177 / 425
なんだかんだ言った所で結局は自分自身で決めないと何も意味はないという事
1
しおりを挟む別に結婚なんてするつもりはない。
そもそも子供とかが欲しいなんて思った事が無かったし、あんな訳の分からない
モノとどう接していいのかが分からないのだ私には。
でも彼氏が必要じゃないという訳でもない。
寧ろ必要だとさえ思っている。一人ぼっちはそれはそれで気楽でいいが、流石に
ずっとは無理だと思うのだ。温もりが欲しい日だってある。
そんな私が彼と付き合う事になったのは物珍しさからだった。
両耳と鼻にピアスをして身体のいろんな場所にタトゥーがある彼と付き合う事に
したのは興味があったからというだけの事だったけど、まあね。
興味はあるでしょ? そんな男に。
でも意外と彼は時間はしっかり守るのだ。
待ち合わせに当然のように遅れて行った私は彼が待っていた事に驚いた。
だってどうせ待たされると思っていたから急がずに行ったのに、その予想を裏切
られる結果になってしまった。
それに何よりも五分前行動なんて言葉を彼から聞いた時は驚いた。
彼から縁遠い言葉だと思っていたのに、そんな言葉がその口から出て来るなんて
と思ったら私の中で彼の好感度は急上昇である。
自分でも安易だとは思うけど、そういうのって結構大切な事だったりする。
大して期待なんてしていなかったからこそ、ちょっと得をしたみたいな気持ちに
させられた。
でもだからって全てがよかったなんて事はない、当然ながら。
「ねえ、その入れ墨さあ、何の絵なの? 」
「え、これ? このタトゥーはウサギだよ」
「タトゥー? 」
「え、タトゥーだけど? ふっ。入れ墨とかダサくない? 」
カッコいいからという理由でタトゥーを入れたらしい彼。
私の中では何の覚悟も無く入れるのがタトゥーで、覚悟を決めて入れるのが
入れ墨だという感覚があったから、その部分で糞ダセぇ奴だなとは思った。
そもそもふくらはぎにウサギのタトゥーを入れる事がカッコいいと思える感性が
私には無かったのだ。何も考えてなんていないという方が正解なのかもしれない
が、もしかして足が速くなるとかそういう事だったりする? それは流石に私の
考えすぎだろうけど。
それにクセが強いウサギのタトゥーは答えを聞いた後でも楕円形の何かにしか
見えなかった。ほぼラグビーボールである。
そして、そんな彼氏が浮気をした。
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる