バトンタッチした話

加速・D・歩

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46 不穏

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「なぁ、お前稀人と仲いいんだろ」
「ん、ユーキの事?」
「あー、そうそう。そいつ」

 セフレの稀人に付いて歴史、生態、研究? してる人が居てユーキのことを聞かれる。
 ってもなぁただのセフレだし。

「まぁ、なんか聞きたいなら呼んでこようか?」
「おお、助かる。ではあとから予定が決まったら」
「はいよー。」


 って話を【生徒会室】に居たユーキに伝える。

「ユーキに稀人の事について、聞きたいって人が居るんだけど、ど?」
「稀人の事だけか? ユーキを危ない目には……」
「話聞くだけって言ってたけどそんなに心配ならトマ先輩もついてったらいいじゃないですか」
「マルは行かないのか?」
「俺?」
「マルの知り合いなんだろ、なら一緒に……」

 セフレ──レイって名前の研究者と彼の所有する【建物】へ長期休みを使って訪ねることになった。先輩とイチャイチャする予定が……

「おじゃましまーす、わあ、意外と豪華絢爛ですね、もっと禍々しいものかと思ってました」
「おお、すげぇ! あ、これゲーム機だ! こっちは携帯もある!!」 
「変なガラクタが多いな」

 綺羅びやかな内装にガラスケースに入ってる色んな【あっち】のモノたち。なんか懐かしいタイプの扇風機とかもあるし。

 レイに案内され【リビング】に通される。そこにも色々なアーティファクトが飾ってあった。懐かしいと感じるものや【俺の世界】ではないものまで。
 ユーキもキョロキョロと眺めてるし、トマ先輩も興味深そうにしてる。


「始めまして、レイと言います。マルくんから聞いてるとは思いますが稀人について色々と聞ければと。」
「オレの名前は、井上いのうえ勇気ゆうき! ユウキって呼んでくれ!」
「俺の名前はマ・ド・トマッバ、ユーキの恋人として来た」
「俺はユーキの友達要員でーす」

 てか、セフレとして会うレイは、加虐癖あってしつこいセックスばっかりしてるのに、今は丸眼鏡をかけて、穏やかな表情で俺達をみてる。


「稀人の歴史は大昔に魔王と戦った勇者──【異世界】から呼ばれた者達によって倒されました。それについては長寿のエルフ達からまだ覚えてる人達に話を聞いてその人となりますをまとめた本がこちらです。」
「マジで勇者とか居たんだ!」
「へー」

 目の前に出された結構ボロボロの本には絵と共にこの【世界】の言葉が書いてある。

──世界が悪のものに支配されるとき、【彼の世界】から聖なる勇者が現れ【この地】に落ちる。その者と協力し悪のものを倒せば未来永劫平和な時代がやってくる──

 他は絵が破けてたり何ページか無くなってたりする。そういや、トマ先輩次期魔王らしいけど、こういう内容聞いてどー思うんだろ。

「まあ、今は魔族達とも友好関係ではありますからね」
「ああ、多数の種族が他の種族と共に生きてる。」

 がっこーとかそうだもんね。
 今はどこにでも見かけるようになった魔族だったけど最初の頃は苦労したらしい。それでも一緒に生きる、その選択をくれたのも当時の稀人だったらしい。

「だから、我々は稀人が落ちてきた時には保護する。そして、またこの【世界】に何をもたらしてくれるのか、と貴方には期待がかかってました。」
「・・・オレに何か力なんて……っ」
「[ステータスオープン]という言葉を知ってますか?」
「えっ、」
「やってみてください」

 ユーキが何か持ってるか、ねぇ。表情が暗いのが気になる所だけど、彼は[ステータスオープン]と呟く。

「はは、何も起こらないですよ」
「そうですか。では、コチラのこれを持ってもう一回言ってみてください。」

 レイがユーキに手渡してきたものは魔法少女が変身しそうなキラキラ輝く玩具だった。ユーキの顔も困惑してる。

「え、っと、[ステータスオープン]!!」
「・・・違いましたか」
「~~っ」
「ユーキ顔真っ赤~!」
「は、恥ずいんだよッ」
「それはなんなんだ?」
「最初に拾った時は色んな色に光ってたんですけどねぇ」

