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2 白い叛逆
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「陛下が第一王子殿下に弑されました!!」
簒奪だ!! と駆け込んできた近衛が叫ぶ。兄上がまさかとニヴィアスが混乱している内に、焦った顔のスクルムまでもが部屋に飛び込んできてその情報に真実の色が乗る。
「お前達、ニヴィアス殿下を連れて逃げろ。行き先の手配はしてある」
「スクルム! スクルムは!?」
「私は誓約により、主と城から離れる事は出来ません」
何故兄上が、その言葉にスクルムは悲し気に笑った。
「あの方は、可哀想な方なのです。ですが、それは貴方には関係のない事です……私は国を守る誓約により、主である新たな王に嘘はつけません。手配や根回しは済ませておりますから、どうかご無事で。力をつけてどうかまた、この国にお戻りください」
――さあ。
スクルムが促せば、農夫や狩人の出立ちに変わった少数の近衛が、ニヴィアスを抱える。ニヴィアスは腕の中で踠き、スクルムの名を呼んだが、スクルムは困ったように笑って深々と礼をするだけだった。その姿は慣れ親しんだ扉が閉まると同時に見えなくなる。
それがニヴィアスが十の歳のこと。国を追われた時の事だった。
その後、ニヴィアスは雪深い森でスクルムの部下だった硝子の妖精に出迎えられ、供の近衛達と隠れ住むことになった。
雪深い森の奥に隠され、知識や剣を習得していく中、時折近衛達の口から聞く白の国の状況は酷いものであった。簒奪の後に粛清が起こり、嵐に飢饉、焼かれた村。賤王と呼ばれる兄、その右腕として暗躍するスクルム――。
スクルムは王となった者のしもべだ。兄をどうにかしなければ自由になれない。
なら自分の手で。そう考えたニヴィアスは、十六の歳に剣をとり、城へと戻った。悪政に疲弊した民も兵も殆ど抵抗することなく、正当な王子であるニヴィアスの帰還を喜び、城は無血で開城された。
「ニヴィアスさま、よくお戻りになられました」
「スクルム……長く、待たせて済まなかった」
深々と礼をしてニヴィアスを出迎えるスクルムの見た目の美しさは変わらない。だが何とも言えない違和感をニヴィアスは感じた。「ご案内いたします」と剣呑な兵たちにも何も臆する事なく、以前のように先導を申し出るスクルムに、ニヴィアスも何も臆することなくついていく。
案内された王の私室には兄がいた。
「久しいな」と記憶と変わらぬ声でスクルムに話しかける兄もスクルム同様、容姿は殆ど変わらない。しかし、荒んだ雰囲気を纏う、退廃的な美しさを孕んだ人となっていた。
「兄上」
ニヴィアスは降伏を願った。だが兄は何も答えず剣を握り、案内をしたスクルムもそれに倣う。それが答えかとニヴィアスは剣を構える。言葉ではなく剣を交えるのか。
しかしそうはならなかった。
兄は嗤って、自らを刺し貫いた。一瞬時が止まったかのようにしんとして、ぽたりと血の滴りが響いたあと、兄はその場に崩れ落ちた。
対峙していたニヴィアスもスクルムも驚き慌て駆け寄るが、確認するまでもなく致命傷で、自らを傷つけるというのに、一切の躊躇がないものだった。じわりじわりと絨毯を赤い水が染め、吸い切れないそれが水溜まりのように広がっていく。
「兄上、どうして」
兄が問いに答えることはない。生きてはいるが、一息吐く度に、命が削れ零れ落ちていっていた。
「兄上……!」
ニヴィアスは何度も兄を呼ぶが、反応はない。代わりにその場で固まっていたスクルムが口を開いた。
「……この方は王と呼ぶには相応しくなく、酷い事をしました。それは事実です」
「……スクルム……?」
ふぅ、とスクルムも息を吐いた。
ニヴィアスはその様子に再び違和感を覚えた。スクルムは人の形をとってはいるが、本当の人間ではない。だが、今ニヴィアスの目の前で息を吐き心を整えているのは、どう見ても人間のそれだった。
