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本編
02 繁忙期
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「あぁぁあ……忙しい!」
「ウィス様、気持ちは分かりますが、文官達の前ではしゃんとしてください」
朝日を浴びながら美しい海を眺めた清々しい気分で仕事をし始めたはずだったのだが……あっという間に文字通り忙殺されていた。執務室の机の上の未決の箱には書類が入りきらず、床に置いた木箱に入っている。既決の箱は入る端から回収されていくので空っぽだ。
「ここの地区の数字、違和感があるぞ。原因が分からなければ内訳調べて持ってくるなり、理由を聞いてくるなりしてくれ」
ここの地区は特に減収の要因がないはずだが、上期の中間納税額が不当に少ない。ちょろまかしてないなら原因を早めに解明しておかないと。
「有料街道の整備工事の予定価格の設定がおかしい。これよりもっと詳しく積算の中身を説明してくれるか? あと、去年東部の街道工事やっただろ。その時の見積りと比較したいから探して持ってきて」
去年似たような工事をやっているのに予定価格がその価格の一・五倍は高すぎるだろ。
「災害備蓄負担の見直し? アホか今でも少ないくらいだわ」
うちの領地、後ろは山で前は海、デカい運河もあるんだぞ。地震があって津波が来たり大雨が降って運河が氾濫したり山が崩れたらどれけ復興にかかるか。川の整備は父がやってたのが終わったからいいが、海はまだだし。塩害対策だって進みきってないのにさ。
「塩の値下げ……? 塩の価格はきちんと海水から塩が出来るまでの工程を一から記録して、生産にかかる費用の変動幅を加味した上で損益分岐点を決定している。人件費などの経費が多少上がっても安定供給するためにこの価格設定にして、領で買上げしてるんだ。それを見直す検討がしたいならきちんとした必要性と理由を出して。……関税? 関税かかるからこちらに価格を見直せってなんて言う商会や他領には売らなくていい。「スワルド公爵領から岩塩買ってください」でいいよ、慈善事業じゃないんだから。塩は腐らないから多少在庫になっても大丈夫だし、他に使い道もある」
未決の箱から既決の箱に入るのは三件に一件で、後は何かしら理由があって差し戻しだ。報告や案件が既決に入らない様子を見る度に文官の目が死んでいくが、俺だって好きで差し戻しているわけじゃないからな。キースの方はキースの方で……
「またこいつか。こいつはウィスタリア様に会う口実が欲しくて、それらしく装った嘆願を出して来ているだけだ。前回丁寧に説明をつけて返してやったのにまた同じような内容で出して来ているのだから、それ位は私のところに上げる前に気付いてくれ。次回からは私宛に出すよう伝えろ。ウィスタリア様宛なら受け取り拒否でいい」
「この地域三つは、報告書の数字が矛盾しているし、こちらに至っては数字が合っていない。見直しをして分からなければ差し戻すなり原因を調べるなりしてくれ。こんな状態で上げてこないように」
「街の施設の使用料について苦情、嘆願……必要だが高すぎて買えないから領で資金を出してくれと言ってきたアレか。住民から徴収する使用料を下げればすむ話だろう。こちらが請求しているのは使用料ではなく分割代金、つまり借金の返済要求だ。あくまで施設の所有権は街だから、採算があわなければ売るなり何なりして自分で責任を取るべきものだ。一回はその旨きちんと説明してやって、それでも何か言ってくるようなら言ってくれ」
「ウィスタリア様宛の親展文書はこちらの文箱に。一度私の方で仕分ける」
ちらりと見れば、俺に上げる前にキースでかなり撥ねてくれてるから、キースの仕事量は倍以上だ。俺がもっと余裕あればいいんだけど、ごめん……ない。余裕ないわ……。ない袖は振れない。こういう仕事って結局前世の会社での会議資料の作成とかプレゼンとか報告の事務仕事とさほど変わらないから、もっと出来そうなもんなんだけどな……能力の差が悲しい。
キースに対して申し訳なく思いつつ慌ただしく午前が終わり、昼食の時間となったので他の文官を部屋から出した。俺とキースは行儀が悪いのを重々承知でサンドイッチを手早く食べながら情報共有を行う。
「あの人また中身のない嘆願出してきたのか……」
「ええ。本当に必要なら私宛に出すよう伝え、貴方宛はもう受取拒否にしますよ」
「ごめん、よろしく」
巡回くらいしか人前に出ないのと、夜会とかを開かないのが原因なのかもしれないけど、こういうのこれで何件目だっけ。
「うーん……一度夜会に代わる何かを開いた方がいいか?」
「夜会こそ開いておりませんが、ウィス様は領内では頻繁に顔を出していますし、慰労者はこちらから訪問しております。夜会を開かない事情は既知の事ですから不要ですよ」
「だよな」
じゃあキースの言うとおりの対応でいいか。あとはあれか。
「施設の使用料のやつは本当に駄目だなー。あれきちんと考えて稼働率上がれば、修繕費とか差し引いたって普通に利益出ると思うけど」
だからこそいい案出して偉い! という意味も込めてこっちで借金肩代わりして、所有権は街側にしたのに、ちょっと甘えすぎだと思う。
「助言で改善されればよし、駄目ならこちらに引き上げればいいでしょう。抵当権は入れていますし」
「早っ。キース、ちゃんと噛んでる?」
あっという間にサンドイッチを平らげたキースがそう言いながら珈琲に砂糖とミルクを入れて混ぜている。ゆっくり食事している暇がないので、仕方がないのだが、心配になってしまう。珈琲を飲みながらも書類から目を離さないキースに「大丈夫か」と聞くが、当然のように「大丈夫です」と返ってくる。
「……もう少し振ってくれてかまわないぞ」
「いえ、以前より馬鹿も阿呆も減りましたから大丈夫ですよ。ウィス様も文官達に負けず劣らず目が死んでますし、無理はなさらないでください・この慌ただしさも、一週間程で落ち着くでしょう」
特に無理をしている風もなく、キースは余裕がありそうだ。
「いや、そうかもしれないけど……この状態……俺はともかくお前の後任って育ってる? 本当に大丈夫か?」
「一年あれば何とかなるでしょう。何とかならなければ私の仕事を複数人で分担すればいいだけだと思いますよ」
「……それもそうだな」
確かにキースが何でも一人で出来るから一人でしてるだけで、別に一人でする必要ないもんな。俺だってのんびり食事をしている暇はない。キースに負けじとサンドイッチをもぐもぐ咀嚼して、珈琲で流し込んだ。
「……でも、本当に無理はするなよ? 難しかったら後から追いかけて来てくれるのでかまわないんだから」
「そう言って置いて行く気ではないですよね?」
「もう、そんな気はないよ」
キースはこちらをじとりと睨み、俺は小さく降参のポーズをして両手を上げた。
「それがキースの意向なら、問題ないよ。ただ、もったいないと思ってしまうだけでさ」
キースは元々、リリアーナが王家に嫁ぐことになった事により跡継ぎがいなくなったガルディア家に幼い頃に後継として引き取られた、ガルディアの分家筋であるウォールズ家の人間だ。しかし俺が産まれて嫡男となってしまったことから、跡を継ぐ事が出来なくなり、俺の従者となった。正直恨まれいびられても致し方ないと思う。でもキースはそんな境遇でありながら、従者としても兄のようにも友のようにも俺を可愛がり支えてくれた。
だから……一時期はキースが嫌じゃなければ俺と結婚してガルディアを継げばいいんじゃないかと思っていた。公には俺が伴侶になって申し訳ないけれど、俺は何も言わないから好きな子を囲えばいいと提案したのだが、キースには遠回しにやんわりと断られている。結局ガルディア公爵家は俺もキースも継がないこととなったので、俺はこれを機にこの国を出て、諸国を旅しようと考えていたのだが、それにキースはついてくるというのだ。
「貴方が出す発想を形にするのはとても楽しいのですよ。外つ国に行った貴方がどんな事を思いつくかと考えたら、それを形にするのはもっと楽しいだろうと思うのです」
お前さすがに結婚を考えなきゃいけない年齢だろうそんな浪漫を追うような事してていいのかと思うが、そっくりそのままお返ししますと言われ、俺は秒で諦めた。俺だってキースが一緒に来てくれるのは嬉しいのだ。キース自身が望んで来てくれるというのであれば、断る理由はない。そのためにも後の人のために問題は一つでも少なくしておきたいというその一心で仕事に励んでいる……のだが。
「ごめん……ごめん、キース……。俺、ちょっと姉上のところ行ってくる……」
しかしながら。昼からも同じペースで仕事をしていたが、いい加減集中力が続かなくなってきた俺はキースにギブアップをした。心の底から本当に申し訳ないと思いながら謝れば、キースは「承知しました」と苦笑いで許してくれた。
「ご判断が必要なものはまた後程整理してご説明させていただきますのでゆっくりして来て下さい」