 意を決してユーキは手に渡された変身アイテムを掲げる様にしていうが、何も起こらなかった。
 あんなに決めポーズまでしたのに、ポポポと顔が赤くなるユーキ。玩具の存在を知らないトマ先輩とレイが興味深そうに玩具を眺めていた。

「次はコレです。」
「なんだ?」
「う、動いた?!」
「ここにボタンがあるよ~」

 ビビットピンクの棒を渡してきた。俺が持ってるやつとはちょっと違う。トマ先輩もユーキもピンときてないみたいで、偶然スイッチを押すとブブブッとうねり始めた。

「す、[ステータスオープン]!!」
「どー?」
「何も起こらないよ、もういいよ。オレ……っ」

 肩を落とすように落ち込むユーキが手に持ってた大人の玩具をテーブルの上に置くとめっちゃ暴れるような音になって3人ともビックリしていた。

 その後も色々と試したけど無理でユーキが疲れ果てる。

「も、もう……オレ、良いです。才能なんてないんだ。」
「では、最後にこれを」
「弓?」

「[ステータスオープン]!!!!」
「わ、なんか出てきた!!」
「おお、それで何が書いてありますか?」

 ユーキが弓を掲げながらそういうと頭の上に青白い天使の輪っかみたいなモノが浮かび上がる。本人も「ゲームウィンドウみたいなのが出てきた」と言ってた。レイ達は色々と聞く。

「オレの名前、レベル、ステータス、スキル……すご、まだ使えないのもあるみたいだ。」
「ほうほう。」
「《スキル》は何があるんだ?」

「今使えんのが《弓》だけ。それも全部じゃないし、弓なんて使った事無いんだけど」
「マル、お前の武器弓だったよな、教えてやってくれないか?」
「俺っすか? もっと上手い人いるでしょー」
「マルそうなのか?! じゃあ、教えて!!」
「ええ、」

 面倒くさい。先輩とイチャイチャする時間がなくなるしぃ。俺が折れるまでしつこかったので最終的に受けたけど、さ。

「割と平和な世ですが、何かあった時に貴方が救世主になるかもしれませんね」
「だといいけどなっ」 
「ユーキならヤれるだろ、俺も特訓に付き合う」
「お前らありがとな!」

【泊まる部屋】に案内される。ちな俺は一人部屋、二人は一緒。2人の部屋に行った時にいたる所のドアに《出入り自由》をつけたからチッチ先輩もきた。

「で、俺の部屋に来たのなに?」
「だってさぁ、トマッバ寝たから、いいだろ」
「トマ先輩可愛がられて寝ろよ」
「マルのナカに挿れてから寝たい」
「はあ、ディルド役な」

 ケツワレパンツを穿いたまま、壁際に立たせたユーキのちんこを挿入しながら、お尻を突き出したりして、自分で動く。

「ふっ、んっ、はあっ」
「ん、くっ、ま、る」
「ディルドなんだから喋らないでくれる? んっ、は、」
「……無理、焦れったいっ」
「い、きなり、動くなァっ!!」

 腰を持たれて、ベッドに倒れ込むように腰を打ちつけられる。

「あっ、はっ、先輩……っ、あっあっ、」
「トーチヴォンの名前呼ぶなっ!! オレが挿れてんだろッ」
「せんぱぁい、んあっ、せんぱいっ」
「くっ、くそッ」

 嫌がらせもあるけど、先輩と離れてるから彼の名を呼ぶとユーキの動きが激しくなる。てか、なんで俺にコイツは執着するんだろ。

 
 ユーキが満足したのか戻っていった時は、うつ伏せで抱き潰されてケツアナからユーキの出した精液がガバ穴からたれ出ていた。
 このまま、動くのめんどくせー、もう寝る。
 朝、迎えに来た2人が見たものは寝てる俺のケツに挿れて掘ってるレイの姿だったらしい。寝てたから全然覚えてないけど。

「【マルくんの部屋】に行ったらケツ穴から精液垂れ流してたからつい、入れたくなっただけですよ。こっちに【練習場】もありますから」
「・・・マルっ、教えてくれ!」
「はいはーい」

 今も尻の穴から精液出てるけど。てか、まぁ、3人垂れ流してる。草。
 んで、1回最初に俺が手本を見せることになった。
 動く的を撃ち抜いていく。
 
「ユーキとりあえず、狙ってみて」
「う、うん、……と、飛ばねぇ」
「なるほどねぇ。そういえば魔法覚えてないの?」
「へ、えーっと……《太陽魔法》って」
「ほお。」
「聞いたこと無いな」
「太陽ねぇ、月も居たりして。」

 見様見真似で、弓を構えるユーキ。矢を放つと1mぐらいにポトと矢が落ちた。これはなかなか……あと聞いたことが無い属性、レイがいうには、稀人だから稀少な属性を覚えてるのでは? ということだった。
 マルの《弓》や《聖魔法》を使ってるけど俺自身には無い。……いや、《エロ属性》か? 分からないな。
 

「で、どんな技があるんだ?」
「えーっと、多いな。なんか紙ない? メモしてから話すわ」

 レイが持ってたメモ帳を渡すとユーキは日本語でメモする様子を2人は興味津々に見ていた。

「不思議な文字ですね」
「3つ文字があるのか?」
「このアーティファクトに書いてある文字と似てます!」
「あ、ほんとだー。こっち、ねぇユーキなんて書いてあるのぉ?」
「メイド・イン・ジャパンって」
「使用人?」
「そっちじゃなくて、工場とかで作った製品って事だよ!」

 そんなこんなで書いたメモを読むユーキ。

《サンビーム》太陽の光を集中させて放つ光線。
《フレア》短時間で強力な炎を生成する魔法。
《ソーラーレイ》太陽のエネルギーを直接敵にぶつける攻撃魔法。
《ルミナスシールド》太陽の光を利用して防御壁を作る。
《ヒーリングサン》太陽の力で味方を癒す魔法。
《サンシャワー》広範囲にわたって回復効果を持つ光の雨。
《ブレイズ》太陽の炎を操る攻撃魔法。
《サンライトバリア》日光を利用した防御のバリア。
《フラッシュ》瞬時に眩しい光を発生させ、敵の視界を奪う。
《サンストライク》地面から太陽の力を引き出し、敵を攻撃する魔法。

「へぇ、見たところ強そうな技が多いね」
「元気なユーキっぽい内容だな」
「全部は使えないんだっけ?」
「マナが足りないとかなんとかで」
「トマ先輩が愛の力でセックス、まぁキスとかで譲渡したら解決しそう」
「お二人部屋に帰ってしてきても良いですよ」
「ああ、そうする」

 ユーキは何故か俺に縋るような視線で居たけど恋人に頼むのが一番だと思うよ。
 その間、レイとセックス。

「ぁ、はっ、しつこ、……ん、ぅ゙」
「こうやってねっとりセックスするのが、好きなクセに……ふ、」
「ゆっ、んっう、くりすぎ、ぃ゙……はっ、」

 ゆっくりピストンされて、もどかしい。それを飽きもせずヤってくる。絶倫遅漏め。
 舌を絡ませるキスをしつつ、早く終わってくれないかなぁとマグロ状態で天井をみあげた。

「終わったが、またお前らもシテたのか」
「ん、そっちも終わったのぉ~?」

 ドアのノック音で、レイが出るとトマ先輩と支えられながら疲れ切ってるユーキが立ってた。あっちも激しかったらしい。チッチ先輩がハッスルしたのかな。気だるげにベッドから起きるとユーキと目があう。俺の身体をみて目を見開く。ん? ……ああ、レイにしつこくされたから、めっちゃ痕つけられたんだっけ。

 とりま【練習場】へいどー。

「んー、じゃあユーキ手をこうやって包む感じでマナを練ってみて」
「あ、ああ……こう、う……ん、」
 
 オニギリを作る手みたいなこう包む感じを指示してその中にマナをためるように言うとユーキは唸りながらマナを集め練る。
 そのうち手の中から光が漏れ出す。

「とりあえず、それをあそこにある的に向かって投げてみて」
「うん、……おりゃ! おお、すげッ」
「すごい威力ですね」
「さすがユーキだな」
「へへ、やった!」

 当たった的は砕けちった。いや、その的周辺もクレーターみたいに凹んでる。これは、……力が制御出来なければヤバいことになるな。

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