「ですが、私はこの方のことを知っている…………ねえ、まだ聞こえているのでしょう。寝たふりは止めなさい」
スクルムは剣を持ったまま、血塗れの兄に声を掛けた。ニヴィアスは嫌な予感がして、スクルムが剣を持つ手を握った。
「スクルム。何を」
「……ニヴィアス様、貴方はこれからこの国を統べ導くのです。似合いの妃を得て。そのための力を貴方は充分持った。貴方を鍛えた妖精が新たな護りの精霊となり、貴方を支えることでしょう」
「だから、何を」
スクルムはその問いに答えない。ニヴィアスに困ったような微笑みを向け、すぐに兄に向き直った。
「どうして貴方がこうなったか、ここに至ったか、貴方の生きた道を。私はずっと、貴方を見てきました。だから、1人くらい……私くらいは、貴方にお供させていただきます。1人でなど、勝手は許しません」
スクルムはそう言うなり、ニヴィアスの手を払って兄が自らを刺し貫いた剣で自身を刺し貫く。錆びた匂いの血染めの部屋に似合った音が響き、スクルムもまた、兄と同じように崩れ落ちた。
「スクルム!」
「……馬鹿だ……」
ずっと沈黙していた兄が、血を吐きながら嗤った。それは苦しげでも哀しげでもあり、どこか慈愛を感じるものでもあった。
「……なら、ついて来てくれ……」
その一言を最期に、兄の息は絶えた。
「はい……我が君……すぐ、参ります」
息絶えた兄の元へ泳ぐようにしてスクルムは這い、兄の手を握って、すぐに動かなくなる。部屋に紅い血の海が広がっていく。それはもう開く事のない、兄の瞳のような紅。
ニヴィアスはそんな部屋の真ん中で、時が止まったかのように暫し立ち尽くしていた。
勝鬨の声が聴こえない事に焦れたのか、師である妖精や近衛兵達が部屋へと雪崩れ込んできて、時が動き始める。
二人の遺体を見た者は皆安堵し、「勝利の宣言を国民へ」と呆然としているニヴィアスを置き去りにしたまま急かし始める。
「……分かった。ただ、その2人を晒すことは、しない。辱しめる事はするな。共に弔ってやってくれ」
何故だという声が上がったが、ニヴィアスがスクルムの気の遠くなるような永の貢献と献身を説くと、皆一応は引き下がる。正しい王の言うことを、咎めるものはもう、いない。
「鏡よ鏡――」
問い掛けても答えは返ってこない。豪奢なだけの鏡は冷たい輝きを返すだけ。
国の再出発で慌ただしく日々が過ぎる中、雪深い白の国の新王は、代々の王の部屋の中、大きな美しい鏡の前に立っていた。
濡れ羽色の髪、黒檀のような瞳、抜けるような白い肌、林檎のような赤い唇をした男。
脱け殻の鏡はこの部屋の前の持ち主とよく似た男の顔を、大事なものを失った男の顔を、ただただ映すだけ。
ニヴィアスは兄の悪政で疲弊した国を王として建て直しながら、少しずつ調べていた。
毒夫、父殺し、簒奪者、悪政を強いた狂王、血染めの賤王。
その事実が変わることはない。だが――――
ニヴィアスは水をごくりと飲んだ。見渡せば焼菓子やつまみのような少し摘まめるものもちらほらあり、何か腹に入れようかと見回せば、果物籠が置かれていた。
兄とスクルムが逝った後、この部屋を改めると水や食べ物はもちろん、あらゆる場所に毒が仕込まれていた。きっと兄をどうにか倒そうとした結果なのだろうと皆は言うが、そうは思えなかった。
ニヴィアスは部屋の中でも一番目立つ果物籠にあった林檎を手に取り、齧った。しゃりしゃりと小気味いい音が辺りにも頭にも響く。この国の名産である、甘くて美味しいただの林檎だ。
そう、林檎はただの林檎だ。周りの果物も本来はそう。しかし兄が主だった頃、この部屋にあったのは毒の林檎だった。篭の林檎も周りの果物も水も菓子も、全てが毒だった。周りが全て毒で、林檎もまた、毒を持たねばならなかったのではないか。
兄が何故、毒に至ったか。
何故スクルムは兄を選んで逝ったのか。
ニヴィアスは2人の事を知らない。どうして2人がこのような結末に至ったか、ニヴィアスは何も知らない。だから知りたいと思った。