「うん……ありがと」
執務室からよろよろしながら出た俺は、メイド達に執務室にみんなの分のお茶とお茶菓子を持っていくよう指示してから、屋敷の更に奥へ向かった。
「ウィス様、気持ちは分かりますが、文官達の前ではしゃんとしてください」
朝日を浴びながら美しい海を眺めた清々しい気分で仕事をし始めたはずだったのだが……あっという間に文字通り忙殺されていた。執務室の机の上の未決の箱には書類が入りきらず、床に置いた木箱に入っている。既決の箱は入る端から回収されていくので空っぽだ。
「ここの地区の数字、違和感があるぞ。原因が分からなければ内訳調べて持ってくるなり、理由を聞いてくるなりしてくれ」
ここの地区は特に減収の要因がないはずだが、上期の中間納税額が不当に少ない。ちょろまかしてないなら原因を早めに解明しておかないと。
「有料街道の整備工事の予定価格の設定がおかしい。これよりもっと詳しく積算の中身を説明してくれるか? あと、去年東部の街道工事やっただろ。その時の見積りと比較したいから探して持ってきて」
去年似たような工事をやっているのに予定価格がその価格の一・五倍は高すぎるだろ。
「災害備蓄負担の見直し? アホか今でも少ないくらいだわ」
うちの領地、後ろは山で前は海、デカい運河もあるんだぞ。地震があって津波が来たり大雨が降って運河が氾濫したり山が崩れたらどれけ復興にかかるか。川の整備は父がやってたのが終わったからいいが、海はまだだし。塩害対策だって進みきってないのにさ。
「塩の値下げ……? 塩の価格はきちんと海水から塩が出来るまでの工程を一から記録して、生産にかかる費用の変動幅を加味した上で損益分岐点を決定している。人件費などの経費が多少上がっても安定供給するためにこの価格設定にして、領で買上げしてるんだ。それを見直す検討がしたいならきちんとした必要性と理由を出して。……関税? 関税かかるからこちらに価格を見直せってなんて言う商会や他領には売らなくていい。「スワルド公爵領から岩塩買ってください」でいいよ、慈善事業じゃないんだから。塩は腐らないから多少在庫になっても大丈夫だし、他に使い道もある」
未決の箱から既決の箱に入るのは三件に一件で、後は何かしら理由があって差し戻しだ。報告や案件が既決に入らない様子を見る度に文官の目が死んでいくが、俺だって好きで差し戻しているわけじゃないからな。キースの方はキースの方で……
「またこいつか。こいつはウィスタリア様に会う口実が欲しくて、それらしく装った嘆願を出して来ているだけだ。前回丁寧に説明をつけて返してやったのにまた同じような内容で出して来ているのだから、それ位は私のところに上げる前に気付いてくれ。次回からは私宛に出すよう伝えろ。ウィスタリア様宛なら受け取り拒否でいい」
「この地域三つは、報告書の数字が矛盾しているし、こちらに至っては数字が合っていない。見直しをして分からなければ差し戻すなり原因を調べるなりしてくれ。こんな状態で上げてこないように」
「街の施設の使用料について苦情、嘆願……必要だが高すぎて買えないから領で資金を出してくれと言ってきたアレか。住民から徴収する使用料を下げればすむ話だろう。こちらが請求しているのは使用料ではなく分割代金、つまり借金の返済要求だ。あくまで施設の所有権は街だから、採算があわなければ売るなり何なりして自分で責任を取るべきものだ。一回はその旨きちんと説明してやって、それでも何か言ってくるようなら言ってくれ」
「ウィスタリア様宛の親展文書はこちらの文箱に。一度私の方で仕分ける」
ちらりと見れば、俺に上げる前にキースでかなり撥ねてくれてるから、キースの仕事量は倍以上だ。俺がもっと余裕あればいいんだけど、ごめん……ない。余裕ないわ……。ない袖は振れない。こういう仕事って結局前世の会社での会議資料の作成とかプレゼンとか報告の事務仕事とさほど変わらないから、もっと出来そうなもんなんだけどな……能力の差が悲しい。
キースに対して申し訳なく思いつつ慌ただしく午前が終わり、昼食の時間となったので他の文官を部屋から出した。俺とキースは行儀が悪いのを重々承知でサンドイッチを手早く食べながら情報共有を行う。
「あの人また中身のない嘆願出してきたのか……」
「ええ。本当に必要なら私宛に出すよう伝え、貴方宛はもう受取拒否にしますよ」
「ごめん、よろしく」
巡回くらいしか人前に出ないのと、夜会とかを開かないのが原因なのかもしれないけど、こういうのこれで何件目だっけ。
