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しおりを挟むその後、私も儀式をして見て貰ったが無理だった。
私にはその素質はないらしい。
もののついでとミシェルも儀式を行うか聞かれたが、私が全力で断っておいた。
私以外がみんな聖女とかどんな嫌がらせだと言いたい。
「クリス様。私、クリス様の為にがんばります! 」
ついさっきみんなの為に尽くすと誓ったばかりのマルにそう言われて、
さすがに私も反応に困ったが
「あ、ありがとう」
お礼だけは言っておいた。
マルの昔話を聞いたせいか、私はマルにはお礼をしっかり言おうと決めたのだ。
「それじゃあ行きますか? 」
私達は再び旅に出る。
*****
それからの私達はというと、マルの聖女としての力を使っての金稼ぎ、
違った、奉仕活動をしている。
今日も東奔西走、大忙しである。
「あの、クリス様。急ぎの依頼なので急いでもらってもいいですか? 」
スケジュール管理にうるさいミシェルが言って来たので、
「分かった、でも今う〇こしてるからちょっと待ってね」
と答えると
「は? 一体何を言って……馬がね。 分かりまして終わったらすぐに
出発してください」
*****
こうして私達三人はかしましくやっております、お母様。
お母様におかれましては体に気を付けて、ご自愛ください。
追伸
最近、イボ痔になった事をお知らせ致します。
娘からの手紙を読み終わったジータ思う。
(こう言う所よね、あの子が婚約破棄されたのって)
おわり
応援ありがとうございます!
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