時間はある。ちょうどこの国はもうすぐ冬が来て閉ざされる。
簒奪も叛逆も何もかもを白い雪が覆う、長い長い冬が。
もう、すぐそこまで迫っていた。
簒奪だ!! と駆け込んできた近衛が叫ぶ。兄上がまさかとニヴィアスが混乱している内に、焦った顔のスクルムまでもが部屋に飛び込んできてその情報に真実の色が乗る。
「お前達、ニヴィアス殿下を連れて逃げろ。行き先の手配はしてある」
「スクルム! スクルムは!?」
「私は誓約により、主と城から離れる事は出来ません」
何故兄上が、その言葉にスクルムは悲し気に笑った。
「あの方は、可哀想な方なのです。ですが、それは貴方には関係のない事です……私は国を守る誓約により、主である新たな王に嘘はつけません。手配や根回しは済ませておりますから、どうかご無事で。力をつけてどうかまた、この国にお戻りください」
――さあ。
スクルムが促せば、農夫や狩人の出立ちに変わった少数の近衛が、ニヴィアスを抱える。ニヴィアスは腕の中で踠き、スクルムの名を呼んだが、スクルムは困ったように笑って深々と礼をするだけだった。その姿は慣れ親しんだ扉が閉まると同時に見えなくなる。
それがニヴィアスが十の歳のこと。国を追われた時の事だった。
その後、ニヴィアスは雪深い森でスクルムの部下だった硝子の妖精に出迎えられ、供の近衛達と隠れ住むことになった。
雪深い森の奥に隠され、知識や剣を習得していく中、時折近衛達の口から聞く白の国の状況は酷いものであった。簒奪の後に粛清が起こり、嵐に飢饉、焼かれた村。賤王と呼ばれる兄、その右腕として暗躍するスクルム――。
スクルムは王となった者のしもべだ。兄をどうにかしなければ自由になれない。
なら自分の手で。そう考えたニヴィアスは、十六の歳に剣をとり、城へと戻った。悪政に疲弊した民も兵も殆ど抵抗することなく、正当な王子であるニヴィアスの帰還を喜び、城は無血で開城された。
「ニヴィアスさま、よくお戻りになられました」
「スクルム……長く、待たせて済まなかった」
深々と礼をしてニヴィアスを出迎えるスクルムの見た目の美しさは変わらない。だが何とも言えない違和感をニヴィアスは感じた。「ご案内いたします」と剣呑な兵たちにも何も臆する事なく、以前のように先導を申し出るスクルムに、ニヴィアスも何も臆することなくついていく。
案内された王の私室には兄がいた。
「久しいな」と記憶と変わらぬ声でスクルムに話しかける兄もスクルム同様、容姿は殆ど変わらない。しかし、荒んだ雰囲気を纏う、退廃的な美しさを孕んだ人となっていた。
「兄上」
ニヴィアスは降伏を願った。だが兄は何も答えず剣を握り、案内をしたスクルムもそれに倣う。それが答えかとニヴィアスは剣を構える。言葉ではなく剣を交えるのか。
しかしそうはならなかった。
兄は嗤って、自らを刺し貫いた。一瞬時が止まったかのようにしんとして、ぽたりと血の滴りが響いたあと、兄はその場に崩れ落ちた。
対峙していたニヴィアスもスクルムも驚き慌て駆け寄るが、確認するまでもなく致命傷で、自らを傷つけるというのに、一切の躊躇がないものだった。じわりじわりと絨毯を赤い水が染め、吸い切れないそれが水溜まりのように広がっていく。
「兄上、どうして」
兄が問いに答えることはない。生きてはいるが、一息吐く度に、命が削れ零れ落ちていっていた。
「兄上……!」
ニヴィアスは何度も兄を呼ぶが、反応はない。代わりにその場で固まっていたスクルムが口を開いた。
「……この方は王と呼ぶには相応しくなく、酷い事をしました。それは事実です」
「……スクルム……?」
ふぅ、とスクルムも息を吐いた。
ニヴィアスはその様子に再び違和感を覚えた。スクルムは人の形をとってはいるが、本当の人間ではない。だが、今ニヴィアスの目の前で息を吐き心を整えているのは、どう見ても人間のそれだった。
「ですが、私はこの方のことを知っている…………ねえ、まだ聞こえているのでしょう。寝たふりは止めなさい」