「うーん……一度夜会に代わる何かを開いた方がいいか?」
「夜会こそ開いておりませんが、ウィス様は領内では頻繁に顔を出していますし、慰労者はこちらから訪問しております。夜会を開かない事情は既知の事ですから不要ですよ」
「だよな」
じゃあキースの言うとおりの対応でいいか。あとはあれか。
「施設の使用料のやつは本当に駄目だなー。あれきちんと考えて稼働率上がれば、修繕費とか差し引いたって普通に利益出ると思うけど」
だからこそいい案出して偉い! という意味も込めてこっちで借金肩代わりして、所有権は街側にしたのに、ちょっと甘えすぎだと思う。
「助言で改善されればよし、駄目ならこちらに引き上げればいいでしょう。抵当権は入れていますし」
「早っ。キース、ちゃんと噛んでる?」
あっという間にサンドイッチを平らげたキースがそう言いながら珈琲に砂糖とミルクを入れて混ぜている。ゆっくり食事している暇がないので、仕方がないのだが、心配になってしまう。珈琲を飲みながらも書類から目を離さないキースに「大丈夫か」と聞くが、当然のように「大丈夫です」と返ってくる。
「……もう少し振ってくれてかまわないぞ」
「いえ、以前より馬鹿も阿呆も減りましたから大丈夫ですよ。ウィス様も文官達に負けず劣らず目が死んでますし、無理はなさらないでください・この慌ただしさも、一週間程で落ち着くでしょう」
特に無理をしている風もなく、キースは余裕がありそうだ。
「いや、そうかもしれないけど……この状態……俺はともかくお前の後任って育ってる? 本当に大丈夫か?」
「一年あれば何とかなるでしょう。何とかならなければ私の仕事を複数人で分担すればいいだけだと思いますよ」
「……それもそうだな」
確かにキースが何でも一人で出来るから一人でしてるだけで、別に一人でする必要ないもんな。俺だってのんびり食事をしている暇はない。キースに負けじとサンドイッチをもぐもぐ咀嚼して、珈琲で流し込んだ。
「……でも、本当に無理はするなよ? 難しかったら後から追いかけて来てくれるのでかまわないんだから」
「そう言って置いて行く気ではないですよね?」
「もう、そんな気はないよ」
キースはこちらをじとりと睨み、俺は小さく降参のポーズをして両手を上げた。
「それがキースの意向なら、問題ないよ。ただ、もったいないと思ってしまうだけでさ」
キースは元々、リリアーナが王家に嫁ぐことになった事により跡継ぎがいなくなったガルディア家に幼い頃に後継として引き取られた、ガルディアの分家筋であるウォールズ家の人間だ。しかし俺が産まれて嫡男となってしまったことから、跡を継ぐ事が出来なくなり、俺の従者となった。正直恨まれいびられても致し方ないと思う。でもキースはそんな境遇でありながら、従者としても兄のようにも友のようにも俺を可愛がり支えてくれた。
だから……一時期はキースが嫌じゃなければ俺と結婚してガルディアを継げばいいんじゃないかと思っていた。公には俺が伴侶になって申し訳ないけれど、俺は何も言わないから好きな子を囲えばいいと提案したのだが、キースには遠回しにやんわりと断られている。結局ガルディア公爵家は俺もキースも継がないこととなったので、俺はこれを機にこの国を出て、諸国を旅しようと考えていたのだが、それにキースはついてくるというのだ。
「貴方が出す発想を形にするのはとても楽しいのですよ。外つ国に行った貴方がどんな事を思いつくかと考えたら、それを形にするのはもっと楽しいだろうと思うのです」
お前さすがに結婚を考えなきゃいけない年齢だろうそんな浪漫を追うような事してていいのかと思うが、そっくりそのままお返ししますと言われ、俺は秒で諦めた。俺だってキースが一緒に来てくれるのは嬉しいのだ。キース自身が望んで来てくれるというのであれば、断る理由はない。そのためにも後の人のために問題は一つでも少なくしておきたいというその一心で仕事に励んでいる……のだが。
「ごめん……ごめん、キース……。俺、ちょっと姉上のところ行ってくる……」
しかしながら。昼からも同じペースで仕事をしていたが、いい加減集中力が続かなくなってきた俺はキースにギブアップをした。心の底から本当に申し訳ないと思いながら謝れば、キースは「承知しました」と苦笑いで許してくれた。
「ご判断が必要なものはまた後程整理してご説明させていただきますのでゆっくりして来て下さい」
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