そのことにほっこりとした気持ちになった。
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