スクルムは剣を持ったまま、血塗れの兄に声を掛けた。ニヴィアスは嫌な予感がして、スクルムが剣を持つ手を握った。
「スクルム。何を」
「……ニヴィアス様、貴方はこれからこの国を統べ導くのです。似合いの妃を得て。そのための力を貴方は充分持った。貴方を鍛えた妖精が新たな護りの精霊となり、貴方を支えることでしょう」
「だから、何を」
スクルムはその問いに答えない。ニヴィアスに困ったような微笑みを向け、すぐに兄に向き直った。
「どうして貴方がこうなったか、ここに至ったか、貴方の生きた道を。私はずっと、貴方を見てきました。だから、1人くらい……私くらいは、貴方にお供させていただきます。1人でなど、勝手は許しません」
スクルムはそう言うなり、ニヴィアスの手を払って兄が自らを刺し貫いた剣で自身を刺し貫く。錆びた匂いの血染めの部屋に似合った音が響き、スクルムもまた、兄と同じように崩れ落ちた。
「スクルム!」
「……馬鹿だ……」
ずっと沈黙していた兄が、血を吐きながら嗤った。それは苦しげでも哀しげでもあり、どこか慈愛を感じるものでもあった。
「……なら、ついて来てくれ……」
その一言を最期に、兄の息は絶えた。
「はい……我が君……すぐ、参ります」
息絶えた兄の元へ泳ぐようにしてスクルムは這い、兄の手を握って、すぐに動かなくなる。部屋に紅い血の海が広がっていく。それはもう開く事のない、兄の瞳のような紅。
ニヴィアスはそんな部屋の真ん中で、時が止まったかのように暫し立ち尽くしていた。
勝鬨の声が聴こえない事に焦れたのか、師である妖精や近衛兵達が部屋へと雪崩れ込んできて、時が動き始める。
二人の遺体を見た者は皆安堵し、「勝利の宣言を国民へ」と呆然としているニヴィアスを置き去りにしたまま急かし始める。
「……分かった。ただ、その2人を晒すことは、しない。辱しめる事はするな。共に弔ってやってくれ」
何故だという声が上がったが、ニヴィアスがスクルムの気の遠くなるような永の貢献と献身を説くと、皆一応は引き下がる。正しい王の言うことを、咎めるものはもう、いない。
「鏡よ鏡――」
問い掛けても答えは返ってこない。豪奢なだけの鏡は冷たい輝きを返すだけ。
国の再出発で慌ただしく日々が過ぎる中、雪深い白の国の新王は、代々の王の部屋の中、大きな美しい鏡の前に立っていた。
濡れ羽色の髪、黒檀のような瞳、抜けるような白い肌、林檎のような赤い唇をした男。
脱け殻の鏡はこの部屋の前の持ち主とよく似た男の顔を、大事なものを失った男の顔を、ただただ映すだけ。
ニヴィアスは兄の悪政で疲弊した国を王として建て直しながら、少しずつ調べていた。
毒夫、父殺し、簒奪者、悪政を強いた狂王、血染めの賤王。
その事実が変わることはない。だが――――
ニヴィアスは水をごくりと飲んだ。見渡せば焼菓子やつまみのような少し摘まめるものもちらほらあり、何か腹に入れようかと見回せば、果物籠が置かれていた。
兄とスクルムが逝った後、この部屋を改めると水や食べ物はもちろん、あらゆる場所に毒が仕込まれていた。きっと兄をどうにか倒そうとした結果なのだろうと皆は言うが、そうは思えなかった。
ニヴィアスは部屋の中でも一番目立つ果物籠にあった林檎を手に取り、齧った。しゃりしゃりと小気味いい音が辺りにも頭にも響く。この国の名産である、甘くて美味しいただの林檎だ。
そう、林檎はただの林檎だ。周りの果物も本来はそう。しかし兄が主だった頃、この部屋にあったのは毒の林檎だった。篭の林檎も周りの果物も水も菓子も、全てが毒だった。周りが全て毒で、林檎もまた、毒を持たねばならなかったのではないか。
兄が何故、毒に至ったか。
何故スクルムは兄を選んで逝ったのか。
ニヴィアスは2人の事を知らない。どうして2人がこのような結末に至ったか、ニヴィアスは何も知らない。だから知りたいと思った。
時間はある。ちょうどこの国はもうすぐ冬が来て閉ざされる。
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